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国慶節黄金周、人々の混乱

北京市12大公園6日間で延べ165万人の人出

 北京市假日旅行工作指導チーム事務室から得た情報によると、9月30日から10
月5日までの北京の主要12公園の人出は延べ165万3309人であった。
 北京市假日事務室安全指揮部の統計によると、故宮、中山公園、労動人民文化
宮、陶然亭、頤和園、紫竹院、香山、天壇、北海、景山、動物園、八達嶺を含め
た12大公園の10月5日の人出は延べ28万9231万人で前日比延べ8万人前後減少した。
 5日、北京市の各観光地の混雑は4日よりも少なくなり、故宮、八達嶺が最大許
容観光客数を上回る人出であったほかは、その他の主要な観光地は最大許容観光
者数に達しなかった。
 しかし、4日は、北京の故宮、八達嶺長城、頤和園等6つの観光地域では最大許
容観光客数を上回る人出であった。
 統計によると、首都国際空港の4日のフライトは767回で前年同期比1.72%の増
となった。旅客数は延べ8万7969人で前年同期比12.87%の増となった。
 5日の北京のホテルの平均予約率は69%で、旅館及び招待所の平均予約率は61%
であり、前日比10ポイント以上下落した。しかし、北京市市民を主体とする郊外
リゾートホテルの平均予約率は70%となった。
 ゴールデンウイークには、北京市旅行局旅行施行チームのメンバーが関連部門
のメンバーと協力して毎日特定観光地の市場秩序の監督を進めている。
 5日、メンバーは昌平区で無認可の観光ガイド3名を調査、許可証を没収し、取
り調べを待っている。延慶県水関長城ではモグリのガイド2名及び車両1台を処罰
した。このほか、営業許可書類がそろっておらず、範囲を超えて経営していた観
光車両1台を取り調べた。〔新華網10月5日〕

ハルビン留守族「ことしの休暇は旅行しない!」

 ついに待ちに待った国慶節のゴールデンウィークを迎えたにもかかわらず、ハ
ルビンの多くの市民は荷物を持って急いで出かけもせず、留守族を決め込んでい
る。彼らの旅行消費は既に成熟しているのだ。
 「ことしの休暇は旅行しない!」ハルビン市開発区で働く梁さんは、お金を消
費するだけではなく、黒山の人だかり、あちこちで押し合いをするのが我慢でき
ないと話す。以前の長期休暇は旅行していたが、観光地、空港はもちろんこと、
見るものはすべて人で、一つの趣もなく、また帰りも人波の苦しみに耐えなけれ
ばならない。そうであるならば、やはり家で本を見て休む方がいいというのだ。
 また、留守族を決め込む李さんも、観光路線の価格が上がり過ぎて、周りの友
達はみんな旅行をしないで留守族だと話す。長期休暇の後で、彼女は有休を使っ
て自由行動で旅行に行くという。
 留守族とは旅行しないということだが、暇にしているわけではない。市街区の
近郊でレジャーを楽しむ人は多く、太陽島、ハルビン北方森林動物園は大量の人
出となった。そのほか、この長期休暇を利用してパーティーを開き、多忙な仕事
の中で置き去りにしたものを取り戻している。
 記者はハルビン市の幾つかの市街地のホテルを取材したところ、このホテルの
国慶節ゴールデンウイーク中の食事の予約電話が非常に多いことが判明した。多
くのホテルの個室の予約率は80%以上まで達成していた。
 開発区のあるホテルの責任者によると、半月前からホテルへ個室の予約の電話
が来始め、あるこだわりの持つ客は個室の予約のために列をつくって待ったとい
う。
 ある専門家は、留守族の出現は偶発的なものではなく、普遍性があるものであ
り、つまり、それは市民の旅行消費心理が成熟していることを示すと指摘してい
る。〔新華網10月1日〕

国慶節官僚旅行が忙しく 事務室主任が「祝日恐怖症」になる

 国慶節ゴールデンウイークは本来休憩やリフレッシュの時間であるが、江北に
ある不動産会社の事務室主任の徐さんにとっては悪夢のような5日間であった。
 5日、「祝日恐怖症」になったという徐さんは記者に苦労話を訴え、このよう
な祝日の過ごし方はとても疲れるとたびたび強調した。
 「1日:午前職能部門(約10人)、晩餐予約 2日:張局長の息子さんの結婚式
 3日:葛処長接待(劉総経理出席要請) 4日:趙さんへ車3台用意 5日:北京
本社林総経理……」
 きのう、記者が徐主任と会ったとき、彼の事務室の掲示板に書いているすさま
じい「メモ」に気がついた。徐主任は厳しい表情で記者の質問を答えた。
 徐さんの話によると、祝日になると、徐さんは必ず関係部門、関連者への接待
に忙しくなる。特に政府職能部門の祝日を利用して遊びに来るお客さんに対して
は、楽しく遊ばせ、おいしく食べさせ、サービスよく接待するようにと会社から
命令されているのだ。
 このため、祝日なのに徐さん自分は全く休めそうにない。特に今年の国慶節ゴ
ールデンウイーク期間中接待するお客さんは多過ぎ、いまだに車で2時間しかか
からない実家に帰られず、親孝行もできなかった。
 徐主任は掲示板を指しながら記者に「これらは祝日前に書いた「メモ」で、実
はこれより何倍も忙しかった。毎日朝から夜中の11、12時ぐらいまで、あれこれ
の関係のお客さんが寄って来るので、接待しなくては、お酒を飲まなくてはいけ
ない。お客さんが感情的に傷つく心配があるから」と述べた。
 1時間近くの会話の中で、徐主任はずっと記者にどのように接待しているのか、
どういうふうにお客さんと遊ぶかの話をした。そして、このような接待は仕方な
くやっているとたびたび強調した。
 現在、交通がますます便利になり、一部の行政職能部門の官僚たちも旅行が好
きになり、連休や祝日になると車で普段に行かない辺鄙なところに飲みに行った
り、食べに行ったりするようになっており、徐さんのところだけでも、今年接待
した人数は去年より何倍もふえてしまった。
 しかし、会社の上司は逆に、祝日にこのようにするのが当たり前で、官僚が来
るのは面子を与えてくれることであり、お土産を用意して、お互いの感情を深め
なければいけないと言う。また、徐主任の話によると、国慶節の期間中、会社は
お土産代の支出だけでもう既に数万元を払っている。
 徐主任はなぜこれらの心中を話し出したのかといえば、自分のストレスが溜ま
り過ぎて、このような普通な人が想像できない「接待任務」のプレッシャーが我
慢できず、「祝日恐怖症」にもなったからだと苦笑いながら記者に述べてくれた。
また、もし来年もこのようなことになるのであれば、彼の事務室主任という職務
はもうできない、この社会的風潮は早くやめてほしいと強調する。
 しかし、接待の中に、幾つか表に言えない内容の行為があるかの質問に対して、
徐さんは、お土産を送ることがあるが、そのほかの仕事関係の内容までは答えら
れないと返事した。
 その後、記者が一部の市民に調査してもらった結果、かなりの市民は祝日に対
して「怖い」あるいは「面倒」という気持ちがあるようである。
 政府機関で車の運転を勤める王さんは記者の質問に対し、連休の間に彼の上司
は毎日車を使う用事があり、彼にとって国慶節ゴールデンウエークは普通の仕事
の日よりも疲れると答えた。〔江南時報10月6日〕
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