CI Image
 
電子マガジン・中国最新情報
中国国内各紙の報道をもとに編集部が独自のセンスで選んだ、中国経済全般、政策動 向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中 国を日本語で読みたい方は必見!
登録  解除    メールアドレス  

特集内容一覧へ

都市別の教育水準格差の拡大

四大一級都市の小学生数に変化あり 上海の小学生数最少に

 2019年、上海は北京、広州、深センと比べ、在学する小学生数が最も少ない82.6
万人だった。しかし、上海の常住人口は四大一級都市の中で現在最も多く、特に広
州や深センをはるかに超えている。
 2015年と比べ、ここ数年の上海の小学生数の増加の伸びは2.7万人と最も少なか
った。2016年と2017年、上海の小学生数はマイナス成長だった。
 一般的に、小学生数は流動人口をはかる一つの重要な指標とされている。全国の
小学校入学率はほぼ100%のため、小学生数がほぼ「算出できる」実数であり、小学
生の背後にいる家長は都市において中核となる力を持つ青壮年である。
 このほかにも、小学生数はその都市における将来の潜在的な追加労働力をある程
度反映している。
 高齢者が比較的多く、青壮年人口の増加が有限である現状、また、都市の産業発
展という客観的需要要因から、上海は高学歴でスキルのある若者の引き入れを早急
に必要としている一方、人口を制限する必要がある。
 一部の重点高校の学生に対してのみ戸籍登録の門戸を開いているのは、上海は両
局面に配慮するがために選択肢を多く持ち合わせていないからなのかもしれない。
▽小学生数の増加数(万人)
 2019年 2015年 増加数
北京  94.2 85.00  9.2
上海  82.6 79.90  2.7
広州  110.5 93.80  16.7
深セン 106.9 86.50  20.4
〔騰訊網2020年9月26日〕

都市別大学教育ランキング

 中国の大学教育は、歴史的な発展と国家の仕組みにより不均衡な発展が生まれ、
特に、ここ数年の各地域の経済発展に伴い、教育発展の格差もますます大きくなっ
てきた。
〈上位300大学のデータから〉
 最新の大学ランキングでは、全国ランキング300位までの大学のうち、都市別大
学数の1位は北京市42大学、2位は江蘇省27大学、それから、上海19大学、遼寧17大
学、山東16大学。データでは、北京市と江蘇省は依然として中国で最も実力のある
2省市で、教育水準が最も高い。
 データの総合評価に基づいた各省市の教育レベル評価は以下のとおり。北京、江
蘇が1位と2位、山東省、遼寧省、広東省が上位5位、その後に湖北省、浙江省、陝
西省、上海市、そして10位が河南省である。一方、甘粛、内モンゴル、新疆、海南、
寧夏、チベット、青海が下位ランキングである。
▽各省市の教育レベル
 地域 総ポイント   地域 総ポイント   地域 総ポイント
1  北京 100.00   12 四川 52.92   23 重慶 28.08
2  江蘇 91.87   13 湖南 49.29   24 貴州 22.92
3  山東 70.02   14 安徽 48.30   25 甘粛 21.48
4  遼寧 69.58   15 黒龍江 43.63  26 内モンゴル 19.68
5  広東 67.35   16 吉林 40.51   27 新疆 16.17
6  湖北 64.44   17 江西 39.97   28 海南 7.12
7  浙江 62.49   18 福建 39.85   29 寧夏 6.30
8  陝西 58.75   19 天津 35.68   30 チベット 4.61
9  上海 57.14   20 山西 32.91   31 青海 4.01
10 河南 57.03   21 広西 32.87
11 河北 54.69   22 雲南 28.44
▽一流大学数
1. 北京 33校
2. 江蘇 15校
3. 上海 13校
4. 四川 8校
5. 湖北、陝西 7校
6. 天津、広東 5校
7. 遼寧、黒龍江 4校
8. 吉林、浙江、安徽、山東、湖南、軍隊 3校
9. 福建、新疆、河南、重慶、河北 2校
10. 雲南、甘粛、内モンゴル、山西、江西、広西、海南、貴州、チベット、青梅、
  寧夏 1校
部隊学校は計上せず。
〔騰訊網2020年9月26日〕