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電子マガジン・中国最新情報
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電子マガジン《中国最新情報》 No.83   2000年 9月25日

発行: 中国新聞社・中国情報センター・日中経済人協会・中国論壇
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏【特集:水利事業】
●西北部の大規模な導水事業に反対
●新疆最大のウルワト水利センターが完成
●ミャンマー向け発電所設備輸出に融資
●三峡ダム移転住民、住宅条件良好
┏【グローバル経済・外資】
●上海三菱エレベーター、累計生産5万台突破
┏【マクロ経済】
●中国経済成長率予測8%、着実に回復
●中国の特許出願受理件数が年間100万件を突破
●私営企業の年間成長率が20%を超す
┏【業界動向】
●巨大な潜在力を持つ中国の家具市場
┏【IT最前線】
●マイクロソフト、合弁会社設立
●ルーセント、中国の放送市場に進出
●中国移動通信連合会が誕生発足
┏【西部大開発】
●中国西部、今後20年で基本道路網を整備
┏【地域社会】
●汕頭市、「国際情報ポート」へ
●大連市の中国初の電車線、試運転始まる
┏【社会百景】
●著名観光地、国慶節に観光規制
┏【経済データ】
●外国為替(月日)

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 2000年9月28日 発行  詳しくはホームページへ! 
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…【特集:水利事業】…………………………………
●西北部の大規模な導水事業に反対
西北部の水資源の開発と利用について、中国の専門家は近年、多くの提案を行って
おり、一部の専門家は西南部のヤルンズアンボ川などの河川から西北部に導水するよ
う提案している。
 これに対し中国科学院と中国工程院のアカデミー会員である張宗祐氏は18日、西
安で開かれている中国科学技術協会の2000年学術年次総会で、この観点に反対する
意見を述べた。張氏は「経済的にみると、導水事業は巨額の資金が必要だ。工事条件
をみると、導水ルートはすべて中国でも地形が最も複雑な地帯や地震と地質災害が多
発する地区を通っている。このため、工事の安全を保証することは難しい」と語った。
 張氏は大会の特別報告の中で、「中国西北地区に存在する水資源の需給矛盾は主に、
天然水資源を不合理かつ無秩序に開発利用し、多くの水資源を浪費していることがも
たらしているものである」と指摘し、「節水が水資源問題を解決するための根本措置
である」と語った。
 また「中国西北部は乾燥地区に属し、水資源は豊富ではないが、土地が広いうえ、
人口も少なく、1人当たりの水資源量は東部地区よりはるかに多い。西北地区は地元
の水資源を十分に開発利用することを踏まえ、科学的管理を強化し、合理的に水資源
を利用するべきである」と語った。
 張氏は、農業用水が西北地区の用水総量の90%以上を占めているため、農業用水
の節水が水資源の利用にとって、非常に重要な意義を持っていると強調した。
 科学者の計算によると、中国西北地区の水資源総量は年間で2070億立方メートル
に上り、利用できるのは、このうちの1390億立方メートルだが、開発利用されてい
るのは利用できる資源の59.2%にすぎず、水資源利用の潜在力は大きい。

●新疆最大のウルワト水利センターが完成
 中央政府、新疆ウイグル自治区、新疆生産建設兵団が14億4000万元の資金を共
同出資した国家重点プロジェクト、新疆ホータンのウルワト水利センターが18日、
5年に及んだ工程を終え全面的に竣工した。。
 堤高が新疆で最も高いウルワト水利センターはタクラマカン砂漠南部のホータン
河の西側の支流であるカラカシ河中流にある。最も高い部分の堤高は138メートル、
通常時の水位は海抜1962メートル、総貯水量は3億4700万立方メートルで、7
万5000ヘクタールに上る農地のかんがい条件を改善でき、かんがい面積を4万6000
ヘクタール拡大できる。発電所の出力は6万キロワットで、かんがい・発電・洪水調
節・生態環境改善などの機能を備えた多目的の重点プロジェクトである。
 ホータンは乾燥しているため、氷河が融けてできた地表の川と地下水がオアシス農
業の主なかんがい水源となっている。新疆貧困対策助成開発弁公室のクラシ・ハウリ
副主任は「貧困の主な原因は水量の制約によって1人当たりの耕地が少ないことにあ
る。ウルワト水利センターが完成すれば、同地区の主な河川の水を十分かつ総合的に
利用することができるようになる。」と語った。

