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電子マガジン・中国最新情報
中国国内各紙の報道をもとに編集部が独自のセンスで選んだ、中国経済全般、政策動 向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中 国を日本語で読みたい方は必見！
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
電子マガジン《中国最新情報》　　No.238　2003年12月2日
発行： 《中国最新情報》編集部　http://www.jckc.com
登録：http://www.jckc.com/nweek/view.asp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★今週の読者数合計：6709名（2003年12月1日現在）
●中国電子情報産業　12月1日　第25号発行中！
　　　　　　　http://www.jckc.com/dc/index.htm
●中国経済週刊HPのアドレスはこちら！
　　　　　　　http://www.jckc.com/eweek/index.htm

━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集：中国の地域開発戦略】
●全国2000カ所の開発区を整頓
●投資環境：沿海地区が下落、中西部地区が上昇

┏【国内経済】
●来年の就職展望　大学卒業生280万でピークに

┏【社会】
●中国各地の商売人気質

┏【「中国電子情報産業」第25号　目次】
■特集1　スコープ：信息産業部の3G実験計画
■特集2　家電企業上位100社9月期経営状況分析
■News bimonthly
■Data & Graph
■インタビュー　ガースナー前IBM CEO
■業界　中国プリント基板製造業の全貌
■事例研究　神舟電脳ノートPCの躍進の要因
■技術と製品
■中国企業
■日本企業
■法律と政策

┏【経済データ】
●外国為替(12月1日)

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回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回
中┃国┃電┃子┃情┃報┃産┃業┃　　12月2日 第25号　発行中！
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛　　2002年11月4日　創刊後　1周年
★━…成長の最先端　中国のデジタル・コンシューマに特化…━★
★━…市場、競争、ビジネス環境　ビジネスに効く最新情報提供…━★
☆お問い合わせ：TEL:03-5298-6462　FAX:03-5298-6463　E-mail:info@jckc.com
☆ホームページ　http://www.jckc.com/dc/index.htm
☆発 行：日中ナレッジセンター
回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回回=回
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……【特集：中国地域開発戦略】………………………………………………………
●全国2000カ所の開発区を整頓
　今年5月より土地市場の秩序の整理を始めて以来、各地で行われている開発区の
違法創設に対して整頓が行われている。現在のところ、全国で既に撤退または統合
された各種開発区は2046カ所で、土地市場の秩序は基本的に好転している。
　国土資源部のスポークスマンである弁公庁の王世元主任は、11月28日開催された
土地市場秩序回復整頓進展状況記者発表会において、国務院弁公庁が「各種開発区
の審査認定の一時取りやめに関する緊急通知」を公布後、各地で既に新設されてい
る開発区の申請認定、拡張工事の申請認定を停止したと語った。

　国務院五部委の監督検査の総括によると、全国に各種開発区（パーク）は5524カ
所あった。その後各地でさらに監督業務が強化され、検査漏れ・報告漏れの開発区
134カ所が判明したため、全国の各種開発区の総数は5658カ所となった。
　調査によると、各地でさらに違法創設された各種開発区が整理され、多くの開発
区が撤退となった。現在のところ、全国で撤退または統合された各種開発区は2046
カ所となっている。基本的に乱開発を抑えることができたと言えよう。

　これと同時に、多くの地方で土地徴収保障費の転用、無断留保、未払いに関する
問題解決が急がれている。
　土地違法案件の摘発が強化され、全国で摘発された土地違法案件は16.8万件に上
った。その中で、738人が党規則により処分を受け、134人が刑事事件として起訴さ
れた。また、国土資源部は既に5件の深刻な土地違法案件に対して直接公開調査を
行っている。
〔経済参考報11月29日〕

●投資環境：沿海地区が下落、中西部地区が上昇
　台湾機電業界組織は中国の投資環境とリスクに関する調査レポートを発表した。
　これは一業界の発表であり、客観かつ公平さをやや欠く点もあるものの、各地で
どのような投資環境の改善が行われ、外国人投資家を引き付けているかについて、
ある程度参考になる。

