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IT最前線

(「中国経済週刊」242号(来週号)は『光エレクトロニクス』を特集!
http://cew.rocketbeach.net/)

昨年の中国、科学技術事業投資が急増

 中国では昨年、全国各地が科学技術事業に投入した資金は1460億6000万元に達
し、前年より170億9000万元、12.5%増え、科学技術事業投資が急増した。これ
は20日発表された「1999年全国科技経費投入統計公報」で明らかになった。
 昨年、科学技術事業への財政支出は543億9000万元と前年より105億3000万元、
26.8%増えた。中央財政支出は25.5%増の355億6000万元と中央財政支出全体の
8.6%を占め、地方財政支出は29.3%増の188億3000万元と地方財政支出全体の
2.1%を占めた。北京、天津、遼寧、黒竜江、江蘇、浙江、福建、山東、湖南、広
東、寧夏では、科学技術事業への財政支出が地方財政支出全体の2%を超えた。
 昨年1年間に全国各地が自主研究開発能力を代表する科学研究事業や試験事業
に投入した資金は678億9000万元と前年より17.7%増え、国内総生産の0.83%を
占め、割合は過去最高に達した。
 技術革新の主体である大中型工業企業が昨年、新製品開発に投入した資金は304
億6000万元に達し、前年より59億4000万元、24.2%増えた。

SOHUとHP、インターネットで協力

 ヒュ―レッドパッカードと中国語ポータルサイトSOHUはこのほど戦略協力
協議書にサインをし、正式に戦略的協力関係を樹立した。両社はおたがいの得意な
領域を活かし、インターネットの発展に力を入れる。同時に両社は国内中小企業の
ためにシステム統合化における電子商取引の解決方法を提案する。
 今回この同盟が提案した解決方法は、ユーザーの為に絶えずインターネットを支
えるプラットフォームから専門およびビジネスモデル上のコンサルティングを行
うことだ。この解決方法の特長は、安全性、信頼性が高く、拡張性もある。
ヒュ―レッドパッカード社はひと通りの解決方法の為に専門的なことやビジネス
モデルのコンサルティング、総合的なサービス、代行サービスや各方面をサポート
するサービスおよび、ブランドの共有、市場の共有、金融投資などを提供する。
 両社はこの解決方法は中小企業のシステム統合のためのもので、これは中小企業
に新しい商機をもたらし、徹底して変革、発展させるのもだという。この一通りの
解決方法を通して、ユーザーは専門的なサービスとコンサルティングを得て、さら
に便利で速いニューエコノミーに突入できる。
 分析によれば、今、中国のインターネット産業は、低い谷を徘徊している。合縦
連衡がこのステージのメインで、双方の資源を利用してwin―winの戦略で業
界で持続をはかる。企業間の各種形式の協力は益々増えるだろう。今回の協力は世
界的に著名なソフトとハードの結合で、新しい発展の機会が得られる。インターネ
ット界に協力の成功例のモデルを提供した。

広東省南海市に「東大ソフトパーク」

 16日、広東省南海市とソフトウエア企業、東大アルパインが共同出資する「南
海東大ソフト・パーク」が設立された。
 敷地面積4.7ヘクタールで、第1期投資が1000万元余り。主に中小企業や地域
向けの情報化推進ソフト開発基地、技術支援センター、教育研究基地となり、アル
パインの南方技術支援センターとして徐々に発展させるとしている。
 南海市は広東省の「4頭の小さな虎」の1つで、中国の情報化実験都市。今年5
月、東大アルパインが「政府が支援し、企業が運営する」方式で、南海東大アルパ
インを共同出資で設立し、国内で率先して「中小企業昇竜計画」を打ち出し、中小
企業の情報化推進を全面的に支援している。

珠海に高速情報モデル網構築へ 

 「中国高速情報モデル網」共同体、珠海高凌情報科学技術有限公司はこのほど
広東省珠海市政府と共同で「中国(珠海)高速情報モデル網」を構築する協力取
り決めに調印した。
 この事業は珠海市政府の戦略的な政策支援を受け、「中国高速情報モデル網」共
同体の強力な技術力に依拠し、珠海高凌情報科学技術公司のネットワーク・ハイ
テク製品を基盤とし、技術が先進的で信頼でき、主要市街区をカバーする初の高
速情報モデル網を早期に構築するもの。同時に「863」ハイテク発展計画によ
る重要な研究成果の珠海における産業化を積極的に促し、珠海市の情報化を推進
する。
 「中国(珠海)高速情報モデル網」は重慶に続いて「863」計画の支援を受
けて構築するもので、珠海のソフトウエア産業と情報産業の発展を大きく促すと
みられている。第1期投資が約2億元で、来年末に完成し、試験運用に入る予定。
(珠海市については「中国経済週刊」239号にて紹介!
http://cew.rocketbeach.net/)

TCL、ペンティアムIV搭載パソコン発売へ

 中国の家電メーカー、TCL社は22日北京で、同国で初めて超小型演算処理装
置(MPU)の「ペンティアムIV」を搭載したパソコンを発売すると発表した。
 「TCLチタンゴールド988H」と呼ばれるこのパソコンは、インテル社の最
新MPU「ペンティアムIV」の1.4ギガヘルツ版を搭載し、400メガの高速先端
システムバスを備えており、現在中国市場で消費者が購入できる家庭用コンピュ
ーターの中で、速度が最も速く、性能が最も優れ、マルチメディア処理能力が最
も強い。
 「ペンティアムIV」は、米インテル社が11月20日に発売したもので、インタ
ーネット時代の需要にこたえて、まったく新しく設計され、画像を送る速度は最
新型「ペンティアムIII」に比べて47%速い。インテル社は今月20日の全世界
向け新聞発表で、世界の主要なコンピューター・メーカーとソフトウエア開発会
社がすべて数カ月をかけて、「ペンティアムIV」を使った製品を設計していると
指摘した。

大唐電信、携帯電話用SIMカード大規模生産へ

 中国大手通信機器メーカー、大唐電信微電子公司は来年、GSM携帯電話に使用
するSIMカードを1000万枚生産し、国内需要の20%前後を満たすことを決めた。
 中国の移動体通信は急速に発展し、SIMカードの需要が伸び続けているが、長
 年、輸入に依存してきた。これは中国の移動体通信の発展に極めて不利で、特に
今年は世界のチップ市場が供給不足で、中国にも悪影響をもたらしている。昨年、
大唐電信は情報産業省の重点科学技術発展事業を引き受け、デジタル移動体通信の
GSM携帯電話専用SIMカード・チップの開発に着手し、成功した。今年4月、
大唐電信が試験生産した最初の5000枚のプリペードSIMカードを天津移動通信
公司に納入した。
同時に大唐電信はCDMA携帯電話に使用するUIMカードの生産を積極的に
推進し、産業化の準備を進めている。大唐微電子は最近、初の国産UIMカード
を発表した。
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