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若者生活事情

80年代一人っ子婚姻調査

 家族の中において、注目を一心に浴びている一人っ子を人々は「小皇帝」と呼
ぶ。しかし、80年代初めに生まれた一人っ子の第一世代の彼らもあっという間に
20代の若者となり、年ごろの娘になった。
 「男性は嫁をとり、女性は嫁ぐ」。小皇帝が小皇后の手を引いて、赤いじゅう
たんに足を踏み入れて1つの新しい家庭をつくるとき、童話のストーリーのよう
に「王子様とお姫様は幸せに暮らしました」というふうになるのだろうか?
 国家計画出産委員会の統計によると、昨年までで全国には8000万人以上の一人
っ子が存在する。大まかな統計では、今年1月から7月までで、広州市の旧8区の
7100人強の1980年代生まれの一人っ子が結婚登記した。そのうち、6100人が女性
で、男性は1000人前後である。900組近くのカップルは双方が1980年代生まれで
ある。
 社会学者によると、一人っ子の結婚は伝統的な「大家族」を代替するものであ
り、同時に、家庭内外に重大な変化をもたらすという。
 そこで、本紙では、200組の1980年代生まれの一人っ子夫妻に婚姻調査を行っ
た。彼らはどういう問題に遭遇しているのであろうか?
〈出会い:お坊ちゃんVSお姉さん〉
 一人っ子は自己中心的になりやすく、このことは、一家の団結を重んじること
とは往々にして一致しない。
 調査によると、200組の一人っ子夫妻の家庭では、90%以上が日常の些事での摩
擦を経験したことがある。幸いなことに、一人っ子夫妻は道理のあることは何で
も聞き、教育レベルが高ければ高いほど理知的である。したがって、若い人の中
では伝統的な「亭主関白」は存在しない。
 調査によると、20%の一人っ子夫妻の家庭は結婚後どちらか一方の両親と同居
する。そのうち30%が女性の両親、20%が男性の両親と住む。生活において両親の
干渉は彼らの結婚生活に多かれ少なかれ不協和音の一つとなってあらわれる。
〈経済:一人っ子夫妻に2+4+1の重圧〉
 一人っ子夫妻家庭は、自分たちの生活と、日に日に老いてゆく4人の老親の扶
養のほかに、次世代を扶養しなければならない。
 そのことについて、70%の家庭は、プレッシャーはあるが、仕事に励み、合理
的な資産管理をすることで対処可能だと考えている。そのうち50%は、夫婦各自
で一定割合の収入を家族のために積み立てることにしている。
 しかし、30%は、両親には年金あるいはその他の収入源があると考えており、
経済的なプレッシャーを感じないばかりか、両親から婚礼や不動産購入などの大
出費において支援を受けている。
 調査家庭の50%は二人で暮らすことを選んでいるが、彼らの中でも6割が不動産
購入時に両親から多かれ少なかれの援助を受けており、そのほか2割は不動産購
入の一切の費用をすべて一方あるいは双方の両親の援助を受けている。
〈両親:年末年始の食事はどちらの両親とするか〉
 一人っ子夫妻家庭には往々にして双方の両親を含めて4人の老親を扶養しなけ
ればならない。彼らが晩年を過ごすのに十分な資金や物資をあげられるとしても、
生活をともにして精神的な親孝行をすることは難しい。
 調査によると、結婚後両親と同居している一人っ子は50%で、そのうち20%が双
方の両親の家を往復して生活している。そのほかの50%は二人で暮らしている。
 大みそかにはどちらの両親と過ごすのか?。孝行息子、孝行娘が恐れるのは両
親の孤独であり、みんなが自分の両親と一緒に食事をして年越しをすることを望
んでいる。50%は広東の習慣により、男性方の家で年越しをして、女性方の家で
新年のあいさつをする。
 このほか、10%は双方の両親が集まって年越しをする。しかし、残りの40%の夫
妻は双方の両親が外地にいるため、おのおのの家に戻って年越しをするのが10%
を占め、30%の人は交互にしている。
〈子供:一人っ子夫妻はいかにして子供を連れていくか〉
 二十を過ぎた一人っ子夫妻であるが、実態はまだ子供であり、また年下の兄弟
を持ったこともなく、さらに仕事に忙しく、子供を育てることについては往々に
して戸惑いがある。
 調査によると、20%は今後数年以内は子供を産むつもりはないと答え、70%は両
親の助けをお願いすることにしている。わずか10%が自分たちで子供を育て、子
供とともに一緒に成長する喜びを感じることにしている。
 仮に、双方の両親が子供を先を争うように連れていってしまったらどうするの
かという問い対しては、20%は適当な一方に預けてもいいと答え、50%は双方の両
親に交互に預けると答え、30%は全く手に負えないと感じている。
〔21CN11月15日〕

