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電子マガジン・中国最新情報
中国国内各紙の報道をもとに編集部が独自のセンスで選んだ、中国経済全般、政策動 向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中 国を日本語で読みたい方は必見！
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
電子マガジン《中国最新情報》　　No.233　2003年10月21日
発行： 《中国最新情報》編集部　http://www.jckc.com
登録：http://www.jckc.com/nweek/view.asp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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　　　　　　　http://www.jckc.com/dc/index.htm
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集：中国構造改善のうねり】
●中国大型企業グループが38に　利潤は30.2%増
●北京経済の回復はなぜこんなに早いのか
●中国飲食業市場V字型回復　6つの理由

┏【幹部腐敗問題】
●中国4000汚職官吏海外逃亡　持ち出し額50億元

┏【国内経済】
●雲南で優秀労働者制度試行

┏【社会】
●南京で8000人の新婚者　総額3億元の婚礼経済

┏【「中国電子情報産業」第22号　目次】
■特集1　見方、情報量の格差歴然 「日中企業家70名対象の調査」報告
■特集2　2003年ハイエンドカラーテレビ市場の概観
■インタビュー　経済評論家大前研一氏：日本企業 vs 中国企業
■市場　中国の車載用MCU市場
■News bimonthly
■Data & Graph
■Survey　中国の12都市インターネット利用状況と影響に関する調査報告
■リーダー達
■日本企業
■中国企業
■業界

┏【経済データ】
●外国為替(10月20日)

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中┃国┃電┃子┃情┃報┃産┃業┃　　10月20日 第22号　発行中！
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……【特集：中国構造改善のうねり】…………………………………………………
●中国大型企業グループが38に　利潤は30.2%増
　人民日報の報道によると、国家統計局が発表した最新情報で、中国大企業グルー
プ整理がプラスの発展を遂げている。
　前年と比べてグループ数は38グループに減少したものの、営業収入は17.5%増、
総資産は11.3%増、利潤は30.2%増となった。

　改革の進化とともに、規模が拡張し、競争力は絶えず上昇しており、規模の経済
がますます好調だ。そして、大型、特大企業グループが発展目覚ましく台頭し、経
済成長の中堅的役割を果たしている。
　統計によると、中国西部地区企業グループの発展が明らかに加速している。2002
年における西部地区の企業グループのグループ数は前年比337グループ減少し325グ
ループとなった。
　しかし、営業収入と年度末の総資産合計はそれぞれ前年比17.5%、13.5%の増とな
り、年度末総資産の増加は平均よりも2.2ポイント高くなっている。
〔中新網10月12日〕

●北京経済の回復はなぜこんなに早いのか
　第2四半期のSARSの影響があるにもかかわらず、今年第1―3四半期において北京
市の経済成長率が引き続き10%に達したことが今週、北京市統計局が発表した最新
統計で明らかになった。
　北京市経済の成長率は6カ月続いて9.6%の低迷の後、初めて2けたの成長に回復し
た。
　ところで、これは何が原因で北京経済の急速な回復を押し上げているのか？。北
京市統計局の関連責任者と経済分野の専門家がそのなぞに迫った。

〈自動車産業が経済成長の最大のポイントに〉
　「自動車産業が北京経済を押し上げ、新しい成長の段階へと入った」北京市統計
局のスポークスマンで総合処の于秀琴処長はこのように述べた。
　統計によると、今年の1―9月の、北京市の工業成長における自動車業界の貢献率
は47.2%に達した。北京市の自動車生産台数は24.5万台に達し、99.1%増となり、
「北京自動車生産市場最高値」となった。そのうち、乗用車の生産台数は4.99万台
で、12倍増となった。

　于秀琴処長によると、その業界が北京市の工業総生産の6%を超えるシェアを占め
れば、それは支柱産業だとみなされるという。交通運輸製造業は突出しており、生
産額は既に北京の工業生産額の12%を占めている。自動車生産はリーディング産業
として、構造調整の役割も果たしている。

