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電子マガジン・中国最新情報
中国国内各紙の報道をもとに編集部が独自のセンスで選んだ、中国経済全般、政策動 向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中 国を日本語で読みたい方は必見!
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電子マガジン《中国最新情報》 No.121 2001年6月25日
発行: 《中国最新情報》編集部
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集:自動車産業】
●日産自動車が北京でハイテクフォーラム開催
●上海VW、パサート6万台生産 
●中国初の電気自動車 東風公司が発表
●10万元クラス乗用車の品質検査
●1-5月の自動車販売台数、100万台近くに
●上海港の自動車輸入、新記録

┏【法律・法規】
●日本から輸入の自動車などに特別関税を追加課税

┏【グローバル】
●広東企業、アフリカ市場を積極的に開拓
●海爾、イタリアの冷蔵庫工場買収 
●中国海運集団、米ロスで埠頭建設、経営へ 

┏【外資】
●中日協力で貴州省にハイテク農業試験基地完成
●エリクソン社、中国聯通から2億ドル受注

┏【イベント】
●上海国際自動車ショー
● ハルビン経済貿易商談会
●中国国際電子家電博覧会、青島で開幕

┏【経済データ】
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……【特集:自動車産業】……………………………………………………
●日産自動車が北京でハイテクフォーラム開催
 2日間の日程で北京で開かれていた日産ハイテクフォーラムが15日、閉幕した。
日産自動車はフォーラム開催中、同社の最新型ハイブリッド自動車を東風自動車
公司の研究開発部門に贈り、東風自動車との協力を拡大し、双方が発展するよう
にしたいと表明した。
 フォーラムに合わせて訪中していた日産の大久保副社長は、「中国市場は巨大
な潜在力をもつ重要な市場である。日産自動車は1980年代から中国市場に進出し
ており、90年代半ば、鄭州で自動車の合弁生産を始めた。風神自動車と協力して
生産しているブルーバードは、すでに市場に投入されている」と語った。
 フォーラムでは、日産自動車がこの数年の間に収めたハイテク研究の成果と将
来の青写真を、中国の自動車業界に紹介した。また環境保護、省エネ、安全面な
どの中国との協力について、中国の技術者と幅広い交流を行った。

●上海VW、パサート6万台生産 
 上海大衆(フォルクスワーゲン)汽車有限公司は19日、乗用車パサートの6
万台目のラインオフ式典を行った。
 同公司によると、パサートB5は新たな製造レベルに達し、価格は中級車並み
だが、設計、性能は高級車に近い。
 上海大衆の第3工場で生産し、多くの先進技術を採用している。国内に2台し
かない全自動パンチングマシンの1台を装備し、またレーザー溶接技術を採用し、
1台の溶接個所が5892カ所に上り、普通の乗用車より1000-2000多く、安全性
を大きく高めている。組み立ての自動化水準が高く、検査が繰り返し行われてい
る。今年は7万5000台の生産を計画している。
 今年末、総面積150万平方メートルを超える走行テスト場が完成する。また今
年9月、最新型乗用車ポーロを欧州で発表し、12月に上海ハノーバー自動車展で
展示する。これは改造中の第1工場で生産する。年産能力は10万台。

●中国初の電気自動車 東風公司が発表
 中国初の電気自動車がこのほど、東風自動車公司から発表され、国の関係機関
の検定に合格した。第9次5カ年計画の国家重点技術難関攻略計画の優秀技術成
果に選ばれている。
 この事業は東風自動車公司が請け負い、中国科学院電工研究所、清華大学、ハ
ルビン工業大学など7団体が開発に参加、今年2月確認検査が行われた。
 専門家は、国内の先進技術を1つに集め、中国の電気自動車技術の最高水準を
代表したコンセプト車とみている。構造がコンパクトで、デザインは将来の中国
市場を考慮し、しかも世界の流行にも合っている。とりわけ電気乗用車に必要な
一連の中核技術の問題を解決し、モーター、電子制御、全体的性能の整合とコン
トロール技術などで大きな前進を遂げている。
 検査の結果、諸性能指数が世界の90年代末期の先進水準に達しており、その中
核技術はハイブリッド車、燃料電池自動車の開発にも応用でき、中国が第10次5
カ年計画(2001-2005年)中に、引き続きクリーン・エネルギーの自動車を開発
するための基礎が築かれた。

