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女性の社会進出と結婚観

中国と台湾の仕事を持つ女性の意識に大きな差 中国中年女性のストレスは最大

〈中国女性のストレス〉
 華坤女性調査センターの「女性とストレス」の調査報告によると、中国の仕事
を持つ女性の94%以上がストレスを感じており、80%以上の中年女性が最大のスト
レスを受けていると感じている。
 調査を受けた人のうち、中年女性は、両親の世話、子供の心配、職場ではほと
んどが重要なポストについており、仕事と家庭で膨大な神経と時間を使っている
と考えられる。
 そして、青春も過ぎ去り、更年期を迎えていることや、不安定な結婚生活など
もストレスを大きくしている原因となっている。
 調査を受けた人の年齢は20歳から39歳までにほぼ集中している。約58%の女性が
ストレスは必ずしも男性より多いとは言えないと答えており、約11%は男性より少
ないと答えている。31%の女性だけが男性より大きなストレスを受けていると答え
ている。
 全くストレスを感じていないと答えたのは、ほとんどが29歳以下の若者と50歳
以上の年配者で、中年女性ではほとんどなかった。このことからも、中年女性の
受けているストレスはほかの年齢層より大きいと言える。
〈台湾女性のストレス〉
 台湾の最近の調査で、仕事を持つ女性のうち給与待遇に性差別がいまだに存在し
ていると感じているのは52.1%に上ることがわかった。同時に、最大の関心事につ
いて、「お金」と答えたのは33%、「愛情」と答えたのは4.7%だけであった。この
ことから、現代女性は感情より個人の成功を重視していることがわかった。
 聯合報によると、台湾104人材バンクの実施した職場女性生涯調査レポートで、
36.7%の仕事を持つ女性が業務内容に不平等を感じており、27.2%が査定が不公平
だと感じていることがわかった。
 台湾立法院を通過して1年がたつ「両性工作平等法律(男女雇用機会均等法)」
が実行されていないと感じている仕事を持つ女性は88.5%に上る。
 この数字により、台湾の女性の要求している職業公平性にはまだ遠い道のりが残
されていることが明らかになった。また、現在の仕事を持つ女性は家庭と仕事を両
立させ、まるで1つのろうそくに2つの火をつけているような状況であり、このよう
なストレスが仕事を持つ女性をますます「良妻賢母」から離れさせているという事
実があらわれている。
 独身の仕事を持つ女性の55%が、結婚は女性にとって不利だと考えている。そし
て、結婚しようと考えている仕事を持つ女性の76.4%が、出産は家計に直撃する経
済圧力であることを憂慮している。
 また、27.8%の仕事を持つ女性は生活に不満を持っている。満足度と学歴、収入
は比例しており、つまり、学歴が高く、収入が高い人は満足度が高くなっている。
 104人材バンクの楊基寛総経理によると、77%の仕事を持つ女性は結婚に対して
「してもしなくてもいい」と考えている。特に、高学歴で仕事の地位が高く、収入
の高い「三高」女性は、結婚からますます遠ざかっている。
〔新華社北京3月7日〕

結婚紹介広告に落とし穴 不法業者が「悪銭」荒稼ぎ

 中国の一部の都市での結婚紹介所の急増につれて、結婚紹介所は一部の不法業者
による「悪銭」をもうける場所になっている。多くの不法な結婚紹介業者はニセ広
告を配り、「会員増加」の名目でやたらに料金を徴収しており、ひどいものになる
と、結婚紹介の名目で性的サービスを提供している。
 報道によると、現在、北京の不法結婚紹介業者は一部の旅館やホテルに集中して
いる。これはお互いにかばい合うためと、何らかの異変があった際に、店を閉めて
逃げるのに面倒がないからである。
 結婚紹介の募集広告に応募すると、不法結婚紹介所では従業員が言葉巧みに費用
を払わせる。この費用は数百元ということもある。その後、不法結婚紹介所が雇っ
た会員とお見合いすることになる。そして、何らかの口実で結婚を断り、金銭をだ
まし取っている。
 多くの結婚紹介所は「会員制」をとっており、会員は150元の入会金さえ支払えば、
結婚するまでサービスを受けられる。広告を見て結婚紹介所に行くと、若い女性の
巧みなトークによってあっという間に150元を支払うことになるだろう。
 中国の結婚紹介の広告は近年ますますふえているが、現在、結婚紹介所を取り締
まる全国的な管理機関はあらわれていない。
〔中新社北京2月28日〕

仕事を探しながら結婚相手も探す女子大生 「お金持ち」が結婚条件のトップ

 広州大学生現身結婚紹介所のニュースは昨年社会を騒然とさせた。広州のこの結
婚紹介所は1998年から業務を開始し、現在平均毎月平均数十名の大学生が訪れてい
る。その大部分が大学3年生、4年生の女子学生で、条件は経済条件が高く、事業成
功者を探している。年齢条件は緩くなっている。
 今年結婚紹介所を訪れる大学生は引き続き増加しており、「仕事と夫を一緒に探
している」卒業生は一層増加しており、応募者の半分以上を占めている。伝統的な
「お見合い」も広州の大学でふえており、大学の近くに住む成功した男性はもては
やされている。
 女子大生の一部に「早く結婚したい症候群」があらわれており、多くがこのよう
にして「主婦」への道を進んでいく。
〔聯合早報〕

女子大生の主婦願望

 調査によると、大部分の女子学生は仕事を持つことを希望しているが、専業主婦
になっても構わないと考えている。また、今の女子大生の多くは「お金持ちになる
」のは偶然のチャンスによるものだと考えている。68%の人は「経済能力」が将来
の夫を選ぶ際の最重要な条件としている。
 熾烈な就職ストレスと厳しい社会競争に直面して、「いい人と結婚して、20年は
楽に暮らす」という希望を持つ女子大生があらわれている。「お金持ちと結婚する」
というのはよく聞く決まり文句になっている。
 インタビューの際に使う「主婦」という言葉に女子大生は全く拒絶反応を見せな
い。インタビューした多くの人は、「お金持ちと結婚する」かどうかは別として、
仕事はしたいと考えるものの、専業主婦を選択することも悪くはないと考えていた。
〔信息時報3月6日〕