　台湾地区電機電子工業同業公会は最近「2003年中国投資環境とリスク調査」を発
表し、中国62都市に対して、投資環境とリスクのランキングを行った。
　杭州蕭山地区がランキング1位で、2位無錫、3位上海市内、4位蘇州であった。最
下位は泰州で、下から2位は東莞石碣、泉州、温州であった。

　台湾地区電機電子工業同業公会（以下「台機電」）は1948年設立され、会員数は
4600社余りで、情報化、通信、半導体、光ケーブル、電子パーツ、家電など20余り
の業種にわたっている。台機電では既に3000社余りの会員企業が中国で投資を行っ
ている。
　1999年以来連続5年間、学者、専門家、研究機構や台湾投資家により中国の投資
環境とリスクの調査が行われ、「非常に推薦」、「推薦に値する」、「やや推薦」、
「しばらくは推薦しない」の4段階に分け、中国60都市（地区）余りに対してラン
キングを行い、台機電の会員企業や台湾投資家の参考になるよう情報提供を行って
いる。
　アンケートは、競争力の有無、投資環境、投資リスク、台湾投資家の推薦などの
4項目となっている。
　競争力に関して、基礎条件、財政条件、投資条件、経済条件、就業条件などの設
問があり、全体の20%を占める。投資環境に関しては、自然環境、基礎建設、公共
施設、社会環境、法制環境、経済環境と経営環境の設問があり、全体の30%を占め
る。投資リスクに関して、社会リスク、法的リスク、経済的リスク、経営リスクの
設問があり、全体の30%を占める。台湾投資家の推薦レベルは全体の20%を占める。
　今回の調査で回収したアンケートは2422社。

　今回ランキングされたのは54都市。
　推薦ランクが上位10位の都市の中で、江蘇省の都市が4つを占め、推薦が最も多
かった省（市、自治区）は、無錫、蘇州市内、常州、揚州であった。そして、上海
市内と上海閔行の2カ所がランキングし、全体でも第2位となっている。浙江省、遼
寧省、広東省もそれぞれ1つずつランキングし、その中で大連が第6位、汕頭が第9
位となった。中西部地区は成都が唯一第7位にランクインした。
　今回の調査と昨年の調査を比べると、台湾投資家が勧める平均点数が多かったと
ころは福建省〓田で、2002年の2.526ポイントから今年は3.19ポイントとなってお
り、0.67ポイントの増加となった。その次は武漢の武昌と杭州の蕭山で、それぞれ
0.41ポイント増加している。台湾投資家が勧める都市の中で、常州が昨年の33位か
ら今年は飛躍的に上昇して5位にランクインした。武昌は昨年49位から21位に上昇
している。

　特に注目できることは、過去台湾投資家が早くに投資を行った沿海都市が大きく
下り坂となっていることだ。
　投資ランキングにおいて、台湾投資家が勧める投資得点の下がりぐあいが一番ひ
どかった上位10位は、どれも沿海都市であった。
　得点数が大きく下がったのは泉州で、0.54ポイントの下落となった。その次は寧
波余姚の0.46ポイント下落、温州の0.42ポイントの下落であった。
　総合ランキングが一番下がったのは広東恵州で、昨年の13位から今年は35位に転
落、昨年25位だった寧波余姚は今年46位となっている。有名な蘇州昆山も昨年の第
2位から今年は第16位と、14もランクが下がっている。
　それとは反対に、ランクインした中西部地区7都市のうち、ほとんどの都市の推
薦平均点とランキングが上昇している。そのうち、南寧市のポイントとランクの上
昇度は上位10位に入っている。

　7大地域の中で台湾投資の度合いが高い第1位は華東地域で、第2位は東北地域、
第3位は華北地域、第4位華中地域、第5位は華南地域であった。
　また、長江デルタ地帯、珠江デルタ地帯、渤海湾沿岸の中では、長江デルタ地帯、
渤海湾沿岸、珠江デルタ地帯の順で高くなっている。