●ミャンマー向け発電所設備輸出に融資
 18日昆明で、中国輸出入銀行と雲南省機械設備輸出入公司が、中西部地区に供与
するサプライヤーズ・クレジットとしては最大の、総額10億元をミャンマーのバン
ラン発電発向けの輸出に提供する契約に調印した。
 中国輸銀は、このミャンマー最大のバンラン発電所が銀行設立以来最大の融資を提
供するプロジェクトの1つとなった。
 雲南省機械設備輸出入公司は、この10億元の融資を使って、バンラン発電所に発
電機を納入する。今回の融資に先立ち、中国輸銀はバンラン発電所に施工機械を提供
するための資金として、6000万元を同公司に貸し付けている。
 同発電所は雲南省最大の対外貿易プロジェクト。中国が水力発電プラントと技術を
東南アジアに輸出するプロジェクトとしては最大になる。、バンラン発電所の出力は
28万キロワットで、完成すると、ミャンマーの発電所の総出力の3分の1を占める
ことになる。

●三峡ダム移転住民、住宅条件良好
 長江の三峡ダム建設に伴う住民移転で、地元から離れた省・直轄市に移転した人々
は1人当たり住居面積が25平方メートルで、住宅条件は移転先の平均水準か中の
上の水準に達している。
 国務院三峡建設委員会移民局の説明によると、今年は住民移転試行の年で、6600
人が11の省・直轄市に移転する。移転先の省・直轄市は移転住民のための住宅建設
を重視し、建設に取り組んでいる。これまでに完成した住宅は大多数がレンガとコン
クリートを合わせた構造で、半数が2階建て以上の建物。関係部門の品質検査にもパ
スしている。
 移転住民住宅の建設資金不足を解消するため、移転先の省・直轄市はさまざまな支
援策をとっている。上海、山東、福建、湖南、広東などは地元の住宅建設コストに基
づき、移転住民に対して1人当たり1000元から5000元を支給している。四川、江
西、江蘇、安徽などは移転住民が自ら住宅を建てたり、購入する場合、地元政府が基
盤整備費から一部資金を移転住民に補助金として支給し、また関係の租税を免除して
いる。さらに移転住民が良質で廉価な建材を購入できるよう協力している。このため
住宅の建設費が地元農民より安くなっている。これらの措置で、移転住民はかなり良
い住宅を手に入れ、基本的に借金をせずに住宅を建設している。

…【グローバル経済・外資】…………………………………………………………
●上海三菱エレベーター、累計生産5万台突破
 上海三菱電梯(エレベーター)有限公司はこのほど累計の生産、販売台数が中国で
初めて5万台を突破した。5万台目は上海・宝山鋼鉄公司の指令センターに据え付け
られた。
 上海三菱エレベーターは1987年設立、当初は年産800台余りだったが、昨年は
6500台余り、売上高も7000万元から昨年は32億元に増え、当初の46倍になった。
7年連続で、売上高、税込み利益、生産量、シェアなど多くの指標が業界トップを維
持している。累計で売上高は248億元、税込み利益が55億元を超えている。
 上海三菱エレベーターの生産・経営規模から見て、中国の都市建設が急速に進んで
いることが分かる。これまでに生産した5万台は全国31省、直轄市、自治区および
香港、マカオ、台湾の約1万5000のビルに据え付けられている。国内シェア20%を
維持していることから、今後10年間に少なくとも7万のビルに使用されるとみられ
る。
 上海三菱エレベーターの范秉勲社長によると、中国の汎用設備製造業の中で売り
上げ、税込み利益がトップで、現在、20シリーズ、100 種余りの製品を生産する能
力があり、多くの技術は世界をリードしている。今年は7000台の生産が見込まれる。
 同社は上海機電実業公司、日本の三菱電機、中国機械輸出入総公司、香港菱電集団
有限公司の4社の共同出資で設立された合弁企業で、投資総額2億ドル。

