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政策の追い風による耐久消費税の売れ行き

「家電下郷」効果がくっきり 農村市場の1日平均販売量は7倍近く増加

 「家電下郷」政策のおかげで、家電製品は現在、農村市場で販売量が大幅に増加している。中国家庭用電気器具協会の霍杜芳理事長は21日、年初と比較して家電の農村市場での1日平均販売量は7倍近く増加したことを明らかにした。
 21日に開催された「2009年中国ハイエンド冷蔵庫の流行トレンドと業界発展のトップフォーラム」で霍杜芳理事長が明らかにしたところによると、年初の家電製品の農村市場での販売総量は大体毎日約1万台であったが、現在既に毎日7万―8万台に増加しているという。すべての家電下郷製品のうち、冷蔵庫が最大の割合を占め、売れ行きが最もよい製品となっている。
 国家情報センター情報資源開発部と中国家電ネットワークが共同主催した今回のフォーラムでは「2008年度国内重点都市ハイエンド冷蔵庫小売市場の分析報告」も発表され、2009年の中国ハイエンド冷蔵庫市場のトレンドについて先見的分析と予測が行われた。〔証券日報2009年5月23日〕

家電消費の新政策 大型フラットテレビを一般家庭に

 最近、国務院常務委員会は、新たな家電購入に対し価格の10%の補助を行う「以旧換新」(家電買いかえ促進)政策を決定した。
 専門家は、「以旧換新」政策は都市部の家電製品の買いかえ需要を大きく刺激するとした上で、カラーテレビが都市住民にあっては最も普及した家電製品で、当該政策の最大の受益者となると指摘している。
 大型フラットテレビは次第に市場の主流となってきており、また国産等のプラズマテレビの市場拡大を早める契機ともなりそうだ。
〈大型フラットテレビが市場の主流〉
 仮に、「家電下郷」政策が農村における需要刺激策と言えるとしたら、「以旧換新」政策は、都市消費者をターゲットにし、新しい家電の都市普及促進に資するものである。
 調査によれば、64%を超える人が「以旧換新」政策の対象家電を選択するとし、製品別では、38%を超える人がテレビを第1位に挙げている。カラーテレビがこの施策の最大の受益者であると言えよう。
 中国家電協会のデータによれば、中国の世帯数は3.2億戸に達しており、カラーテレビの保有台数は3.4億台を超える。最近10年間のカラーテレビ購買曲線と平均使用寿命8年とを勘案すると、2008年より中国はカラーテレビ買いかえ需要のピークに入り、理論的には毎年3500万台のテレビが廃棄されることが予想されている。
 したがって、「以旧換新」政策は、カラーテレビ市場をさらに拡大させるとともに、大型フラットテレビの普及にも資するものである。
 買いかえ層の中では、新居購入や結婚などを機に大型フラットテレビを購入するというのが主流になってきている。生活水準の高まりとともに、人々の間にはオーディオビジュアルを楽しむというニーズもますます高まってきている。大型フラットテレビはこのニーズに合致するものである。
 専門家は、昨今の質の高い生活を求める風潮のもと、大型フラットテレビが家電製品の買いかえ需要の主流を占める勢いとなるとともに、フラットテレビ市場の発展をも主導するであろうと指摘している。〔中国新聞網2009年5月27日〕
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