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電子マガジン・中国最新情報
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電子マガジン《中国最新情報》  No.688 2018年2月6日
発行:《中国最新情報》編集部 http://www.bizchina.jp/
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集:豊かさ広がる中国農村】
●2017年全国農村ネット小売売上高1兆2448.8億元
●2016年末 農家の99.5%が自己住宅を保有

┏【労働】
●2017年20地域で最低賃金標準を調整 平均11%増

┏【社会】
●2017年全国の男性は女性より3266万人多い

┏【国内経済】
●サラリーマンの金融ローン その9割近くが住宅ローン
●中古物件 トップの北京は6.8万元、最低都市はわずか2600元

┏【環境】
●2017年全国2.5濃度は1立米当たり43マイクログラムで6.5%減
●2017年中国「2+26都市」PM2.5濃度ランキング
●2017年中国31省レベル行政区PM2.5濃度ランキング

┏【経済データ】
●外国為替(2月6日)

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……【特集:豊かさ広がる中国農村】………………………………………………
●2017年全国農村ネット小売売上高1兆2448.8億元
 商務部の高峰報道官によると、大まかな統計では、2017年全国農村ネット小売売
上高は実質ベースで1兆2448.8億元と前期比39.1%増だった。2017年末現在、農村に
おけるインターネット上の店舗は985.6万店に到達し、2016年比169.3万店、20.7%
増で、2800万人を超える雇用機会をもたらした。

 農村の実物のネット小売売上高は7826.6億元と前期比35.1%増、農村のネット小
売総売上高の62.9%を占めた。そのうち、洋服・シューズ・バッグ、インテリア、
健康食品が人気上位3商品で、それぞれ1600.3億元、1129.5億元、1031億元に達し、
前期比30.5%増、6.4%増、61%増だった。

 農村のサービスのネット小売売上高は4622.2億元と前期比46.6%増、農村のネッ
ト小売総売上高全体の37.1%を占めた。そのうち、旅行、レストラン、生活サービ
スが人気上位3サービスで、それぞれ1831.9億元、1625.8億元、180.7億元に達し、
前期比66.8%増、58.6%増、45.3%増だった。
 旅行、レストランは突出しており、農村ネット小売売上高への貢献率は21%、17.2%
に達し、農村ネット小売総売上高全19品目中1位、2位だった。

 地域別では、2017年東部、中部、西部、東北農村のネット小売売上高は実質ベー
スで7904.5億元、2562.1億元、1700.5億元、281.8億元で、前期比33.4%増、46.2%
増、55.4%増、60.9%増だった。東部農村のネット小売売上高が全体の63.5%を占め、
優位性ははっきりしている。
 中部、西部及び東北農村のネット小売売上高の合計は4544.4億元と前期比50.4%
増で、東部農村より17ポイント高かった。

 主要製品別では、健康食品は中部、西部、東北農村のネット小売増加の貢献が最
大の商品で、貢献率はそれぞれ11.5%、30.3%、29%だった。
 旅行は、中部、西部農村ネット小売増加の貢献が最大のサービスで、貢献率はそ
れぞれ30.8%、24.3%だった。
 レストランは、東北、東部農村ネット小売増加の貢献が最大のサービスで、貢献
率はそれぞれ14.2%、17.9%だった。
 洋服・シューズ・バッグは、東部農村のネット小売増加の貢献が最大の商品で、
貢献率は16.8%だった。

 2017年、全国の国家級貧困県832県でのネット小売額は実質ベースで1207.9億元、
前期比52.1%と、農村より13ポイント高かった。〔中国網財経2018年1月25日〕

●2016年末 農家の99.5%が自己住宅を保有
 国家統計局は12月16日「第三次全国農業全面調査主要データ公報」を発表した。
「公報」では、主に農民の生活条件を紹介している。
 データによると、2016年末、農家の99.5%はみずからの住宅を保有しており、う
ち3カ所以上の住宅を保有する者は196万戸で0.9%を占めた。

 第三次全国農業全面調査は、2万3027万の農家の生活条件に対し調査を行った。
 データによると、2016年末、農家の99.5%はみずからの住宅を保有しており、う
ち、1カ所の住宅を保有する者は2万30万戸で87.0%、2カ所の住宅を保有する者は
2677万戸で11.6%、3カ所及びそれ以上の住宅を保有する者は196万戸で0.9%、分譲
住宅を保有する者は1997万戸で8.7%を占めた。