…【マクロ経済】………………………………………………………………………
●中国経済成長率予測8%、着実に回復
 今年、中国の国民経済に重要な転機が訪れており、権威筋は今年の経済成長につい
て、8%に達するだろうと予測している。
 中央が打ち出した内需拡大を目的とする一連のマクロ経済政策が持続的に効果を
発揮したことによって、今年、中国経済に一連の積極的変化が見られ、既に経済減速
のすう勢が初歩的に改善され、着実に回復する好ましい傾向が出現している。これは
中国経済がアジア金融危機によってもたらされた不利な影響を成功裏に克服し、マク
ロコントロールで重要な段階的成果を収めたことを示すものである。
 国家統計局の統計によると、今年、中国経済の高成長をもたらした主要な原動力は、
第2次産業の工業と第3次産業である。
 最新の統計によると、今年に入って、工業生産は高い伸びを維持し、企業の利益が
大幅に増えている。1-8月の工業生産額(付加価値ベース)は1兆4968億元と前
年同期より11.6%増えた。大中企業の生産が急速に増えたことが、工業の成長を引っ
張った原動力となった。推計によると、大中企業は8月の工業生産の伸びを約6.8ポ
イント引っ張った。1-7月の工業企業の利益は2000億元を超え、倍増となった。
工業企業全体の経営の質が引き続き向上し、工業の経済効率は近年の最高を記録した。
 上半期の状況をみると、第3次産業の生産額(付加価値ベース)は1兆3626億元
と前年同期より8.1%増え、伸び率は前年同期を1.3ポイント上回った。市場が活発
になったこと、分譲住宅の販売が大幅に増えたこと、観光業が好調だったことなどが
第3次産業の急速な成長をもたらした主因となった。
 今年の国民経済には、消費、輸出、投資が共に成長を引っ張る新しい枠組みが出現
した。1-8月の社会消費財小売総額は2兆1481億元と前年同期より10%増え、伸
び率は前年同期を4ポイント上回った。輸出は引き続き大幅に増えた。1-8月の輸
出入総額は3000億ドルの大台を突破し、3017億ドルと前年同期より36.7%増えた。
固定資産投資は月ごとに増えた。1-8月の国有と他の経済類型の固定資産投資は1
兆1195億元と12.7%増え、1-7月の伸び率を0.1ポイント上回った。
 経済の持続的、急速、健全な成長を確保するため、財政省は先ごろ、全国人民代表
大会(全人代)常務委員会の承認を得て、建設中のインフラ整備事業に投入すること
を目的とした500 億元に上る長期国債を追加発行した。権威筋は国債の追加発行に
ついて、加速しはじめた中国経済に新たな原動力を注入することになろうとの考えを
示した。

●中国の特許出願受理件数が年間100万件を突破
 中国の国際・国内特許出願受理件数が年間100万件を突破し、世界のトップに立っ
ている。
 「工人日報」によると、中国国家知的所有権局が2000年国際孔子文化祭中国特許
ハイテク製品博の記者会見で明らかにしたところによると、改革・開放、特に世界貿
易機関(WTO)加盟申請以来、中国は知的所有権保護をますます重視するようにな
っており、研究機関や企業および個人の特許出願が年々増えている。
 中国の特許出願受け付けは1985年4月1日から始まったもので、この日、国家特
許局(国家知的所有権局の前身)は全国各地から3455件の出願を受理した。
中国のWTO加盟が近づき、ますます多くの中国企業が国際経済協力に加わる中で、
法的手段で特許技術、知識所有権を保護する重要性を認識するようになっており、特
許出願が幾何級数的に増えている。96年、年間の受理件数が初めて10万件を突破し、
昨年は12月に全国各地からの出願が100万件を突破した。

●私営企業の年間成長率が20%を超す
 近年、中国の私営企業は年20%以上の勢いで伸びている。20年あまりの改革開放で、
私営企業は経済成長の重要な部分に成長している。昨年、非国有企業の生産高は全国
工業生産高(付加価値ベース)の三分の二を占めた。昨年の私営企業百社のトップは
売上が35億元に達し、百位企業の売上でも3億6,000万元に達した。

