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鉄道の電気化・高速化

北京―上海間鉄道電気化改造スタート 所要時間6時間に短縮

 関心を持たれた北京―上海間鉄道電気化改造工事が1日、正式にスタートした。
 改造後の北京―上海間の列車運行は時速200キロになり、乗客線と貨物線が分
離される。北京―上海間の距離は1453キロメートルで、現在では最速の頭文字
「Z」の特急列車でも所要12時間近く必要だが、改造後は最大で半分に短縮され
る。
 調査によると、今回の改造工事は1年間をかけて現行路線に対して電力網を架
設して、電気化鉄道とする。それと同時に、通信、信号機、機関車システムに対
しても改造する。総投資額は40億元に達する見込み。
 改造工事期間中、北京―上海線の旅客運行列車は中断せず、工事は列車の運行
量の比較的少ない時間帯で行う。
 そのほか、改造完成後は二階建ての貨物輸送列車を運行して、物流量を増加さ
せる。
 また、先月、ドイツのボンバーディア社と南車四方社との合弁会社が鉄道部と
の間で時速200キロの電気化列車車輌20台を中国に提供することに合意した。
 この合弁会社は昨年も鉄道部と高速列車車輌20台、総額7億ドルの契約に締結
している。
 これらの時速200キロメートルに達する高速列車は、北京―上海間、北京―瀋
陽間など5つのスピードアップ改造路線に投入される見込み。〔新京報7月2日〕

鉄道来年6回目のスピードアップ  列車時速200キロメートルに

 中国全国の鉄道は来年6回目のスピードアップを実施する。今年10月に予定し
ていたスピードアップは技術的な原因で実施しない。
 鉄道部関係者によると、全国鉄道の第6回目スピードアップは来年4月か10月に
実施する見込み。今年は準備期間に充てる。
 第6回目のスピードアップは、北京―ハルビン、北京―上海、北京―広州、連
雲港―西寧、蘭州―ウルムチ、青島―済南、武漢―九江、浙江省杭州市―江西省
株洲市などの路線で実施する。
 スピードアップ後、列車の時速は200キロに達する見込み。
 例えば、北京から上海に着くT109号列車を例にすると、現在の運行時間は13時
間32分であるが、北京―上海間の距離を1453キロとして計算すると、第6回目の
スピードアップ実施後は北京から上海までの所要時間は7時間余りしかかからな
いことになる。
 先日、鉄道部の胡亜東副部長が鉄道部党校に出向き、第2次試験に参加する60
人の優秀な運転手に対し、来年の時速200キロ列車の運行開始及び第6回目のスピ
ードアップを円滑に実施するために努力するよう激励した。
 全国鉄道における第6回目の広範囲スピードアップ後、時速120キロ以上の路線
距離は22000キロ余りに達し、そのうち5300キロ余りは時速200キロに達するとい
う。
〈過去5回の鉄道スピードアップ〉
 第1回スピードアップ、1997年4月1日
 第2回スピードアップ、1998年10月1日
 第3回スピードアップ、2000年10月21日
 第4回スピードアップ、2001年11月21日
 第5回スピードアップ、2004年4月18日
〔北京娯楽信報7月7日〕