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電子マガジン・中国最新情報
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電子マガジン《中国最新情報》  No.259 2004年5月18日
発行: 《中国最新情報》編集部 http://www.jckc.com
登録:http://www.jckc.com/nweek/view.php
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集:社会保険制度と農村高齢化】
●国が富む前に国民は年老いていく

┏【国内政策】
●中国都市総合競争力ランキング 50都市がランクイン(上)

┏【経済データ】
●外国為替(5月19日)

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……【特集:社会保険制度と農村高齢化】……………………………………………
●国が富む前に国民は年老いていく
 農民の社会保障、医療、教育、その他の公的扶助は中国社会保障制度の最大の
問題となっているが、最大のチャンスでもある。
 現在発生している農村労働力の移転、就業、農民収入増は、都市と農村の統一、
制度の公平性、システムの健全性、全国的な社会保障体制の成立が可能かどうか
に直接かかわる問題となっている。

〈悲喜こもごも 農村人口の移転による利益とは〉
 北京師範大学の張秀蘭教授は以前、公の会議上で、現在の社会保障システムの
財政見通しと制度見通しについて質問したことがある。
 「国家は、社会保険未納補てんのため457億元を投入し、各省の養老年金の調
整のため、毎年地方財政と中央財政は5000億元を投入している。都市全体で生活
保護を受けている人口は2100万人で、145億元を費やしている。農村では100億を
随時持ち出し可能で、農村の高齢者問題解決に充てている。肝心な点は、財政見
通しと制度見通しにある。未納問題をどう解消するのか?。毎年幾ら持ち出すの
か?。そして、現在、農村にはまだ、560万人の貧しい高齢者がいるが、この
457億元は20年後のために使っていくのか?それとも、現在の農村の高齢者問題
を解決するのか?」

 社会保障基金会によると、1998―2002年に中央財政が支出した「2つの確定保
険(国有企業の一時帰休者の基本生活費と企業離職退職者の基本養老年金)」と
都市の「生活保護」は1934億元に達しており、そのうち2002年は594億元を支出
している。しかし、農村の生活保護支出については言及されていない。
 張秀蘭教授はこのことに対し、1つの簡単な命題を出している。「これは財政
見通しと国家政策の政策誘導の問題であり、社会安全の問題でもある」

〈移転の利益はどこから出るのか?〉
 専門家の指摘によれば、中国は高齢化プロセスには「人口の利益」という「タ
イムラグ」があり、今後の大量農村人口の移転によって意外な「移転の利益」を
得られるという。これは重苦しい話題の中でも、まだ窮地に追い込まれていない
という一縷の希望でもある。現在、まだ準備する時間と人口移転のチャンスがあ
るのだ。

 中国科学院の国情研究センターの胡鞍鋼主任は、中国における高齢化は、2015年
を境界にしているという。
 2015年以前の全般的な扶養する人口の割合の変化はさほど大きくなく、この時
期の労働年齢人口の割合は迅速に上昇し、つまり、人口全体の負担は下がり、人
口の利益が急速に明確にあらわれる。2015年以降は、中国の人口構造に著しい変
化が発生し、中国の経済成長に対し直接重要な影響を与える。
 例えば、正規部門の離職退職者の退職費用がGDPに占める比率では、1980年の
1%から現在3%以上となっている。米国の社会保障費用がGDPの5%を占めるまで数
十年かかったのに対し、中国はたった20年もたたないうちに達成している。

 経済学者の樊網氏は、今後の大量の農村人口の移転によって、今後、意外な「
移転の利益」を得るかもしれないと考えている。

 中国は一体どれだけの農民が非農業部門に移転するのか?。中国は今後どれだ
けの農業労働人口を必要とするのか?。
 先進国において農業労働力総人口に占める割合が最も高い日本を例にとると、
恐らくわずか三千五百数万人の農業労働人口で済むと推測される。
 それでは、どれぐらいの人が非農業部門に移転しなければならないのか?。
2050年の人口が16億人と計算すると、将来の農村労働力人口は3億―3.5億人の移
転しなければならなくなる。仮にこの速度で農民が移転すると、少なくとも20―
30年要する計算になる。