　消費市場では、1―9月の総小売販売額が1386.1億元で、13.7%増であった。その
うち6.7%は自動車消費が消費を押し上げた。わずか9カ月で新車小売販売は3.5万台
に達し、124.8%増となった。
　北京市における自動車小売販売額は218.9億元に達し、北京市の小売販売消費額
に占める割合も、昨年の11.3%から15.8%に上昇した。そのほか、投資領域において
も、今年の前1―3四半期で、自動車製造の投資は合計17.3億元となり、6.8倍増と
なった。

〈消費需要が経済成長を押し上げている〉
　于秀琴処長によると、消費市場においてSARSの影響は既に完全になくなった。し
かし、従来から商品販売が盛んであった時期に小売販売店が頻繁にセールを行った
ことも効果をあらわしているという。
　前1―3四半期で、衣類、食品、消費財の三大商品小売販売額はそれぞれ前年同期
よりも増加しており、そのうち消費財の成長が18.7%と高くなっている。
　また、自動車販売が一番注目の消費となっており、前1―3四半期で、自動車消費
は92.9%増加した。これは、北京市場の消費構造が新しい段階に入ったことを示し
ていると言えよう。

　SARS期間には、北京市の消費市場の小売販売額は一気に落ち込んだが、SARSの後
は耐久消費財小売販売額がここ5、6年来最高の速度で成長しており、SARS後の人々
の消費は力強いものとなっていることがわかる。
　国家統計局中国経済景気観測センターの最新研究報告書によると、消費者心理指
数は2つの四半期で落ち込んだ後回復しており、3四半期で引き続き小幅な上昇傾向
にある。そして、6月分の88.6ポイント回復から9月分の93.1ポイントへと回復して
いる。
　分析によると、消費者心理指数を押し上げる回復の主要な要素は、消費者満足指
数の安定的な上昇推移である。このことは、消費者の現在の経済状況に対する満足
度、消費者の耐久消費財購買へ対する意欲が上昇していることを意味する。

　社会科学院経済研究所マクロ経済研究室の袁鋼明主任の分析によると、消費者の
自動車、通信等製品に対するニーズの大幅な上昇が北京経済の成長を押し上げてい
るという。
　そして、現状の消費でまさに注目される部分は投資である。北京はまさに国債投
資によって押し上げ、消費不足を補い、内需の成長拡大を行っていることから、消
費によって投資が拡大するように変化すれば、このような状況が活力を生み、利益
を生み、持続性を持つようになる。

　消費拡大をもたらす主要な要因として、次のことが分析されている。
1) 北京市住民収入の上昇が比較的早いこと
2) 住民の消費動向、心理に変化が発生していること
3) 政府部門が打ち出した消費ローン等関連政策が消費者の購買意欲を刺激してい
　ること

　現在、都市住民の消費支出の二大ポイントは、住宅と自動車である。
　昨年以来、住宅と自動車の消費ローンに対して使いやすい施策が打ち出されたこ
とで、信用システムでも大幅な進展があった。このほか、公安部が運転免許申請と
運転年齢を緩和したことや、車検が免除される車型及び中古車市場が増加したこと
で、自動車供給市場に新規ユーザーを創出している。
　また、北京においては、購入済みの単位の公共住宅を市場に販売できる規定が打
ち出され、住宅の中古市場も活発になっている。
　調査によれば、9月における自動車購入、住宅購入等の耐久消費財への意欲及び
外出旅行計画の消費者もそれぞれ大幅に上昇している。

〈投資構造の改善〉
　これまで長期間、北京経済の成長は主に固定資産投資が押し上げてきた。
　しかし、1―9月までの統計によって明らかなように、北京の固定資産投資総額は
1314.4億元であり、前期比わずか20.2%の増加にとどまり、全国平均成長率を十数
ポイント下回った。
　于秀琴処長によれば、このような状況は北京市の投資成長が既に徐々に政府及び
公共工事依存から抜け出していることを示していると説明している。投資構造が明
らかに改善しているのだ。

　このことは、さらに統計局のデータが証明している。
1) 更新改造投資が大幅に上昇
　1―3四半期で、自動車製造業及び郵便通信製造業の更新投資が大幅に上昇を押し
上げたことで、北京市の更新改造プロジェクト投資（完成ベース）は110.1億元で、
52.7%増となった。しかし、増加幅は前年同期よりも22.8%減少している。