 農家の住宅は、主にれんがコンクリートブロック(石)木材構造である。
 住宅がコンクリートブロック構造であるものは1万3182万戸で57.2%、れんが(
石)木造構造のものは5993万戸で26.0%、鉄筋コンクリート構造のものは2884万戸
で12.5%、竹草日干れんが構造のものは640万戸で2.8%、その他の構造のものは329
万戸で1.4%を占めた。

 飲用水の面では、1億95万戸の飲用水は浄化処理をされた水道水であり47.7%を占
めた。9572万戸の飲用水は保護を受けた井戸水及び泉水であり41.6%、2011万戸の
飲用水は保護を受けていない井戸水及び泉水であり8.7%、130万戸の飲用水は河川、
湖の水であり0.6%、155万戸の飲用水は雨水であり0.7%、67万戸の飲用水はミネラ
ルウオーターであり0.3%、96万戸の飲用水はその他水源であり0.4%を占めた。

 衛生施設の面では、水洗式衛生便所の使用は8339万戸で36.2%、水洗式非衛生便
所の使用は721万戸で3.1%、衛生くみ取り式便所の使用は2859万戸で12.4%、普通く
み取り式便所の使用は1億639万戸で46.2%、便所なしは469万戸で2.0%を占めた。

 耐久消費財の保有の面では、100戸平均で小型自動車24.8台、バイク・電動自転
車101.9台、シャワー温水器57.2台、エアコン52.8台、冷蔵庫85.9台、カラーテレ
ビ115.2台、パソコン32.2台、携帯電話244.3台だった。

 このほか、農家が料理・暖房に使用するエネルギーのうち、主に電力を使用する
ものは1億3503万戸で58.6%、石炭ガス・天然ガス・液化石油ガスは1億1347万戸で
49.3%、薪や草は1億177万戸で44.2%、石炭は5506万戸で23.9%、メタンガスは156万
戸で0.7%、その他のエネルギーは126万戸で0.5%、太陽光エネルギーは56万戸で0.2%
を占めた。

 国家統計局高級統計士の黄秉信氏は第三次全国農業全面調査主要データ公報(第
四号)を解説する際、農家の自己保有住宅数は増加し、住宅構造は改善され、農民
の飲用水がさらに安全になり、農家の保有する耐久消費財数が増加し、料理・暖房
に使用するエネルギーはさらにクリーンなものになっていると指摘した。
〔中国新聞網2017年12月16日〕

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……【労働】………………………………………………………………………………
●2017年20地域で最低賃金標準を調整 平均11%増
 1月26日、人力資源・社会保障部が第4四半期記者会見を開催した。
 蘆愛紅報道官によると、2017年、全国で計20地域で最低賃金標準が引き上げ調整
され、その平均調整幅は11%だった。現在、全国月間当たり最低賃金標準が最も高
いのは上海市の2320元、時間当たり最低賃金標準が最も高いのは北京の22元。

 最低賃金標準を引き上げ調整したことで、従業員の失業保険金、病気中の病休賃
金、試用期間の賃金、公益住民サービス人員の賃金及び部門の閉鎖、生産停止等の
状況下の賃金、生活費は最低賃金標準の調整に伴って上昇する。

 特に、人力資源・社会保障部による2017年の失業保険金標準調整に関する指導意
見で明らかにしたとおり、失業保険金標準は都市従業員最低賃金標準の90%にまで
徐々に引き上げる。
 寧夏では、2018年1月1日から、失業保険金標準を全エリアで最低賃金標準の65%
から75%へと一気に10ポイント引き上げることを決めた。引き上げ調整後、失業保
険金は、一類地域は1人当たり毎月1079元から1245元に、二類地域は1人当たり1014
元から1170元に、三類地域は1人当たり962元から1110元に上昇する。

 2016年に比べ、2017年の最低賃金標準を調整した地域は多くなった。これは2017
年の経済発展がなおよかったことによると分析されている。国家統計局のデータに
よると、2017年のGDP成長率は6.9%に達し、これは2010年以来、全国の経済成長で
最も加速したことになった。

