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向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中
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電子マガジン《中国最新情報》 No.303 2005年4月26日
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集：交通のインフラ整備の質的向上】
●長江デルタ 5つの都市間軌道を建設予定
●長江の運搬能力は20本の京広鉄道に相当
●青蔵鉄道 今年55億元を投資予定 10月全線開通
┏【国内経済】
●2004年度中国は世界貿易ランキング中3位を維持
┏【金融】
●3月末 中国外貨準備6591億米ドル 前年比49.9%増
●金融資産管理会社4社の不良債権処理額は6885.5億元
┏【環境】
●天津の西堤頭鎮 工業汚染でがん患者大量発生 ４
┏【社会】
●新婚夫婦 6人で1つのマンションを買う
┏【経済データ】
●外国為替(4月25日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
……【特集：交通のインフラ整備の質的向上】………………………………………
●長江デルタ 5つの都市間軌道を建設予定
18日に行われた「2005中国都市間軌道交通国際サミット」において、同済大学
の孫章教授は、3月の国務院常務委員会議で通過した「北京・天津・山東、長江
デルタ、珠海デルタ都市間軌道交通ネットワーク計画」に従い、北京・天津都市
間鉄道は6月30日に着工が開始され、長江デルタ都市間鉄道の概要は既に確定し
ているなど、中国の地方都市間軌道交通は全面的に実行開始されていることを明
らかにした。
今後10年―20年以内に、中国の地方軌道交通は大きく発展する。
長江デルタ地域都市間軌道交通の発展目標は、上海を中心に、上海―南京、上
海―杭州―寧波を両翼の翼に仕立てた都市間軌道交通を中心に据え、地域内の主
要都市をカバーし、上海、南京、杭州を中心として「1―2時間交通圏」を形成す
る。
2020年の都市間鉄道は延べ4458億人を引き受け、公共交通として営業し、列車
の最短間隔を3分とする。列車の時速は250から300キロとし、上海から南京まで
わずか80分で結ぶ。
長江デルタ地域都市間鉄道公司準備チームの提出した計画によると、長江デル
タ高速鉄道は5路線あり、南京―鎮江―常州―無錫―蘇州―上海、上海―嘉興―
杭州、杭州―紹興―寧波、常州―江陰―常熟―蘇州、蘇州―嘉興となっている。
専門家によると、長江デルタ都市軌道は、短中距離を主体とする高速旅客輸送
専門路線で、主に都市密集地域である江蘇、浙江、上海地域の短中距離の高速旅
客列車とする。そして、地域をまたがる長距離旅客列車を考慮し、地域内の高効
率、大型運送能力のある旅客運送専門ネットワークを形成する。
2010年、長江デルタ地域内の旅客輸送量は延べ30.5億人、2020年には延べ55億
人に達すると予測されている。このほか、上海は世界博覧会の期間中には上海に
押し寄せる延べ7000万人の交通問題が予想される。
これに対して、孫章教授は、すべての高速旅客専用線の都市間交通を旅客と貨
物に分け、目下の長江デルタ地域交通輸送量が輸送能力を上回っている矛盾を解
決することを提案している。
現在、長江デルタ都市間軌道交通は、上海―南京、上海―杭州、杭州―寧波と
いった数路線の旅客、貨物混合の既存の鉄道に頼るのみである。地域全体の一人
当たりの鉄道の長さはわずか3センチメートルで、たばこ1本の長さにも及ばない。
かつ、現在の鉄道輸送能力利用率は既に100%に達している。
孫章教授は、長江デルタ都市間鉄道建設において、国家は有力な施策を強力に
講じ、縦割りの弊害を打ち破り、交通資源の全面統合を行い、地方と鉄道の両方
を積極的に連携を図り、軌道交通発展における融資のボトルネックを解決するこ
とを提言している。〔東方早報4月19日〕
●長江の運搬能力は20本の京広鉄道に相当
交通部の役員は武漢で、長江の航路の整備と船舶の改善に伴い、長江航路の通
過能力は倍に成長し、少なくとも20本の京広鉄道に相当すると述べた。
