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小黄金周で外出形態変貌

中国2008年労働節期間の観光客数は前年比3割減

 5月1日から3日までの観光客は延べ900万人近くで、前年比3割減となった。北京
の多くの有名観光地では観光客の人の流れが緩和されたところもあった。
 北京晨報5月4日の報道によると、4日、初めての「縮小版」労働節休暇が無事終
了したが、休暇期間が「短縮」したとはいえ、市民たちのレジャー意欲は減退する
ことはなかったという。
 北京市観光局の情報統計では、休暇短縮により、長距離旅行は減少したが、北京
近郊へ旅行意欲は上昇している。北京市の主要観光地21カ所の人出は135万人で、1
日平均45万人、前年の労働節休暇と比べて1日当たりで28%減となった。
 外部地域からやってくる観光客をメインとする観光地の人出は、1日当たりで前
年より減少している。例えば、故宮は11%減、八達嶺の万里の長城は20%減となった。
 一方、市民が利用することがメインである観光地の人出は1日当たりでは前年比
で上昇傾向にある。例えば、頤和園、北京動物園、鳳凰嶺、慕田峪の万里の長城等
の観光地での1日当たりの観光客数はそれぞれ増加している。
 北京近郊の休暇村、郷村民俗観光も大人気で、前年水準を上回っていた。密雲県
の民俗観光の観光客数は1日当たり102%増となり、懐柔区の大部分の星のあるホテ
ルや休暇村は4月30日は満室だった。
 国家観光局によると、5月1日から3日まで、中国全国での観光客数は延べ900万人
で、前年比3割減である。観光客は長距離の国内観光旅行をやめ、やや近距離での
レジャー観光を選択している。
 北京は比較的有名な観光地が多く、観光地の人出も緩和されたところもある。例
えば八達嶺の万里の長城では、2008年、例年行われている観光情報統計の中で初め
て5月1日が望ましい観光定員数を超えることはなく、2日から観光客数が次第に増
加し始めた。〔世華財訊5月4日〕

上海観光収入14億元 全国観光客は前年比24%減

 1年に1度の労働節がやってきた。これまでと違うことは、2000年から実施してい
た「黄金周」長期休暇が初めて短縮された小黄金周だったことだ。
 全国假日旅遊部際協調会議事務室の最新統計では、3日18時現在、全国の観測点
となっている観光地119カ所の観光客は延べ229.04万人、前日よりも37.8%減少した。
これら観光地の5月1日から3日までの観光客数は延べ894.07万人で、前年比24.45%
減少した。
 労働節休暇の最終日はUターン日となり、観光客が減少し始めた。全国主要都市
及び観光地では大規模な人の滞留状況は発生していない。
 全国假日旅遊部際協調会議事務室や各大手旅行会社の情報を総合すると、長期休
暇が短くなって、海外旅行、香港やマカオを含むフリープランでの南北の往来や新
しく開発したチベット鉄道観光も全面的に減少した。
 新しい休暇期間の実施後初めての労働節であり、上海の旅行市場でも観光にそれ
ぞれ増減があらわれた。中距離や短距離の旅行、市民の家族旅行、ドライブが大幅
増となり、長距離旅行、外国人の上海観光は減少した。
 労働節休暇3日間の累計観光客数は延べ243.57万人、統計の観測点に入っている
観光地88カ所の累計観光客数は延べ144.01万人、旅行会社が取り扱った入国観光客
数は延べ6425人、出国団体旅行会社による出国観光客数は延べ3952人だった。それ
から、休日3日間の累計観光収入は14.06億元だった。
〈外出旅行、ドライブ旅行が人気〉
 労働節休暇はかねてより春の外出旅行が集中していた。国定休暇が調整され、今
年の労働節休暇では、上海市では短距離旅行が大人気で、上海に近い江蘇、浙江周
辺及び上海近郊旅行が観光客のレジャーとして最も選ばれ、市民の家族旅行、ドラ
イブが人気となった。
 上海市の滬寧、滬嘉瀏、滬杭の高速道路3本の出入り口を通過したバス総数は、
上海に入ったバスは延べ15.67万台(前年比6.71%増)、上海を出たバスは延べ17.71
万台(前年比2.82%増)だった。旅行ターミナルは3日間で延べ7.59万人の観光客が
利用した。
 上海に入った長距離旅客バスの運行は延べ1万465回、上海を出た長距離旅客バス
は1万4255回だった。上海に入った観光客数は延べ22.6万人、上海を出た観光客数
は延べ42万人だった。
 このほか、携程、錦江、如家訂房センターから得た情報では、労働節休暇期間の
上海周辺地域の宿泊予約は前年同期比で30%以上増加し、割安なホテルの宿泊率は
虹口区95%、長寧区100%、普陀区83%だった。
〈郊外郷村観光大幅増〉
 休暇期間で、市民は外出し、近郊郊外でレジャーをしたことで、近郊郊外の郷村
観光が大幅増となった。
 浦東凌空農芸園、濱江森林公園、孫橋現代農業観光園の3日間の観光客は合わせ
て延べ1.9万人で、松江余山国家森林公園、五庫農業観光園、影視楽園、月湖彫塑
公園、青青旅遊世界の観光客は合わせて延べ3.77万人だった。
 さらに、奉賢海湾観光区、古華公園、申隆生態園、玉穂緑苑、都市菜園の観光客
は合わせて延べ18.65万人、崇明東平国家森林公園、前衛村、瀛東村農家楽の観光
客は合わせて延べ1.86万人だった。
〈外出旅行モデルの変化〉
 今年の上海市内の大公園の人出は異常に増加した。
 世紀公園の「浦東国際嘉年華」ではさまざまな国及び地域の音楽芸術を展示し、
休暇3日間で累計延べ10万人(前年比72%増)の人出を集めた。上海博物館が開催し
た「古代オリンピックスポーツと芸術展」には延べ3.34万人(前年比92%増)の人
が押しかけた。
 このほか、東方明珠は累計で延べ7.9万人、上海海洋水族館は同4.1万人、金茂観
光ホールは同2.74万人、長風公園海底世界は同2.49万人の観光客を集めた。
 業界関係者は、小型休暇は人々の外出方法に影響を与えたとし、今年の労働節休
暇の現状では、都市郊外の観光地が得がたいチャンスを迎え、過去の「黄金周」は
「黄金日」に変わるかもしれないと見ている。
〔東方早報5月4日〕

