中国インターネット発展統計調査報告書
中国のネットユーザー9億人 ネットインフラ普及
コロナ流行はオフラインのビジネス活動に大きな影響を与える一方、インターネ
ットアプリの拡大を間接的に刺激することになった。
中国互聯網絡信息中心は28日、第45回「中国インターネット発展統計報告書」を
発表した。
報告によると、2020年3月現在、中国のインターネットユーザーの規模は9億400
万人で、インターネット普及率は64.5%に達した。2018年末と比較して4.9ポイント
増加したことで、都市と地方のインターネット普及率の差はさらに縮まった。
報告は、現在の国内インターネット発展に3つの特徴があることを指摘している。
第一はインフラの継続的な改善で、2019年に中国は世界最大の光ファイバーとモ
バイル通信ネットワークを構築したが、光ファイバーと4Gがつながる村(行政単
位)の割合は98%を超え、固定インターネットブロードバンドアクセスユーザーは4
億5000万世帯を超えた。
第二に、デジタル経済は経済発展の新たな成長点になっている。2020年3月まで
に、中国のオンラインショッピングユーザーの規模は7億1000万人に達し、2019年
の取引規模は10.63兆元に達し、前年比16.5%増となった。
第三は、インターネットアプリが人々の満足感を高め、オンラインが貧困者を扶
助し、貧困脱却の攻略を助けていることである。〔央視網2020年4月28日〕
中国ネチズンの学歴 中卒が40%以上 大学以上は20%
「中国インターネット発展統計調査報告書」によると、中国ネチズンの男女比は
51.9:48.1で、男性ネチズンが占める割合は、全人口中の男性の割合(51.1%)よ
りわずかに高い。
20―29歳と30―39歳のネチズンの割合は、それぞれ他の年齢層よりも高い21.5%
と20.8%で、40―49歳のネチズンの割合は17.6%、50歳以上のネチズンの割合は16.9%
だった。
学歴では、中学校、高校・中等専門学校・技術者養成学校の学歴を持つネチズン
の割合がそれぞれ41.1%、22.2%、大学・高等専門学校以上が19.5%、さらに小学校
及びそれ以下が17.2%だった。
中国ネチズンのうち、学生が最も多く、26.9%を占めている。次に、自営業・フ
リーランサーが22.4%を占め、企業・会社の管理職及び一般社員が合わせて10.9%を
占めている。
中国ネチズンの収入構造では、月収2001―5000元のネチズンの合計は全体の33.4%
を占め、月収5000元以上のネチズンは27.6%を占めている。収入があるが月収1000
元以下のネチズンの割合は20.8%を占めている。〔澎湃新聞2020年4月28日〕
|