2) 投資の多角化
　民間投資の比重がさらに増加し、1―3四半期の北京市の非国有企業投資は693.9
億元で、35.1%増となった。全社会投資に占める比重は52.8%に達した。専門家が言
うには、更新改造プロジェクト及び民間資本の大幅な増加は、北京経済成長に新し
い活力を与えている。

　袁鋼明主任によると、目下北京市の経済状況は非常に良好で、今年の第4四半期
から来年までの経済成長は依然として強い勢いがあり、10%の成長状態をも保持で
きるという。
　経済学者の考察と大多数の消費者の予測は図らずも一致している。
　中国経済景気観測センターの調査によると、消費者心理指数上昇は、消費者が今
後の経済動向を良好だと予想しているため押し上げられている。大多数の消費者は、
今年の年間経済成長は急速な勢いを維持し、中国経済は引き続き特急列車に乗って
いるような急激な経済軌道に乗っていくものと考えている。〔中新網10月12日〕

●中国飲食業市場V字型回復　6つの理由
　国家統計局の政府ホームページの情報によれば、飲食市場はSARS期間に最も深刻
な被害に遭った業界の一つであるが、流行期間が短かったこともあり、全体から見
て、回復速度がホテル、旅行業などの産業と比べ総じて速い。
　特に、下半期の国家マクロ調整コントロール政策の徹底実施に伴い、関連部門が
飲食業界の急速な回復に有効施策を進めることを支持したことにより、飲食業市場
には比較的大幅な反動があり、第4四半期の飲食市場の回復速度は明らかに加速し、
年間でV字型回復を果たす勢いとなっている。

　上半期、SARS流行の蔓延により、飲食小売販売額は大幅に下落した。上半期、中
国の全国飲食業小売販売額は2649.6億元で、前年同期比6.4%の増で、増加幅は前年
同期比9.5ポイントの下落となった。しかし、絶対額は322億元の増加となった。

　SARS期間において、各地域、各部門は中央政府の「両手を縛る」ような重大政策
に沿って経済発展を堅持し、SARS流行の蔓延を鎮静化した。そして、SARSの影響を
比較的大きくこうむっている業界の支援に力を注ぎ、各種有効措置をとり、業界を
リードしてSARSが生み出す不利な影響を最大限に食いとめることに努めた。
　飲食業は苦境から素早くはい上がり、回復軌道に乗った。そして、各飲食業界は
有利なチャンスをつかみ、自立自助の精神をもって経営方針を変えた。テークアウ
ト販売、電話による予約と配送等の業務を拡大し、経営ルートを拡大することで営
業額を迅速に回復させた。

　下半期の中国政府及び関連部門の取る有効施策は、マクロ調整コントロールの度
合いを強め、飲食業市場の反動速度を速めて急上昇させた。
　地域発展状況から見ると、9月における全国31の省市（区）飲食業小売販売額は
すべて成長しており、成長幅は平均9.8%以上で、最高は42.7%の成長となっている。
成長速度が速いことは、多くの業界関係者にとって予想外のことであった。

　第3四半期の動向から見ると、第4四半期の飲食業市場の成長はいまだ手がたく、
その主要な要因として以下のことが挙げられている。

1) 国家マクロ調整コントロール政策のさらなる実施によって、飲食業市場の回復
　の速度が早まる。
2) 住民のSARSへの恐怖心理が明らかに減退しており、外食への意欲が上昇するな
　ど、飲食業小売販売額の上昇機運が高く、市場はSARS前の状況に戻りつつある。
3) 各種の公務、ビジネス、展覧会等のイベントが徐々に回復しており、国際、国
　内の人々の往来が徐々に増大している。地域、部門を横断した公務交流が集団的
　な消費を押し上げ、飲食小売販売額の急速な増加につながっている。
4) 国慶節ゴールデンウイークの旅行が飲食業の急速な発展に寄与した。
5) 飲食業界の衛生意識、衛生観念の明らかな向上が、飲食業の急速な回復に寄与
　した。
6) 新しい経営方式の飲食業界が生まれ、飲食市場の新たな成長分野となった。

