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電子マガジン・中国最新情報
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電子マガジン《中国最新情報》  No.270 2004年8月3日
発行: 《中国最新情報》編集部 http://www.jckc.com
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集:ヒートするエアコン市場】
●最新エアコン市場研究 今年のエアコンメーカーの淘汰率は60%に
●7月の高気温による「灼熱」市場 エアコンの売り上げが「爆発」

┏【国内経済】
●上海浦東 私営、外資、国有企業が鼎立
●民営企業の社会貢献増大 投資者約772万人

┏【国内経済:上半期統計】
●上半期北京工業生産額2230億 前年同期比22.5%
●上半期工業利潤急増 鉄鋼利潤幅下落
●上半期固定資産投資2兆6082億元、28.6%増

┏【経済データ】
●外国為替(8月3日)
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……【特集:ヒートするエアコン市場】………………………………………………
●最新エアコン市場研究 今年のエアコンメーカーの淘汰率は60%に
 2000年、中国のエアコンメーカーはおよそ400社、2003年はおよそ140社まで減
少し、淘汰率は30%であった。今年、およそ50社のメーカーが市場で活発な展開を
維持しており、淘汰率は約60%である。市場の上位4社で2003年より6%増の51.9%を
占有している。この状況は依然として続くだろうと考えられている――。

 このデータは、国務院発展センターの市場経済研究所、北京市場調査研究セン
ターによってつくられた、中国家電市場合同調査研究プロジェクトチームが発表
した最新の「2004―2006年の中国都市消費者のエアコン需要状況の研究報告」に
よるものである。
 調査研究報告の責任者であり、国務院発展研究センターの市場経済研究所の主
任でもある陸刃波氏によると、この調査研究は今年の1月―7月に行われ、全国の
50都市、1.6万人を超える都市住民家庭に対し、国内エアコン市場の発展状況、国
内外企業のマーケティング効率などに重点を当てて調査研究をしているという。

 このプロジェクトチームのデータを見ると、2003年末の中国都市住民家庭のエ
アコン普及率は48.9%に達し、昨年に比べ2.4%増加している。
 都市部家庭では、平均2.13台のエアコンを持っている。
 中でも、一級都市家庭のエアコン所有率は比較的高く64.8%にまで達し、将来的
な潜在的市場は主に一般家庭での2台目、または新規不動産の需要によるものであ
る。
 二、三級都市のエアコン所有率もそれぞれ50.3%、39.6%にまで達しており、さ
らに拡大しようとしている。

 市場規模から見ると、今後3年間冷夏が続いたとしても、エアコン市場総台数は
安定上昇の勢いを見せ、それぞれ1228万台、1320万台、1400万台に達すると予想
されている。しかし、不動産業の発展と都市住民の快適な生活の追求という2大要
素の影響で、成長速度に緩やかな下降傾向があらわれ、それぞれ7.16%、7.49%、
6.06%になると予測されている。
 健康、省エネは消費者にとってエアコン購入時に最も関心を持つ要素となって
いる。調査研究では、今後1年間のエアコンの予想購入率は9.5%、健康、省エネの
エアコンを選択する割合は50%を上回っている。〔南方日報7月20日〕

●7月の高気温による「灼熱」市場 エアコンの売り上げが「爆発」
 7月に入りますます蒸し暑くなっている。しかし、気温によって売り上げが変わ
るエアコンの業界にとって、「灼熱」は大きなごほうびとなった。冷夏の年はエ
アコン市場は伸び悩むが、今年は猛暑となり、販売の最盛期を迎えている。

〈高温「灼熱」のエアコン市場〉
 「よほどのことがなければ、今週末にも1日平均6000台の販売が達成される」蘇
寧電器(SUNING)重慶支店の侯恩竜総経理は上機嫌で語っている。気温の突然の上
昇により、エアコンの販売業績は急激な伸びを見せているからだ。
 今週末にピークに達し、先週末に比べ250%増になると予想されている。高温の
「灼熱」で売り上げ最盛期となり、笑わずにいられない状況である。

 同様の状況は重慶のほかの量販店でも起こっている。国美(gome)の沙坪〓ショ
ッピングセンターのエアコンコーナーでは、エアコンを買う客の人波でごった返
しており、天気が原因なのか、国美の価格による刺激なのか、消費者はとても熱
心である。
 エアコンコーナーの中央にあるカウンターは客で満員で、店員はやっとのこと
カウンターのそばに立っていて、しかも同時に何人もを接客しているという状況
である。急いでいる消費者は無理やり前に出て聞いたり、店員を引っ張って放さ
なかったりして、売り場は活気にあふれている。
 国美では、週末の販売量は8000台を突破すると予想されている。