　浙江大学の専門家によると、台機電は台湾内外で大きな影響力を持ち、現在台湾
でも屈指の業界団体であり、年に一度の中国投資環境とリスクの調査は台湾投資家
にとって大きな目安となっているという。
　また、これまでの調査では、台機電が発表する調査は全体的に完全で客観的であ
ることから、今年のレポートでの上記の動向が中国関係者の注意を引くことになる
であろうと見ている。〔経済参考報11月29日〕
注）〓は、くさかんむりに「甫」

……【国内経済】…………………………………………………………………………
●来年の就職展望　大学卒業生280万でピークに
　就職は生活の基本であり、国の安定である――29日に閉幕した中央経済工作会議
で、就職の促進を経済施策の重点施策に位置づけ、各レベルの党委員会や政府が積
極的に就職政策を実施することを求めた。

　中国人民大学の鄭功成教授は中央電視台経済情報放送の取材を受けた際、最も重
要なことは、公共財政が就業増加を支援することであり、今年は30億余りであり、
2004年はその倍になるかもしれない。同時に地方政策の支援も重要だと指摘した。
　鄭功成教授は、来年中国の就職市場は一つの突出した矛盾に遭遇する。それは、
大学の卒業生が史上最高の280万に達することである。鄭功成教授は、大学卒業生
が規定時間の就業を行っていなくても失業保険を得ることが許される点については、
多くの国家ではなく、中国の失業保険制度の大学優遇であり、新しい措置であると
指摘する。

　権威のある部門の予測によると、来年、中国の都市で新たに増加する就業人口は
1400万に達する。しかし、今年の中国の新たに増加する就業先は各方面の努力で年
間850万を突破する程度と予想されている。来年の就職市場の不足分を解決する必
要があり、各レベルの政府は厳しい挑戦を求められている。〔中新網11月30日〕

……【社会】…………………………………………………………………………
●中国各地の商売人気質
　中国は世界で第3位の大国で、世界1位の人口を持つ。56の民族による複雑な言語
があり、それぞれの地域でそれぞれの気質がある。ビジネス上でも地域ごとの全く
異なった特徴が見られる。
　同様に商売をしていても、北京と上海、または浙江、広東、山西、それぞれ特徴
がある。たとえ同じ浙江省でも、都市によってそれぞれ違いがあり、非常に興味深い。

　先日、浙江経済報は、各地のビジネスマンを分析し、それぞれの地域の市場での
性格や特徴を調査した。今年3月に董維涛氏が書いた「水と油―中国各地の住民の
性格」の本の中でも深く分析されている。

　浙江経済報では、北京のビジネスマンは「官僚体質」で、実直。北京のタクシー
運転手は、どの人もまるで政治の会議から帰ってきたようだと言う人もいる。北京
人は、政治に対し特別に強烈な意識を持っている。
　董維涛氏は北京人を「都市と市井の間を泳いでいる大市民」と表現しており、
「おおよう」が北京人の普遍的な特徴だと言っている。生活スタイルは、ほとんど
全部「大きい」で表現される。大きなことをする、大きなことを言う、建前を言う、
大問題を討論する。チャットのことさえも「大山を語る」という。

　また、董維涛氏は、上海人をその他の地域の中国人から見ると教育水準が比較的
高く、規則を守り、実務に励んで、頭がよいと言っている。ところが、これらの特
徴の中で非難が多いのは、頭がよいために物事を物質化して見る傾向が強いことだ。
上海人は「明確により強い交易の観念がある」、このような観念は生まれつきのも
のであると指摘する。
　浙江経済報では上海のビジネスマンを「頭がよくてうぬぼれていて、だれもが商
売に精通している」と形容している。上海人は頭がよいので、「敷居が高い」と感
じさせる。
　上海ビジネスマンは商売でも先見の明がある。しかし、余りに頭がよいため、大
部分の上海ビジネスマンは非常に慎重で、細部にこだわり過ぎるところがある。