 統計を見ると、上海、深セン、浙江、天津、北京等地域の月間最低賃金標準は
2000元以上である。2018年はまだ1カ月たっていないが、既に遼寧、チベット、江
西、広西等の地域で最低賃金標準が引き上げられた。

 最近新たに引き上げられたのは広西で、2月1日から、最低賃金標準をこれまでの
四類から三類にしたことにより、これまでの毎月1400元、1210元、1085元、1000元
が、1680元、1450元、1300元となった。パートタイムの時間当たり最低賃金標準を
これまでの13.5元、11.5元、10.5元、9.5元が、16元、14元、2.5元となった。
 それによると、引き上げ調整の増加幅は20%は、主に、広西のここ数年の都市住
民の生活支出、従業員個人が納める社会保障費、住宅公共積立金、従業員平均賃金
及び経済発展のレベルを考慮して確定した。
〔21世紀経済報道先行配信2018年1月26日〕

……【社会】………………………………………………………………………………
●2017年全国の男性は女性より3266万人多い
 国家統計局が18日に発表したデータによると、2017年の男性の人口は7億1137万
人、女性の人口は6億7871万人で、総人口の性別比は女性100に対し男性104.81だった。
 2017年末の中国大陸部の総人口(31省区市及び中国人民解放軍現役軍人)は13億
9008万人で前年比737万人増だった。年間出生者数は1723万人、出生率は12.43‰、
死亡者数は986万人、死亡率は7.11‰と、人口の自然増加率は5.32‰だった。

 年齢構成別では、16―59歳の労働年齢人口は9億199万人と総人口の64.9%を占め
た。60歳以上人口は2億4090万人と総人口の17.3%を占めた。そのうち65歳以上人口
は1億5831万人と総人口の11.4%を占めた。

 都市・農村別では、都市常住人口は8億1347万人と前年末比2049万人増、農村常
住人口は5億7661万人と同1312万人減だった。都市人口が総人口に占める割合(都
市化率)は58.52%と前年末比1.17ポイント増だった。
 全国の人戸籍分離人口(居住地と戸籍登録地が同一の郷鎮街道になく、戸籍登録
地から半年以上離れている人口)は2.91億人と前年末比98万人減だった。そのうち、
流動人口は2.44億人と前年比82万人減だった。

 2017年末の全国の就業者数は7億7640万人、そのうち都市就業者数は4億2462万人
だった。〔中国経済網2018年1月18日〕

……【国内経済】…………………………………………………………………………
●サラリーマンの金融ローン その9割近くが住宅ローン
 全国調査によると、中国家庭の借金は米国や日本よりも少ないが、ますます多く
のサラリーマンが借り入れを始め、負担する財務リスクはふえる一方だと香港メデ
ィアが報じた。

 香港「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」12月12日の報道によると、2017年
7月から9月に実施された4万戸余の家庭に及ぶこの調査結果は、中国の消費者ロー
ンの急激な増加を反映したものだった。この問題は中国経済の将来に影響を及ぼし、
世界経済の再均衡にも影響を与えるだろう。

 調査によると、2017年9月末、家庭のローンが中国の国内総生産(GDP)に占める
割合は2009年末の23.7%から52.6%に急増した。
 研究者の説明では、中国全体の債務に占める家庭の負債の割合は非常に小さく、
米国や日本等の先進経済体の家庭ローン残額がGDP60%に占める割合よりも低いが、
これがもたらす債務リスクを無視することはできない。
 この調査は、成都の西南財経大学に所属する中国家庭金融調査・研究センターと
消費者ローン会社、中騰信が行った。

 調査はさらに、中国の人口の26%を占めるサラリーマン層の消費者ローンの目的
を分析した。
 サラリーマン家庭の平均ローンニーズ総額は26万5000元(約4万ドル)で、その
うち22.5万元は住宅ローンであった。
 しかし、9月末現在、サラリーマン家庭の実際の平均ローン額は12.5万元で、そ
のうち86.3%が住宅ローンであった。
 負債構造と家庭資産から、住居は78.2%のサラリーマン家庭の資産である。

