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春節「黄金周」の観光事情

454万の広州人が春節観光 きょうが出発のピーク

 今年も観光シーズンである春節を迎えた。南方都市報の報道と、記者が前日の
夕方に広州の各大旅行社から得た情報によると、本日(2月1日)から初3日まで
の3日間、広州では市民が旅行に出発するピークを迎える。
〈65%の市民が春節観光〉
 広州市観光客と市統計局の先般発表した調査によると、今年の春節期間で65%
の広州市民が外出して観光する計算であり、広州市の700万の常住人口で計算す
ると454万の市民が観光を選択することになる。昨年の春節「黄金周」と10月1日
(国慶節)「黄金周」ではそれぞれ20.42%、11.82%となっていた。
 昨年の国慶節(10月1日)「黄金周」に比べると市民の費用も多くなっている。
調査によると、観光に出かける市民の平均費用は2074元に達し、一人当たり費用
は725元、昨年春節と比較して5割増しとなっている。
〈香港、マカオ観光数が6倍増〉
 調査によると、約20万人が出境観光、約210万人以上が広州観光、約48万人が
省外観光、約176万人が省内観光を選択している。省外観光の目的地は華東観光、
東北観光、香港・マカオ観光で、そのうち華東観光と東北観光は、昨年春節「黄
金周」と比較してそれぞれ52%、77%の増となっている。香港・マカオ観光、東
南アジア観光は、それぞれ昨年春節「黄金節」と比べてそれぞれ5倍以上、26%
の増となっている。
〈ドライブ観光が流行〉
 今年春節「黄金周」期間で、市民の外出観光は「個人と家庭」の自由観光が主
体になり、62.37%で、昨年の春節「黄金周」より0.77%減少した。観光の交通手段
としては自動車が選ばれ、64.40%を占めている。そして、ドライブの比重は13.6%
を占めている。ドライブの比率はますます市民に受け入れられ、一種の流行にな
っている。
〔中新網2月1日〕

北京春節期間の観光客は延べ188万人、観光収入18億元

 北京市観光局の7日の統計によると、北京市の春節期間の合計観光客は延べ188
万人で、前年同期の延べ178万人と比べ5.3%の増となった。観光収入は18億元で、
前年同期の16.5億元と比べ8.9%の増となり、1.5億元以上の増収となった。
 北京青年報の発表した数字によると、宿泊客は延べ76万人で、前年同期比5.9%
の増、観光収入は15.6億元で、前年同期比3.5%の増となった。主要な観光地の一
日の人出は延べ112万人で、前年同期比4.9%の増、観光収入は2.3億元で、前年同
期比68%もの増となった。
 統計によると、春節期間における北京市内、近郊、北京周辺地区の短距離の観
光は依然として北京市民が最も多く選択する。
 北京にある41の出国(出境)観光の旅行社の統計によると、春節期間中、旅行
社の合計出国(出境)観光は1087団体、北京では計2万5934人が香港、マカオ、東
南アジア、オセアニア、欧米等世界各地で新年を過ごしている。この人数は前年
同期比で13.92%の増となっている。
〔中新網2月8日〕

春節「黄金周」中国民航旅客運送量は177万人以上

 関係機関の統計によると、今年2月1日から7日までの中国民航旅客運送量は177.9
万人に達し、前年同期16.5万人の増となり、フライトは合計1万6954回で、前年同
期比8.7%の増となった。乗客率は66%で、前年同期比3.8%の増となった。
 中国民航職員によると、春節「黄金周」期間の旅客運送量は持続的に増加し、
ピークは前倒されている。例年年初の三が日の航空市場は比較的少ないが、今年
は、広州、ウルムチ、合肥、フフホト、スワトウ、湛江、天津、鄭州等の都市で
は毎日始発のフライトで乗客率が70%を超えていた。海口、三亜、桂州、シーサ
ンパンナ、黄山、武夷山、舟山など観光都市は例年初6日、初7日にピークを迎え
るが、今年は初4日になり、始発フライトの乗客率は80%以上になった。
 このように春節「黄金周」の期間の観光客は主に「南北ブーム」傾向にある。
広州、海口、三亜、長春、ハルビン等の都市では、始発フライトの乗客率は70%
を超え、90%以上の場合もある。北京、上海、シンセン等の都市では依然として
春節前の香港向け旅客が多く、春節中は減少し、春節後に集中して戻ってくる。
 前述職員によると、広州白雲国際空港は今年の春節「黄金周」に最も混雑した
空港になった。2月2日の旅客運送量は3.8万人に達し、乗客率は96%を超えた。長
春、ハルビン、天津、スワトウ、鄭州等の都市は今年の春節「黄金周」の旅客運
送の人気スポットであり、運送量は大幅に増長した。
〔中新網2月8日〕

