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清明節3連休の墓参と行楽

延べ5.2億人が清明節墓参

 清明節(4月2日―4日)の3連休に、各地は墓参がピークを迎えている。
 民政部が全国に設立した150の墓参観測拠点から送付されたデータの統計では、
3連休中、各観測点でカウントされた累計墓参者は延べ1791万人(前年比21.4%
増)で、通過車両は延べ221万台(前年比18.8%増)で、それぞれ清明節史上最高
を記録した。
 清明節当日はピークに達し、1日延べ701万人と、初めて1日で700万人の大台を
突破した。清明節3連休で合わせて延べ9.5万人がサービス保障業務を行った。
 今年の全国清明節期間に墓参したのは、概算で延べ5.2億人(前年比15%増)で
あった。
 全国において、墓参が原因の重大安全責任事故や広範囲、長時間の交通渋滞は
発生せず、社会の秩序は良好だった。
 今年の清明節墓参では、墓参への意識が強まり、ルールを守った墓参が主な特
徴となりつつある。短時間、高密度、大流量は依然として清明節墓参の主要な特
徴であった。〔中国網2012年4月4日〕

清明節休暇 30社で3.7億元の売り上げ

 清明節3連休で、北京ではショッピング、飲食等の消費地の利用客が目に見え
てふえたが、消費市場全体は安定的に推移した。北京市商務委員会が4日発表し
たモニタリングデータによると、3連休で、主要商業サービス企業30社で前年比
12.5%増の累計3.7億元を売り上げた。
〈墓参用生花が好調〉
 清明節の期間において、伝統的なお菓子、茶、行楽関連商品の販売が全面的に
上昇した。
 北京稲香村では「花韻四品」、「青団」や「踏青果」等3種類の清明節向け商
品を販売し、17.2%増の売り上げとなった。
 清明節前後は新茶が集中的に出荷される時期で、茶葉企業は積極的に仕入れル
ートを組織し、市民の選択肢がふえるようさまざまな種類の新茶を販売する。
 張一元は、「西湖の龍井は清明節前がフレッシュ、春到来で洞庭の碧螺が香り
高い」という伝統に根差した清明節のキャッチコピーを打ち、新春緑茶ギフト販
売、お茶をいり、デモンストレーション等を行って、人気を得ていた。
 張一元、呉裕泰の2社の茶葉企業は、この3連休で37.4%増の売り上げとなった。
 生花は死者を弔い、悲しい気持ちを託すものというのが、北京市民の主な墓参
のマナーの一つとなっている。
 莱太花卉市場では、清明節3連休期間で36.5%増の売り上げとなった。
 白菊と黄菊を中心とした清明の花のほか、カラー、黄百合、小菊、花かご等が
売れ筋となっている。そのほか、安くても質がいい松、オリヅルラン、常磐桜、
シネラリア等、墓参用の鉢植えも好まれて買われている。
〈御当地料理もブーム〉
 清明節3連休で最も絶大の支持を受けた伝統的な食品は、護国寺の小吃(店や
屋台の簡便食)の糖耳朶、サンザといった北京の伝統的な清明節の食べ物である。
 「初日は、実は8000個の糖耳朶を用意していた」護国寺小吃チェーン店の王店
長は、足りないとは思っていなかったため、急遽従業員を残業させ生産し、2日
目は1万個近くを生産した。これはふだんの3倍だったが、夕方ごろには売り切れ
たという。
 護国寺の糖耳朶のほか、御当地料理が清明節3連休で特に人気があった。
 3連休には、〓肉季の板藍根のいため物、荷塘月色等の御当地料理は、毎日100
食分の販売が夕食時には足りなくなり、それはお店の名物の羊肉にも及んだ。
 小さなパーティー需要に対して、全聚徳、曲園酒楼等の老舗ではさまざまな食
事セットを出し、〓肉季の保有する屋形船での心地よい食事は、什刹海の流行と
なった。
 清明節3連休期間中、レストラン企業は「半額料理」を出すなど、謝恩特別キ
ャンペーンを開催している。
〔京華時報2012年4月5日〕
注)〓は、ひへんに「考」

