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インターネット事業拡大と政府支援

中国のネットゲーム業が爆発的な成長期を迎える

 26日に閉幕した第1回中国国際ネットワーク文化博覧会において、政府、ネット
ワークゲーム開発メーカー、運用メーカー、電気通信メーカーからのヒアリングに
よって、中国のネットワークゲーム産業は発展のピークを迎えたことが明らかにな
った。

 中国ネットワークゲームの発展速度は目覚ましいものであり、有名な上海盛大ネ
ットワークは韓国の「伝奇」を引き入れ、年収は2億元となった。その後、4000万
元を資金拠出して別のゲームを製造している。これは、1日の売上高をすぐ投資に
回していることに相当する。
 今年の上半期、ネットゲームは初めて産業政策の新しい消費成長分野と位置づけ
られ、文化部は初めてネットゲーム会社12社に「ネットワーク文化経営許可証」を
発行した。「剣縁奇侠」は史上初の国家レベルの科学技術難関プロジェクトである
八六三計画に含まれ、政府交付金を得ている。
 新浪オンラインゲームの楊震副総裁は、中国のネットワークゲームは爆発的な成
長期を迎えているという認識を示しているし、金山の雷軍則社長も、今後3年から5
年以内に現在の市場規模の10倍になると予想している。

 ネットワークゲーム市場の今後の発展の判断には3つの根拠がある。
1) 現在の中国のブロードバンドユーザーは今年数百万の規模で激増しており、合
 計1000万を超えた。また、現在は上昇期であり、その多くはネットワークゲーム
 ユーザーである。
2) 中国のネットワークゲーム業は既に産業バリューチェーン(開発メーカー―運
 営メーカー―ネットカフェなと―ユーザー)を形成しており、料金収受方式のコ
 ンセンサスが成り立っている。
3) ネットワークゲームは政府が重視し、政策上でも優先的に講じられており、文
 化部の関連する電信メーカー及び大企業出資チームがネットカフェチェーンに施
 策を講じるように提案している。また、ネットワークゲームのマイナス面での影
 響を回避するのに寄与すべく、ネットワークゲームのイメージづくりをしている。
〔中新網10月27日〕

中国の電信通信付加価値業務開放10年 許可証発行計6000以上

 中国政府が10月1日と18日に香港とアモイに対して5つの電信付加価値業務開放の
通告を発表した。そして、21日、香港電信業の電信政策説明会で、情報産業部職員
が10年の開放経過について、中国大陸部の電信付加価値業務市場はゼロから始まり、
徐々に大きくなったと回顧した。

 電信業務は電信インフラ業務と電信付加価値業務に分けられる。現在、社会資本
開放しているのは電信付加価値業務である。
 情報産業部電信管理局の韓夏副局長のによれば、2002年の年末までに発した電信
付加価値業務の許可証は中国全体で6000余りになる。そのうち、省をまたがった経
営は330、省内の経営は5910である。
 情報産業部の発行した330の地区をまたがった経営許可証のうち、191はインター
ネット接続サービス(ISP)、58はコールセンター業務、44は国内のVSET業務、22が
無線呼び出し業務、16が音声メッセージ業務である。

 付加価値業務開放の範囲は引き続き拡大しており、1993年の開放時は、電話情報
サービス、パソコン情報サービス、電子メールボックス、電子データ交換、ビデオ
テックスの5項目であった。
 1998年にパソコン情報ネットワーク国際ネットワーク業務(ISP)が開放された。
 2000年には「電信条例」により、中国大陸部の電信業務の開放範囲がさらに広範
になり、その後、電信業務の分類目録が調整され、特に、今年の4月1日に第2回目
の調整が行われ、付加価値電信業務の開放はさらに新しい段階に入った。
 業務の分類も、以前のネットワークの相違を分類の基礎としていることから、サ
ービスの特徴を分類の基礎とすることに変更され、事実上、付加価値電信業務の経
営範囲が拡大した。

 今年は香港・マカオ地区で5つの付加価値業務が開放されたが、そのうち2つはWT
O
承諾の範囲内ではないものとなっている。
 また、来年、中国はWTOの承諾に基づいて、付加価値業務市場の開放を大幅に拡
大することになってい。
〔中新網10月21日〕

ADSL値下げ 北京通信LANブロードバンド値下げで競争力確保

 9月分のブロードバンド接続のADSL接続方式価格値下げ後、北京通信は20日、再
びLANブロードバンド接続方式の月額料金を30元値下げした。関係者によると、今
年の残り数カ月間、北京通信の月額料金の再値下げはないという。

 ブロードバンド市場の好調に伴い、北京のブロードバンド運営メーカーは値下げ
によってユーザーを増加させている。大体毎月120元が各メーカーの共通認識のよ
うだ。
 9月に北京通信はADSL価格を毎月120元に値下げした。競争が激しい分野で、価格
は120元よりさらに低くする必要があり、その後歌華オンラインも120元に値下げし
た。長城ブロードバンドはLAN接続で依然として150元に維持している。
 しかし、ADSLとLANを同時に保有している北京通信は、LANの価格は依然として毎
月150元を維持しており、北京通信の内部関係者は、そのユーザーは価格が原因でADSL
ユーザーに乗り換えるようになるかもしれないので、不要な消耗をもたらすだろう
と述べている。

 ブロードバンド運営のコストは一定であるにもかかわらず、ユーザーの使用する
ブロードバンドの時間はますます長くなり、人数もますます多くなってきている。
運営メーカーの獲得するもうけもますます多くなってきている。したがって、一定
のユーザー規模を維持することは重要なこととなっている。

 業界関係者によれば、現在、北京通信のLANユーザーは5、6万であり、ADSLは毎
週1、2万の増加を維持しており、現在既に30万近く存在している。
 しかし、本社が北京通信に与えているブロードバンドのノルマは年末に40万に達
することである。したがって、北京通信は依然としてユーザー数問題を抱えており、
値下げすることでユーザー数を増加させざるを得ないのだと分析している。
〔中新網10月21日〕