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電子マガジン・中国最新情報
中国国内各紙の報道をもとに編集部が独自のセンスで選んだ、中国経済全般、政策動 向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中 国を日本語で読みたい方は必見!
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電子マガジン《中国最新情報》  No.229 2003年9月23日
発行: 《中国最新情報》編集部 http://www.jckc.com
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集:波乱含みの貿易政策】
●人民元為替レートの形成メカニズムのさらなる整備を模索
●8月分の中国一般貿易輸入のスピードが突然減少
●来年元旦から新しい薬品輸入管理弁法が施行
●中国知的所有権絡みの訴訟に5つの特徴

┏【国内経済】
●北京 地下鉄4号、10号を含む交通インフラ 国際入札
●中国ブロードバンド黄金期 年末には1000万戸突破も

┏【社会】
●国慶節の黄金周 各大手旅行社での申し込みがピークに

┏【「中国電子情報産業」第20号 目次】
■特集1 中国のソフトウエア産業と政府調達の行方
■特集2 2003年上半期中国プリンタ市場の特徴
■トップインタビュー 劉積仁 NEUSOFT CEO
■市場 2003年上半期DVDメディア市場
■News bimonthly
■Data & Graph
■日本企業
■中国企業
■法律と政策

┏【経済データ】
●外国為替(9月23日)

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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃(中国の)農村ではね、いろいろな税金..っていうか収費が多いんだよね。┃
┃わたしも細かいとこまではわかんないけど、何費何費何費がホントにたく┃
┃さん!学校だってそうなんだよ。いっつも要銭要銭!名目がなくなったら┃
┃使いもしない本をこれを買わなければダメとか。──前の総理が、乱収費┃
┃を禁止する通達を出したはずじゃないのか?── **局の人が金額の書┃
┃いてある(収費の)確認書を持ってきて、ここにサインをしろっていうのよ┃
┃。みんな黙ってサインしてるよ。田舎でそんなのに逆らって、もっと払っ┃
┃てる!なんて言ったらどうなると思う?上有政策下有対策..でも一番下に┃
┃はなんにもないんだよ..。≪ WEB 熱線 ≫≡アジアの街角から≡にはこん┃
┃な有益情報が満載!! http://chinachips.fc2web.com/common/32mlo.html
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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……【特集:波乱含みの貿易政策】……………………………………………………
●人民元為替レートの形成メカニズムのさらなる整備を模索
 中国人民銀行は、11日に発布された「貨幣政策レポート」の中で、今後引き続き
人民元レートの基本的な安定を保持し、同時に人民元レートの形成メカニズムをさ
らに模索、整備すると発表した。

 中国人民銀行はこのレポートの中で、今後も引き続き安定した貨幣政策を実行し、
貨幣政策の安定性と持続性、通貨供給量の調節を保持していくと発表している。
 8月未の人民元レートは1ドル=8.2771元で、引き続き安定を保っている。
 中国人民銀行は以前の政策レポートで、人民元レートの基本的な安定の保持を何
度も発表している。

 中国人民銀行の周小川総裁は先般のマスコミ取材に対し、中国の現時点での外国
為替管理体制は「市場の需給を基礎とした単一の管理された変動為替相場制度」で
あり、1997年のアジア金融危機時の変動幅を考慮し、これを基礎に為替レートの形
成メカニズムを改善しなければならないと指摘している。
 同時にまた、中国は引き続き1993年の第14回三中全会で決定された「徐々に人民
元を兌換貨幣にする」という方向に向かって努力するが、もう一段の長期的な努力
が必要になるとも述べている。〔中新網9月12日〕