　年間飲食業小売販売額の増加速度は前年に比べ低いが、その落差は大きくなく、
前年比増加幅は2けた以上になると予想される。

　しかし、飲食市場は確かに回復速度が明確に加速しているものの、なお多くの問
題が存在している。
1) 都市と郊外の間の発展に不均衡がある。都市の飲食業の発展は早いが、企業の
　発展状況は芳しくなく、農村の飲食業の発展はゆっくりで、その分布は合理的で
　はない。
2) 小規模な飲食企業の内部管理が混乱しており、規則制度が不健全で、規範的で
　はなく、科学的な管理方法に欠けている。
3) 各地の歴史の長い飲食文化を反映するものが不足している。個性化、特色化し
　た伝統的な食事を提供する飲食業が少なく、消費者の需要を満たせない。
4) 小型、個体飲食業では衛生条件に差があり、食中毒事件もたまに発生する。企
　業の名誉と発展への影響だけでなく、さらに重要なことは、人民の心身の健康に
　影響があり、消費ニーズの増加の制約となっている。
〔中新網10月13日〕

…【幹部腐敗問題】………………………………………………………………………
●中国4000汚職官吏海外逃亡　持ち出し額50億元
　中国の約4000の汚職官吏が汚職腐敗事案を起こした後、海外逃亡し悠々自適に過
ごしている。その奪い取ったお金は50億元にも上る。

　新華社の報道によると、中国の多くの汚職及び賄賂の嫌疑のある犯罪者は少なく
とも4000名は既に海外逃亡している。
　報道によると、これらの汚職官吏は逃亡時に大量の国民の血税を巻き上げていっ
た。統計によると、中国の逃亡時の汚職及び賄賂嫌疑犯が持ち出した金額は50億元
に上る。

〈国連で新条約　マネーロンダリング抑制〉
　腐敗防止制度を長年研究している李永忠氏によると、中国の政策と政策はまだま
だ及ばず、国際社会の間での協議も不足しており、一連の腐敗分子はマネーロンダ
リングによって法律的制裁を避け、海外で悠々自適に過ごしている。
　しかし、近々国連国際組織犯罪条約が正式に発効され、加えて国連腐敗防止条約
（草案）が上程され、これらの現象がまさに変化しつつある。

　経済学者で、紅旗出版社の黄葦町副編集長によると、国連腐敗防止条約草案は明
らかに持ち出したお金はもともと存在していた国家に帰属するのが原則であると規
定している。これは、中国のマネーロンダリング抑制にとっても非常に有利であり
汚職腐敗者の発生に対しても威嚇的効果となる。
　李永忠氏は、一定の条件の県、市を選び、腐敗防止特別行動モデル地点を設置す
ることを提案している。

　李永忠氏によると、この条約が発効された後は、汚職官吏に対する国際的な風当
たりが強くなるという。中国内部でも、より強い規律強化体制、腐敗防止機構の刷
新によって腐敗防止コストを低下させ、一方で腐敗のコストとリスクをふやし、長
期的な腐敗防止闘争を支援するべきだとしている。〔聯合早報10月7日〕

……【国内経済】…………………………………………………………………………
●雲南で優秀労働者制度試行
　エンジニアの深刻な不足とそれほど重視していない状況に対し、雲南〓化有限責
任公司は今年、優秀労働者制度を試行した。栄誉と待遇を最前線の従業員に振り向
け、従業員の技術研究学習の積極性を引き出す。

　この会社が今年選出した10名の優秀労働者のうち4名は「研究リーダー」で、平
均年齢は30歳、年収は4万2000元。毎年一つの科学技術研究の完成と技術的ブレー
クスルーを求められる。
　また、6名は「技術リーダー」で、平均年齢40歳、年収3万元。
　しかし、企業の一般従業員の年収は1万元前後である。

注）〓はさんずいに「占」

……【社会】………………………………………………………………………………
●南京で8000人の新婚者　総額3億元の婚礼経済
　SARSの影響を受け、江蘇省南京市で本来5月1日に結婚の準備をしていた一組の沈
さんの結婚式が国慶節におくれて行われた。5月1日の前に日付を選んでホテルを予
約していたので幸いだったが、南京で多くの新婚カップルは国慶節前に披露宴をで
きるよいホテルが見つからず苦労している。今年の国慶節の結婚は、実際に多過ぎ
るのだ。

