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電子マガジン・中国最新情報
中国国内各紙の報道をもとに編集部が独自のセンスで選んだ、中国経済全般、政策動 向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中 国を日本語で読みたい方は必見!
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電子マガジン《中国最新情報》  No.573 2013年2月12日
発行:《中国最新情報》編集部 http://www.bizchina.jp/
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★今週の読者数合計:5,682名(2013年2月11日現在)

━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集:PM2.5エコノミー 迫られる汚染減対策】
●PM2.5モニタリングエコノミー 80%以上は国外製品 下
●杭州PM2.5観測地点の6割で重度汚染 軽度汚染は常態化 下
●中国は世界一のエネルギー生産大国に

┏【国内経済】
●17省市で2012年住民収入発表 GDPに勝てたのはわずか6省
●上海GDPが2兆元突破 経済規模は世界都市中10位
●2012年 上海の飲食1回1人当たり消費90元で23都市中トップ

┏【経済データ】
●外国為替(2月11日)

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……【特集:PM2.5エコノミー 迫られる汚染減対策】………………………………
●PM2.5モニタリングエコノミー 80%以上は国外製品 下
(前号より続く)
〈市場の暗闘〉
 環境保護部の呉暁青副部長は以前、第12次5カ年計画期間において、中国で1500
カ所余りのPM2.5観測点を建設し、計画前半で20億元を上回る投資をするとして
いた。
 サーモフィッシャーサイエンティフィックの周暁斌・中国環境機器CBOによる
と、設備販売の爆発的な成長は2012年第2四半期から始まり、第4四半期までずっ
と続いているという。
 「我々の統計では、全国範囲で2012年におおむね1000台以上設置した」周暁斌
CBOによれば、74都市を下らない範囲だという。

 米国企業として、サーモフィッシャーサイエンティフィックは2007年から中国
でPM2.5モニタリング機器を販売している。
 「現在設置している機器のうち、80%以上は国外技術の製品である」
 周暁斌CBOによると、PM2.5測定の動きは特に急ピッチで進んでいる。2011年冬
の北方地方の大気汚染により深刻なPM2.5問題を引き起こされてから、2012年第2
四半期に集中調達が始まり、実行までわずか1四半期である。
 一方、機器の研究開発には相対的に時間がかかる。「国外、米国を例にすると
既に大規模に設置されている。機器の研究には5―10年のプロセスがかかってい
るが、技術的に比較的定着し、優位性がある」

 周暁斌CBOはまた、2012年、国内のPM2.5モニタリング設備市場は爆発的に成長
し、今後の1、2年以内にはさらに高い販売量があるはずだと分析している。
 業界関係者は、国内の既存の観測点の数から計算し、2012―2015年の間に、国
内では3000台以上の需要量があると予想している。
 周暁斌CBOもまた「国産価格は10万以内で、輸入設備は30万以上。1台当たり平
均の設備価格は20万で、大体6億元」と計算する。

 これは国内企業が無視できない市場である。実際に、聚光科技杭州股フェン有
限公司、先河環保等「大気関連株」では投資者が絶えず売買に動いている。
 先河環保は2012年の半年報で、国家環境保護の第12次五カ年計画の進展や大気
中のPM2.5やその他新規に増加する測定パラメーター拡張が急速に展開されるこ
とを受けて、会社の業績は成長するとしている。同時期、営業収入は6700万元を
超え、株主の純利益は約1872.6万元で、前年比でそれぞれ7.86%増、4.93%増とな
った。

 周暁斌CBOは、今後の国内製品の市場シェアは上昇し続けると予想している。
 ある国内のPM2.5生産設備企業の責任者は、次のように話している。「今回、
華北の(PM2.5設備)の「パンク」(限界メーターが振り切れる以上の状態)に
ついて、河北のは我々の設備だが、データでは海外と比べても基本的に大きな問
題はないし、現在はリアルタイム報告なので、見たところ、我々の設備でもでき
るかもしれない」。
 いわゆる「パンク」とは、測定設備の指標が最大許容範囲に達成するか超過す
ることである。
 この責任者は、今年、国産設備市場シェアは比較的大きく上昇するはずで、
「これは国家の投資を見る必要があるが、今後、国内製品シフトが見込める」と
している。