●10万元クラス乗用車の品質検査
 中国ではマイカーの購入が増え、新たな消費の中心になっていることから、乗
用車の品質がますます多くの消費者の関心を集めている。このため国家品質監督
検査検疫総局は価格10万元クラスの乗用車の抜き取り検査を行い、17日、結果
を発表した。検査した乗用車はすべて品質基準に合格していた。
 検査したのは8社8車種で、上海ゼネラル・モーターズ(GM)のビュイック
SGM7160SLX、重慶長安鈴木の長安SC7101、一汽大衆(第一自動車フォル
クスワーゲン)のジェッダFV7160GIX、奇瑞(チェリー)公司の奇瑞SQR
7160、神竜公司の神竜-富康DC7160AXC、上海大衆(フォルクスワーゲン)
のサンタナSVW7182CFI、天津夏利(シャレード)の夏利TJ7136U、中国
貴航公司の雲雀(レックス)GHK7071。この8社は昨年の乗用車生産台数が国
内全体の91%を占め、シェア(市場占有率)が90%を超えている。
 今回の検査は安全性、環境保全性、基本性能、運転信頼性などについて行われ、
全車種がすべて基準に合格した。
 排ガス、騒音、ブレーキなど環境保全性、安全性についてもすべて基準をクリ
アしている。排ガスについては多くが欧州連合(EU)の96年から2000年まで
の基準に達し、加速性能、騒音はすべてEUの89年の基準値をクリアしている。
うち神竜-富康、ジェッダ、シャレードはEUの96年基準値を、またブレーキシ
ステムの構造と性能はすべて国の基準をクリアしている。
 走行距離1万5000キロの運転信頼性テストで、8車種のサンプル車16台とも
致命的故障や重大な故障はなく、一般的故障が5回、軽微な故障が10回で、うち
ビュッイク、長安、シャレードはいかなる故障もなかった。最初の故障が起きる
走行距離のテストでは最長が1万5000キロ以上、最短が5900キロ、平均故障間
隔は最長が3万キロ、最短が6948キロだった。 また最高速度や加速、燃費、快
適性など基本性能指数が8車種ともすべて企業基準をクリアし、うち技術導入車
はすべてオリジナル車の設計指標に達している。 

●1-5月の自動車販売台数、100万台近くに
 今年1-5月、中国では自動車の販売台数が99万8000台と前年同期より22%
増えた。うち乗用車の販売台数は28万台を上回り、32%増えた。
 中国機械工業連合会の張小虞副会長によると、改革・開放が始まってから、中
国の自動車産業は急速に発展しており、昨年の自動車生産台数は206万台に達し、
乗用車の生産台数は60万台以上に達した。全国の自動車生産の90%以上は14の
大企業に集中している。中国の自動車メーカーは近年、新しいモデルと先進技術
を絶えず導入し、消化と吸収を通じて自動車の国産化率を絶えず高めている。自
動車の購入形態も公費による集団の購入から個人による購入へと変わってきてお
り、個人消費は現在、自動車販売台数の半分以上を占めている。
 張副会長は「自動車の売れ行きは好調だが、自動車市場には無視できない問題
もある。古いモデルの自動車は相対的に過剰ぎみだが、人気商品は相対的に不足
しており、一部は入荷待ち状態だ。自動車の開発・更新速度も遅い。アフターサ
ービスの水準は低く、自動車ローン、リース、中古自動車市場など一連のアフタ
ーサービス体系は整備が遅れている」と説明した。