 これらの家庭、すなわち少なくとも1人の家庭構成員が安定した給料を稼いでい
る家庭では、銀行、友人や家族から資金を借りている。
 これらのサラリーマン層の約70%の年収は3万元を超え、彼らの多くは80年代、90
年代生まれに属し、10%のサラリーマン層の年収は10万元以上である。
 国家統計局のデータによると、2016年の中国人1人当たりの可処分所得は2万3821
元であった。

 報道は、家を買うことは依然として中国の家庭ローンの大部分を占めているが、
消費者ローンの増加は住宅ローンよりも速く上昇し、小口ローン事業が急速に成長
していると述べた。最近、小口ローンは金融監督当局の審査を受けている。
 2013年から2017年まで、サラリーマン家庭の消費者ローンの年平均複合成長率は
25.7%、住宅ローンの平均複合成長率は20.2%であった。

 しかし、依然として多くの中国人の信用需要は満たされていない。
 中騰信の魏昆董事長秘書は、「中国には信用調査記録不足で金融サービスを受け
られない多くの人々がいて、たとえクレジットカードを持つサラリーマン層でも、
大きな信用不足がある」と話した。
 調査によると、サラリーマン層は伝統的な銀行ではなくインターネットの金融サ
ービスプロバイダーからの借り入れを好み、平均的なローン額は4000元で、返済期
限を過ぎる人はほとんどいない。
 研究者は、ローンのある中国家庭の65%のローン額は年収の2倍に満たないと見て
いる。〔参考消息2017年12月15日〕

●中古物件 トップの北京は6.8万元、最低都市はわずか2600元
 住宅ビックデータ連合実験室、中国社会科学院財経戦略研究院住宅ビックデータ
項目チームが9日発表したデータによると、2017年12月、中国の中古物件価格の最
も高い都市は北京で1平米当たり6万7822元、最も低い都市は広西の来賓でわずか同
2652であった。

 データでは、北京、上海、深セン、広州、アモイ、杭州、福州、南京、天津、青
島がそれぞれ2017年12月中国都市中古物件価格トップ10となった。
 北京以外のトップ10都市の1平米当たりの物件価格はそれぞれ次のとおり。上海5
万2584元、深セン5万900元、広州4万30元、アモイ3万9723元、杭州3万729元、福州
2万9000元、南京2万6714元、天津2万3333元、青島2万2126元。

 一線都市の平均価格は1平米当たり5万2834元、二線都市の平均価格は同1万4364
元、三、四線及びそれ以下の都市の平均価格は同6982元であった。
〔中国経済網2018年1月9日〕

……【環境】………………………………………………………………………………
●2017年全国2.5濃度は1立米当たり43マイクログラムで6.5%減
 1月18日、環境保護部は2017年12月及び1―12月における全国及び京津冀、長江デ
ルタ、珠江デルタ地域及び直轄市、省都、計画単列市の大気品質状況を発表した。

 環境保護部の担当者によると、昨年12月の全国338の地レベル以上都市の平均優
良日数割合は66.0%で前期比8.5ポイント増だった。PM2.5濃度は1立米当たり65マイ
クログラムで前期比16.7%減、PM10濃度は同103マイクログラムで前期比12.7%減だ
った。
 1―12月の平均優良日数割合は78.0%で前期比0.8%ポイント減だった。PM2.5濃度
は1立米当たり43マイクログラムで前期比6.5%減、PM10濃度は同75マイクログラム
で前期比5.1%減だった。

 このほか、12月における74都市の大気品質下位10都市(74位から65位)は、徐州、
邯鄲、西安、蘭州、保定、石家荘、太原、ケイ台、済南、成都だった。
 上位10都市(1位から10位)は海口、張家口、福州、厦門、大連及び舟山(同順
位)、ラサ、深セン、北京、昆明だった。

 1―12月の74都市の大気品質下位10都市は、石家荘、邯鄲、ケイ台、保定、唐山、
太原、西安、衡水、鄭州、済南だった。
 上位10都市は、海口、ラサ、舟山、厦門、福州、恵州、深セン、麗水、貴陽、珠
海だった。

