電子メール文化とネット接続の普及
中国大陸部 メール送受信は1億通
毎日ネット上で送受信される電子メールの数は一体どのぐらいなのだろうか?。
賽迪顧問が最近発表した統計分析によると、中国大陸部のインターネットユー
ザーが毎日送る電子メールは4600万通を超え、毎日受け取る電子メールは6700万
通を超えている。電子メールの送受信は累計で1億通を超えている。
昨年末における中国大陸部のネットワークユーザーは7950万戸に達し、ネット
に接続できるパソコンは3089万台に達し、そして、この二つの数字は安定的に急
成長している。
賽迪顧問の統計によると、昨年末における中国大陸部ネットワークユーザーは
既にメールボックス1.11億個保有している。そのうち有料メールボックスは1500
万個である。
ネットワークユーザーが使用する電子メールには、無料メールボックス、有料
メールボックス及びISPが提供するメールボックス等がある。
現在、多くのポータルサイトは基本的に無料電子メールボックスサービスを行
っている。
ネットワークユーザーが若干問題だと感じていることとしては、毎日ネット上
をやりとりされる1億通以上の電子メールのうち、受け取る約1割はスパムメール
であることである。
現在、幾つかのウエブサイトではスパムメールの自動ブロックシステムを開発
している。
なお、賽迪顧問の統計によると、昨年末における世界のインターネットユーザ
ーが毎日送る電子メールは350億通に達している。
中国の人口は多いため、電子メールの数量はこれからも雪崩のように増加して
いくことになろう。〔新華網7月16日〕
上半期 ショートメール1000億通 前年同期比71%増
情報産業部が21日に発表した統計によると、6月末における全国通信業務収入は
2815.9億元で、そのうち電気通信が2536.1億元、郵政業務収入が279.8億元であっ
た。
6月末における中国の電話ユーザーは6億戸を超えた。そのうち固定電話及び移
動電話の普及率は23.7%に達し、ブロードバンド接続ユーザーは1773.1万戸に達し
た。
携帯電話のショートメール業務は累計で996.3億通に達し、前年同期比71%の増
となった。〔成都商報7月22日〕
中国インターネット発展状況統計報告 毎週12.3時間ネット接続
7月20日に中国インターネット情報センター(CNNIC)が発表した第14回「中国
インターネット発展状況統計報告」によると、2004年6月30日現在の中国のネット
接続ユーザー総数は8700万で前年同期比27.9%の増、ネット接続パソコンは3630万
台であった。
ネットワークの国際接続帯域は飛躍的に増加しており、53.9Gに達し、前年同期
比190.3%の増となった。
CNドメイン数、ウエブサイト数はそれぞれ38万、62.7万に達した。
〈接続場所 家か職場〉
67%のネットワークユーザーは家でネット接続をしており、42.7%のネットワー
クユーザーは職場でネット接続をしている。そのほか、ネットカフェ、オンライ
ン学校、学校、モバイル等の方法で接続している。
特徴としては、家で接続するネットワークユーザーの比率は安定的に成長傾向
にあり、職場で接続するネットワークユーザーの割合は減少している。しかし、
モバイルによる接続、接続場所が決まっていないネットワークユーザー割合も増
加している。
〈接続方式 ダイヤルアップが主流〉
ネットワークユーザーのネット接続方法のうち、ダイヤルアップが主流を占め
た。
中国の8700万のネット接続ユーザーのうち、ダイヤルアップによるネット接続
ユーザー数は5155万人であった。そのほかのネット接続方法は、専用線、ISDN、
ブロードバンド等があった。
中国にある3630台のネット接続パソコンのうち、ダイヤルアップ方式によるイ
ンターネット接続をするパソコンは2097万台である。
〈接続設備 デスクトップが主流〉
ユーザーがネットに接続する主要な設備はデスクトップパソコンで、デスクト
ップパソコンでネット接続をするネットワークユーザーは97.5%を占めた。
一部のネットワークユーザーはパソコンでネット接続するとともに、モバイル
端末、情報家電等でネット接続をしている。
〈接続費用 毎月100元以内〉
毎月のネット接続費用(ネット接続費及びネット電話費に限定しており、ネッ
トワークサービス費用は含まない)は、51―100元のネットワークユーザーが最
も多く38.9%を占めた。
ネットワークユーザーの平均毎週ネット接続時間は4.2日、12.3時間で、半年
前に比べてネットワークユーザーの毎週のネット接続日数は増加している。
ネットワークユーザーの毎週ネット接続時間から見ると、人々のインターネッ
トの使用がますます頻繁になり、そしてインターネットは人々の日常生活にます
ます浸透している。
〈受信メール 毎週平均4通〉
ネットワークユーザーの毎週平均受信メール数は4.6通(スパムメールを含ま
ない)で、毎週平均送信メールは4.3通だった。しかし、ネットワークユーザー
