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2006年上半期中国貿易と経済発展

上半期中国対外貿易総額7957億米ドル 貿易黒字614億米ドル

 中国税関は11日、上半期の中国対外貿易状況を発表した。
 今年1―6月の中国の対外貿易輸出入総額は7957.4億米ドルで前年比23.4%の増
となった。そのうち、輸出は4285.9億米ドルで25.2%増、輸入は3671.5億米ドル
で21.3%増となった。貿易黒字は614.4億米ドルだった。
 6月期の中国対外貿易輸出入額は1481.2億米ドルで21.3%増となった。そのうち、
輸出は813.1億米ドルで23.3%増、輸入は668.1億米ドルで18.9%増となった。
 上半期における中国の一般貿易輸出入は3422.8億米ドルで22.9%増となり、輸
出入総額の43%を占めた。また、加工貿易輸出入は3748.3億米ドルで22.6%増とな
り、輸出入総額の47.1%を占めた。
 輸出商品のうち、機械電気製品の輸出増は急激で、原油、精製油の輸出は減少
している。上半期の中国の機械電気製品の輸出は2439.9億米ドルで30.5%増とな
り、輸出総額の569.9%を占めた。ハイテク製品輸出は1234.7億米ドルで32%増と
なった。伝統的な大口商品の輸出は依然として大幅増となっている。上半期の原
油輸出は300万トンで17%減、精製油輸出は620万トンで18.3%減となった。
 輸入商品のうち、大豆輸入が小幅増となり、鋼材の輸入下落が著しかった。上
半期の中国の未加工品の輸入は906.9億米ドルで31.8%増となった。そのうち、大
豆の輸入は1406万トンで17%増となった。自動車の輸入は10.4万トンで61.4%増と
なった。鋼材の輸入は941万トンで28.8%減となった。〔新華網7月11日〕

中国上半期EU技術導入契約金額56億米ドル

 商務部が11日に発表した最新の統計によると、EUが今年上半期の中国における
技術導入の最大の供与地域となり、中国が欧州と結んだ技術導入契約は56.2億米
ドルで前年比45.7%増となり、技術導入契約総額の42.5%を占めた。
 2位が日本で33.6億米ドル、3位が米国で20.8億米ドルだった。
 上半期において中国が結んだ技術導入契約は5431件あり、契約総額は132.0億
米ドルで前年比62.2%増となった。技術費は79.6億米ドルで契約総額の60.3%を占
めた。技術導入契約額は前年比大幅増となっている。
 そのうち、国有企業の技術導入総額は62.7億米ドルに達し前年比97.4%増とな
り、全国の技術導入総額の47.5%を占めた。外資企業の技術導入は62.0億米ドル
で全国技術導入総額の46.9%を占めた。国有企業の技術導入額と外資企業のそれ
とは基本的に同じぐらいである。
 鉄道運輸業の技術導入契約額は39.3億米ドルで前年比8倍増で、全業種におけ
る技術導入契約総額の29.8%を占めた。鉄道運輸業は一貫して中国の技術導入の
増加の最も目覚ましい業種である。電子及び通信設備製造業の技術導入は引き続
き急速な成長を維持しており、技術導入契約は782件、契約額は27.9億米ドルで
前年比1.5倍となった。〔新華網7月11日〕

EU、米国、日本、ASEANは中国の四大貿易パートナー

 中国税関が11日に発表した最新統計によると、上半期の中国の主要貿易パート
ナーとの輸出は良好な成長を維持している。EU、米国、日本、ASEANが引き続き
中国の四大貿易パートナーである。
 EUは引き続き中国の最大の貿易パートナーである。今年上半期の中国とEUとの
貿易総額は1209.5億米ドルで20.9%増となった。米国は第二番目の貿易パートナ
ーであり、貿易総額1196.6億米ドルで24.4%増となった。日本は三番目の貿易パ
ートナーであり、貿易総額962.1億米ドルで11.2%増となった。ASEANは四番目の
貿易パートナーであり、貿易総額は727.2億米ドルで21.7%増となった。
 広東、江蘇、上海の3省市の貿易額の合計が中国の輸出入総額に占める割合は
58.6%であった。上半期の広東省の輸出入総額は2329億米ドル(24.5%増)で引き
続き中国最大の貿易省となった。江蘇省が2位で輸出入総額1278.6米ドル(23.5%
増)、上海が3位で輸出入総額1056.9億米ドル(21.3%増)となった。
〔新華網7月11日〕

中国国家統計局 上半期GDP成長率10%を超える

 国家統計局の邱暁華局長は7月6日のメディアの取材に対して、2006年の上半期
の中国のGDP成長率は10%、年間成長率は9%を超え、政府が予想する9%の目標を超
えたと予想した。
 国家統計局のこれまでの発表によると、第1四半期の中国のGDP成長は驚くべき
ことに10.3%に達していた。
 邱暁華局長によると、GDP成長はずっと10%前後を保持しており、短期的には引
き続きこの水準近くで維持されるものと見られ、2010年に国内GDPの年平均成長
率が国家が制定している7.5%の目標を上回るだろうとしている。
 このように、中国の工業生産、建物、小売販売等の基本的な指標は全体的に良
好に推移すると見られ、中国経済は今後数年、引き続き高度成長の潜在力が強い。
 インフレについては、下半期の国内のインフレは穏やかに反発するものと見ら
れ、2006年の消費者物価指数は2%に上昇するだろうという。しかし、事実上、低
インフレ下における高度成長が各国が追求する最良の発展モデルであり、目下発
表されているデータから見ると、中国はまさにこのポジションにいる。
 20―25%の全社会固定資産投資の成長が適当であるが、2006年現在での成長は30%
前後である。しかし、インフレは引き続き穏やかであり、政府が固定資産投資の
増加を抑制する過度な調整措置をとらず、まずこれまで出された政策の効果を観
察するべきであるという。〔京華時報7月8日〕

上半期税収2倍増超え 証券印紙税144%増

 国家税務総局は6日、今年上半期の全国税収は安定的に右肩上がりに成長して
いると発表した。最新統計によると、税収は1兆9332億元(関税、耕地占用税、
契約税を含まず)で、前期比22.3%増、3522億元増となった。
 そのうち、証券取引印紙税、税関の輸入税徴収代行と自動車取得税の増加が良
好で、税収増にある程度貢献している。
 今年の1―5月における株式市場の取引も活発で、証券取引印紙税は72億元で前
期比144.3%増となった。自動車販売も好転し、自動車取得税は330億元で前年同
期比23.6%増となった。
 この3つを合計して523億元の増収で前年同期比23.6%増となり、税収増加率を
3.3ポイント上昇させた。〔証券時報7月8日〕