交通部長江航務管理局の黄強局長は17日、長江フォーラムで、現在の長江黄金
水道の輸送量は9本の京広鉄道に相当する。そして、長江航路の条件の改善と船
舶の標準化と大型化の発展に伴い、その通過能力は倍に成長し、少なくとも20本
の京広鉄道に相当するだろう、その発展の潜在能力は巨大なものだと述べた。
長江幹線航路は2838キロメートルで、嘉陵江、岷江、烏江、漢江、湘江、カン
江及び長江デルタ航路等の主要な支流は長江流域の対岸地域を結ぶ天然の水運網
であり、輸送量の大きさとコストの低さを利用して、長江沿岸総合輸送体系の核
心的構成部分になっている。2004年には、長江水系の水運貨物輸送量は流域で輸
送量全体の20%以上を、貨物取扱量は60%を占めた。
黄強局長は現在のエネルギーの欠乏、陸路輸送のコスト上昇、運搬能力の逼迫、
全流域の外向型経済の急速な成長、沿海から内陸への産業移転という情勢のもと
で、長江航路の需要は持続して急速に成長するだろうと分析する。
現在、長江流域で鋼鉄生産量は全国の36%、石油化学生産量は28%、自動車生産
量は47%、火力発電の電気出力は16%を占めており、中でも長江航路は長江沿岸の
大企業が製造に必要とする鉄鉱石の80%と、原油の72%、発電燃料である石炭の83%
の輸送を担っている。
長江流域は引き続き21世紀における我が国の経済成長で最も早い成長軸の一つ
になるだろう。
2000―2010年は、長江流域で国内総生産は年平均9―10%の成長速度を保持し、
また2010―2020年では、年平均7―8%の成長で共に全国の平均を上回ることが予
測されている。
黄強局長はまた、経済の急成長は、必然的に、エネルギーと原材料と生産品の
輸送に対して巨大な需要や交通インフラ整備の素早い建設の要求、輸送能力の向
上をもたらし、総合輸送ネットワークを完全にすると述べる。
さらに、大まかな予測によれば、2010年と2020年の長江幹線（江海直行）貨物
輸送量はそれぞれ5.8億トン、8億トン以上に達し、中でもコンテナ物量は360万
TEUと800万TEUに達するだろうと述べた。
●青蔵鉄道 今年55億元を投資予定 10月全線開通
青蔵鉄道の今年10月全線貫通を確保するため、来年7月1日の試運転を目標に、
中国は今年青蔵鉄道に55億元を投じる計画。
劉志軍部長によると、今年は青蔵鉄道にとっては勝負の年であり、プロジェク
ト建設の任務は非常に過酷であるという。
今年、南山口からタングラ山方向への鉄道敷設は全線海抜が最も高いタングラ
山の峠に差しかかり、運行距離は400キロメートル以上で、作業はとても困難と
なる。そのため、高い安全が要求され、作業の難度も高い。さらにプロジェクト
の質の向上を求められることから、品質管理を強化する。
このほか、鉄道部門は、長年の凍土プロジェクトを取りまとめ、冬場のテスト
で判明した病害問題について、安全性のある補強措置を講じ、凍土線路変型、線
路ヒーター亀裂といった難題を解決する。
昨年末までに青蔵鉄道全線の線路、橋梁、トンネルといった主要プロジェクト
はおおむね完成し、鉄道路線全体のうち32カ所の難度の高いか重点プロジェクト
は29カ所完成した。残りの3プロジェクトは、ラサ河の特大橋、レールと架線の
敷設、ラサ駅舎工事で、順調に進捗している。
青蔵鉄道は初めてGSM-Rデジタル無線通信を採用し、既にネットワーク機能と
ターミナル施設実験を済ませている。
昨年、青蔵鉄道は396キロメートルのレールを敷設し、計68億元投資された。
〔中国網旅遊4月13日〕
……【国内経済】…………………………………………………………………………
●2004年度中国は世界貿易ランキング中3位を維持
WTO事務局が発表した2004年の中国貨物輸出入額、輸出額、輸入額の世界ラン
キングはそれぞれ第3位だった。そのうち、輸出入と輸出は、それぞれ2003年に
比べ1位ランクアップし、輸入は引き続き世界第3位の水準を維持している。
中国の輸出は、世界輸出総額の6.5%を占め、輸入は5.9%と、それぞれ2003年に
比べて0.6ポイント増加した。
2004年、中国のサービス貿易輸出は589億米ドル、輸入は697億米ドルで、108
億米ドルの貿易赤字となった。中国のサービス貿易輸出世界ランキングは第9位、
輸入は第8位と、順位は前年と比べ変化はなかった。
