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JMAマネジメント講演会レポート 2009/09/01
講演風景1

9月1日、弊社の李年古氏は、日本能率協会主催の「これからのグローバル人材マネジメントについて」講演会に招かれ、「中国人の価値観を理解し、中国事業マネジメントを円滑に進めよう」をテーマに講演を行いました。 参加者は大手企業の人事教育の責任者が中心となり、100人を超える大盛況を見せました。

このセミナーのもう一人の講演者は、経済産業省産業人材政策室の室長補佐・天谷氏です。彼は日本企業が人材の国際化に対応している度合いを測る国際化指標について講演を行い、日本企業における人材の国際化の現状を紹介したうえ、経済産業省が主導としてきた「国際化指標」の中身を紹介し、企業の人材国際化に向けた主な今後の課題とそれに解決する提言をまとめました。

続いて、弊社の李年古氏が「中国人価値観を理解するため--中国事業マネジメントを円滑に進めよう」と題する講演を行いました。 李氏は沢山の実例を混ぜながら、日中異文化コミュニケーションの様々なトラブルを取り上げ、そこに隠された中国人の深層的な価値観を解析しました。さらに、数多く現地の日系企業を調査した結果を踏まえて、中国人マネジメントの諸課題とその対応法を提言しました。参加者の笑い声が絶えず聞こえながら、1時間ほどの講演を終えました。

10分間の質疑時間に、参加者から次の3つの質問が出ました。

1.日本で中国人留学生を採用した場合、現地採用より給与は10倍も高いのですが、日本で採用し、中国現地に派遣した場合、現地人の給与に戻すことができますか?

2.日本の経営手法は中国でも通用するものは何かあります?

3.日本から派遣する駐在員は3年くらいで日本に戻ることになっていますが、この点について中国人はどう思いますか?短いと思われた場合、何か対策方法がありますか?

当日、主催側から弊社に送ってきたコメントが、「参加者のアンケートをざっと見て大変好評だったようで、これまでのJMAの講演会の中でも大変高い評価となりました」との内容でした。

李も、「今回の講演会を通して、中国ビジネスに対する日本企業・人事部門の関心の高さが伺えます」との感想を述べました。

李が特別講師を務める、日本能率協会主催の「中国拠点マネジメント実践セミナー」の次回の開催予定は2009年12月7日~8日であり、このセミナーについての詳しい情報は 日本能率協会サイト をご参照ください。

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