 樊網氏によると、現在社会保障体系は多くの問題に直面しており、中国の工業
化の進展をおくらせてしまうことになるかもしれないと考えている。それは、毎
年1000万―1200万人が大量の若年農民が工業社会に参入するためである。
 しかし、若年層が社会保障体系に入るに従い、「未納問題」による支払い危機
の懸念を、3.5億人の農村労働力の移転の後まで、30―40年後あるいはさらに長
い時間におくらせることができるかもしれない。
 一部の人が予測している今後10年後であるとは限らない。中国の高齢化のピー
クは10年―20年後だが、現状の社会保障体制の支払い能力に問題が起こっている
わけではない。このことは、懸案の解決にチャンスと時間が与えられていると考
えることができるのだ。

 そこで、樊網氏は以下のように提案している。
 「現在、大量の民工、特に非国有企業、特に非公的部門の民工は社会保険料が
未納である。社会保険法を徹底させるべく、都会に行く若年民工をできるだけ早
く社会保障体系に組み込み、保険料の支払いを始めさせなければならない」

 中国社会科学院人口労働経済研究所の蔡日方所長は4つのモデル、異なる政策
を組み合わせて、2000年から2020年までの養老保険の負担率を試算した。
1) 現在の養老保険体制のままで、農民工の加入がない場合、社会養老保険負担
 率は44%になる。
2) 農民工を体系に組み込み、養老保険体制の改革をしない場合、社会養老保険
 負担率は36%まで下がる。
3) 農民工を組み込まないが、新体制へ移行した場合、社会養老保険負担率はさ
 らに32%まで下がる。
4) 農民工を組み込み、新体制へ移行した場合、社会養老保険負担率は25%にまで
 下がる。

 「将来の就業モデルの変化は、中国の社会保障にとっては政策準備のためのチ
ャンスとなる。現在、既に働いている農民工を養老保障体制に組み込むことは、
農民工に中国の今後の老後問題を支援させ、都市の養老保険掛金の積み立てにつ
いても労働市場を利用して軌道修正できる、チャンスである」蔡日方所長は強調
している。

〈高齢化と健康 農村の危機〉
 国勢調査のデータから見ると、中国の老後の危機は、急速、大規模、高齢化、
少子化などの問題が際立っており、また都市と農村の格差にあらわれている。
 国家人口計画生育委員会政策法規司の于学軍司長は、「第2次国勢調査で、農
村の高齢化は都市の高齢化に比べ高い地域が多いことがわかった。深刻な農村高
齢化は、農村の養老年金は5%をカバーしているにすぎないという農村の社会保障
に問題を引き起こしている」と語っている。

 人々が軽視している最も大きな原因に、農村人口の健康予測寿命が都市より低
いということがある。
 健康予測人口は新しい推測データで、主に定年退職後の余剰時間内で、健康状
態で何年過ごせるのかを計算したものである。
 13省市で行った調査結果では、中国の65歳以上人口のうち、半分が健康状態で
はなく、また、都市は多少よい状況であるが、問題の多くは農村にあった。
 農村の高齢者健康予測が比較的低い原因は、社会保障がカバーされている割合
が低くなればなるほど、高齢者の健康状態が悪くなるという、農村の医療保障に
問題が起きているためだ。

 国家の国民全体への健康関連の歳出規模から見ると、政府衛生財政支出は毎年
下がっており、社会及び個人支出割合は大幅に上昇している。
 改革開放の初期においては、衛生総費用に占める政府予算支出の割合は36%で
あったが、2000年には14.9%にまで下がった。同時に、社会支出の割合(公費医療
費)も44%から24.5%まで下がった。
 逆に、都市住民の個人衛生支出の割合はどんどん上昇している。1980年の衛生
総費用に占める個人衛生支出の割合は23%にすぎないが、2000年には既に60.6%に
達している。
 なお、農村人口の衛生費用は個人支出がほとんどであることを説明しておかな
ければならない。

 そのほか、衛生政策配置の不公平は既に農村人口の予測寿命と健康指数に大き
く影響している。
 1985年の調査では、全国で実施されていた合作医療を行う村は、以前の90%か
ら5%まで激減し、1989年には4.8%まで下がっている。
 適切な医療保障制度が成り立っていない状況下では、多くの農民が基本的に自
費で診察を受けている。病気であっても医者に行かなかったり、病気を大したこ
とがないと見て、診察が必要なのに診察を受けなかったり、入院するべきなのに
入院しない割合が非常に高くなっている。