 商社電器(cgtg)は、売り場にある各メーカーの販売数が前年同期比平均279%増
となっている。その中でも、格力(Gree)、奥克斯(Aux)などのメーカーのエア
コン販売台数の増加は顕著で、前年同期比346%増である。
 注目すべきなのは、月曜日―水曜日は1週間のうちでも売り上げが少ない時期な
のに、今週の販売台数は既に先週末を上回っていることだ。

 重百(CBOL)では、火曜日に3つの店で2500台以上、水曜日に3000台近くのエア
コンが販売された。
 関係者は、この勢いが続けば、今週末には1店での販売台数が1500台に上ると見
られ、最盛期を迎えるだろうと語っている。

〈各メーカーでも大変なことになっている――〉
 格力市場普及部の李強部長は「格力エアコンの現在の1日の販売台数は約5000台
で、週末にはピークになるだろう」と語る。梅雨前には1店で1日100台を販売する
ことさえ難しかったのが、急激に販売台数が伸び、現在では300台までになってい
るというのだ。
 美的重慶支社のエアコン責任者の張守文氏は、猛暑によりエアコンの購入が集
中しており、その爆発力は驚異的だという。エアコンは販売の最盛期を迎えてお
り、美的の各売り場では毎日約400台を販売、エアコン販売上昇幅は30%―40%に達
している。
 華凌空調(Hualing)の羅経理も、主な市街区域では梅雨のころは1日に50―60台
しか出荷していなかったが、今週は2日間だけで600数台を出荷していると述べて
いる。

〈商品の供給不足、設置サービスも困難〉
 今までの経験では、7月はエアコン市場では最後のチャンスと言われ、8月、ひ
どいときは7月下旬からエアコン販売の動きは鈍くなり、その1年の市場は終わり
になる。そのため、専門家は7月を「生死を分ける月」と呼んでいる。
 また、エアコンの売り上げが「爆発」する一瞬が「生死の瀬戸際」となり、ど
うしても多くのメーカーで商品の供給不足が始まる。

 消費者は「不確定では動かない」ため、酷暑になってから集中的にエアコンを
買うことになる。したがって、多くのエアコンメーカーでは在庫不足、売り切れ
の問題が起こっている。
 中でもコンプレッサーが非常に不足しているため、小規模生産の窓用エアコン、
安価で取りつけやすい1.5馬力の壁掛け型エアコンの在庫はかなり厳しい状態であ
る。

 「窓用エアコン、1.5馬力のエアコンの在庫不足の問題は確かにある」と重慶格
力販売公司の販売責任者は少しも隠し立てをしていない。「実際、一部の製品の
売り切れは毎年起こる現象で、ただ時間的に早いか遅いかである」
 華凌空調では、既に商品売れ切れの現象があらわれている。売り切れたのは1.5
馬力のエアコンで、華凌の販売責任者は「この型番だけが売り切れている」と説
明する。
 先週末に大量に1馬力と1.5馬力のエアコンを売り出したため、今週の初めの商
品供給は自然と厳しい状況になった。現在、華凌空調では緊急に商品を調整して
おり、週末には商品を供給できるという。

 専門家によると、まさにエアコンの「爆発的な」売り上げはピークとなってお
り、さらに家電店でも当日に取りつけができない状況となっている。
 蘇寧、国美は取りつけサービス体制を充実させ「2時間で取りつけ」、「買った
らすぐに取りつけ」をうたっているが、エアコン販売の「爆発」に直面し、大変
な状況になっている。

 蘇寧では「2時間で取りつけ」ができるとしているが、それは売り場にある限定
された型番のエアコンであることに注意すべきである。つまり、消費者は買って
すぐ使えるエアコンを買いたくて、販売店が特定しているエアコンを選んでいる。
 蘇寧は3000人の取りつけ工事担当者以外にも、他の都市から1500人の派遣を準
備しており、取りつけ最盛期の困難な問題を解決している。

〈ピーク期をずらしての購入がお勧め〉
 エアコンの売り上げが「爆発」している時期に購入するのは最悪である。
 オフシーズンや最盛期の前には、多くのメーカーは販売促進活動として、特別
値引きやプレゼントをつけて、消費者の購入意欲を刺激している。
 しかし、販売の最盛期は、ほとんどが「座って紙幣を数えている」状態で、6月
中旬から大手のエアコンメーカーは前後して各種の販売促進活動を終えているし、
さらに言えば、価格も上昇している状況である。