 幾つかの現地企業は「脱輸入化」とともに、サーモフィッシャーサイエンティ
フィックのような海外企業の現地化が加速することも期待している。
 周暁斌CBOは、2013年から中国で機器設備生産を始めており、コストに比べて
さらに大きい試練は、さらに速い納期時間だという。それは、中国に適合した製
品を生産しなければならないということである。
 全ての企業がその土地の実情に合わせられるわけではない。事情通によれば、
既に導入した幾つかの国外企業の設備では、中核的な設備が足りないために、測
定されるデータが実は正しくないという。
 目下主流のPM2.5測定技術はベータ線吸収法と微量振動てんびん法があり、前
者の機器には加熱システムがなければ、測定のパラメーター指標の要求を満たせ
ない。国内に持ち込まれた幾つかのPM2.5モニタリング設備には、これら加熱シ
ステムがないという。
〔第一財経日報2013年1月14日〕

●杭州PM2.5観測地点の6割で重度汚染 軽度汚染は常態化 下
(前号より続く)
〈北方では石炭で暖をとり、汚染物質が風向きによって杭州に到来〉
 杭州市環境モニタリングセンターの教授級高級エンジニアの洪盛茂氏は、2000
年にPM2.5のモニタリング研究を始め、長年の経験をもとに、PM2.5濃度数値が特
別に高くなる幾つかの状況を総括した。

 第一に、春節前日の大みそかの夜。特に、0時になる15分前、どの家でも花火
や爆竹をすることでPM2.5が集中的に排出され、1平方メートル当たりの濃度は瞬
間的に3000マイクログラムに達する可能性がある。
 第二に、砂嵐の杭州への襲来で、ほこりが舞う天気になる。
 第三に、周辺地域でわらを燃やす(昨年は6月に発生した)
 そして、今回の状況は、季節的な汚染である。

 中国環境モニタリングセンターのウエブサイトに、全国74都市のリアルタイム
での環境大気品質モニタリングデータが出されているが、ここ数日の大部分の都
市のPM2.5濃度は中度、重度汚染に達している。つまり、一度に覆われる範囲が
比較的広く、持続時間が比較的長い地域的な汚染である。

 洪盛茂氏は、冬季は北方では暖房を使い、暖をとるのに石炭を使うので、どう
しても避けようのない季節的な汚染源だと言う。北京、天津、河北といった華北
地域は最も早く汚染に遭遇し、PM2.5濃度数値も3、400、ひどいところでは700以
上にまではね上がり、ネットユーザーは「パンク」と言っている。

 杭州の汚染は、多くの程度がこれら外からの汚染である。この時期、杭州に吹
く風は北風、北西の風で、華北地域の汚染物質も杭州に運ばれ、大気品質に影響
を与えている。
 もちろん、汚染と杭州自身の地理的環境にも関係がある。杭州は3方面が山で
囲まれ、大気環境容量が初期的に不足していて、気象拡散条件が同等の都市、沿
海都市に比較して低い。

 そのほか、杭州市気象台によれば、最近数日の杭州では冷たい空気の影響を受
けず、大気の流れは相対的に滞留状態にあり、汚染物質も拡散しにくくなっている。
 おとといの12日、市区では重度のスモッグがあらわれた。13日には、雨のため
に水蒸気が立ち込め、大気中の微小粒子状物質は固まりになって、水蒸気に付着
して、スモッグを形成した。

〈またスモッグは出るが 大気品質は徐々に好転〉
 杭州市環境モニタリングセンターによると、今後数日、華北、華東各都市の汚
染物質の濃度数値は依然として高いはずだという。杭州は風速が小さいままで、
大気拡散、汚染除去能力が弱いので、汚染はやはり持続するかもしれない。
 しかし、昨13日の霧雨はスモッグを緩和するのには役に立っていて、雨が微量
粒子状物質を一時的に洗い流し、大気も次第にきれいになるという。