●8月分の中国一般貿易輸入のスピードが突然減少
 中国税関が10日発表した新データでは、今年8月までの中国の対外一般貿易輸入
は大幅に増加しているが、8月分は明らかに減少し、貿易黒字はわずかにとどまった。
 統計によると、1月から8月まで中国の一般貿易輸出入は約2300億ドルで、昨年比
40%増。そのうち、輸出が1129.3億ドル、輸入が1195.2億ドルであった。輸入は昨
年比49.3%増、輸出は15.6%増で、一般貿易では65.9億ドルの貿易赤字となっている。
 しかし、8月分の一般貿易の輸出入の増加スピードは明らかに緩慢になっている。
輸出は156.2億ドルで24.9%増、輸入は155.7億ドルで27.3%増、8月分の一般貿易で
は0.5億ドルとわずかな貿易黒字にとどまっている。

 中国輸出入の半分以上を占める加工貿易は長期的に安定しており、勢いは減少し
ておらず、一般貿易の加速の突然の衰えは、今年の8月が4月、7月に次ぐ、月間の
輸出入額が700億ドルを超える3つ目の月となったことを妨げてはいない。
 統計によると、8月の中国対外貿易輸出入総額は720.4億ドルで、昨年比で27.2%
増加しており、貿易黒字は280億ドルであった。
 1―8月全体では、対外貿易輸出入総額は5200億ドル以上で、昨年比で36.3%の上
昇となっており、累計貿易黒字は88億6000万ドルとなっている。
〔中新社北京9月10日〕

●来年元旦から新しい薬品輸入管理弁法が施行
 国家食品薬品監督管理局と中華人民共和国税関総署は、新しい薬品輸入管理弁法
に共同署名した。新弁法は来年1月1日から正式に実施され、現行の薬品輸入管理弁
法が廃止される。
 中央電視台国際頻道の情報によると、新弁法では、輸入薬品はすべて国務院薬品
監督管理部門が組織する審査を経なければならず、基準に合った、安全で有効なも
のにだけ輸入の許可が降り、輸入薬品登録証が発給される。
 しかし、この登録証は、中国で販売されている国外の薬品が偽薬であるかどうか
を論ずるものではないという。〔中新網9月9日〕

●中国知的所有権絡みの訴訟に5つの特徴
 1990年から最近まで、中国各級裁判所が受理した知的所有権に関する訴訟は4万
件余りである――最高人民法院知識所有権法廷の羅東川副庭長は13日夜、第6回中
国北京国際科技産業博覧会で行われた2003年規格と特許北京国際フォーラムでこの
ように述べ、知的所有権に絡む訴訟には5つの特徴があると語った。

〈知的所有権訴訟の特徴〉
1) 案件受理数が増加を続けている
 ここ数年来の知識所有権の案件数は増加の一途であり、例えば、2001年に審理さ
れた各種知識所有権にかかわる案件は5041件で、2002年に新しく受理された一審の
案件は6201件である。
 現在、特に北京、上海、江蘇、広東、浙江など地方法院が受理した知識所有権案
件は大きな数字でふえており、前述の地方法院が審理した知識所有権案件数は、全
国の法院が審理した知識所有権の案件の半分以上を占めている。

2) 経済、文化と科学技術が比較的発達した地域において、知識所有権案件が日増
しにふえており、特許権、著作権が占める割合が比較的大きい
 2003年に全国で審理された知識所有権案件において、著作権に関する案件が第1
位であり、その次が特許権に関する案件である。

3) 情報技術、バイオテクノロジーなどハイテク技術の発展により、ハイテク技術
の発展と応用に関する案件並びに新しいタイプの案件が出続けている
 近年来、かなりの数の商業上の秘密、コンピューターソフト、コンピューターネ
ットワーク、データバンク、ドメインや植物の新品種の紛糾等の案件が法院に持ち
込まれ、知識所有権審判に関する挑戦が絶えず続いている。

 羅氏はそのほか、現在知識所有権訴訟に関する特徴として、絶対多数の知的所有
権案件が権利の抵触による紛糾であること、外国絡みの案件が一定の比率を占めて
いることの2つを指摘した。〔中国中央電視台9月14日〕

……【国内経済】…………………………………………………………………………
●北京 地下鉄4号、10号を含む交通インフラ 国際入札
 北京市政府は10日、地下鉄と高速道路4つの交通インフラ建設プロジェクトを公
表し、初めて世界から協力を募った。このことは、民間資本と外国資本が北京市都
市インフラ建設分野へ入り始めたことを意味している。