地下鉄八宝駅 毎日延べ53万人が出入り

 清明節の3日間の休暇では、5727万人の乗客が環境に配慮したエコ交通を選択
した。
 地下鉄15路線の累計旅客流動数は延べ1866万人となり、公共交通の累計輸送乗
客数は延べ3861万人となった。
 北京地下鉄の暫定統計によれば、当該会社の管轄する13路線は清明節の休暇に
延べ1524.39万人を輸送した。1日平均延べ508.13万人であり、前年同時期より
11.94%の増加だった。
 八宝山人民共同墓地のある八宝駅は3日間で合計161両の増発を行った。八宝駅
の入退場における旅客流動は1日平均5.3万人で、基本的に前年同時期と均衡して
いる。
 そのほかに、地下鉄4号線の総旅客輸送量は283万人に達し、1日平均は延べ94
万人、大興線の総旅客輸送量は59万人に達し、1日平均は延べ20万人であった。
 これら2つの路線の旅客流動量上位3駅は北京南駅、北宮門駅、西単駅であり、
乗りかえ量は西直門駅、宣武門駅、西単駅であった。
 地上交通では、各大墓園、公園景勝地や近郊地区、また各観光景観区周辺、商
業娯楽センターのバス路線がそれぞれ車両をふやした。
 休暇における合計車両数は延べ42.91万台で、前年同時期から8100台の増加、
1.92%の伸びとなった。輸送乗客は合計延べ3861.17万人となり、前年同時期から
延べ7.50万人の増加、0.19%の伸びとなった。
 そのほか、墓参り専用の17路線では合わせて394台のバスが出て、前年同時期
より24台ふえ、6.49%の伸びとなった。前年同時期より86便多い900便が発車し、
10.57%の伸びとなった。墓参客の輸送人数は延べ4万5452人で、前年同時期より
延べ6440人の増加、16.51%の伸びとなった。〔北京日報2012年4月5日〕

全国ばらばらに埋葬されている烈士の墓は60万

 民政部が昨年から開始した、全国でばらばらに点在している革命で亡くなった
烈士(革命犠牲者)の紀念(記念または祈念)施設の初めての全面作業が終わった。
 それによると、全国において現在点在する烈士の墓は61万以上である。今年、
点在している烈士の墓30万及び烈士紀念施設2000を移動させ、修繕作業を行う。
 民政部の統計によると、中国国内に存在する烈士紀念施設保護部署は4151単位、
紀念施設は2.4万以上、烈士の墓は75万以上である。そのうち、ばらばらに点在
している烈士紀念施設は1.2万、烈士の墓は61万以上である。
 全国の各レベルの烈士紀念施設は毎年延べ1.5億人の参列者を受け入れ、愛国
主義教育実施の重要な拠点である。
 中国は既に昨年より、ばらばらに点在している烈士の墓と烈士紀念施設を移転、
統合、修繕を開始し、長期にわたって管理保護することにしている。
 ばらばらに点在している烈士の墓の応急的な修繕と保護には、中央財政は1つ
の墓につき5000元を補助し、ばらばらになった烈士紀念施設の応急修繕と保護に
は、原則として1施設につき20万元を補助する。
 計画では、今年に30万のばらばらに点在している烈士の墓及び2000の烈士紀念
施設の移転、修繕業務を終え、全ての応急業務は2014年に終了する。
 烈士紀念施設とは、烈士紀念墓、烈士墓の園林、紀念堂(館)、紀念碑(亭)、
紀念塔(祠)、紀念像、烈士納骨堂等である。
 民政部の統計によると、約2000万名の烈士が中国革命及び国家建設事業に命を
ささげたが、これらの烈士の大多数には身元情報が残されていなかった。目下、
烈士の身元が判別できて、各レベル政府で編さんされた烈士英霊名簿に書き込ま
れたのは、わずか180万人前後である。(後略)〔新華網2012年4月5日〕
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