●上海港の自動車輸入、新記録
 今年1-5月、上海港の1日当たり自動車輸入は前年同期の2.55倍の21台で、
過去最高を記録した。
 上海税関では、今年初めの一部車種の関税引き下げが自動車輸入の大幅増の主
な原因と分析、世界貿易機関(WTO)加盟後の自動車輸入の動向が一層注目さ
れるようになったとしている。
 今年初め、中国は輸入乗用車の税率を80-100%から70-80%に、自動車部品
の輸入税率を35-50%から30-40%に引き下げた。ミキサー車とポンプ車のシャ
ーシの輸入関税は30%から10%に引き下げられた。こうして輸入車の原価が下が
り、競争力が高まり、販売業者は次々と輸入を拡大した。
 中国経済の持続的成長と消費水準の向上も、輸入車増加の一因。上海港の輸入
車のブランドと車種は高級化し、BMW、ベンツなどの高級車の輸入が大幅に増
え、長い間雄を誇ってきた日本車の輸入台数に近づき始めた。世界の各大手メー
カーが発表した車種が、上海港ですぐに見られるという。
 今年1-5月に上海港から輸入された3286台の自動車のうち、乗用車は48.5%
を占めた。次がトラックで、684台だった。専門家は、西部大開発は工事用車の
数と質により高い要求を出しており、国内のトラックメーカーはどこも輸入シャ
ーシを採用し、国内で組み立てていると分析している。
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……【法律・法規】………………………………………………………………………
●日本から輸入の自動車などに特別関税を追加課税
 中国対外貿易経済協力省(貿易省)の高燕・報道官は18日、北京で談話を発表
し、「中国の関係官庁は、日本から輸入する自動車、携帯電話と自動車電話、エア
コンに近く、特別関税を追加課税することを決めた」と言明した。
 高報道官は「日本側は中国側の強い反対と再三にわたる申し入れを顧みず、中
国の一部の輸出商品に対して一連の不公正な輸入制限措置と差別的な措置をとり、
中国国内の関連業種・企業・生産者の利益をひどく損ない、二国間貿易の正常な
発展にも深刻な影響を与えた。二国間協議を何度も行ったが、日本側は中国側が
提出した問題解決案の受け入れを拒否し、依然として誤った決定に固執している。
中華人民共和国の法律に基づき、中国の関係官庁は、上記3種類の輸入商品に特
別関税を追加課税することを決めた」と説明した。
 また「中国側は、中国の輸出商品に対してとっている誤った決定と差別的な措
置を速やかに是正して、関係問題を早期に解決するよう日本側に求める」と語った。
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……【グローバル】………………………………………………………………………
●広東企業、アフリカ市場を積極的に開拓
 盧瑞華省長を団長とする広東省の大型経済貿易代表団が先ごろ、アフリカ諸国
を訪問し、半月にわたって視察を行い、南アフリカのヨハネスブルグで「2001年
中国広東(アフリカ)貿易経済技術商談会」を開いた。ギリシャやトルコなどで
も一連の経済貿易活動を展開し、トルコのイスタンブールと姉妹省の関係を結ん
だ。
 広東省の経済界関係者は「中国でも輸出志向型経済が最も発達している広東省
が大規模な経済貿易視察団をアフリカに派遣したことは、広東の企業がアフリカ
市場を有望視し、アフリカ市場で積極的にビジネスチャンスを探していることを
示すもので、これによって中国とアフリカの経済貿易交流は新しい段階を迎える
だろう」と語った。
 広東省対外貿易経済協力庁の梁耀文副庁長は「今回のアフリカでの経済貿易商
談活動は、広東省が組織的にアフリカ市場の開拓を始めたことを示すもので、こ
れは、広東が実施しようとしている『海外進出』戦略の重要な一歩だ」と語った。
 広東とアフリカの対外経済貿易協力には長い歴史がある。1960年代、広東は何
度も中国政府のアフリカ経済援助プロジェクトを請け負い、技術サービスを提供
してきた。この数年、広東とアフリカの貿易は増加傾向を維持しており、昨年の
アフリカとの輸出入総額は17億3000万ドルと前年より10%増加し、中国の対ア
フリカ貿易の3分の1を占めた。
 広東は現在、ジンブバエ、エジプト、南アフリカ、モーリシャス、チュニジア、
スーダンなどの国に、貿易機関や事務所を開設し、ナイジェリアや南アフリカな
どの国に、オートバイ工場やじゅうたん工場を開設しており、外国援助優遇融資
を利用してコンゴに建設する電信プロジェクトの事業化も、すでに決まっている。
 広東省はアフリカ諸国への投資を拡大し、海外加工貿易を広く展開する計画で、
エジプトに衣料品工場、ベニンにアルコール工場、アンゴラにオートバイ工場、
モザンビークに電池工場、南アフリカにミシン工場を建設する。

●海爾、イタリアの冷蔵庫工場買収 
 中国の大手家電メーカー、海爾集団公司は19日、イタリアの工場を買収する契
約を結んだ。
 中国企業が欧州の家電製造の中心地の工場を買収するのは初めて。海爾は米国
に続き、欧州でも設計、生産、販売の現地一体化をほぼ実現した。
 今回の買収で、欧州で白物家電の生産拠点を獲得し、また地元メーカー組織に
参加し、情報を収集する条件を整え、世界ブランドへの道を開いた。
 買収したのは冷蔵庫工場で、敷地が2万2000平方メートルある。周囲に多くの
有名メーカーがあり、またミラノ-ベネチア高速道路から5キロ、ベネチア、ミ
ラノの空港からそれぞれ40キロ、200キロと地理的条件も恵まれている。
 海爾はこの工場で主に家電を生産し、その部品の生産、貿易、調達、販売を行
う。工場は設備が先進的で、ノンフロン冷蔵庫の生産ラインがあり、先進的なM
RPソフト管理システムが整っている。