が毎週受信しているスパムメール数はスパムメールではないメールの2倍に達し
ている。
ユーザーが保有する電子メールアカウント数は平均1.5個で、そのうち無料メ
ールアカウントは1.3個となっている。これは半年前に比べて基本的に変化はな
い。
これまでの調査結果を比べてみると、ネットワークユーザーは最初にメールア
カウントを多く持つという傾向にあり、その数は4個まで達したが、減少してき
ており、次第に安定して1人当たり1、2個になっている。
このようにして見ると、ネットワークユーザーのメールボックスの使用は比較
的理性的になっており、常用している1、2個のメールボックスでユーザーの対外
連絡のニーズを満たすのに十分となっている。
〈接続目的 情報、娯楽〉
情報を得ることをネット接続の最も主要な目的とするネットワークユーザーの
比率が最も多く42.3%に達した。その次が娯楽、学習であり、対外通信、連絡を
ネット接続の目的とするネットワークユーザーの割合は減少している。
ネットワークユーザーのネット接続の目的の変化は、ネットワークユーザーの
インターネット使用に対する多元化、一つの活動や機能に集中しているわけでは
ないことを示唆している。
〈ネット接続時間 ピークは依然として夜〉
ネットワークユーザーがインターネットを使用するピーク時間は依然として夜
である。
早朝8時からネット接続を行う人が増加し始め、19時に激増し、夜の20時、21
時には1日のピークを迎え、それぞれ46.0%前後のネットワークユーザーがこの時
間にネット接続をし、それ以後はネット接続が減少する。未明の1時から早朝の7
時まではネット接続が最も少ない時間である。
〈ネットワークユーザーの特徴 低年齢、未婚、男性〉
現在未婚のネットワークユーザーが60.1%を占め、依然として中国のネットワ
ークユーザーの主体となっている。また、未婚のネットワークユーザーの増加速
度は明らかに既婚者のネットワークユーザーを上回っている。
ネットワークユーザーのうち、18―24歳の若者が最多の36.8%を占めた。35歳
以下のネットワークユーザーは82.0%を占め、ネットワークユーザーの構造は低
年令化している。
これまでの調査結果と比較すると、ネットワークユーザーは18―24歳の若者が
最も多く、他の年齢層のネットワークユーザーに比べ絶対数を占めている。その
うち、男性の割合は59.3%で、依然としてネットワークユーザーの主体をなして
いる。
〈ネットワークユーザーの学歴 四大生以下が依然として多数〉
四大生以下の教育程度のネットワークユーザーが依然として大多数で69.2%を
占めている。
業界別調査では、ネットワークユーザーのうち、公共管理及び社会組織に従事
するネットワークユーザーは13.1%を占め最も多く、次が教育業、製造業、IT産
業だった。
職業別調査では、高校生のネットワークユーザーの割合が最も多かった。
〈ネットワークユーザー収入 月収2000件以下〉
低収入のネットワークユーザーが依然として主体を占めている。
1人当たりの月収が500元以下(無収入を含む)のネットワークユーザーは39%に
達している。半年前と比べて月収500元以下のネットワークユーザーの割合は増加
している。
1人当たり月収2000元以下のネットワークユーザーの割合は0.5%増の78.1%に達し
ている。
〔北京青年報7月21日〕
台湾ネットワークユーザー 毎日5時間ネット接続 48%がネット友達に会う
最新の調査によると、台湾のネットワークユーザーの1日当たりの平均ネット接
続時間は5.23時間で、平均3つのメールアカウントを持ち、48%がネット上の友人
に会ったことがあるという。
台湾の1111人力銀行が作成した「ネットワークユーザーのネット行為」調査に
よると、平均ネット接続時間は5.23時間だった。29%のネットワークユーザーが毎
日2―4時間ネットに接続し、20%が4―6時間、6―8時間ネットに接続している人も
8%を占めた。
業務行為を除き、ネットワークユーザーが多くを費やすプライベートな行為は、
35%が出勤時間におけるネット上のチャット、35%が個人的なメールの送信、28%
がアプリケーションソフトのダウンロード、22%がオンラインショッピング、16%
が交流サイトへの接続だった。
調査によると、台湾のネットワークユーザーは1日平均21.56通のスパムメール
を受け取っており、3年前に比べて8.1通の2.7倍増となっている。
ネットワークユーザーが最も欲しいメールは友人からの連絡メールであり、次
がネット上のコラム、科学技術情報であった。最もネットワークユーザーが反感
を持つメールはテレクラや出会い系サイトからの情報であった。
この調査は、7月1日から7月14日までネット上でアンケート方式で行ったもので、
有効回答数は1078件だった。〔新華網7月16日〕
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