…【業界動向】………………………………………………………………………
●巨大な潜在力を持つ中国の家具市場   
 先ごろ上海で開幕した第6回中国国際家具展で、中国は既に家具生産・消費大国に
成長していることが明らかにされた。中国の家具メーカーは既に3万社を超え、昨年
の家具業界の生産総額は1000億元、輸出額は27億ドルに達した。。
 第1回家具展の展示面積は3000平方メートルにすぎず、出展企業も指を折って数
えることができるほどだったが、今回の家具展の展示面積は6万平方メートルを超え、
20余りの国と地域の800余りの有名家具メーカーが参加、アジアで最も規模が大き
く、影響力の大きい家具展になっている。
 絶えず掘り起こされている市場の潜在力と多様化する消費需要が中国の家具産業
の発展を促す強力なエンジンになっている。80年代から、中国には家具メーカーが
雨後の筍(たけのこ)のように続々と誕生し、家具メーカーは既に3万社を超え、世
界の家具生産・輸出強国イタリアと肩を並べており、産業労働者は200万を超え、多
くの有名企業とブランドが誕生し始めている。
 欧米や日本などの先進的な家具製造技術と設備の導入を通じて、中国の作業場式の
家具生産はグレードアップされ、工業化と規模化が急速に進んでいる。西側の家具設
計の理念と風格を参考にし、古い歴史を持つ中国の家具文化の精華を吸収することに
よって、中国の家具産業は外国のものを模倣する段階を抜け出し、独自のものを創造
する道を歩み始め、技術と美学を結び付け、伝統と現代を融合させる中で、独自の道
を切り開いている。外国の同業者との合弁事業や国際貿易を通じて、外国企業のため
にブランド家具を加工・生産していた中国の家具産業は徐々に自力で設計し、民族ブ
ランドの家具を海外市場に輸出するようになっており、輸出家具の等級・品質・技術
水準・付加価値も絶えず向上している。
 中国の家具産業の成長に合わせて、外国の家具メーカーも相次いで中国市場に進出
している。家具産業が発達している東南アジアの国と地域は地理的な優位性を利用し
て、中国で家具を販売しているほか、中国に積極的に投資して工場を開設し、「消費
地生産」を進めている。シンガポールは1億ドル近くの資金を投入して、江蘇省の昆
山に敷地面積35万平方メートルのシンガポール家具産業パークを建設した。
 台湾の家具メーカーも大陸の投資環境と市場の前途を有望視しており、既に200
余りの家具メーカーや関連会社が大陸に生産ラインを完成させている。香港は家具産
業を早々と中国へ移転しており、ほとんどの家具メーカーが広東や福建などに移転し
ている。
 イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、米国に代表される欧米の家具大国は引き
続き対中輸出を拡大しており、これらの国の家具メーカーは中国で協力相手を探し、
積極的に現地生産を進めている。

…【IT最前線】……………………………………………………………………………
●マイクロソフト、合弁会社設立
 米マイクロソフト社のスティーブ・バルマー社長兼最高経営責任者(CEO)は
19日、北京で「中国での長期的発展を図り、対中投資を一層拡大し、中国政府およ
び業界との協力を強化し、中国の知識経済の発展に積極的に寄与したい」と表明した。
 同氏によると、今後数年間に対中投資を4000万ドル近く増やす。また上海のマイ
クロソフト・アジア技術センターの規模を倍に拡大し、職員を現在の300人近くから
600人に増やす。さらに資金投入を増やし、同センターがインターネットを通じ、ウ
ィンドウズ開発ツールとマイクロソフト・オフィスの技術支援を提供する。
 マイクロソフトは北京中関村科技発展(持ち株)股分(にんべんに分)有限公司と
合弁でソフト開発会社を設立する意向を示した。この会社は対外的にソフト開発を請
け負う。
  
●ルーセント、中国の放送市場に進出
 世界最大の通信設備メーカー、ルーセント・テクノロジーが江蘇省の江蘇欣網視
訊科技有限公司と提携し、中国のラジオ・テレビ市場への進出をはかることになった。
 ルーセント・テクノロジー(中国)有限公司インターネットシステム部中国大陸・
香港地区担当役員のケビン・プーン氏と江蘇欣網の馬運山社長は、19日の北京での
取り決めで、ルーセントの先進的交換システム、接続設備および光ネットワーク・シ
ステムなどの中国広帯域有線テレビネットワーク改造事業での応用を拡大するとし
た。これに先立ち、双方は江蘇省泰州情報化団地の建設で協力している。
 江蘇欣網は98年に設立されたもので、ラジオ、テレビおよび通信ネットワーク製
品、ネットワーク管理、支援ソフトの開発、システムインテグレーション(SI)、
情報化団地の建設、通信運営システムなどの技術サービスを行っている。

