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旺盛な北京の教育投資

北京人の1人当たりの年間文化消費金額は平均1809元 教育費がトップ

 生活に憂いがなくなり、北京人の文化娯楽消費金額はますますふえている。
 北京市統計局都市調査チームによると、去年、首都居住家庭の1人当たりの文化
消費支出は1,809.5元で、1997年に比べ1.03倍増、年平均15.2%増加している。また、
1997年の家庭総消費支出に比べ5.7%増加している。文化消費支出のうち教育費が最
も多く、増加幅も最大であった。
 北京日報の7月8日に報道された調査資料によると、5年間で教育費は332.5元から
880.5元と1.65倍に増加している。文化支出のうち教育費の占める割合は、1997年
は37%、2002年は49%で、12%上昇となっている。
 これ以外にも、北京市統計局から提供された数字によると、2002年の北京市1人
当たりの文化娯楽品費は525.2元で、総支出に対する割合は5年前に比べ5%減、文化
娯楽サービス支出は403.9元で、同7%減となっている。〔中新網7月8日〕

北京人の教育支出は全国で第1位 分析でわかった4大増加原因

 中国で最も教育への投資を惜しまないのは北京人である。
 7月7日の京華時報によると、北京市統計局が発表した1997年から2002年までの都
市住民調査資料で、北京市は1人当たりの年間教育支出額と文化消費総額の教育費
の占める割合の両方で中国全国で1位であった。
 文化消費支出は、文化娯楽品費、文化娯楽サービス費、教育、書籍雑誌などの支
出を含んでいる。教育費は主に子女の教育と自身の再教育に使われている。北京市
統計局都市調査チームは、北京市の1997年からの支出データを分析して、北京都市
部住民の文化消費は毎年15.2%の速度で増加していることを発見した。
 広州、上海などの消費レベルの高い都市と比較しても、北京市民の家庭文化費総
額に占める教育費の割合は最大で49%にまで達している。1人当たり金額も、1997
年は332.5元、2002年は880.5元で1.65倍の増となっている。
〈教育費増加の主な原因〉
1) 学費の高騰。
2) 習い事の多様化と低年齢化。
  幼児への絵画、音楽、書道などの基礎的な訓練から、学生のおけいこや習い事、
 家庭教師など。
  教育費の中で加速幅が最大なのは成人の教育費で、2002年は1人当たり94.9元で、
 1997年より5.1倍増加している。
3) 失業者の再就職のための職業訓練や独学のための書籍購入。
4) 年齡レベルの学習ニーズに沿った、高価格で多樣な形式の教材、映像商品の市
 場における販売。
〔中新網7月8日〕