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コンピューター技術に国際的存在感

中国1000兆回スパコン 「天河一号」トップ100の首位に

 15日、中国科学院ソフトウエア研究所並行計算実験室から得た情報によると、目
下公表される2009年中国高性能計算機トップ100ランキングでは、10月29日、研究
開発に成功し、中国で初めて毎秒1000兆回の演算を行うスーパーコンピューター
「天河一号」がトップになると発表される。
 今回のトップ100のスーパーコンピューターは主にエネルギー、ゲーム、科学計
算、大気気象、工業、政府部門、教育、電信、バイオ情報、地震、電子商取引、ア
ニメレンダリング、金融保険、動画解析等14分野のものである。
 コンピューター数から、エネルギー、ゲーム、科学計算の3分野でスーパーコン
ピューターが主に買われている。また、コンピューターのLinpackベンチマークに
よる性能では、工業、ゲーム、科学計算の計算性能要求は明らかに他分野を上回っ
ている。
 このことから、総合的に見ると、エネルギー、ゲーム、科学計算、工業等が目下
中国のスーパーコンピューターの主要なユーザーである。
 「天河一号」は国防科学技術大学と天津濱海新区が共同で研究開発を行い、6億
元を費やした。ピーク演算速度は毎秒1206兆回、Linpack実測性能は毎秒563.1兆回
を有している。
 「天河一号」の研究開発の成功は、中国を米国に次ぐ第二の1千兆回コンピュー
ター研究開発成功国家にさせた。
 「天河一号」は2009年末から2010年に天津濱海新区に部署が設置され、国家スー
パーコンピューター天津センターの業務の主力となる。
 これにより、国家スーパーコンピューター天津センターは中国で初めて1千億回
の演算能力を持つスーパーコンピューターセンターとなり、世界で数少ない1千億
回の演算能力を有するスーパーコンピューターセンターに登り詰めた。  
 中国国高性能計算機トップ100ランキングは、中国ソフトウエア業界協会数学ソ
フトウエア分科会、中国科学院ソフトウエア研究所並行計算実験室、計算幾何学国
家重点実験室が共同で年に1回発表するものである。〔新華網2009年11月15日〕

「.中国」トップレベルドメイン名 来年使用開始

 中国インターネット情報センター(CNNIC)は15日午後、正式にICANNに「.中
国」ドメイン名国際申請を手渡した。
 このことで、純中国語ドメイン名「.中国」の使用に向けたカウントダウンが始
まり、早ければ来年初頭には、世界の中国語を使用するネットユーザーが、アドレ
ス欄に例えば「新浪.中国」と入力すれば、直接ウエブサイトにアクセスできるよ
うになる。
 インターネットドメインネームシステムが中国語を含む諸言語の文字に開放され
たことは、「インターネット40年来最大の変革」と呼ばれる。
 これまでは、インターネット、ドメインネームシステムはアメリカでつくられ、
一貫してアルファベットでドメイン名をあらわしていた。
 人々が「.公司」「.網絡」といったようなドメイン名を見たとしても、これらは
すべて第2レベルドメイン名であり、アルファベットと漢字がまざっていて、ある
人に言わせれば「中途半端なIDN」であった。
 CNNICの毛偉主任によると、「.中国」申請でインターネットルートディレクトリ
に入ることは、ドメイン名簡略化だけでなく、同時に中国の主権でもあるという。
 1998年、CNNICには「母語によるネットオンライン」の概念を提示していた。
 アルファベットドメイン名に比べ「.中国」ドメイン名の最大のメリットは覚え
やすいことである。「中国語ドメイン名はユーザーのネット利用を便利にし、記憶
を助け、実際的にはインターネット使用のハードルを下げることになる」CNNICの
斉麟主任助手はこのように述べる。
 このほか、中国の伝統文化伝播に役に立つ。例えば、しにせ「全聚」は英語に
翻訳できるとしても、その文化的魅力を最大限にあらわせるのはやはり中国語の漢
字なのである。
 CNNICによると、今現在までで、マイクロソフトのインターネットエキスプロー
ラー、グーグルのクローム、ファイアフォックス等世界で主流のブラウザでは既に
「.中国」ドメイン名のバリアフリーを実現しているという。
 グーグル、ヤフー等検索も既に「.中国」ドメイン名下のウエブサイト収録及び
サポート業務を徐々に進めている。
 中国語ドメイン名は人々のインターネット使用に変化をもたらすだろう。
 専門家によると、今後、メールアドレスを受け取る際には「張三@互聨網中心.中
国」ということも可能で、「.中国」ドメイン名は純中国語メールアドレスに関連
する多くのインターネットの革新的なサービス誕生を促進するだろう。
 そのほか、今後は、ブラウザーのアドレス欄の中で「.」と「。」は完全にイコ
ールとなり、入力する際に全角と半角を切りかえる必要がなくなる。
 「.中国」ドメイン名が正式に申請された後、ICANNは手順に照らして審査を行う
が、これらの時間は最長で2カ月かかる。それからさらに2カ月の権限付与プロセス
を経て、早ければ2010年の第1四半期には「.中国」ドメイン名が正式にトップドメ
イン名のルートディレクトリに入る。
 「.中国」ドメイン名の使用開始後、目下登記されている「中国語.cn」ドメイン
名について、相応の「中国語.中国」ドメイン名が自動的に取得される。
 これら自動的に取得される「中国語.中国」ドメイン名は、「中国ドメイン名」
グローバルルートドメイン名システム登録バンクを同時にレベルアップし、グロー
バルなインターネットのアクセスが実現される。〔北京日報2009年11月17日〕

社会保障部 正式に「人保部.政務」等専用中国語ドメイン名を使用開始

 政務及び公益機構ドメイン名登録管理センター(CONAC)から得た情報によると、
人力資源・社会保障部は10月28日に正式に「人保部.政務」、「人社部.政務」「人
力資源社会保障網.政務」等計9件の政務専用中国語ドメイン名の使用を開始した。
 今後、広範なネットユーザーは、ブラウザのアドレス欄にそのまま、つまり中国
語ドメイン名を入れるだけで、的確に人力資源・社会保障部のオフィシャルウエブ
サイトにアクセスできる。
 政務及び公益専用中国語ドメイン名は、中国ウエブサイト名でネットにアクセス
する習慣と合致しており、記憶するのに便利で、ウエブサイト名はドメイン名を通
じて素早くウエブサイトの主宰者機構の性質を判別するのに役に立ち、フィッシン
グサイトに打撃を与えることができ、適切に政務部門及び公益機構の合法的な利益
を保護する。
 今現在、国家公務員局、人事試験センター等人保部直属部門も相応の政務及び公
益専用中国語ドメイン名の使用を開始している。
 一部のドメイン名は以下のとおりである。
 国家公務員局――国家公務員局.政務
 中国高級公務員培訓センター――中国公務員培訓網.公益
 人力資源・社会保障部人力資源市場司――中国人力資源市場網.政務
 人力資源・社会保障部人事試験センター――人事考試網.公益
 人力資源・社会保障部教育培訓センター――人力資源教育培訓網.公益
 人力資源・社会保障部国際交流サービスセンター――国際交流中心.公益
 中国人事報刊社――人事報.公益
 中国労働保障報社――労働網.公益
〔中国網2009年11月20日〕
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