● 中国移動通信連合会発足
 中国国内の3大電気通信運営会社、大手移動体通信メーカー、移動体通信経営会社、
中国に進出した有名な外国移動体通信会社が参加する中国移動通信連合会が16日、
北京で設立を宣言した。
 中国移動通信連合会は、外国の業界協会の運営の特徴と方式を研究し、中国の移動
体通信分野の具体的な状況と結び付け、中国的特色を備えた、業界を管理・自己規制
する業界協会の方式を探り、移動体通信分野の権威ある社会団体を目指す。
 同日の発足大会では、「中国移動通信連合会の全会員による共同宣言」が採択され
た。連合会は「共同宣言」の中で、連合の優位性に依拠して、国際競争に積極的に参
加し、公平で合理的で効果的な市場競争の局面と中国の移動体通信業を発展させるた
めの市場環境を整えると強調し、消費者の合法的な権利を保護するため努力し、中国
の移動体通信サービスの質を絶えず高めていくと厳かに約束した。

…【西部大開発】……………………………………………………………………………
●中国西部、今後20年で基本道路網を整備
 中国交通省の張春賢次官は17日、西安で開幕した中国科学技術協会年次総会で、
次のように述べた。
 シルクロードは中国西部に数世紀にわたる繁栄をもたらした。現在も西部開発を進
めるには、まず交通問題を解決しなければならない。
 中国は2010年までに西部地区に国道主幹線9本建設、道路を通す条件のある郷村
にはすべて道路を建設する。計画で建設する道路の総延長は15万キロになる。
 西部地区の道路交通状況を一応改善し、西部大開発のために基本的な交通条件を整
えるには、35万キロの道路を新設、改造する必要があり、投資総額は7000億元を超
える。
 交通省は毎年、少なくとも2億元の事業資金を使用し、西部地区の道路科学技術研
究と人材育成を進めることを決めた。
 今後10-15年の間に新素材、新技術の普及、使用で建設工事の効率と質を高める
ことができる。検査設備の使用が進み、工事の質と管理水準を高めることができる。
交通地理情報システムと3次元コンピューター援用設計の開発応用で飛躍を図り、コ
ンピューターの応用水準を全面的に高め、道路の測量・設計と整備管理の自動化を促
進する。道路環境保護技術を高度に重視する。
 より多くの情報技術を高規格道路の管理に導入し、交通安全と管理制御水準を一層
高める。山間部の高規格道路建設技術で飛躍を図り、超大型の道路橋やトンネルの設
計、施工技術を国際水準に到達させる。