 このことについては2度の国家衛生サービスの調査で大量のデータが得られて
いる。
1) 未診察率については、1998年に3分の1以上の農村の患者は経済困難のため診
 察を受けることができていない。
2) かなり大きな割合で、入院すべき患者が入院をしていない。入院できない最
 大の原因は経済困難によるもので、入院費の支払いが困難なためである。農村
 人口では経済困難のため入院できない割合は都市より高い。
3) 病気で入院しても、全快前にみずから退院を求める。これは、立ちおくれて
 いる農村では48%、貧困な農村ではこの割合が80%にまで達している。

 医療体制の改革は、農村、特に農村の老齢人口に対する影響が最も大きい。
 80年代中期から、都市と農村の個人収入格差が10年間拡大し続け、1994年には
最高水準を達成し、格差は2.5倍近くになった。2000年の都市と農村の個人収入
格差は2.46倍である。
 これによって、都市と農村の医療保健における支出格差は大きくなった。2000
年の農村住民1人当たりの医療保健支出は87.57元、都市の住民は318.1元である。

 改革開放後、医療業界の市場化と監督不足のもと、医療費は急激に上昇した。
農民は保障が少ないため、その利益損失がさらに大きくなっている。
1993年の農民の1人当たり純収入は921.62元、医薬費支出は27.17元であり、1997
年の農民1人当たり純収入は2208.83元、医薬費支出は70.02元で、農民の1人当た
り純収入は139.7%増加し、医薬費用は157.7%増大している。医薬費上昇は農民の
経済収入の増加を上回っている。

 2000年、企業従業員の医療保障費はおよそ600億元で、行政と国家機関従業員
の医療保険費用は600億元で、両者は合わせて1168億元である。
 しかし、これほど巨額な金額の保障費用は、全国13億の人口のわずか6%の約
7000万人の都市部住民に対してなされているものである。つまり、圧倒的大部分
の農村住民は社会医療保障が全くなく、衛生保健のすべての費用は完全に自費負
担である。
 2001年、都市部住民の可処分所得は農村住民の純収入の2.9倍であり、さらに
国家の補助による医療保障を受けることができる。農民は低収入が多く、その上
医療保健の費用すべてを自費負担しなければならない。

〈政府のなすべき手順〉
 専門家の予測によると、今後20―30年の間に、3億―4億の農村の若年層が都市
に働きに出て、養老保険を納め始めるようになる。農民を利用して、都会の人の
社会保険基金を支払わせることにより、養老保険の「未納問題」による支払い危
機の到来を遅らせると人は感じるらしい。
 現在、何とかして農民の収入を増加させ、農業税収を減らそうとしているのに、
どうして養老問題で、また農民から搾ろうとするのか?。社会保障制度の設計は
結局、都市住民のためなのか、それとも農村住民のためなのか?。

 樊綱氏は、現在直面している核心問題は、就業することによって農村の余剰労
働力をできるだけ早く移転できるかどうかにかかっていると考えている。老後問
題の最も根本的な問題は収入であり、収入には当然仕事が必要である。

 どうして、農民工の収入増加幅が小さいのか?。それは、いまだに移転してい
ない農民が、既に移転した農民の収入に対する潜在的圧力を生んでいるからであ
る。毎年一千数万人の労働力予備軍が、既に就業した民工のポストの圧力となっ
ている。これでは収入が増加するわけもない。
 樊綱氏は「十分な就業先ができた後に、収入はようやく上がり、収入格差がや
っと逆転するかもしれない」と考えている。

 農村に残った高齢者を誰が扶養するのか?。中国の人口高齢問題は農村に住む
高齢者に集中しているのかもしれない。これは最も解決の難しい問題である。若
年者は都市に行けば、少ないかもしれないが、収入はある。しかし、大量の高齢
者を農村に残すことになり、高齢化問題は農村にいる高齢者に集中してしまう。

 このため、政策選択では2つの難しい立場に立っている。樊綱氏が以下のよう
に提案している。
 まず最初にしなければならないことは、多種多様な方法で農村に住む高齢者の
ために養老保険を提供する。そして、社会的、特に非営利機構を含む、低基準、
低所得の民工が両親のために支払うことができる養老保険を設計することができ
るかどうかである。