 気象部門の予測では、14日早朝にはスモッグはあるが、大気品質はゆっくりと
よくなっていくとしている。なお、今週は弱く冷たい大気の流れの影響で、大気
はゆっくり動き始め、大気品質はひどくはならないという。

〈洪盛茂氏に聞く 軽度汚染は常態化 PM2.5警報は出せず〉
 以前は杭州の空気は悪くないと思っていたけれども、現在はややもすれば中度
汚染、重度汚染になる。杭州の大気品質低下はなぜこんな速いのだろうか。
 昨年11月16日から、浙江では新しい大気品質指数AQIを採用した。以前の古い
大気品質指数APIでは良好とされたが、現在の基準では軽度汚染に該当する、ひ
どいときには中度汚染になる。

 では、中度汚染、重度汚染、あるいは深刻な汚染とは、我々の生活の中で常態
化しているのだろうか。
 軽度汚染は常態化しているかもしれないし、中度汚染、重度汚染は、個別の観
測点では今後も多くなっていくかもしれない。また、モニタリング技術の発展に
伴い、人々の大気汚染物質に対する知識も向上し続け、さらに多くの汚染物質が
組み込まれた評価体系ができるかもしれないし、そうなったら、汚染問題はさら
に目立ってくるかもしれない。

 では、PM2.5濃度数値が高過ぎるとき、スモッグがあらわれることを警報で市
民に注意することはできないのだろうか。
 市環境局はずっとそのような考え方を持っていて、ずっと努力してもいるが、
ただのスモッグとは違い、PM2.5はずっと複雑である。杭州がPM2.5のモニタリン
グを全面展開した時間は短くて、一定のデータが蓄積しないと研究の価値はあら
われない。したがって、短時間のうちにPM2.5濃度数値まで予測することはまだ
できない。しかし、遠くない将来、きっとできるようになる。
〔都市快報2013年1月14日〕

●中国は世界一のエネルギー生産大国に
 国家エネルギー局が発表した最新のデータによると、速報値で、2012年末現在、
中国は世界一のエネルギー生産大国になったことが明らかになった。
 全国の電力出力は11.4億キロワット時に達した。内訳は、水力が2.49億キロワ
ット時で世界一、風力が6300万キロワット時で世界一、太陽光が700万キロワッ
ト時に達した。また、原子力発電の建設中施設規模は世界一だった。

 国家エネルギー局の劉鉄男局長は先日閉幕した全国エネルギー工作会議の席上、
2013年、中国は国内エネルギーの有効な供給をふやし、石炭発電の適切な発展、
地域をまたいだ送電ルート建設の加速、シェールガス、コールベッドメタン等非
在来型石油ガス資源の開発強化を図り、年間エネルギー需給全体の安定を確保す
ると示した。
 このほか、さらに新エネルギーと再生可能エネルギーの発展を強化する。年間
出力を新規に水力2100万キロワット時、風力1800万キロワット時、太陽光1000万
キロワット時ふやす。

 2013年国家エネルギー局の重点業務にはさらに、エネルギー体制改革の深化も
含まれており、トップレベルの設計、全体プランの研究、全体計画の改革、工程
表及びタイムスケジュールの明確化、モデル事業の積極的展開を図る。
〔中国証券報2013年1月10日〕
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……【国内経済】…………………………………………………………………………
●17省市で2012年住民収入発表 GDPに勝てたのはわずか6省
 1月24日現在、中新網財経サイトの統計によれば、全国で17省(区、市)が2012
年GDP成長及び2012年都市住民1人当たり可処分所得を発表した。
 そのうち、上海都市住民の1人当たり可処分所得が最も高く、4万188元だった。
また、17省のうち、わずか上海、山東省6省の都市住民1人当たり可処分所得の成
長率が、現地のGDP成長率に勝った。

〈上海市1人当たり可処分所得が最も高い〉
 国家統計局が1月18日に発表したデータによると、2012年中国の都市住民1人当
たり総収入は2万6959元で、都市住民の1人当たり可処分所得は2万4565元、名目
ベースで前年比12.6%増、物価要素を差し引いた実質ベースで9.6%増で、前年よ
り1.2ポイント増加した。