 今回公表された4つの交通インフラ建設プロジェクトは、2つの地下鉄と2つの高
速道路プロジェクト。

 そのうち、地下鉄プロジェクトの一つは北京地下鉄4号線で、全長28.14キロメー
トル、23カ所の地下駅と1カ所の地上駅を設置し、総投資は148.41億人民元。計画
では、今年12月に工事開始、2007年12月末の開通試運転を行う。
 もう一つの地下鉄10号線第一期(オリンピック分線を含む)は、全長24.59キロ
メートル、22カ所の地下駅を設置する。オリンピック分線は、全長5.91キロメート
ル、4カ所の地下駅を設置、工事総投資額は153.47億人民元。

 高速道路建設プロジェクトは、京承(北京―承徳間)高速道路第2期工事(高麗
営―沙峪溝段)で、総投資額は約33億人民元。
 もう一つは、高速道路株式転売譲渡プロジェクトで、既に開通している京石高速
道路の北京区間、全長45キロメートル。〔中新網9月12日〕

●中国ブロードバンド黄金期 年末には1000万戸突破も
 中国電子情報産業発展研究院、中国情報化推進連盟主催、賽迪顧問股ブン公司の
開催の2003年中国ネットワーク応用年次総会の席で、出席者が予測したところによ
ると、2003年末までに中国ブロードバンドユーザーは1000万戸を超える。
 情報産業部の統計によると、2003年第2四半期の中国ブロードバンドユーザーは7
00
万戸を突破し、前四半期比54.3%の増となっており、前年同期比1185.2%の増となっ
ている。
 北京晩報の報道によると、ADSLの普及につれて、各大電信会社が経営を推進して
おり、中国ブロードバンドは急速に発展の黄金期に入ろうとしている。
〔中新網9月14日〕

……【社会】………………………………………………………………………………
●国慶節の黄金周 各大手旅行社での申し込みがピークに
 現在、国慶節のゴールデンウィークまで約20日あるが、各大手旅行社は毎日盛況
で、観光の申し込みのピークを迎えている。
 今回の国慶節ゴールデンウィークの海外旅行市場の動き始めは比較的早く、ほと
んどの路線は満席で、特に新しいルートや新しい観光地に注目が集まっている。

 全国各大手旅行会社の現在の状況としては、各社の目玉商品の、港中旅国際旅行
社の南アフリカ探索の旅、中国旅行社本社のドイツの古城めぐり、中国国際旅行社
のオーストラリア・アドベンチャーの旅は、数日前に予約でいっぱいになっている。
 また、シンガポール・マレーシア・タイ、日本・韓国などの東南アジアは定番コ
ースであるが、各旅行社は次々と新しいツアーを打ち出し、さらにオプションを強
化しており、ほとんどが国慶節ゴールデンウイーク期間の3日前から既に予約でい
っぱいとなっている。
 今年の香港・マカオ旅行で特筆されるのは、広東・上海では多くの観光客が飛行
機のチケットとホテルの予約だけの自由旅行を選択しているが、北京では観光ツア
ーがほとんどを占めていることである。

 中央テレビの「国際今日報道」によると、国内旅行の受付は始まったばかりであ
るが、三亜、麗江、張家界、桂林などの国内の有名な観光地のほか、三峡、ラサが
今年の国慶節ゴールデンウィークでは注目されている。〔中新網9月11日〕

……【「中国電子情報産業」第20号 目次】…………………………………………
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■特集1 中国のソフトウエア産業と政府調達の行方
 モトローラ中国電子有限公司会長兼社長の陳永正氏がマイクロソフト社入りし、
マイクロソフト中国地域本社CEOに就任したことに対し、外部からは、中国マイク
ロソフト社が中国政府からの受注を獲得すべく新たな体制を整えようとしていると
の声が上がっている。
 「ほとんどすべての省の指導者と一緒に飲んだことがある」と豪語し、モトロー
ラに多大な利益をもたらした実績を持つ陳永正氏であるが、果たして、中国政府調
達をマイクロソフト社へシフトさせることができるのか?。ライバル社である金山
WPSのコメントも交えて紹介する。