　ことしの10月は人々の結婚ラッシュで、今年の国慶節休暇期間は最も人気が集ま
った。
　今年は俗に言う未年は結婚の年であり、ことし結婚をしたいと考えるカップルは
もともと例年を超える傾向にある。一方で、SARSの影響で、多くのカップルがもと
もと5月1日ゴールデンウイーク期間に結婚式を行おうと思っていたのを延期させて
いた。
　加えて、10月1日より一連の煩雑な手続を排除した新しい婚姻手続法令が施行さ
れたことで、今年の10月1日に結婚式を行うカップルの総数は例年に比べ大幅に増
加した。
　南京市民政局関係者の予測によると、国慶節前後に南京で結婚式を行うカップル
は8000組を超えている。

　ところで、8000の結婚式の意味とは、どういうものだろうか。
　国慶節の結婚するある人によれば、10月6日の結婚式で少なくとも4万元以上を消
費し、そのうち30テーブルの結婚披露宴に3万元、婚礼車に5000元前後を費やすと
いう。
　現在、カップルの消費する費用として、結婚披露宴、ドレス、婚礼車、司会者、
出席者に配るお菓子等十数個のポイントがある。
　そのうち、披露宴については、普通は各テーブル当たり700～800元、ちょっと高
級にするとテーブル当たり1000元を超える。各カップル当たり平均15～30テーブル
予約し、披露宴だけで2万元前後支払う。
　そのほか、アクセサリーの購入、礼服、婚礼写真、ビデオCDの制作などなど、カ
ップルはますますオーダーメードを求め、高額化した自分たちだけの結婚式を追求
している。
　つまり、カップル当たりの消費は2万元から5万元消費すると考えれば、8000組の
結婚式の意味とは、3億元の婚礼消費を意味している。

　南京のある婚礼会社の社長が記者に述べたところによると、国慶節休暇の7日間
足らずで160件以上の予約があり、この会社の前2カ月の予約の合計よりも多くなっ
たという。そのうち、10月1日の予約は60件に及び、対応できなかったそうだ。た
とえ状況がよくない規模の大きくない婚礼会社でも、国慶節期間は多くの契約を取
れるという。
　南京の風花雪月ドレスレンタル会社は、5月1日前後には余りよくない状況を経験
したが、今やほくほく顔だ。「すべて回復した。この数日は本当にドレスと礼服の
回収、洗濯、消毒に忙しい」。国慶節の7日間で会社の営業額は1万元を超すことは
間違いない。これは通常の1カ月以上の営業額に相当する。規模の大きくないドレ
スレンタル会社にとっても相当満足な結果になっている。

　会社の社長である李さんによると、結婚する人が多過ぎて、多くの婚礼関連衣装
も高くなっている。
　婚礼写真も、オフシーズンだと500元前後であるが、現在は800元でもまだ行列が
できる。
　司会も、1日に400元～500元ぐらいであるが、現在はさらに上乗せして支払って
も必ずしも満足のいくような司会者を呼ぶことができなくなっているという。

　結婚するカップルの爆発的な増加で花卉需要量も増加している。
　婚礼会社の関係者の予測では、国慶節期間における婚礼市場の花卉の需要量は前
年同期比40%の増加となっている。南京漢中門外の花屋の店長は冗談のようにこう
話してくれた。「もしここ数日間でバラが欲しいと思ったら、多分予約をしないと
だめだよ。そうでないと、とっくに結婚カップルに買われてしまう。」
〔嘉興日報10月7日〕

……【「中国電子情報産業」第22号　目次】…………………………………………
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■特集1　見方、情報量の格差歴然 「日中企業家70名対象の調査」報告
　雑誌「中国企業家」が日中計700企業役員に対し、相手の企業・市場にどのよう
な見方をしているかについて調査を行った。その結果、中国の企業家が日本の企業
家を高く評価する一方、日本の企業家からは低い評価が多くを占めた。
　日本国内で、かつて「中国製」が「日本製」に挑戦すると言われ、もてはやされ
たが、実際のところは中国の企業自身すら中国製品に満足のいくような企業イメー
ジを反映し、確立することができていないのが現状である。
　特集1では、日中企業家の調査回答を通じて判明した双方の認識の差異と、互い
が意識し合う競争の主戦場、家電業界での争点に迫る。