 それ以外にも、爆発的な売れ行きの時期は、各メーカーの在庫はすぐになくな
ってしまい、根本的に爆発的な販売台数を支える力がない。
 一般的には、毎年、最盛期の爆発的な販売期間(10日間ぐらい)で年間の販売
台数の約30%近くを占め、もっと多いこともある。考えればわかることだが、この
時期のエアコン取り付けは消費者の需要を満たすことができていない。

 この状況を緩和するため、各家電店は消費者に対して、エアコン販売最盛期に
なる前、エアコンの取り付けがスムーズにできるうちの購入を勧めている。
 蘇寧電器は営業時間を延長して、「エアコン夜市」を実施している。商社電器
も同様に営業時間を夜9時ごろまで延長し、売り場の混雑を解消している。
〔重慶商報7月23日〕
注)〓は、つちへんに「覇」

……【国内経済】…………………………………………………………………………
●中国民営企業の社会貢献増大 投資者約772万人
 全国工商聯の調査によると、民営企業の経済、社会に与える効果は顕著になり、
社会貢献はますます大きくなっている。

 中国の99%の企業は中小企業で、中小企業のうち最も多いのが民営企業である。
 関連の統計によると、中国のGDPの55.6%、新規工業生産額の74.7%、小売販売額
の58.9%、税収の46.2%、輸出総額の62.3%は中小企業がつくり出したものである。
 また、就業の75%以上を占めている。
 特許の約65%は中小企業によって発明されたもので、75%以上の技術革新は中小
企業によってもたらされたもので、80%以上の新製品は中小企業が開発したもので
ある。

 中国では、現在、日平均1500以上の民営企業が誕生し、民営企業の登記資本は
毎日30億元増加している。個体労働者は3200万人で、平均40人に1人は個体戸に従
事している。
 私営企業は既に300万社を超え、投資者は約772万人になっている。2003年だけ
で民営企業の資本金は約1兆元を超えている。専門家は2010年までに全国の民営企
業の投資者数は3000万から4000万人に達すると推計している。〔解放日報7月27日〕

●上海浦東 私営、外資、国有企業が鼎立
 浦東は外資系企業の天国であるだけではなく、私営企業の楽園にもなり始めて
いる。良好な政策と投資環境のもと、私営企業は浦東で素早い発展を遂げ、外資
系企業、国有企業とともに浦東経済発展の主力の一翼を担っている。

 最新の統計データによると、浦東の私営企業は1998年時点で4568社しかなかっ
たが、今2.3万社を超えている。現在、浦東の私営企業の登記資本金は累計620億
元を超え、1998年より18倍増加している。
 1社当たりの登記資本金は266万元で、1998年より3.5倍増加した。そのうち登記
資本金が1000万元を超える企業数は1300社余りで、さらに登記資本金が1億元以上
の企業数は77社に達した。

 私営企業の高速発展は、失業者に再就職のチャンスを与えるとともに、海外帰
国者、ハイテク技術者及び大学卒業生に対して才能を発揮し、自己実現のための
空間環境を提供している。
 近年、ますます多くのホワイトカラーが私営企業に入り、それは上海の職場の
一つ新しい風景となっている。統計データによると、浦東の私営企業の従業員数
は36万人を超え、1998年より7.7倍を増加し、年間平均50%前後増加している。

 業界別を見てみると、ハイテク産業と近代サービス業に従事する私営企業がま
すます多くなっている。
 統計データを見ると、製造業、卸売及び小売貿易業、飲食業に従事する私営企
業の比率は、1998年の33%と54%から現在の25%と38%まで下がったことがわかった。
 逆に、ハイテク産業、近代サービス業に従事する私営企業の比率は、1998年の
8.7%、3.1%から現在の16.4%、15.2%に上がってきた。

 浦東では、帰国留学生がつくった企業が1000社を超え、これら留学生企業の飛
躍的な発展によって浦東の私営企業のレベル及び「純度」が大幅に高くなってき
た。
 留学生企業は、ハイテク技術と企業管理経験を持っているだけでなく、資金力
と国際性も持ち、生物医薬、チップ設計、ソフトウエア、新素材など幅広い分野
に進出している。
 例えば、張江ハイテク開発区にある上海迪賽諾医薬有限責任公司は、主にエイ
ズの治療薬を研究開発を行う、上海市科学技術委員会に認定されたハイテク企業
である。
 また、携帯電話のチップ設計を従事する展訊公司は、最近国際的にもリードし
ている3G携帯電話チップを開発して、中国初の自主知的所有権を獲得し、携帯電
話チップのコア技術が長い間外国通信企業に独占されていた局面を打破した企業
である。〔新華網7月22日〕