　浙江経済報では、石獅ビジネスマンを生まれつき商売好きで、「華僑」として活
躍している人が多いと指摘する。また、福建ビジネスマンの精神として研究され、
石獅ビジネスマンとして研究されていないのは残念であるという。
　石獅人は商売で「華僑」ブランドの確立にすぐれている。石獅出身の華僑は多く、
人口27万にすぎない石獅市で、東南アジア、日本、欧米の華僑と香港と台湾のマカ
オに居住する人は60万人に達しており、ほとんどの家庭に「海外在住の知り合い」
がいる。
　石獅はビン南（福建省南部）に属しており、ここには「社長でなければ男とは言
えない」というとても流行した言葉があったぐらいだ。ビン南人は「外に出る」
「外国へ行く」ことを重んじ、外の世界へと出ていく。ビジネスマンの素質と商業
精神から見ても、ビン南人は優秀と言える。

　浙江経済報では、広東のビジネスマンは、お金持ちになるためには、「勇気」と
「だれよりも先」が大切だと考えていると指摘する。
　董維涛氏は広東人を「いつも国民の最前線を歩く人々」と形容している。一つ前
か後かで、すこぶる違うやり方で同じ効果を上げるのだ。広東は広州を最も代表し
ている都市で、広州人は中国都市で最も忙しい。「お金持ちになるためには、忙し
くなる」これは広東ビジネスマンの口癖である。

　温州のビジネスマンは「小さいことから始め、その後の販売拡大にすぐれてい
る」。
　温州人の眼中には職業の貴賤、善悪の区別はなく、もうかるかどうかが最も重要
と考えている。このため、温州の人材は生活を求めてあちこちを放浪し、外部の人
が振り向きもしないエリアにとどまり、ひっそりと裕福になっている。温州人はみ
な社長になりたがっており、しかも危険を冒す大胆さも持っている。
　温州人は日用雑貨から大きな市場を商売とすることを得意としており、企業を始
めても、北京人や広東人のような大規模な商売や製品を求めていない。小さいこと
から着手し、全国の日用雑貨の市場の空白分野を埋める。

　寧波ビジネスマンの特徴は「至るところを住みかとし、冒険をおそれない」。
　寧波人は杭州人のように、家庭意識が強くない。また、北方人の持つ、家業を守
り立てて幸せに暮らすという考えはなく、金さえあればすぐにさらに大きな事業を
起こす。
　寧波人は外へ厳しい戦いに行くことをおそれない。心地よい家庭で凡庸でこれと
いってなすところもない生活を送ることをよしとしない。大まかな統計によると、
寧波人の香港、マカオ、台湾地区と海外への移住人口はおよそ7万人以上である。

　山西のビジネスマンは、大部分が裸一貫で身代を築き上げる。苦しみや辛さを堪
え忍び、創業精神で商売を支える。山西は土地がやせており、山が多いため耕地が
少なく、冷たく強い風が吹く環境で育ち、心ならずも故郷を離れ、商売に足を踏み
入れる。
　山西人はせっせとつつましく、苦しみに耐え、どこまでも耐え抜く品質をつくり
上げる。

……【「中国電子情報産業」第25号　目次】…………………………………………
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★URLはこちら→　http://www.jckc.com/dc/index.htm

■特集1　スコープ：信息産業部の3G実験計画
　間もなく始まるMTNet第二段階の実験では、電気通信業者6社と設備サプライヤー
12社が参加し、WCDMA、CDMA2000、TD-SDMAの3G規格に対する実証実験が行われるこ
とになっている。今回の実験がある程度3G営業免許の発行につながると世間で予想
されているだけに、実験に参加できるかは設備サプライヤーにとっては重要だ。
　ところが、信息産業部が11月17日に発表した実験方式によれば、大唐移動が推し
進めているTD-CDMA規格及び中国の設備サプライヤーが強力に支援されている上、
外国の設備サプライヤーは信息産業部が指定した場所1カ所、指定された電気通信
業者とのみ実験を行うことになった。
　特集1では、信息産業部が制定した実験方式のそれぞれの立場の思惑に切り込む。