2004年の世界貨物貿易規模は18兆5818億米ドルで21%増加し、1981年以来の最
高増加率となった。そのうち、輸出は8兆1235億米ドル、輸入は9兆4583億米ドル
だった。貿易規模が最も大きい上位10国家は、米国、ドイツ、中国、日本、英国、
イタリア、オランダ、カナダ、ベルギーだった。
2004年、世界サービス貿易総額は4兆1800億米ドルで16%増加し、1991年以来の
最高増加率となった。そのうち、輸出は2兆1000億米ドル、輸入は2兆800億ドル
を占めた。〔商務部4月15日〕
……【金融】………………………………………………………………………………
●3月末 中国外貨準備6591億米ドル 前年比49.9%増
中国人民銀行が14日に発表した最新外貨準備データによると、今年3月末で、
中国の外貨準備残高は6591億米ドルで、前年比49.9%増となった。
今年1―3月期における中国外貨準備は492億米ドル増加し、前年同期比126億米
ドルの増となった。人民元レートは1米ドル当たり8.2765元で、人民元レートは
安定的に維持している。
2004年、中国外貨準備は2067億米ドル増加し、年末に6099億米ドルに達し、日
本に次いで世界第2位となった。〔中国証券報4月15日〕
●金融資産管理会社4社の不良債権処理額は6885.5億元
2005年3月末までの中国の金融資産管理会社4社の累計不良債権処理額は6885.5
億元で、累計現金回収額は1408.9億元で、不良債権回収率は20.46%だった。
〈4社の不良債権回収額等〉
華融資産管理公司の累計不良債権処理額は2144.4億元で、現金回収額は425.7
億元で、不良債権回収率は19.85だった。
長城資産管理公司の累計不良債権処理額は2136.1億元で、現金回収額は222.4
億元で、不良債権回収率は10.41%だった。
東方資産管理公司の累計不良債権処理額は1067.9億元で、現金回収額は243.7
億元で、不良債権回収率は22.82%だった。
信達資産管理公司の累計不良債権処理額は1537.1億元で、現金回収額は517.1
億元で、不良債権回収率は33.64%だった。
〔銀監会4月18日〕
……【環境】………………………………………………………………………………
●天津の西堤頭鎮 工業汚染でがん患者大量発生 ４
（前号より続く）
〈現地政府の汚染対策〉
85号文書では、総合管理の重点地区である北辰区西堤頭鎮での目標として、
1) 2004年12月末前に、法律に基いて操業を停止し、整頓、閉鎖、取り締まりを
行う。
2) 2004年末以前に、基本的に工業排水、工業廃棄物の投棄、異常な悪臭をなく
すとしている。
〈現地政府の85号文書の取り扱い〉
北辰区宣伝部の「北辰区の環境総合管理と顕著な効果」では、
1) 国家環境保護法規と天津市政府の85号文書に基づき、汚染物質排出が基準以
上の6社企業の操業を停止させる。
2) 環境保護の8項目に対する手続が不完全な場合、建設中止あるいは生産停止さ
せる。
3) 深刻な汚染あるいは不法投棄に対して、7社の企業を閉鎖させる。
4) 北辰区政府は劉快庄、東堤頭、西堤頭の3村に対して、それぞれ8万元を補助
し水質改善、弗素除去の設備の購入に充て、2004年12月末前に実効完了し、3村
で2万近くの村民が「安心な水」を飲むことができるようになると書かれていた。
村民は、「市長が来てから、化学工場が操業停止したのはたったの3日間で、
すぐに操業を始めている！」「企業統治はどうなっているんだ」と記者に質問す
る。「企業統治？、何も変わってないじゃないか！」村民は明らかに汚染対策の
結果に疑問を抱いている。
2004年12月31日、2005年1月7日、27日の3回、記者は西堤頭を取材したが、全
く村民の言うとおりなのだ。現地の化学企業の排水、排煙、廃棄物の野焼きは以
前と何ら変わっていない。明らかに85号文書の内容とは相反するものだ。
それでは、北辰区政府が公言している、一部の企業の操業停止、生産中止、工
場閉鎖については、一体どうなっているのだろうか？。
北辰区宣伝部の資料に具体的な企業名がないため、他の方法で探さなければな
らない。
2004年9月15日の「天津日報」第9面の「北辰で汚染企業32社が停止、閉鎖」の
中では、北辰区政府は汚染が深刻な美達華化工、克諾化工、旺盛油品、飛鷹図釘、
李慶煉油の5社を取り締まったとある。