 特に、京津冀地域13都市の1月の平均優良日数割合は64.6%で前期比34.1ポイント
増だった。PM2.5濃度は1立米当たり73マイクログラムで前期比51.3%減、PM10濃度
は同119マイクログラムで前期比43.9%減だった。
 1―12月の平均優良日数割合は56.0%で前期比0.8ポイント減だった。PM2.5濃度は
1立米当たり64マイクログラムで前期比9.9%減、PM10濃度は同113マイクログラムで
前期比4.2%減だった。

 中でも、北京市の12月の優良日数割合は83.9%で前期比42.0ポイント増だった。PM
2.5濃度は1立米当たり44マイクログラムで前期比66.9%減、PM10濃度は同68マイク
ログラムで前期比56.1%減だった。
 1―12月の平均優良日数割合は62.1%で前期比6.9ポイント増だった。PM2.5濃度は
1立米当たり58マイクログラムで前期比20.5%減、PM10濃度は同84マイクログラムで
前期比5.6%減だった。

 環境保護部の関連担当者によると、去年10―12月、「京津冀及び周辺地区2017―
2018年秋冬季大気汚染総合対策実施行動計画」実施以降、PM2.5濃度の減少幅が最
も多い上位6都市は石家荘、北京、廊坊、保定、鶴壁、安陽で、前年同期比でPM2.5
濃度の減少幅が40%以上だった。

 そのほか、長江デルタ地域25都市の12月の平均優良日数割合は58.0%で前期比1.3
ポイント減だった。PM2.5濃度は1立米当たり70マイクログラムで前期比2.9%増、PM10
濃度は同108マイクログラムで前期比5.9%増だった。
 1―12月の平均優良日数割合は74.8%で前期比1.3ポイント減だった。PM2.5濃度は
1立米当たり44マイクログラムで前期比4.3%減、PM10濃度は同71マイクログラムで
前期比5.3%減だった。

 珠江デルタ地域の9都市の12月の平均優良日数割合は76.3%で前期比5.1ポイント
減だった。PM2.5濃度は1立米当たり55マイクログラムで前期比1.9%増、PM10濃度は
同81マイクログラムで前期比1.2%増だった。
 1―12月の平均優良日数割合は84.5%で前期比5.0ポイント減だった。PM2.5、PM10
濃度はそれぞれ1立米当たり34マイクログラム、53マイクログラムで、国家2級の年
平均濃度標準に達した。〔2018年1月18日経済観察網〕

●2017年中国「2+26都市」PM2.5濃度ランキング
 緑色和平が発表した「2017年365都市PM2.5濃度ランキング」をもとに大嘴君さん
がまとめた2017年京津冀大気汚染波及エリア「2+26」都市PM2.5濃度ランキング、
これら重点都市におけるこの1年のスモッグ対策が、「大気汚染防止行動計画(大
気十条)」達成の直接的な助けとなった。

〈2017年年間中国「2+26」都市PM2.5濃度ランキング〉
順位 都市 2016年年間PM2.5平均濃度(マイクログラム/平方メートル) 2017年
年間PM2.5平均濃度(マイクログラム/平方メートル) PM2.5濃度変化
1 邯鄲(河北) 81.5 86.1 5.7%.   15 唐山(河南) 74.1 67.1 -9.40%
2 保定(河北) 92.7 84.8 -8.50%   16 新郷(河南) 84.6 66.9 -20.90%
3 安陽(河南) 85.5 82.6 -3.30%   17 滄州(河北) 68.7 66.6 -3.10%
4 石家荘(河北) 95.3 82.2 -13.70% 18 シ博(山東) 75.2 66.1 -12.10%
5 ケイ台(河北) 87.1 81.0 -7.00%  19 済南(山東) 75.6 65.3 -13.70%
6 衡水(河北) 87.3 77.2 -11.60%  20 鶴壁(河南) 73.4 65.1 -11.30%
7 焦作(河南) 85.7 75.7 -11.60%  21 太原(山西) 63.9 64.9 1.60%
8 聊城(山東) 87.3 73.4 -15.90%  22 晋城(山西) 61.0 64.1 5.20%
9 鄭州(河南) 78.7 72.0 -8.60%   23 天津(河北) 70.5 63.8 -9.50%
10 カ沢(山東) 81.3 71.3 -12.30%  24 陽泉(山西) 61.6 63.5 3.20%
11 濮陽(河南) 68.5 70.7 3.30%   25 長治(山西) 68.9 62.3 -9.60%
12 徳州(山東) 82.1 69.7 -15.00%  26 廊坊(河北) 66.5 60.5 -9.00%
13 開封(河南) 71.4 68.6 -3.90%  27 済寧(山東) 69.7 57.7 -17.30%
14 浜州(山東) 74.0 67.9 -8.20%  28 北京 72.0 57.1 -20.80%
〔和訊名家2018年1月10日〕