 次に、政府は何をしなければならないのか?。現在、政府は社会保障基金を何
に使ってきたのかといえば、都会の人のためであるのが実情である。将来的には、
政府は財政支出の中から一部の資金を使い、移転人口の流出調整政策を含む、農
村貧しい高齢者の問題を解決しなければならない。
 現在、一部地方では仕事がある人だけ都市へ行くことを許可している。しかし、
高齢者はどうしたらいいのだろうか?。家庭による高齢者扶養を継続させていく
ならば、都市で働く人の両親は都市で同居させ、家庭によって高齢者を扶養させ
る方法を拡大させることが必要である。

 順序からいうと、農村貧困者の老後問題がまず発生し、警鐘を鳴らしている。
まず、これを適切に解決するべきである。それから、都市の養老基金の歴史的な
「未納問題」に解決に着手すべきであると言えよう。〔世紀経済報道5月8日〕

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……【国内政策】…………………………………………………………………………
●中国都市総合競争力ランキング 50都市がランクイン(上)
 2004年「中国都市競争力報告」によると、中国都市総合競争力ランキングにお
いて200都市のデータを比較したところ、ベストテンは、上海、北京、深セン、
広州、蘇州、杭州、天津、寧波、南京、温州だった。なお、ワーストテンは、晋
城、宿州、鉄嶺、巣湖、宣城、漢中、保山、亳州、延安、池州だった。中国で競
争力を持つ都市の多くは三大都市に集中している。東部沿海地域の幾つかの地級
市の競争力は高く、その成長も急激である。
 この研究における総合競争力指標は、人的資本、企業、生活環境、ビジネス環
境の4つの指標を総合したもので構成されており、50の都市都市データを比較し
たところ、それぞれの部門のランキングは以下のとおりになった。

〈人的資本競争力〉
 人的資本競争力ランキング中、ベストテンは、北京、深セン、広州、上海、蘇
州、厦門、温州、鎮江、常州、佛山。ワーストテンは、蕪湖、鄭州、フフホト、
威海、南昌、天津、福州、石家荘、秦皇島、徐州である。
 全体的に見て、人的資本競争力が高いのは超大都市及び大都市で、小都市は総
体的に低い。同時に、例えば、温州、鎮江、常州、佛山といったような中小都市
は、全国人的資本競争力のベストテンに入っており、都市経済の発展水準が高く、
都市の持続可能な発展の条件となる人的資本システムの構築が進んでいると説明
できる。
 人的資本競争力指標は、健康レベル指数、知識レベル指数、技術レベル指数、
能力レベル指数、価値志向指数、ベンチャー精神指数、技術革新意識指数、交友
関係のモラル指数の8つの指標によって構成されている。
 この8つの指標の基本ランキングは、以下のとおり。

1) 健康レベル指数ランキング
 健康レベル指数は、平均寿命、乳児死亡率、従業者数の人口に占める割合の3
項目で構成されている。
 ベストテンは、深セン、珠海、北京、ハルビン、秦皇島、青島、威海、石家荘、
広州、上海―南寧(同順位)。ワーストテンは、蕪湖、温州、ウルムチ、長沙、
合肥、南昌、成都、泉州、重慶、台州

2) 知識レベル指数ランキング
 知識レベル指数は、成人識字率、短大卒以上の総就業人口に占める比率、知識
レベル総合指数の3項目で構成されている。
 ベストテンは、北京、上海、蘇州、鎮江、深セン、南京、厦門、南通、ハルビ
ン―西安、無錫―合肥。ワーストテンは、温州―台州、中山、南寧、天津、フフ
ホト、徐州、重慶、恵州、泉州、東莞

3) 技術レベル指数ランキング
 技術レベル指数は、専門技術者指数、企業家ベンチャー人員指数、技術水準総
合指数の3項目で構成されている。
 ベストテンは、北京、深セン、蘇州、広州、寧波、温州、台州、瀋陽、無錫、
上海。ワーストテンは、重慶、西安、石家荘、済南、南寧、天津、武漢、秦皇島、
徐州