そのうちの美達華化工、克諾化工は西堤頭の企業である。この2社の企業の現
状はどうなっているのだろうか？
「美達華化工がやめてから10年以上になる。最近やめたわけじゃない！」何人
もの村民が美達華化工が以前からずっと生産を停止しており、最近停止、閉鎖し
たわけではないと語った。
克諾化工はどうだろうか？。2005年1月27日に克諾化工に行ったところ、表門
はぴったり閉められており、工場名も消されており、「天津市」の3文字だけが
残っていた。しかし、煙突から排出されている煙が、この工場でまだ生産されて
いることを証明している。
関係者によると、克諾化工は全く生産を停止していない。表門を閉じて、工場
名を消してごまかしているだけにすぎないという。
北辰区政府の言う、弗素を除去した「安心な水」はどうだろうか？。
西堤頭、劉快庄村で、本当に弗素を除去した水の供給所を見つけた。「1桶で2
元です」と従業員は言う。いわゆる「安心な水」は村民が自分で金を払って買わ
なければならないものだった。
「1桶で2元、1カ月に30桶飲んだら60元にもなる。薬を買う金さえないのに、
どこにそんな金があるんだ」村民の李子江さんは政府の「安心な水」の意味を理
解できない。
「水は汚染されてしまい、私たちはその被害者なのだから、政府が真剣にこの
状況に対処するつもりなら、無料で水を支給するべきだ！」「だれの水だろうと、
お金を払って水は買えない。これでも「安心な水」と言えるのか？」
村民たちは皆、「安心な水」はただ現地政府の表面を取り繕っているだけにす
ぎないと思っている。
村民のさまざまな疑問を得て、記者は2005年1月7日に西堤頭政府を訪れた。
予想どおり、「責任者は全員会議中です」という返答だった。政府を後にし、
今度は北辰区環境保護局を訪れた。王宝樹副局長は、「管理を経て、西堤頭には
異常なにおいはしなくなっているはずで、私はずいぶんよくなったと感じていま
す」と言う。
記者が吉帝化学工業の廃棄物の野焼きを目撃したことについては、王宝樹副局
長は「そこは生産を停止したはずで、2日前に検査したばかりです」と答えた。
来客室には西堤頭政府の主な責任者がやって来た。管理計画に言及すると、張
永超副書記は「汚染物質排出のための地下パイプ敷設の工事が始まっており、溝
を流れていた汚染排出物質は、今後すべてパイプから直接永定新河に排出される
ようになります」と答えた。
「現在工事の進捗状況はどうなっていますか？」「一部は既に運用を始めてい
ます」。
「永定新河に排出される水は環境保護のための処理をするべきではありません
か？」「処理するべきです」。
「現在は処理設備がありますか？」「現時点では幾つかの企業と話をしている
段階です」。
「つまり、今は永定新河に排出されている排水は処理されていないのですか？」
「……」張副書記の返答はなかった。
「安心な水」の料金のついて、張副書記張は「政府が適切な料金を徴収してい
るのは、村民がむやみに水を使うことを防ぐためです」と答えた。そばにいた役
人も、「料金を徴収しないと、村民がこの水で野菜畑に水をやることもできてし
まう」と補足説明をした。
〈西堤頭はどうなるのか〉
現地政府の環境汚染管理には、村民は強烈な疑問を持っている。村民は政府が
まやかしの管理をする原因に過激な見方を持っていた。記者は、調査することで、
その幾つかの手がかりを探し当てることを試みた。
現地の化学工場の製品の市場での販売状況が好調で、かなりの量の製品が直接
輸出されているのだ。「この業界は暴利をむさぼっている！」これが村民の普遍
的な見方である。最も顕著な例は、村民出身の化学工場の社長が短時間で巨額の
財産を築いたことである。
「社長たちの乗っている車をごらんなさい。ベンツだけでも何台もある！」
がんは西堤頭の村民にとって話したくない話題になっている。彼らはさらに黙
々と生活することを願っており、辛抱し続けている、その原因については深く考
えずにはいられない。
ある村民は「村民が取材を受けると、村と鎮から翌日間違いなく仕事に来る」
と教えてくれた。しかし、その仕事の方法となると、村民は隠し立てするのであ
る。
死を待つことについては、村民は極めて冷ややかな態度を示す。しかし、「生
きるということは、死ぬのを待っているのだ」という村民も、自分の子供につい
てはとても心配している。「この状態で汚染し続けていれば、遅かれ早かれがん