■特集2 2003年上半期中国プリンタ市場の特徴
 2003年上半期のパソコン販売台数の伸び率は鈍化し、プリンタ販売台数の伸び率
も幾分縮小した。また、SARSの影響により、大部分の中国企業は調達を取りやめた
ことも、販売台数減少につながっている。
 2003年上半期、カラープリンタ、高速プリンタ、多機能プリンタ、ネットワーク
対応プリンタなどの価格が急速に下がったことや、一台のプリンタで数台分の機能
を持つようになったことによって消費者の注目を受け、低価格プリンタの販売が阻
まれるようになった。
 特集2では、プリンタ別の需要とその動向について分析する。

■トップインタビュー 劉積仁 NEUSOFT CEO
 ハイテク産業と製造業との境界線はますますあいまいなものとなり、製造業の経
験はソフトウエアにも生かせるようになってきている。ソフトウエア製造に適した
ブルーカラーを育成したことで強い競争力を獲得したインドの経験を参考に、中国
も人的資本の育成をするべきだと劉氏は言う。
 「世界のソフトウエア工場」になるべく、中国のソフトウエア産業の国際競争力
をどのように高めることができるのか、東軟の劉CEOにインタビューする。

■市場 2003年上半期DVDメディア市場
 DVDメディア市場は2002年に始まり、2003年急拡大している。2002年の120万枚に
比べ、2003年は上半期だけで既に180万枚に達している。
 DVDメディアが注目されているのは、DVD-ROMがCD-ROMに取ってかわってコンピュ
ーターの標準装備になりつつあったことや、コンボドライブがあらわれたことによ
る。CD-Rに比べてもはるかに高い効果を発揮することも、消費者のDVDシフトを加
速させている。
 しかし、DVDメディアは規格が林立しており、いまだ決着がついていない。そのD
VD
メディア規格別の分析、メディアの将来性を追う。

■News bimonthly
▽中国商務部、ASEAN市場の積極的開拓を支援
▽シーメンスと華為、1億ドルで合資企業設立
▽蘚寧、デジタルテレビ価格を大幅値下げ
▽CeBIT Asia 2003に、日立中国出展
▽華為、ナイジェリアにCDMA2000通信網を建設
▽北京地区がデジタルTV放送を試験放送

■Data & Graph
▽2003年7月ブランド別カラーテレビ販売実績
▽2003年1月―7月期カラーテレビ別販売量推移

■日本企業
▽付加価値の高いITソリューションをもって中国で勝負する日立

■中国企業 「中国携帯電話メーカーの虚と実」 シリーズ2
 情報産業部がラベル生産(貼牌:輸入品など他社の製品に自社の商標を張って販
売すること)を徹底的に禁止するのではないかという憶測が広がっている。
 この憶測をおそれているのは、中国携帯電話メーカーが技術力不足の状況のもと
で頻繁な新製品発売により外資系メーカーと勝負するには、韓国や台湾メーカーの
力をかりるしかないという現状があるためだ。
 ラベル生産ビジネスが禁止されれば、危機存亡の秋を迎えるかもしれない。情報
産業部のねらいは何か?。政府も問題視する中国携帯電話ビジネスの実態に迫る。

■法律と政策
▽「電子情報製品汚染予防管理規則」が年内に実施
▽王旭東氏がグループ長に就任、「電信法」の起草作業が加速化
▽信息産業部が政策サポートを発表、電信技術面での進展に力を投入

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
                         (中国人民銀行9月22日発表)
外貨名  100日本円   100米ドル   100香港ドル  100ユーロ
     7.1724   827.73   106.10   932.20
関連ページ:http://www.bank-of-china.com/info/qpindex.shtml

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編集長:李年古/副編集長:前野貴子 特別協力:劉莉生
翻 訳:神谷哲司
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