……【国内経済:上半期統計】…………………………………………………………
●上半期北京工業生産額2230億、前年同期比22.5%
 今年上半期、北京市の一定規模以上の工業企業の工業生産額は576.1億元で、前
年同期比22.5%で、ここ10年の同時期における最高水準の増加となった。
 記者が21日、北京市工業促進局から得た情報によると、今年1―6月、北京市工
業生産額は2230億元で、前年同期比29%、ハイテク技術産業生産額が196.8億元で、
前年同期比19.1%、上半期の工業が北京市経済成長に対する貢献度は43.2%に達し、
前年同期より1.5ポイント上昇した。
 工業生産が目覚ましく成長すると同時に、工業付加価値がさらに増加している。
 統計によると、今年1―5月で、一定規模以上の企業の北京市工業販売収入は
1888.6億元で、前年同期比36%増となった。〔北京青年報7月22日〕

●上半期工業利潤急増 鉄鋼利潤幅下落
 国家統計局の統計データによると、今年上半期の全国工業利潤は急増傾向にあ
り、一定規模以上の工業(国有企業及び年間製品販売収入500万元以上の非国有企
業、以下同様)の利潤は5199億元で、前年同期比41.6%、増加幅は1―5月に比べ
2.1ポイント下落した。
 上半期における工業経済効果総合指数は160.18で、前年同期より15.41ポイント
増加した。

 そのうち、上半期の、一定規模以上の工業利潤のうち、国有及び国有持ち株企
業は2615億元で、前年同期比42.6%増、増加幅は1―5月に比べ0.9ポイント増加し
た。
 集体企業は222億元で、前年同期比29.6%増、増加幅は1―5月に比べ3.8ポイント
下落した。
 株式合作企業は74億元で、前年同期比31%増、増加幅は1―5月に比べ3.1ポイン
ト下落した。
 株式制企業は2457億元で、前年同期比38.6%増、増加幅は1―5月に比べ0.9ポイ
ント下落した。
 外資系企業及び香港・マカオ・台湾資本の企業は1660億元で全然同期比37.1%増、
増加幅は1―5月に比べ4.8ポイント下落した。
 私営企業は494億元で、前年同期比49.8%増、増加幅は1―5月に比べ5.7ポイント
下落した。

 上半期、39の工業業界のうち、29業界の利潤増加幅は1―5月に比べ下落してい
る。
 そのうち、鉄鋼業界の上半期の利潤は472億元で、前年比80.4%増、増加幅は
1―5月に比べ22.1ポイント下落した。6月の利潤が5月に比べて27%下落、4月に比
べて54%減となった。
 セメント業界の上半期の利潤は78億元で、前年同期比2.98倍増、増加幅は1―5
月に比べ4.97倍増となっている。しかし、6月の利潤は57.6%増にすぎなかった。
 アルミ業界の上半期の利潤は53億元で、前年同期比79.3%増、6月の利潤は1.2億
元で、前年同期比69%減、前月比93%減となった。
 このほか、石炭、電力、農産物加工、化学工業、化学繊維、専用設備製造等の
業界の利潤の下落の勢いは明白なものとなっている。〔上海証券報7月23日〕

●上半期固定資産投資2兆6082億元、28.6%増
 上半期、社会固定資産投資(累計)は2兆6082億元で、前年同期比28.6%増、増
加幅は第1四半期に比べ14.4ポイント下落した。
 そのうち、都市固定資産投資(累計)は2兆1844億元で、前年同期比31%増、増
加幅は第1四半期に比べ16.8ポイント下落した。農村固定資産投資(累計)は4268
億元で、前年同期比17.3%増、増加幅は第1四半期に比べ9.1ポイント下落した。

 上半期における都市投資のうち、国有及び国有持ち株単位の投資は1兆2605億元
で、前年同期比25.5%となった。増加幅は1―5月に比べ7.8ポイント下落した。住
宅投資は4095億元で、前年同期比26.5%増、増加幅は1―5月に比べ1.8ポイント下
落した。
 中央プロジェクト投資は3370億元で1.3%増、増加幅は1―5月に比べ1.3ポイント
上昇した。地方プロジェクトは1兆8474億元で38.5%増、増加幅は1―5月に比べ5.9
ポイント下落した。