世界調査報告 中国人一人当たりの性対象数が第1位

 最近、2004年デュレックス世界調査報告が発表された。報告中、中国人の一人
当たりの性対象数が最も多く19.3人と世界の平均10.5人を大きく上回っているこ
とが注目された。
 しかし、中国人の年間の性生活の回数はわずか90回でしかなく、世界ランキン
グで7位で、世界平均水準の103回を下回っている。
 また、報告によると、中国では初めて性教育を受ける年齢が平均で13.7歳で、
世界平均水準に近い。しかし、調査対象者の22%は、青少年の性教育は家族ある
いは保護者からなされるものだと考えている。
 なぜ性対象者が多いのに、性回数は高くないのか?、初めて性教育を受ける年
齢は低いのに、家族によらないと性教育がなされたと言えないのか?。一連の問
題は社会大衆の広範な論争を巻き起こしている。
〈10万の中国人がネットで参加〉
 デュレックス中国合資公司によると、41カ国の35万人を超える参加によって今
回の性的態度及び性行為に関する調査が行われた。そのうち、10万人を超える
(10万8720人)中国人の参加があった。
 調査に参加した中国人のうち、男性は8万7304人、女性は2万1416人である。年
齢分布においては、25歳から34歳までの年齢層が主体である。今回の調査は、イ
ンターネットを通じで行われた。
 調査によると、デュレックスの世界調査は既に始まって8年が経過しており、
中国が調査対象に含まれるようになってから4年が経過している。
 この間の中国人の性意識の変化は非常に大きく、そのことが調査に反映している。
 例えば、今回の調査結果によると、中国の青少年の性に対する知識はますます
世界平均に近くなっている。しかし、中国の性教育はまだ比較的低いレベルにある。
 調査対象の大部分は、性知識をインターネットから得ていた。インターネット
を通じた性の理解は往々にして余計な「雑音」も含まれていることから、これら
のものが青少年の成長に影響を与えることがあり得る。
〈デュレックス 結果は若者の性習慣を反映〉
 データのギャップについては、デュレックスブランドマネージャーの張氷氏は
二つの解釈をしている。
 一つの要因は、今回の調査方式がインターネットを通じた調査であることから、
幾つかの「雑音」データが結果の偏りに影響したかもしれないこと。もう一つの
原因は、事実が実はこのとおりなのであって、多くの人たちが主観的にこれらの
数字を受け入れられずに拒否していることである。
 現在、インターネットを通じた調査で、取得したデータは相対的にその他の調
査方式よりも真実味があるという。
 張氷氏によると、この調査は中国だけに限定した調査ではなく、世界規模での
調査である。今回の調査の範囲と人数が世界で最も多く、調査の統計の結果に間
違いがないにしても、インターネット調査による参加には一定の制約があり、今
回の中国の調査結果が主に若者の性習慣を反映しているものの、これらの層の人
は性意識が開放的で、保守的ではないのだと強調している。
 張氷氏は「我々は毎年巨額を費やしてこれらの調査を行っているのであって、
その目的は、我が社の関連市場情報の獲得であり、さらに主要な目的は、大衆及
び関連部門、専門家に性問題の関心及び論争を引き起こすことであり、健全な性
生活を提唱することである。調査は現象を反映したもので、性問題が中国で発展
していることは疑いもない」と述べている。
〔北京晨報11月1日〕