4) 能力レベル指数ランキング
 能力レベル指数は、学習における応用能力指数、組織における社交能力指数、
開拓及び適応能力指数の3項目で構成されている。
 ベストテンは、深セン、北京、広州、温州、常州、上海、蘇州、厦門、台州、
恵州、佛山。ワーストテンは、煙台、大連、威海、済南、南昌、天津、徐州、石
家荘、福州、秦皇島

5) 価値志向指数ランキング
 価値志向指数は、ブルジョア志向、金もうけ願望、消費傾向の3項目で構成さ
れている。
 ベストテンは、広州、深セン、北京、厦門、温州、鎮江、上海、蘇州、寧波、
東莞。ワーストテンは、大連―威海、天津、蕪湖、徐州、瀋陽、福州、秦皇島、
石家荘、鄭州

6) ベンチャー精神指数ランキング
 ベンチャー精神指数は、努力精神、世渡り意識、競争心理の3項目で構成され
ている。
 ベストテンは、温州、深セン、北京、泉州、重慶、台州、鎮江、中山、恵州、
佛山―ハルビン。ワーストテンは、厦門―長春、天津、福州、秦皇島、成都、大
連、瀋陽、南京、石家荘

7) 技術革新意識指数ランキング
 技術革新意識指数は、新しいものへの探求意識、平等観念、善悪心理の3項目
で構成されている。
 ベストテンは、深セン、上海、重慶、温州、広州、佛山、珠海、西安、恵州、
金華―厦門。ワーストテンは、合肥―南寧、ウルムチ、鎮江、徐州、常州、済南、
福州、石家荘、紹興、瀋陽

8) 交友関係のモラル指数ランキング
 交友関係のモラル指数は、誠実さ、法遵守観念、協力精神の3項目で構成される。
 ベストテンは、北京、南京、広州、天津、ハルビン、厦門―南昌、佛山、蘇州、
鎮江。ワーストテンは、蕪湖、ウルムチ、重慶、福州、温州、徐州、合肥、泉州、
鄭州、石家荘

〈企業競争力〉
 企業競争力のベストテンは、上海、北京、深セン、蘇州、広州、南京、天津、
東莞、中山、恵州。ワーストテンは、ウルムチ、嘉興、金華、泉州、台州、フフ
ホト、秦皇島、蕪湖、徐州、鎮江。
 企業競争力の指標は、企業文化、ガバナンス構造、組織管理、戦略コントロー
ル、設計開発、生産プロセス、営業販売サービス、競争優位の8つの指標によっ
て構成されている。
この8つの指標の基本ランキングは、以下のとおり。

1) 企業文化指数ランキング
 企業文化指数は、企業家欲望、雇用主意識、従業員精神の3項目で構成されている。
 ベストテンは、煙台、石家荘、紹興―温州、深セン―広州―中山―恵州―杭州―
シ博。ワーストテンは、嘉興、大連―成都―済南―泉州―鎮江、長春、武漢、徐州、
北京

2) ガバナンス構造指数ランキング
 ガバナンス構造指数は、会社董事会の実効性、委託代理店の有効性、経済効果
の奨励の3項目で構成されている。
 ベストテンは、石家荘、温州、広州、杭州、威海、煙台―紹興―金華、天津、
ハルビン―南通―西安。ワーストテンは、南寧―佛山―北京、無錫、フフホト、
瀋陽、上海、徐州、長春、鎮江

3) 組織管理指数ランキング
 組織管理指数は、企業管理の普遍性、企業管理の標準化、管理職の経験の3項
目で構成されている。
 ベストテンは、温州―広州、紹興、南通―南京―上海、威海―南昌、西安―中
山。ワーストテンは、無錫―瀋陽―長春、成都―ウルムチ、徐州、常州―秦皇島、
鎮江、武漢、鄭州―済南

4) 戦略コントロール指数ランキング
 戦略コントロール指数は、企業の意思決定の規範性、企業計画の緻密性、企業
の位置づけの認知度の3項目で構成されている。
 ベストテンは、広州、温州―南通―金華―天津、南京―上海―威海―南昌―佛
山―深セン―南寧。ワーストテンは、厦門―無錫―徐州―常州―秦皇島―鄭州―
済南、重慶―長春―ウルムチ、瀋陽―武漢、鎮江、成都

