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新型コロナウイルス感染最前線の女性看護師たち

今回は、女性が世界を救う!

 感染症への闘いは、何億人もの人々の心に影響を与えた。
 この数日間、現地に赴いたり、最前線で闘ったりする多くのニュースと映像を
見たが、ずっと疑問に思っていることがある。どうして至るところに女性がいる
のだろうか?男性は?
 信じないなら、「四大天グループ」が現地に行くところを見てほしい。集合写
真では、前列あるいは中ほどの少数の男性を除いて、ほとんどの場を女性が埋め
尽くしている。ざっと見たところ、少なくとも70%以上だった。
 映像では、規模が大きく勢いのよいチームでは、大半は女性のように見受けら
れ、女性の声が聞きとれる。
 各省が対応し、救援に駆けつけた医療チームの隊員も状況は大体似通っている。
再び部隊を見てほしい。金銀潭病院、火神山病院に赴くチームは、十中八九、女
性「兵士」だ。

 ある病院の友人は感慨を覚えてメールをくれた。「以前、戦争と女性は何の関
係もなかった。しかし今回は、かわって女性が世界を救うのだ!」
 彼は二つの主な理由を挙げた。一つ目は、医療スタッフのうち、女性が占める
割合がもともと高いことだ。二つ目は、今回の感染症との闘いを最も必要として
いるのは看護師、特に集中治療室の看護師であることだ。
 資料を調べたところ、友人の言葉は正しかった。
 看護師はほとんど全てが女性で、男性はまれである。2019年の統計によると、
上海市の医療スタッフのうち、女性は54.3%を占める。2017年の統計では、2016
年末で中国の正看護師は350.7万人おり、そのうち男性は1%に満たなかった。
 つまり、我々の感覚、知覚では、「看護師」とは「女性看護師」である。
 そう、男性と女性の割合が116.9対100の中国では、間違いなく、コロナウイル
スとのこの闘いでは、かわって女性が世界を救うのだ。
 以前、戦争は男性の栄光だと言う人もいたが、今回は、女性が世界を救うのだ
と言いたい。「私たちは髪の毛はもちろん、命さえあきらめている」
 白岩松氏が言ったように「私たちが新年を迎えているとき、看護師たちは看病
を続けていた」。
 勇敢な女戦士である劉麗は死を全く恐れない、毅然としたまなざしをしていた。
6日後、塹壕から出てきた彼女は、既に2人に判決を宣告していた。
 看護師長の蒋小娟は、「皮膚の外傷であれば、バンドエイドを貼ってまた突撃
する!」と言う。
 「白衣を着て、みずからの役目を果たさなければならない」武漢の95後の看護
師の李慧は、自発的に最も危険な呼吸器病棟を志願したが、家族に話さないよう
に頼んだ。彼女は「不幸があった場合は、コロナウイルスを研究するために私の
遺体を献納する」と言う。
 女性看護師の手、子供たちはあなたに感謝している。女性看護師の顔、彼女ら
の笑顔が世の中のすべてを癒やす。「白衣の天使なんていない。しかし、服を変
え、先輩から学び、病気を治し、人々を救い、死神の行く手を阻む」
 「女性はもともとか弱い、されど医療では強い」彼女たちは今回勇敢に立ち向
かい、命がけで感染症にあらがう「ムーラン」である。私たちの母、妻、娘だけ
でなく、私たちの守護聖人である。
 四川省広遠出身の男性のように、闘いに赴く妻を説得するのだ。 「無事に帰
ってきてほしい。無事に戻ってきてほしい。1年間の家事は私が引き受ける。」
 最後に、男性にも敬意を表する。結局のところ、最前線で闘っている男性もた
くさんいるし、1年間の家事を喜んで引き受ける男性もいる。
〔今日女報2020年2月14日〕

「政府がボーイフレンドを」武漢支援を行う湖南省看護師が人気者に

 最近、武漢の仮設病院にいる女性看護師の願望が注目を浴びている。
 彼女は田芳芳。湖南省中医薬研究院付属医院心血管科の看護師である。2月10
日、第三次武漢援助国家中医医療隊隊員として、長沙から武漢に向かい防疫前線
にいる。
 今回の武漢支援では、田芳芳と同僚も、湖南省中医薬研究院付属医院の漢方療
法を携えていた。日常的な医療に関する看護を除くと、最も多い仕事が「心理的
な仕事」である。
 田芳芳が、患者に最も多く伝えるのが「気持ちが一番大事で、きっとよくな
る」という言葉だ。患者の気持ちをより楽にするために、田芳芳はネットのイン
フルエンサーが踊っているダンスを覚えて、患者の健康と娯楽にさせたいと思っ
ていた。
 「私のダンスの才能は残念ながらなくて、覚え切れなかった」ダンスは教られ
ないけれども、患者たちは彼女の朗らかで熱心ところに感動し、彼女の楽観さが
伝染した。
 田芳芳が前線で突き進むには、家族の応援が不可欠である。第一戦で踏ん張る、
武漢の新型肺炎の流行を得て、彼女の武漢遠征を強く応援している。「でも本当
は、両親がとても心配しているのはわかっている。毎日出勤前の同じ時間に父か
ら電話がかかってきて、予防について念を押される」
 ある日、仕事の合間に、仕事のストレスを和らげようと、雰囲気を盛り上げる
のに、田芳芳と同僚は紙に小さな願いを書いた。彼女が書いた「願い」は、「感
染症流行が終わったら、政府がボーイフレンドをあてがってくれますように」。
この願いは、現場の同僚や患者を笑わせた。
 その後、この写真がネット上で掲載され、瞬く間に広がった。有名な司会者の
孟非ですら微簿に「田芳芳と同僚の方、政府にそのストックはありません。私た
ちが手伝ってあげますよ。今動いています!」とつぶやいた。
 2月27日、田芳芳は記者の取材を受け、一夜にして、全国民が彼女がボーイフ
レンドを探していることを知ってしまうとは思わなかったと話した。けれども、
現在、彼女が最も心を砕くのはやはり感染症流行への対応で、ただただ本職にし
っかり取り組みたいという。
〔長沙晩報2020年2月29日〕