になる。でも子供はまだ小さいんだ！」
2005年1月27日の午後、劉快庄の小学校内の卓球台の周りはにぎやかだった。
卓球をしている5、6人の子供の写真を撮ろうとすると、すぐに集まってきた。活
発で、無邪気で、好奇心をあらわにする子供たちは、記者の周りで話したり、笑
ったりした。卓球をする写真を撮ったことがわかると、1人の男の子は、ラケッ
トを握ってポーズをとって見せた。
しかし、その小学校の斜めな向こうには北方樹脂工場がある。そして、現代化
学工場、東源化学工場、渤海化学工場、津北塗料工場なども学校の近くにあるの
だ。ひどい臭いは依然として変わらず、生産も依然と変わらないままだ。
このような環境下で、この無邪気な子供たちはいつまで笑っていられるだろう
かと、問わずにはいられないのだ。
〔中国質量万里行雑誌社3月1日〕
（連載終わり）
……【社会】………………………………………………………………………………
●新婚夫婦 6人で1つのマンションを買う
2004年、上海市では12万組の新婚カップルが結婚した。
この12万組の新婚カップルの住宅問題はどのように解決したのか？。
上海市不動産取引センターの「中古の部屋」誌の専門調査によると、6人で1つ
のマンションを買うというとても面白い現象があることがわかった。
今回の調査によると、上海の新婚カップルが6人で1つのマンションを買うのは
既に普通の現象になった。住宅問題解決の中で、両親から出資援助をもらった人
が80%を占めた。
いわゆる「6人で1つのマンションを買う」というのは、すなわち若い世代が結
婚のためにマンションを買う場合、双方の両親が頭金を支払い、自分たち新婚カ
ップルが毎月のローンを負担するという方法である。
これは、両親の子供に対する補償的な心理であり、あらゆる方法を尽くして子
供を助けたいと考えている。一方、新婚夫婦は、毎月のローンは支払えるが、頭
金が支払えないというのも重要な事実だ。
趙小鵬さん夫婦も、上記の状況に該当する新婚カップルだ。2人とも地方の大
学を卒業してから上海に来た「新上海人」である。目下家庭の月収は5000―1万
元ぐらいあるため、結婚時に夫婦2人で40万元で中古の公マンションを買い、親
から購入金の30%を援助してもらい、残りはすべて銀行ローンにした。
新婚カップル147組の住宅調査サンプルの中で、親が頭金を支払った割合は53%
を占めており、既に半数を上回った。逆に、完全に自分たちで支払ったのはわず
か31%にすぎない。
また、70%の新婚カップルは親と同居という、最も伝統的な生活方式を選択し
ている。住宅購入が困難であるため、むしろ、ここは両親と一緒に住んで、後で
ある程度の経済条件に達してから住宅を買っても遅くないと考えているようだ。
これらの新婚カップルは新郎新婦がともに上海人で、共通の地域文化、似通っ
た生活習慣にあることがどちらかの両親の家に共同生活するための基本である。
若い世代にとっては、親と一緒に住むことは家事の時間を節約し、もっと仕事
ができるというメリットを与えている。取材を行った新婚カップルの中には、将
来子供ができたら、両親の育児経験が役に立つと話している人もいた。
〔新聞晨報4月15日〕
……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
(中国人民銀行4月25日発表)
外貨名 １００日本円 １００米ドル １００香港ドル １００ユーロ
７．７４２２ ８２７．６５ １０６．０８ １０７９．７３
関連ページ：http://www.bank-of-china.com/
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（200号以降 2003/2/18―）
http://www.bizchina.jp/modules/nweek/
（199号まで）
http://www.jckc.com/nweek/view.php?no=1
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編集長：李年古／副編集長：前野貴子 特別協力：劉莉生
翻 訳：劉志軍 杉下薫 戴小芳 アヤ
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