■特集2　2003年ハイエンドカラーテレビ市場の概観
　2002年における都市部住民のテレビ保有台数は100世帯当たり120.5台になってお
り、既に新規購入の時期は過ぎ、中国市場では買いかえ需要がテレビ需要の中心と
なっている。そこで、注目されているのがハイエンドのカラーテレビ市場だ。
　事実、一人当たり月間収入5,000元以上の世帯のうち、ハイエンドテレビを買い
たいと考えている世帯は81.43%を占め、一般のテレビを買いたいと考える世帯18.57%
に比べ、はるかに注目されている市場である。
　特集2では、2002年に注目されたリアプロジェクションテレビ、プラズマテレビ、
そして、2003年に入ってから追い上げを図る液晶テレビの「御三家」を中心に、今
後のハイエンドテレビの市場動向を占う。

■インタビュー　経済評論家大前研一氏：日本企業 vs 中国企業
　大前氏は、日本企業が絶えず新しいものをつくり出していることが、中国にとっ
てもメリットがあり、日本企業が伝統的な産業から新しい産業へと構造転換を図っ
ていくことが、中国企業に十分な発展空間を与えていると述べている。
　中国企業がここ数年日本企業に注目しなくなり、欧米企業との関係が深めている
ことや、大量の製品が中国大陸や台湾、韓国で生産されていることによって日本が
競争力を失っていると判断する考え方に対し、一石を投じている。
　日本企業の世界的飛躍への数十年の歴史をたどりながら、今後の中国企業に必要
な戦略とは何かを語る。

■市場　中国の車載用MCU市場
　目下、中国の自動車産業は史上最長の高成長期を迎えている。2002年の自動車生
産は325万台で、前年比38.49%増となった。自動車需要の増大とともに、中国の車
載用MCU需要は1,040万台にもなり、前年比85.7%にも達している。
　特に、中国の乗用車に使われるMCUの数は一般の自動車より5個ほど多いことから、
今度も市場規模が大幅に増大することが見込まれる。自動車生産に占める乗用車生
産の割合は35%から、2003年上半期には44%に高まり、6月に初めて50%を超えた。
　中国特有の事情を踏まえながら、MCU市場の特徴について今後5年間を予想する。

■News bimonthly
▽モトローラ、中国家電業界へ進出
▽富士ゼロックス、アジア太平洋地域本部を上海へ
▽CDMAユーザー、1500万を突破
▽デジタルカメラ、300万画素レベルの値下げ競争
▽インテル神舟、ノートパソコン開発センター設立

■Data & Graph
▽2003年9月期最も人気な携帯電話ブランド
▽2003年9月期携帯電話価格推移
▽2003年9月以降値段別携帯電話分布

■Survey　中国の12都市インターネット利用状況と影響に関する調査報告

■リーダー達
▽TCL李東生： 組織再編と株式上場で多国籍企業に対抗
▽李東生、「大企業には政策面の支援が必要だ」

■日本企業
▽NECが中国ホテル市場に進出、3年以内にシェア30%を目指す
▽商務部が京セラの中国商業貿易分野への参入を認可

■中国企業
▽「中国携帯電話メーカーの虚と実」シリーズ 第四回
▽家電メーカー：海爾、台湾系企業と提携してITとPCの家電化を両輪に

■業界
▽内外のTV大手9社が「修理・交換・返品規定」の制定を協議

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(中国人民銀行10月20日発表)
外貨名　　１００日本円　　　１００米ドル　　　１００香港ドル　　１００ユーロ
　　　　　７．５２５７　　　８２７．６６　　　１０６．８３　　　９５９．１６
関連ページ：http://www.bank-of-china.com/info/qpindex.shtml

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編集長：李年古／副編集長：前野貴子　特別協力：劉莉生
翻　訳：神谷哲司
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