昨年の中国の観光総収入は5566億元、一人当たり観光費用は441.8元

 国家統計局が確認した統計結果によると、2002年の中国観光業総収入は5566億
元に達し、前年比11.43%の増となった。中国国内観光客一人当たり費用は441.8元
で、前年比1.7%の減となった。
 2002年の中国入国観光、国内観光、出国観光の三大市場は全面的に急激に成長
しており、国際国内観光業総収入は、国民経済全体の成長速度よりも3%強高く
なっている。
 統計結果によると、2002年入国観光人数は延べ9791万人、前年比9.99%の増とな
った。そのうち外国人が延べ1343.95万人で、前年比19.71%の増となった。観光客
が中国を訪れる主要15カ国でも全面的に増加した。
 入国して宿泊する観光客数は延べ3680万人で、前年比10.96%の増となった。国
際観光(外為)収入は203.9億米ドルで、前年比14.57%の増となった。中国国内観
光客は延べ8.78億人で、中国国内観光収入は3878億元となり、それぞれ前年比
12.01%、10.11%の増となった。2002年の春節、5月1日、10月1日の三つの「黄金周」
の国内観光客の総人数は延べ2.19人で、観光収入の合計は865億元で、年間国内観
光業総収入の22.3%を占めている。2002年の中国国民の出国(出境)数は延べ1660.23
万人で、前年比36.84%の増となった。
〔中新網1月30日〕

昨年の中国国民の個人的出国増と5つの特徴

 昨年、全国の公安機関の出入国管理局は、6つの改革を継続して実施し、個人
の出国申請、申請手続きを簡略化することで、WTO加入と改革開放の要請に対応
しようとしている。
 法制日報の報道では、2002年に延べ401.7万人の出国申請を許可し、2001年の308.2
万人と比べ30.3%増加した。
 個人の出国申請の大幅な増大の主要な原因は、「需要に応じたパスポート申請」
の試験的実施によるものである。2002年12月31日までに、全国24の大中都市で国
民の身分証と戸籍簿によるパスポート発行の試験的実施を行った。これ以外に、
2002年2月1日から、公安部出入国管理局はパスポートの申請に国外からの招請状
が必要という規定を取り消した。これにより手続きは早くなり、国民の出国申請
量増大に一定の効果があった。
 調査によると、2002年の中国国民の個人の出国には以下の5つの特徴がある。
1)出国申請の多くが旅行と親戚友人訪問に集中し、その申請数は出国総数の81.3
 %である。
2)労務出国の申請も伸びており、2002年には延べ12.3万人で、2001年の2.6万人に
 比べ373.1%の増加となっている。
3)出国定住の申請数も伸びており、2002年には申請者が延べ11.8万人、2001年の延
 べ7万人に比べ68.6%の増加となっている。
4)留学申請は減っており、2002年は全国で13.8万人で、総出国者数の3.4%となって
 いる。2001年の14.6万人に比べ5.5%の減少となっている。
5)出国申請者は国境、沿海地域の省や中心都市に集中している。2002年の出国者
 数上位10省は、雲南省、広東省、福建省、黒竜江省、遼寧省、上海市、吉林省、
 浙江省、江蘇省、北京市の順となっている。
〔中新網1月31日〕