●中国海運集団、米ロスで埠頭建設、経営へ 
 中国海運集団(CSG)は、米マリン・ターミナル社と合弁で新世紀埠頭有限
公司を設立する取り決めに上海で調印し、中国の内航水運会社として初めて海外
進出を果たした。同社は米ロサンゼルスで埠頭の建設、経営、管理に参加する。
同時にCSGはロサンゼルス港務局との間で100-102号埠頭を借り受ける正式
取り決めに調印した。
 新世紀埠頭はCGS埠頭発展(米国)有限公司とマリン・ターミナル社の共
同出資で設立され、借り受けるロサンゼルス港100-102号埠頭の建設、経営、管
理を行い、CSGと世界のすべてのコンテナ輸送会社に対し、埠頭での荷役作業
と関連のサービスを提供する。
 同埠頭は面積が約55万平方メートル、岸壁の長さが900メートル、水深が16
メートル余り。
 埠頭の設計、設備購入が既に始まっている。第1期工事は来年10月までに完成
し、供用される。2004年6月までにすべての工事が終わる。完成すると、世界最
大のコンテナ船が接岸でき、年間のコンテナ取扱量は100万TEUを超える。
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……【外資】………………………………………………………………………………
●中日協力で貴州省にハイテク農業試験基地完成
 キュートな丸型キュウリ、UFOのような白いヒョウタン、ラグビーボール型
のカボチャ、金色のインゲン豆──これは貴州省平塘県に最近完成した中日共
同ハイテク農業試験基地の成果である。
 中国南西部貴州省の平塘県カ羅郷の山間に造られたこの基地は、敷地20ヘクタ
ールで、上海の企業家郭ソウ良氏と日本の通栄株式会社が共同で完成させた。郭
氏は資金を担当し、日本側は技術指導を担当した。
 貴州にあるこの基地は通栄株式会社が中国側と設立した最初のハイテク農業実
験基地。多くの品種は中国に初めて導入、栽培されたもの。「米国ミニカボチャ
」など「西洋カボチャ」21種、「西洋キュウリ」の3種、「西洋工芸食用ヒョウタ
ン」9種のほか、「黄金インゲン豆」など3種の豆類など10余種類がある。
 基地の設立準備から試験栽培まで、6カ月しかかからなかった。日本から米国、
フランス、スペイン、ロシアなど20余カ国の有名、優良、特産、希少果物・野菜
の新品種175種を導入し、うち148種を試験栽培して、すべて成功を収めた。次
の段階では、「会社+農家」方式で、一部の農家に普及させる計画だ。
 通栄株式会社は包装、設計、酒造、農業を手掛ける多国籍企業。

●エリクソン社、中国聯通から2億ドル受注
 スウェーデンの通信機器メーカー、エリクソンの中国法人、エリクソン中国公
司の責任者はこのほど、中国聯通(チャイナ・ユニコム)からCDMA基盤整備
事業の商品供給業者に指定され、総額2億ドルを超える契約を結んだことを明ら
かにした。
 CDMAは中国が第3世代移動通信方式として選んだものの1つで、中国第2
の通信事業者、中国聯通は江蘇、四川など7省にCDMA2000のネットワークを
構築し、今年第4四半期から営業を始める。
 エリクソンのアジア太平洋商品供給センターと中国に設立した最大の合弁企業
の1つ、南京エリクソン・パンダ通信有限公司が商品供給を担当し、中国聯通に
CDMAのソリューションを供給する。今回の契約には基地局の制御装置、携帯
電話交換センターの供給やネットワーク管理、訓練、運用、技術支援などのサー
ビスが含まれている。

……【イベント】…………………………………………………………………………
●上海国際自動車ショー
 23カ国・地域の700余りのメーカーが参加している第9回上海国際自動車工業
ショーが18日から1週間上海で開かれた。
 各種の新型乗用車、レーシングカー、オフロード車、トラック、バスが会場に
展示された。世界的な有名自動車メーカー、ダイムラークライスラー、プジョー、
リンカーンなどは自社の最新の車を出展し、プジョー607などのデラックスカー、
レジャーカー、レーシングカーなどが見学者の人気を集めた。
 自動車の家庭進出に伴い、今回の自動車ショーでも、マイカーとエコノミーカ
ーがバイヤーの注目を集めていた。自動車ショー開催中、上海フォルクスワーゲ
ンのサンタナ2000、「世紀新秀」、上海ゼネラル・モーターズ(GM)の改良型「ビ
ュイック」、広州本田のデラックスカー「アコード」、北京ジープの大型チェロキ
ー、スーパー・チェロキーなども出展された。
 この自動車ショーは、上海国際展覧公司や雅式展覧服務有限公司などの主催で
、第4回自動車環境保護セミナーなどのイベントも開催された。

