交通の過剰と整理整頓
海口市 小型車ナンバープレートでの4の数字廃止を発表
海口市警察当局は最近、一連の利用者サービス改善措置を発表した。
新車のナンバーを決める際、10候補からの選択を可能とするほか、海口市車両
管理部門はすべての小型自動車ナンバーから4という数字を削除することもあわせ
て発表し、注目を集めている。
海口市交通警察は8月6日より、これまでのナンバー決定の際の選択肢を5候補か
ら10候補に変更する。車のオーナーは選択肢を10回持つことになる。海口市は成
都市に続いて全国で2番目の同業務の実施箇所となる。
同時に、海口市警察は3つの利用者サービスについても約束をした。すなわち、
新車登録手続は一度きりの手続で行え、登録申請受理後1時間以内での番号交付、
15分以内の行車証交付がなされる。
人々の注目を集めたのは、海口市交通警察が管轄内のすべての小型車のナンバ
ーから4の数字の削除を進めるというものである。新たな申請ではこの種の番号は
なくなる。警察当局は、海南市民の4の数字を嫌う風俗習慣を考慮した市民サービ
スであるとした。
ある市民は、人々が持つ4の数字に対する誤った観念が政府部門にも波及し、こ
ういった風潮を助長するのではないかとの懸念を示した。一方、ある市民は、4の
数字を選択する権利を奪うものであるとした。
自動車の保有数が激増し、ナンバーの不足に見舞われている省都の中にあって、
海口市は全国で初めて4の数字削除を決めた。たとえ新しいナンバーに英文字を入
れることが広範に行われるようになったとしても、常用される数字の一つを外す
ことは数字の資源上決して軽いものではない。資源の浪費である。
同時に、自動車のナンバーは国家の資源に属するもので、この種の人々により
番号を削除されることは、関係する法律の精神や規定に合致するのかどうか、関
係部門の解釈が必要との指摘もある。〔中国放送ネット8月6日〕
民航総局 北京空港の国内線減便 まず48便
民用航空総局（民航総局）は8月15日、過熱ぎみの航空輸送業の成長を抑制し、
持続可能な発展に向けた民航総局の全面的協調を促進するため、航空業界に対す
るマクロ調整を近く強化することをホームページ上で明らかにした。これにより、
航空業界の成長の過熱化を防ぐ。
また、民航総局は「民航総局の運航便総数、航空輸送市場への参入及び輸送能
力増加に対する調整に関する通知」（〔2007〕101号文書）を発表しており、この
ほどこの通知に基づく具体的措置を決定。これにより、北京首都国際空港（北京
空港）の国内線運航便数は8月15日より削減される。
今回の削減案で削減される運航便は、北京空港の日々のピーク時の運航便を主
な対象とし、第1回は48便を削減する。中国国際航空、中国東方航空、中国南方航
空はそれぞれ10便、海南航空、上海航空、山東航空、深セン航空、アモイ航空、
四川航空はそれぞれ1便を減便する。
北京―上海（虹橋）線、小規模空港や「紅い観光地域」（革命聖地地域）の空
港への往復線は毎週14便不足しており、これらの路線は今回の削減対象とはなら
ない。
中国の航空輸送事業は近年急速に発展し、年平均16%以上の成長率で推移してい
る。特に、2007年になって、航空輸送総量は累計で前年同期比19.6%増と、近年の
最高水準に達している。
事業のマクロ管理部門である民航総局は、事業が急速に発展したことで、専門
技術人員、空域資源や空港の保障能力不足などの問題が日増しに顕著化している
との認識を新たにした。
安全を確保し、航空業界の良好・迅速・健全な発展を確保するため、運航便数、
航空輸送市場への新規参入、輸送能力の増強などに対し、マクロ調整を実施する
ことを決定した。
〔2007〕101号文書に基づく今回の民航総局のマクロ調整の内容は、以下のとお
り。
一、2007年8、9月から2008年3月末まで、一部の繁忙路線、資源が逼迫している空
港の路線・運航便数に対し、調整措置を実施する。
1) 2007年10月末までは、首都国際空港の運航便数を1日当たり1050便とし、ピー
ク時1時間の運航便数は58便
2) 2007年11月－2008年3月末は1日当たり1000便に減便し、ピーク時1時間は55便
とする。
これにより、8月15日―10月27日の中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空
などの北京往復便数を336便に減便する。
二、航空会社の新規設立申請の受理は2010年まで暫定的に停止し、新たな航空会
社の設立に対する審査条件の厳格化を図る。
ただし、以下の点については、今後も支援・奨励を継続する。
1) 主として外国の搭乗員を採用し、主に夜間に利用・運営することを申請時に承
諾している貨物輸送航空会社の設立申請
2) 国産の機体を採用し、登録地・運営地が西部・東北地域にある航空会社の設立
申請
三、航空業界の輸送能力増強に対する抑制として、以下7項目についての監督基準
を厳格化する。
1) 新規設立の航空会社による輸送能力の増強
2) 人員に対する機体数の比率
3) 搭乗員の超過搭乗時間
4) 搭乗員のパートタイム雇用
5) 老朽化した航空機器の安全管理
6) 整備士の作業時間管理
7) 機体の入れかえ
〔中国民用航空総局ホームページ8月15日〕
鉄道部 列車の遅れは直ちに旅客に知らせるべし
記者が鉄道部から5日に得た情報によれば、増水による水害や設備故障等の原因
での列車遅延に対して、鉄道部は全線での運輸組織の強化、運輸秩序の維持確保
を要求する。
列車遅延が発生した際には各レベルの鉄道部門は直ちに旅客にこれを公表し、
積極的に運賃の払い戻し、乗りかえ等のために便宜を図り、根気よく注意深く説
明を行い、旅客の理解と支持を得るようにする。
現在、夏の旅客移動のピークや水害期に当たり、鉄道部は、各路線局が厳格に
水害期の安全運行を行うことを要求し、水害箇所の応急補修を強化し、一たん水
害による路線途絶が発生した際には、主要な幹部を現場に直ちに向かわせ、応急
修理指揮に当たらせ、水害による列車運行への影響を最大限減少させる。
列車遅延、迂回等列車情報の変化については、正確に把握し、隣接する鉄道局
との情報交換を行う。列車遅延については、各路線局のリーダーはしっかり職場
を見据え、前線に立つ。列車遅延が続くときは、折り返し運転などの措置を迅速
にとり、作業時間の圧縮に努め、できるだけ早く組織や正常運転の回復に努める。
乗客流量に応じた高度な運行を行うため、鉄道部は、各路線局が、乗客流量の
変化に細かく注意を払うことを要求し、運行や切符の販売部門を強化し、計画・
按配する能力を高め、通常列車と臨時増便列車の能力を利用し、乗客流量のピー
クを緩和する。
また、切符販売の組織管理を強め、途中駅で降車する乗客のあいた座席の再販
売を行い、座席利用率の不断の向上を図る。
このほか、駅舎で秩序維持、跨線橋や地下道等の重点箇所での乗客分散を適切
に行い、混雑による転倒等による事故の発生を防ぐ。また、旅客に対してよりよ
い条件を創造すべく、乗客の列車内での飲食における衛生面の強化、乗車及び待
合室での環境検査の監督強化を行う。〔新華ネット8月5日〕
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―――――――――――――――――――――――――――― 李 年古 著 ―
日本人には言えない
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