5) 設計開発指数ランキング
 設計開発指数は、企業の自社設計開発能力、企業模倣設計開発能力、企業創業
研究開発状況の3項目で構成されている。
 ベストテンは、北京、上海、天津、武漢、西安、広州、瀋陽、重慶、鄭州、長
春。ワーストテンは、佛山、嘉興、金華―泉州―秦皇島、蕪湖―恵州―鎮江、東
莞、威海

6) 生産プロセス指数ランキング
 生産プロセス指数は、ハイテク製品生産、生産手段の複雑性、製品生産の品質
の3項目で構成されている。
 ベストテンは、北京、上海、西安、広州、重慶、天津、武漢、瀋陽、ハルビン、
南京。ワーストテンは、フフホト―東莞、煙台―嘉興―秦皇島、中山―蕪湖、徐
州、台州、鎮江

7) 営業販売サービス指数ランキング
 営業販売サービス指数は、製品ブランドの状況、製品営業販売の状況、顧客満
足度の3項目で構成されている。
 ベストテンは、広州、温州、天津、杭州―青島、福州、紹興―深セン、中山、
嘉興―台州―西安―珠海。ワーストテンは、済南、長沙、東莞―フフホト、武漢、
瀋陽―徐州、鎮江、北京、成都

8) 競争優位指数ランキング
 競争優位指数は、製品の国際競争力、競争優位の実質、履いて規制品輸出の3
項目で構成されている。
 ベストテンは、深セン、上海、蘇州、南京、広州、北京、東莞、天津、中山、
恵州。ワーストテンは、南昌―泉州、金華―武漢、鎮江、秦皇島、南寧、ウルム
チ、徐州、蕪湖、フフホト

〈生活環境競争力〉
 生活環境競争力は、経済吸引力と社会的密度によって体現され、それぞれ個人
消費・サービス、インフラの質、都市緑化環境、就業機会、司法環境、制度環境、
文化、政府サービスの9つの指標で構成されている。
 生活環境競争力のベストテンは、上海、北京、深セン、広州、東莞、南京、佛
山、天津、蘇州、杭州。ワーストテンは、鎮江、威海、煙台―フフホト、徐州、
金華、長春、シ博、嘉興、蕪湖。
 全体的に見て、特大、大都市及び風景のいい都市の生活環境競争力は高い。
 この9つの指標の基本ランキングは、以下のとおり。

1) 個人消費・サービス指数ランキング
 個人消費・サービスは、住居価格及び家賃、コミュニティーサービスの質、個
人消費の質の3項目で構成されている。
 ベストテンは、深セン、厦門、広州、北京、東莞、佛山、恵州、大連、珠海、
温州。ワーストテンは、蕪湖―泉州、シ博、金華、煙台―鎮江、西安、長春―天津、
石家荘

2) インフラの質指数ランキング
 インフラの質は、電気・水道・ガス敷設指数、通信設備指数、交通インフラ指
数の3項目で構成されている。
 ベストテンは、深セン、広州、上海、珠海、恵州、北京、南昌、無錫、石家荘、
蘇州。ワーストテンは、武漢―フフホト―嘉興、泉州、南通、徐州、金華、西安、
温州、重慶

3) 衛生教育インフラ指数ランキング
 整々教育インフラは、保健衛生の質、公共教育の質、文化娯楽の質の3項目で
構成されている。
 ベストテンは、上海、北京、南京、佛山、深セン、重慶、ウルムチ、済南、東
莞、武漢。ワーストテンは、鎮江、フフホト、珠海、シ博、長春、寧波、威海、
煙台、嘉興、蕪湖

4) 都市緑化環境指数ランキング
 都市緑化環境は、都市環境快適度指数、都市環境美観度指数、都市風景美観度
指数の3項目で構成されている。
 ベストテンは、北京、深セン、広州、上海、南京、大連、杭州、青島、珠海、
天津。ワーストテンは、蕪湖、温州、南昌、恵州、中山、石家荘、常州、金華、
台州、南通

5) 就業機会指数ランキング
 就業機会は、収入水準及び成長見通し、個人発展機会及び見通し、都市発展及
び成長見通しの3項目で構成されている。
 ベストテンは、北京、深セン、広州、東莞、天津、蘇州、厦門、佛山、恵州、
南通。ワーストテンは、武漢―合肥、成都、ハルビン、石家荘、長春、シ博、鄭
州、瀋陽、福州、フフホト