 産業別に見てみると、第一次産業の投資は212億元で、前年同期比7.2%増、増加
幅は1―5月に比べ4.5ポイント下落した。
 第二次産業の投資は8791億元で、前年同期比41.8%増、増加幅は1―5月に比べ6
ポイント下落した。そのうち、工業投資は8511億元で、前年同期比42.3%増、増加
幅は1―5月に比べ5.5ポイント下落、建設業投資は280億元で、前年同期比28.0%増、
増加幅は1―5月に比べ19.2ポイント下落した。
 第三次産業の投資は1兆2841億元で、前年同期比25.0%増、増加幅は1―5月に比
べ2.7ポイント下落した。そのうち、卸売小売業の投資は384億元で、前年同期比
45.2%、増加幅は1―5月に比べ9.6ポイント減となった。不動産産業投資は5414億
元で、前年同期比28.3%増、増加幅は1―5月に比べ3.7ポイント下落した。

 業界別に見てみると、紡績及びアパレル産業の投資は410億元で、前年同期比
33.2%増、増加幅は1―5月に比べ7.9ポイント下落した。
 化学原料及び化学製品業の投資は616億元で、前年同期比47.1%増、増加幅は
1―5月に比べ18.9ポイント下落した。
 非金属鉱物採掘及び製品業の投資は484億元で、前年同期比53.8%増、増加幅は
1―5月に比べ14ポイント下落した。
 黒色金属採掘及び製錬・圧延加工業の投資は856億元で、前年同期比55.3%増、
増加幅は1―5月に比べ17.9ポイント下落した。
 有色金属採掘及び製錬・圧延加工業の投資は270億元で、前年同期比43.1%、増
加幅は1―5月に比べ17.7ポイント下落した。
 交通運輸設備製造業の投資は390億元で、前年同期比50.9%増、増加幅は1―5月
に比べ6.7ポイント下落した。
 電気機械及び器材製造業の投資は177億元で、前年同期比47.9%増、増加幅は
1―5月に比べ37ポイント下落した。

 所有形態別に見ると、国内資本が1兆8846億元で、前年同期比29.6%増、増加幅
は1―5月に比べ3.8ポイント下落した。
 香港・マカオ・台湾資本が4461億元で、前年同期比37.1%増となった。
 東部、中部、西部の投資の増加幅は1―5月に比べそれぞれ3.8、5.7、6.1ポイン
ト下落した。

 上半期、新規開始プロジェクトは6万7971件で、前年同期より2931件多かった。
 そのうち、東部地域の新規開始プロジェクトは前年同期に比べて600件減少した。
中部地域は293件増、西部地域は2797件増となった。
 6月の新規開始プロジェクトは2万2192件で、前年同期より2358件減少した。そ
のうち、東部は2451件減、中部は679件減、西部は294件増となった。
〔国家統計局7月21日〕

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
                        (中国人民銀行8月2日発表)
外貨名  100日本円  100米ドル  100香港ドル  100ユーロ
     7.3921  827.69  106.10   996.81
関連ページ:http://www.bank-of-china.com/info/qpindex.shtml
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《編集後記――サーチエンジンを辞書に》
 中国語に訳語をあてていく作業は、思った以上に大変な作業だなと思います。
特に、紙媒体や電子媒体での辞書には載っていない部分での訳語をどういうふう
にしようというのはいつも悩んでいるところです。プロの翻訳者はどういうふう
にしてわからない単語を突きとめているのでしょうか。
 私の場合はは、サーチエンジンを使って訳語を探します。今やサーチエンジン
なしでは作業ができないほど、私の辞書、用語集がわりになっています。
 わからない中国語の単語と適当な英単語をキーワードにして、サーチエンジン
の検索結果から英訳を特定し、その英訳から日本語訳をつくります。もし適当な
英訳が見つからない場合はわからない中国語を示す説明文あるいはイメージを探
し、それから見当をつけて日本語訳をつくります。その日本語訳をサーチエンジ
ンを使って、実際に存在しているかどうかを確認して、訳語として確定します。
 この方法はなかなか便利ではありますが、全部をこれで解決できるわけではな
く、結局お手上げになってしまうときもあります。そのときはチャットソフトを
立ち上げて、上網しているネーティブの友人に聞くのですが――質問に答えても
らうために、どうしてこういう質問をするのかということを説明しなければなら
なかったり、それに対して感想を述べられて話が終わることも多く、かえって面
倒なことが多いです。(前野)
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●バックナンバーの入手
 http://www.jckc.com/nweek/view.php
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編集長:李年古/副編集長:前野貴子 特別協力:劉莉生
翻 訳:陳振 劉志軍 杉下薫 荘小波
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