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質的向上へ移行する北京経済

最も住みやすい都市は北京、二位は上海

 「生活時報」の報道によると、最も住みやすい都市についての最新の調査結果
は、北京や上海等の大都市の多くの住民は、自分の住んでいる都市が住みやすい
と認識していることが明らかになった。
 2002年に都市住民に行った生活調査の結果、最も住みやすい都市として北京が
325ポイント、上海が289ポイント、その他は大連、蘇州、広州、杭州、桂林、珠
海の順だった。
 同時に、環境が住みやすい都市を選ぶ重要な要素であることが明らかになった。
その次に重要な要素は経済だった。環境をより重要視するという住民意識が高く
なっているのは、北京や天津が干ばつと砂嵐等の極めて劣悪な環境の影響を受け
ているためである。経済の要素は天津と北京にとっては妥当な水準である。
 北京は2001年、国内総生産の2817.6億元で、前年比11%増となった。一人当た
りGDPでは2万3500元に達し、現在の為替で3060ドルになり、前年比10.2%増と
なった。
 天津は、1860年に貿易港となり、工業生産と港の貿易額は上海に次ぐ水準であ
り、現在中国の第2の商業都市、北方最大の商業貿易センターになっている。2000
年に天津市の国内総生産は1639.36億元で、一人当たりGDPは17993元で、年平均
10.8%の成長をしている。
 専門の研究者は研究の結果、北京が最も住みやすい都市に選ばれた理由の半分
が「北京は首都だから」であり、上海が最も住みやすい都市に選ばれた理由の半
分近い理由が「経済が発達している、経済発展が速い、経済力がある」であり、
天津が最も住みやすい都市に選ばれた理由の約3割は「物価が安い」であり、重
慶が最も住みやすい都市に選ばれた理由の約2割は「環境がいい」であるとして
いる。〔7月20日中新網北京〕

北京政府ソフト購入額が40億に 購入に「中国産」優先

 先ごろの北京市科委兪慈声副主任の発言は、業界、特に在中の外国ソフト会社
にに大きな波紋を投げかけた。
 兪慈声副主任は、昨年の北京市のソフト購入額は40億元で、ソフト市場全体の
14.1%を占め、今年はさらに大幅に増加し、北京市政府部門のソフト購入額は2倍
になるだろうと述べた。
 また、北京市は今後2年以内、同等の性能、価格の条件ならば国産品を優先し
て購入するとし、その国内企業については「生え抜き」の国内企業を指すわけで
はないと発表した。さらに、国内企業が市の優先購入対象に成長することを考慮
して、政府は外資系のIT企業の北京におけるソフト研究機構の設立、合資、独資
企業の商品開発の生産基地建設を奨励している。
 北京市の購入と北京市の「中国産」の新定義は、多くのソフト会社が続々と合
資企業や研究開発センターを設立しているこの時期に適合しており、外資系IT企
業、特に在中ソフト企業の中国投資形式や投資戦略に影響を及ぼすものと見られ
る。
 多くの会社はこの政策を非常に重要なポイントと考えているが、さらに重要な
ポイントは、外資企業が中国進出した際に、中国企業も外資企業と同様の方法を
とるのではないかということである。
 マイクロソフト社の例を挙げると、マイクロソフト社はこれまでどの国でも合
資企業を設立していないが、北京市と密接な関係の中関村科学技術区に合資会社
を設立し、上海市をバックグランドに持つ投資会社と微創ソフト会社を設立した。
近日中にはマイクロソフト社と中軟公司が山東大学情報安全地域での合弁が実現
する。マイクロソフト社の市場戦略と投資方式は現在変わりつつある。〔7月21
日和訊網〕

海外人材仲介機構の北京人材市場への進出を許可

 北京市外資合弁企業人材仲介サービス機構奨励暫時法が7月20日から施行され
た。
 新華社の報道によると、北京市人事局辛鉄木梁局長は、条件によっては海外の
人材仲介サービスが北京人材市場に進出することが可能になるだろうと述べた。
 この「暫時法」によると、外国会社、企業、その他経済組織は、人材仲介サー
ビスまたは関連サービスの機構を北京市行政区域内の人材仲介機構と合資、合弁
の形式で設立できる。外資企業の独資での設立は現時点では許可されていない。
 香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾地区の人材仲介サービス機構もこの
方法で北京市場に進出できる。
 北京市人材市場管理事務所の揚永和主任は、国際的に有名な人材仲介サービス
会社の数社が合弁の意向を示していると述べた。〔7月21日中新網北京〕

上半期、北京の自動車販売19.2%増 13.3万台

 今年上半期、北京市の自動車販売は前年同期比19.2%増の13万3000台に達し、
うち新車が30%増の9万9000台だった。
 今年に入り、エコノミータイプの価格が大幅に下がり、さらに国が徴収する租
税、費用も下がり、自動車購入需要が拡大した。北京市の三大自動車取引市場の
統計によると、今年1~6月の販売台数は前年同期比25.9%増の4万1403台、総額49
億6000万元で、うちマイカー購入が90%近くを占めた。
 市の各取引市場を見ると、上半期における売れ筋はシャレード、ジェッタ、金
杯、松花江、神竜富康、長安アルト、サンタナ、奇瑞(チェリー)、吉利。輸入
車の売れ筋はトヨタ・カムリ、日産セフィーロ、ベンツ。
 市商業委員会の責任者は、自動車購入ブームの理由を分析し、次のように指摘
した。今年、国内メーカーが中型、小型のエコノミー車を積極的に売り出してい
る。うち、賽欧、優利欧、派力奥、奇瑞、富康新自由人、新型羚羊はタイプが新
しく、装備が整っており、価格が10万元以下、国の安全、省エネ、排ガス基準を
クリアし、一層購入しやすくなった。このほか、今年6月に開かれた北京国際モ
ーターショーも自動車市場の発展を促す役割を果たした。