● ハルビン経済貿易商談会
 第12回中国ハルビン経済貿易商談会が15日から21日まで、「ハルビン商談会
会館」で開かれた。
 今回の商談会はハイテク分野に力を入れており、15の展示区には、黒竜江省と
ロシアなどの独立国家共同体(CIS)諸国から持ち込まれた525件のハイテク
プロジェクトが展示された。商談会開催中、中国とロシアのハイテク協力シンポ
ジウム、プロジェクト展示会なども開かれた。新設された健康食品館には、479
の健康食品企業が10種類、991品目の製品を展示された。家具・内装展示区のブ
ースは前回と比べて50%、機械・電気製品のブースは30%増え、専門ブースは全
体の60%近くを占めた。
 ロシア、日本など47カ国・地域の4800人近い海外バイヤー、国内の31の代表
団、1200の企業が商談会に参加した。
 ハルビン経済貿易商談会は1990年に始まったもので、すでに11回開催されて
いる。対外契約総額は500億ドル近くに達し、国内の商品取引契約と経済技術協
力契約は450億元に達した。
 主催者は「ハルビン経済貿易商談会は、国際博覧会の水準に達している。中国
の対外開放の重要な窓口で、東北アジアの地域経済協力の架け橋でもある。南の
『中国輸出商品交易会』、北の『ハルビン経済貿易商談会』という構図ができあが
っている」と語った。
 
●中国国際電子家電博覧会、青島で開幕
 2001年中国国際電子家電博覧会が18日から22日まで、青島国際会議展覧セン
ターで開幕した。
 国務院が認可した国家クラスの専門の博覧会で、今回は国際性に重点が置かれ、
組織面では展示の専門化、企業誘致の国際化、管理の商業化、フォーラムの時代
化、サービスの系列化に重点が置かれた。
 世界各地から96の代表団が博覧会に参加した。日本、英国、米国、オーストラ
リア、フランス、ドイツ、韓国は政府代表団を派遣した。松下、日立、シャープ、
大宇、三星、三菱、LG、シーメンス、フィリップス、ウォルマートなど世界的
に有名な企業も代表団を派遣した。康佳、創維、栄事達、格蘭仕、深セン賽格、
華日、海爾、海信、澳柯瑪、長風電器、厦華電子、小鴨、美菱、パンダ電子、T
CLなど中国の有名な家電メーカーも博覧会に参加した。
 青島国際会議展覧センターには1248のブースが設置された。うち1030は電子
家電ブースで、デジタル情報製品と技術、デジタル通信製品と技術、デジタルカ
メラと技術、デジタル・マルチメディア製品と技術、家庭デジタル製品と娯楽製
品、インテリジェント白物家電、ソフトと各種応用ソフト、家庭用ロボット、家
庭用電子医療機器・計器、関連の電子・家電製品などが主に展示されている。
……【経済データ】………………………………………………………………………
            (6月22日発表)
外貨名  100日本円   100米ドル 100香港ドル
人民元   6.6802   827.69 106.10
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★☆/////////中国経済週刊 ////////////////////////////////////☆★
中国経済週刊 No. 269 Chinese Economic Weekly  2001年6月28日
■特集:不祥事続発の日本企業
日本企業トラブル頻発 中国での評判が大幅ダウン
東芝はマスコミに傷つけられたのか?
広報専門家、日本企業の危機に際しての広報活動を診断
PR会社を慌てさせたリコール問題
■経済評論:早急な変更を要する民間投資への差別的体制
■中国IT産業:中国のIC生産能力と市場規模
■ビジネス最前線:自動車部品業界「十五」計画の細則固まる
■特別調査:国産農作物と輸入農作物「激戦前夜」のアンケート調査
■投資案内:2000年 外資投資企業発展の状況と特徴
■経済の眼:誤解をチャンスに転じたエリクソン
■万華鏡:砂嵐が中国北部を襲う
◆情報フラッシュ

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★編集長:羅剣/副編集長:李年古  特別協力:劉莉生  技術顧問:李拡建

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