■特集2　家電企業上位100社9月期経営状況分析
　1―9月期の累計売り上げ収入は前年比20%増、利益の伸び率は6月以降右肩上がり
であり、SARS発生前の最高水準を上回るほどになった。
　通信及び部品関連企業の伸びが最も大きく、製品売り上げ収入は前年比32%増、
利益は124%増となっている。また、家電及びコンピューター関連企業は比較的緩や
かに伸び、製品売り上げ収入は前年比11%増、利益は20%減となったものの、利益率
ではマイナスを回避した。
　しかし、ソフトウエア関連企業では各指標でマイナス成長となり、製品売り上げ
収入は前年比11%減、利益は29%減、営業利益率は2.5%減となってしまった。
　特集2では、1―9月期における経営状況分析のほか、各製品の生産販売状況につ
いて分析する。

■News bimonthly
▽中国国産携帯電話への満足度が最低
▽携帯電話ユーザーが固定電話ユーザーを上回る
▽中国インターネットバンク、総取引額20万億元
▽中国ソフト市場第3四半期販売額、110億元超過
▽シーメンス、上海にデジタル無線電話拠点設立

■Data & Graph
▽1―8月期主要電子情報製品生産状況

■インタビュー　ガースナー前IBM CEO
　ルイス・ガースナー氏は2002年3月IBMを引退し、世界最大のプライベートエクイ
ティー投資会社であるカーライルグループの社長に就任している。
　中国を30回も訪問している同氏によると、プライベートエクイティーにとって対
中投資の最大のリスクは透明度が低いことと、金融市場の未熟さにあるという。そ
して、事業の対中投資の最大のチャンスは中小の国営企業にあるという。
　同氏がCEOとして経験したIBMの事例と中国企業が抱える現状を比較しつつ、今後
カーライルグループが中国に提供できるプライベートエクイティーの方向性につい
てインタビューする。

■業界　中国プリント基板製造業の全貌
　2002年、各国のPCB（プリント基板、プリントサーキットボード）メーカーが次
々と中国に進出したため、中国プリント基板製造業は混沌とした状況に置かれてい
る。
　2002年中国のPCB、CCL（銅張積層板）の生産高の伸びは20%を超えたが、販売金
額の伸びは工業の新設、増築による単価の低下が影響し、5%にとどまってしまった。
　しかし、今後は、情報産業全体の伸びとともに、生産能力の過剰が緩和され、関
税の引き下げなどが予想され、2003年から2005年までは生産高が20%のペースで増
加するものと見られている。
　中国印制電路行業協会が行った中国プリント基板製造業界に関するアンケート調
査をもとに、業界の今後の見通しについて分析する。

■事例研究　神舟電脳ノートPCの躍進の要因
　計世資訊の「2002年上半期中国家庭用デスクトップコンピューターユーザー研究
報告」の統計データによると、無名のコンピューター会社であった神舟電脳がわず
か1年で中国家庭用コンピューターのトップ5に躍り出た。
　「4880、驚異的な4けた価格で御提供」という広告を出し、センセーショナルに
取り上げられたように、神舟電脳の最も大きな市場戦略は低価格戦略である。しか
し、神舟電脳がその低価格を実現した背景には徹底したコスト戦略プロセスがあっ
た。
　神舟電脳が実現し得たコスト戦略とは何か？、デルコンピューターを引き合いに
出しながら、神舟電脳の戦略を追う。

■技術と製品
▽デジタル音声用コーディング・デコーディング技術

■中国企業
▽アリババ社、電子取引で輸入業務参入、日本にも進出予定

■日本企業
▽初の日中合弁技術系商社――弘龍科技が深センで開業

■法律と政策
▽商務部責任者：WTO加盟合意に基づき、関税をさらに引き下げる
▽「中国財政フォーラム」：来年の財税改革に5つの変化

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(中国人民銀行12月2日発表)
外貨名　　１００日本円　　　１００米ドル　　　１００香港ドル　　１００ユーロ
　　　　　７．５６４４　　　８２７．７０　　　１０６．５３　　　９８６．２３
関連ページ：http://www.bank-of-china.com/info/qpindex.shtml

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編集長：李年古／副編集長：前野貴子　特別協力：劉莉生
翻　訳：神谷哲司
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