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戸籍改革とライフスタイルの変化

身分差別の解消に努力 新しい戸籍改革を推進

 中国各地で新しい戸籍管理制度改革が推進されている。長年適用されてきた戸籍
転出入許可制度が多くの地域で徐々に取り消されており、かわって、条件つきで実
際の居住地で戸籍登録管理をする新方式が導入されている。
 河南、江蘇、重慶の三省市で続々と現行の都市部と農村を二分した戸籍管理制度
を廃止し、全面的に新しい都市農村一体型の戸籍管理が全面的に導入された。農業
戸籍と非農業戸籍など数種の戸籍管理方式が取り消され、実際の居住地に登録する
「居民戸籍」に改められた。
 あるマスメディアは、このような戸籍制度は変革であり、都市部と農村の住民に
存在する身分差別を根本から改革し、市民の自由な移転と居住地の選択を実現でき
ると評価している。
 中国の現行の戸籍管理制度は1958年から始まり、農業戸籍と非農業戸籍の2種類
で管理され、都市部居住者と農村居住者は歴然と分けられ、人為的に都市・農村の
間に壁が築かれ、戸籍転出転入に厳格な要件制限が設けられた。
 農村居住者が都市部の居住者になるのは非常に困難なことで、一般に大学入学、
軍隊加入、職員募集などの要件があれば実現でき、国民の戸籍の転出転入に少なか
らず影響していた。
 しかしながら、この20年来の市場経済の流れから、多くの中国人が故郷を離れ、
外へ飛び出し始めたことで、人の自然な流れを遮ることができない時代にもなった。
 公安部の専門家の推定では、現在、全国の流動人口は既に1.3億人に上り、その
うち5000万余りの人は都市部・都市隣接地域の臨時居住者として登録されている。
 システム上、戸籍管理には多くの行政管理機能が付加され、戸籍の違いにより、
都市・農村居住者間には、就職、住居、教育、社会福利など受けられるサービスに
かなりの差を生まれている。〔7月25日中新網〕

上海 豪華別荘 1棟1000万米ドル

 アジアウォールストリートデイリーの報道によると、上海では、中国名で檀宮、
英語でSandalwoodという別荘区が建てられ、最近上海の不動産業界に紹介され、各
界の注目を浴びている。
 その西郊虹橋にできた高級住宅地は、総敷地面積4万7384平方メートル、建設費
は10億人民元を超えると見られている。
 上海西郊国賓館の隣にできたヨーロッパ調の別荘内部には、室内プール、プライ
ベートシアター、国際的デザイナーが設計した家具や高級輸入家電品があり、さら
に、暗室やハイテク通信設備のあるところもある。
 超デラックスな住宅は計18棟あり、アジアウォールストリートデイリーによると、
デベロッパーの上海華麗家族不動産ディベロッパーの曾志鋒社長は、既に18棟の別
荘のうち、少なくとも9棟に購入の意思を示しているという。
 ディベロッパーはアジアウォールストリートデイリーの記者に対して、興味を持
った多くの人々のほとんどは上海や広東で仕事をしている香港人で、外から見たら
当然外国人ばかりではないかと思うであろうが、上海の商人も買い主の一人になる
可能性があると語っている。
 価格が1000万米ドルの邸宅は、誰もが「一見さん」として来て、全部を参観でき
るわけではなく、家を見たい人は必ず先に1000万人民元の返金可能なデポジットを
積まなくてはならず、その後で買いたい別荘を選び、デベロッパーと別荘の内装に
ついて相談する必要がある。
 開発と建設を担当したのは上海南江グループの下部組織で、不動産から広告、バ
イテクまで投資を行っている。
 フォーブス中国語版7月号に3ページにわたる広告を載せ、香港、台湾、アメリカ
西海岸の裕福な華僑の興味を引くことを望んでいる。
〔7月25日ユニオンモーニングポスト〕