労働節休暇の旅行、上海一番人気

 7日間の5月1日労働節黄金周が3日間の短期休暇に変わり、人々の外出状況にはど
のように変わったのだろうか?。新しい外出先として人気になったのはどの都市
か?
 携程旅行網が4日発表した労働節休暇で最も人気のある都市ランキングでは、上
海、北京、杭州が最も人気のある都市の上位3都市となった。
 今回のランキング調査は、中国大陸部の主要都市40都市、調査サンプルデータは
3日間のホテル、レジャー商品の予約状況、専門家による航空券予約状況、ネット
上の人気観光目的地都市の閲覧状況の分析を加えたものを再構成し、最終ランキン
グとした。
 外出レジャーが最も活発な都市上位10都市は、北京、上海、広州、深セン、杭州、
成都、武漢、西安、重慶、青島だった。外出先として最も人気のある都市上位10都
市は、上海、北京、杭州、香港、南京、アモイ、青島、三亜、広州、深センだった。
外出レジャーが活発で外出先としても最も人気のある都市総合上位10都市は、上海、
北京、杭州、広州、深セン、青島、香港、成都、アモイ、重慶だった。
 このほか、携程旅行網は、18歳から28歳までの若者が最も多く選んだレジャー目
的地をもとに、今年の労働節休暇で若者に最も人気のあるレジャー目的地ランキン
グを発表した。上位10都市は、香港、モルディブ、三亜、上海、西安、バンコク、
厦門、杭州、麗江、バリ島だった。〔解放網5月5日〕

労働節休暇の銀行間カード決済は5861万件、360億元

 今年の5月1日労働節休暇の日数は減ったものの、人々のカード消費意欲は依然と
して高い。中国銀聯の統計データによると、5月1日からの3日までの3日間で、中国
国内銀行カードの銀行間決済は5861万件、銀行間決済金額は360億元に達した。
 今年の労働節休暇における、中国内外のカード決済数及び金額は前年比でそれぞ
れ大幅増となった。労働節期間における中国国内での銀行カードの銀行間決済は前
年比それぞれ、決済件数43.5%増、決済額68.8%増だった。
 銀行カードの中国国外での使用状況も同様に旺盛で、労働節休暇3日間の決済件
数及び決済額は、前年比ぞれぞれ、決済件数49.9%、決済額35%増だった。
 中国銀聯の関係者によると、休暇期間が調整されたものの、人々のカード消費は
依然として急激な成長を保持しており、人々のカード消費習慣が急速に普及しつつ
あると示している。〔新京報5月5日〕
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―――――――――――――――――――――――――――― 李 年古 著 ―
 日本人には言えない
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