6) 司法環境指数ランキング
 司法環境は、法体系保障履行状況、社会安定性及び見通し、社会治安状況の3
項目で構成されている。
 ベストテンは、北京、南京、厦門、鎮江、佛山、南通、煙台、広州、蘇州、上
海。ワーストテンは、温州、徐州、フフホト、泉州、瀋陽、東莞、石家荘、福州、
シ博、長春

7) 制度環境指数ランキング
 制度環境は、他地域出身者との機会均等、女性の機会均等、市民就業、就業移
動の自由度の3項目で構成されている。
 ベストテンは、北京、鎮江―東莞、広州、深セン、温州、南京―厦門、恵州、
珠海。ワーストテンは、合肥―重慶、大連―天津―石家荘、南昌―福州、フフホト、
徐州、長春、瀋陽

8) 文化度指数ランキング
 文化度は、郷土の文化性、文化の国際性、文化の多様性の3項目で構成されて
いる。
 ベストテンは、深セン、上海、北京、東莞、厦門、広州、珠海、蘇州、中山―
杭州。ワーストテンは、秦皇島、合肥、シ博、南昌、鎮江、蕪湖―長沙、石家荘、
鄭州、徐州

9) 政府サービス指数ランキング
 政府サービスは、官僚主義の程度、各種権利侵害行為の発生率、市民の政府に
対する満足度の3項目で構成されている。

 ベストテンは、厦門―蘇州、広州、南通、北京、青島、佛山―金華、寧波、西
安。ワーストテンは、鄭州、深セン、台州、瀋陽―ウルムチ、泉州、長春、徐州、
石家荘、福州

(下に続く)
〔中国網5月10日〕

……【お知らせ】…………………………………………………………………………
●中国進出・経営戦略セミナー開催のお知らせ
 中国ビジネス書のベストセラー「中国投資・会社設立ガイドブック」の改定増
補版と、その続編の新刊書「中国進出企業 ・経営戦略ガイドブック」を発行を
記念して、同書執筆者であるベテラン実務家たちによる実践的な内容のセミナー
を開催します。
 今年12月でWTO加盟後3年目を迎えるにあたり、最新の政策動向を踏まえた今後
の対応策について検討を行いますので、この機会にご参加くださるようお願い申
し上げます。

▽第1回 6月16日(水) 13:00-17:00
「企業経営と人材育成」講師:田中則明(心弦社代表)
「中国市場参入の具体的方法」講師:孫光(チャイナワーク代表取締役)

▽第2回 6月23日(水) 13:00-17:00
「貿易管理制度」講師:白土茂雄(アジア・ロジスティクス研究所代表)
「中国進出成功のノウハウ」筧武雄(チャイナ・インフォメーション21代表)

▽第3回 6月30日(水) 13:00-17:00
「中国ビジネス成功の裏技」筧武雄(チャイナ・インフォメーション21代表)
「国内販売・マーケット戦略」講師:孫光(チャイナワーク代表取締役)

▽第4回 7月5日(月) 13:00-17:00
「物流戦略」 講師:白土茂雄(アジア・ロジスティクス研究所代表)
「人的資源管理システムの構築」講師:田中則明(心弦社代表)

・会場:ANA全日空 本社 第一会議室(汐留シティセンタービル33階)
・主催:(株)パワートレーディング  共催:(株)チャイナワーク    
・協賛:全日空、明日香出版

・お問い合わせ先:
(株)パワートレーディング TEL:03-3260-5614 FAX:03-3260-5396
(株)チャイナワーク    TEL:03-3352-3455 FAX:03-3358-4828
http://www.chinawork.co.jp/event_040615/event_20040615.htm

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
                        (中国人民銀行5月17日発表)
外貨名  100日本円  100米ドル  100香港ドル  100ユーロ
     7.2253  827.72  106.09   978.09
関連ページ:http://www.bank-of-china.com/info/qpindex.shtml
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●バックナンバーの入手
 http://www.jckc.com/nweek/view.php
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編集長:李年古/副編集長:前野貴子 特別協力:劉莉生
翻 訳:荘小波 神谷哲司
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