●2017年中国31省レベル行政区PM2.5濃度ランキング
 緑色和平が発表した「2017年365都市PM2.5濃度ランキング」をもとに大嘴君さん
まとめた2017年中国31省レベル行政区PM2.5濃度ランキングによると、地域別では、
西部地域全体のPM2.5濃度は明らかに改善している一方、山西省を除く華北地域は
前期比でそれぞれ改善している。
 また、東北地域の黒龍江省及び吉林省の2省ではそれぞれ10.4%、1.3%の反動があ
り、そのほか華東の安徽省及び華中の江西省ではそれぞれ前期比7.4%、4.0%のPM2.5
の反動があった。
 一方、華南地域の3省のPM2.5にも反動があり、PM2.5年平均濃度はそれぞれ5.3%
(広東)、4.5%(広西)、0.8%(海南)だった。

〈2017年年間中国31省級行政区PM2.5濃度ランキング〉
順位 省 2016年年間PM2.5平均濃度(マイクログラム/平方メートル) 2017年
年間PM2.5平均濃度(マイクログラム/平方メートル) PM2.5濃度変化
1 河南 73.5 67.6 -8.1% 17 吉林 42.7 43.2 1.3%
2 河北 70.4 65.6 -6.7% 18 寧夏 45.4 42.9 -5.3%
3 天津 70.5 63.8 -9.5% 19 浙江 41.0 39.5 -3.6%
4 山西 60.1 62.5 4.0% 20 上海 45.5 39.3 -13.7%
5 陝西 59.3 58.7 -1.0% 21 黒龍江 35.3 38.9 10.4%
6 北京 72.0 57.1 -20.8% 22 広西 37.0 38.7 4.5%
7 安徽 53.1 57.0 7.4% 23 甘粛 39.3 37.1 -5.6%
8 新郷 61.8 56.0 -9.4% 24 内モンゴル 36.4 34.8 -4.4%
9 湖北 55.9 53.4 -4.5% 25 広東 31.7 33.4 5.3%
10 山東 59.9 52.8 -11.8% 26 青海 39.3 32.1 -18.5%
11 江蘇 50.0 48.4 -3.1% 27 貴州 34.0 31.3 -7.7%
12 湖南 48.2 46.8 -2.9% 28 福建 27.1 26.8 -0.8%
13 江西 44.0 45.8 4.0% 29 雲南 26.2 24.9 -5.0%
14 重慶 53.0 44.4 -16.3% 30 海南 18.6 18.7 0.8%
15 遼寧 46.2 43.8 -5.2% 31 チベット 25.7 17.9 -30.5%
16 四川 48.0 43.2 -9.8%
〔和訊名家2018年1月10日〕

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
                         (中国人民銀行2月5日)
外貨名  100日本円  100米ドル  100香港ドル  100ユーロ
     5.7215  630.19    80.57  783.53
関連ページ:http://www.boc.cn/sourcedb/whpj/
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《編集者コラム――痛点》
 実は、きのう検査のためにおなかに管を入れてから、今もなお妙におなかが痛い
ので、もう少しニュースを並べられたはずだったんですが、今週はこの辺で休養し
ます。以前、大腸カメラでも、入れたら激痛しかなかったを思い出しています。内
臓部分の痛点が多いのかもしれないのですが、余りに苦しむのも悲しいので、内臓
に外から物体が入ったときに痛さを感じないよう訓練できるものならしたいです。(ま)
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●「ビジネス企業研修@中国」 http://www.bizchina.jp/
●バッグナンバーの入手
(83号以降 2000/9/25―) http://www.bizchina.jp/ja/nweek/
●《中国最新情報――編集者コラム》http://ameblo.jp/jckc-colum/
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編集長:李年古/副編集長:前野貴子 特別協力:劉莉生
翻訳:竹内はる菜 澤田裕子 楊桃
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