…【地域社会】……………………………………………………………………………
●汕頭市、「国際情報ポート」へ
 広東省汕頭市は、国際海底ケーブルの上陸局と汕頭情報網5大ネットワークの相互
接続を契機に、汕頭経済特区は情報化を加速し、国際「情報ポート」に向かって突き
進んでいる。
 アジア欧州国際海底ケーブルと中米国際海底ケーブルは現在、世界で投資額が最も
大きく、距離が最も長く、経由する国・地域が最も多い海底光ケーブルであり、1998
年に汕頭に上陸した。こうして汕頭は上海に続いて、中国の国際情報ハイウエー上の
もう1つの重要な結合点となった。今年さらに、アジア太平洋2号国際海底ケーブル
が汕頭を結合点に選び、汕頭の情報通信基盤は磐石となった。
 この海底ケーブル・システムは日本、韓国、中国、シンガポールなどの国と香港地
区を結ぶとともに、中米、日米両海底ケーブルなど太平洋をまたぐ海底ケーブル網と
相互に接続する。準備作業が全面的に始まっており、今年11月までに国際海底ケー
ブル敷設のための設備据え付け条件が整う見込み。
 国際海底ケーブル上陸局の建設に合わせて、汕頭市は近年、「情報ポート」の基盤
付帯施設の建設を急いでいる。「政府ネット接続」は急ピッチで進み、すでに300余
りの各級官庁と企業・事業所が電信局ネットにサイトを設けている。汕頭情報網、汕
頭大学構内ネット(中国教育科研網)、電信183、189網(国家公衆網)、金科網
の5大ネットの相互接続により、全市の統一的な情報ネットワーク大プラットフォー
ムが構築されている。
 今年、汕頭市政府の公衆情報網整備では、実際の使用をより重視し、インターネッ
トを使った企業誘致やネット交易会などを繰り広げ、政府ネット接続によって企業ネ
ット接続や家庭ネット接続を引っ張り、最終的に「市民10万人のネット接続」の目
標を実現する。
 汕頭の情報網の完成と運用は、各官庁の事務能率の向上と企業の商機探しに多くの
利便をもたらした。昨年汕頭情報網にホームページを開設し、ネット上で会社と製品
を宣伝した汕頭機械(集団)公司は、今年すでに多くの商談、注文についてネット
上で折衝している。
 「情報ホテル」の名をもち、年内に竣工、供用を始める粤東情報大厦は、全国さら
には全世界の情報市場とつながった高速情報ネットワークを汕頭と周辺地域に提供
し、広東東部地区と福建・広東・江西経済協力区の情報収集、処理、蓄積、交換、伝
送の通信センターとなる。さらに「情報ホテル」として、社会にホストコンピュータ
賃貸、ホストコンピュータ保管、回線賃貸、機械室賃貸など複数のサービスを提供し
て、広東東部最大の情報交換センターになる。
 汕頭市政府はさらに、「情報ポート」を紐帯とし、全方位、多段階、広範囲で国内
外との交流を広げ、人、物、資金の流れを促すことによって、支柱的役割をもつ近代
的港湾産業体系を作り上げ、近代的国際港湾都市建設を加速することを打ち出した。

●大連市の中国初の電車線、試運転始まる
 大連市に国内初の軌道電車線が完成し、14日から試験営業運転に入った。
 市内の観光繁華街、星海公園から興工街までの全長5.4キロ。複線で、設計時速70
キロ。路盤はコンクリートで、シームレス長尺レールが使用されている。国内の都市
公共交通手段としては初めてのもの。
 この試験営業運転区間の完成で、同市の都市交通の混雑緩和、省エネ、環境保護に
重要な役割を果たすものと期待されている

…【社会百景】…………………………………………………………………………
●著名観光地、国慶節に観光規制
 国慶節(建国記念日)連休中に観光客が集中して押し寄せることを考慮して四川
省の九寨溝など著名な観光地は観光規制を設けている。1日あたりわずか1万80
00人しか受け入れられない九寨溝は、ホテルの宿泊予約と観光地入場券のセット
販売のみを扱っており、広州市の大手旅行会社は需要に対応するため3000室余
りの客室を確保している。九寨溝以外にも黄山、華山なども同様に現地で入場券が
買えない可能性があるため、広東省では同期間中のフリーの旅行は薦めていない。

…【経済データ】………………………………………………………………………
●外国為替 (9月22日)
外貨名  100日本円   100米ドル   100香港ドル
人民元    7.76↓   827.78 ↓   106.14→

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●特集/世界最大の宝飾品市場へ
中国の宝飾品市場の潜在力/中国宝飾品業界発展の道/WTO加盟が中国の宝飾品
市場にもたらす変化/広東番禺市 中国の主要装飾品の生産拠点に/謝瑞麟 中
国宝飾業界の「マクドナルド」/デビアスと中国/上海、国際ダイヤモンド取引
センターを設立/プラチナおよびプラチナ製品の加工貿易での審査・認可および
輸出許可証の発給問題に関する通達
■経済評論:対外貿易 下半期も好調続く見通し
■経済の眼:WTO加盟 中国の外貨管理にも影響
主要貿易パートナーとの輸出入統計(2000年1~7月)
■産業レポート:2000年冷蔵庫市場の新動向
■最新データ:中国輸出入商品構成表(2000年1~7月)
中国対日貿易の商品構成(2000年1~7月)
■政策と法規:『金・銀製装飾品の表示に関する管理規定』
■特別調査:上海IT産業の現状報告(連載2)
■現地レポート:内外保険会社による人材争奪戦
■中国マーケット:家政サービス需要が急増
■万華鏡:賄賂不足で大学入学できず 女子受験生自殺
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