 各省が発表したデータによると、上海、北京、江蘇、天津、山東の5省の1人当
たり可処分所得が全国水準を上回った。
 そのうち、上海が最も高く4万188元で、目下唯一4万元の大台を突破した。そ
の次が北京で3万6469元に達し、江蘇が第3位で2万9677元だった。

〈6省市の所得成長がGDP成長を上回る〉
 国家統計局が発表したデータによると、速報値で、2012年GDPは51兆9322億元
で、前年比7.8%増だった。
 一方、2012年都市住民1人当たり可処分所得は2万4565元で、名目ベースが12.6%
増、物価要素を差し引いた実質ベースが9.6%増だった。
 2つの成長を比較すると、2012年都市住民1人当たり可処分所得の成長は2012年
GDP成長を上回った。

 この17省区市のうち、上海、江蘇、山東、遼寧、河北、山西の6省の都市住民1
人当たり可処分所得の成長は、現地のGDP成長に勝った。
 山東を例にとると、2012年、山東省の都市住民1人当たり可処分所得は2万5755
元で、前年比13.0%増、物価要素を差し引いた実質ベースで10.7%増で、成長率は
前年比1.5ポイント増加し、GDP成長率を0.9ポイント上回った。

〈多くの省で所得成長がGDP成長を上回る目標〉
 2012年都市住民1人当たり可処分所得成長が現地のGDP成長を下回っている省
(区、市)もあるが、今年については、多くの省は住民所得成長がGDP成長を上
回るとの目標を提出している。

 甘粛省は、今年の経済成長を12%以上とし、都市住民1人当たり可処分所得と農
民1人当たり純収入が15%としている。
 湖北省は、今年の予想目標は域内総生産を10%、都市・農村住民の1人当たり可
処分所得を10%以上としている。
 江西省は今年の域内総生産を10%以上とし、都市住民の1人当たり可処分所得と
農民1人当たり純収入は12%以上としている。  

 経済参考報の報道によると、専門家は、各地の所得成長目標はGDPを上回る水
準で設定しているが、これは主に中央政府の第18回人民代表大会報告で提出され
た所得倍増計画に合わせたもので、同時に、地方の経済成長に対する自信をあら
わしたものと分析している。
 とはいえ、全ての省で所得成長がGDP成長を上回るように目標設定していると
は限らない。重要なことは、中低所得者に着実な所得水準向上を実感させ、所得
格差を縮小することである。
〔中国新聞網2013年1月25日〕

●上海GDPが2兆元突破 経済規模は世界都市中10位
 上海市統計局が21日に発表したデータによると、速報値で、2012年上海のGDP
は20101.33億元で、物価要素を差し引くと、前年比7.5%増となった。上海市のGDP
全体に占める第三次産業割合が初めて60%に達した。
 22日に開催された上海市政府記者会見の席上、上海市統計局の厳軍チーフエコ
ノミストは、上海のジニ係数も発表し、都市と農村のジニ係数を分けて発表する
計画を明らかにした。

 上海地域のGDPは2006年に1兆元に達し、2009年に1.5兆元、昨年は2兆元を超え
た。このような経済規模は世界主要都市の10位前後に位置し、中国の全国各大都
市中トップにある。
 2012年上海市の第一次産業、第二次産業のGDP成長率は0.5%増、3.1%増だった。
一方、第三次産業のGDPは1兆2060.76億元と10.6%増となり、前年より2ポイント
上昇した。

 上海市のGDP全体に占める第三次産業の割合が初めて60%を超えた。第三次産業
のうち金融業のGDPが2450.36億円で、前年比12.6%増となった。
 注目すべきこととしては、金融先物取引所の取引成約額が75.84兆元で、前年
比73.3%増、インターバンク債券市場の取引成約額が263.63兆元で、34.1%増とな
ったことである。

 最も関心を集めた不動産業界の年間開発投資額は2381.36億元で、前年比9.7%
増だった。しかし、年間分譲住宅新規着工床面積は前年比25.2%減で、特に分譲
マンションの新規着工床面積は36.8%減と大幅減となった。
 住宅販売価格を対前年比の傾向から見ると、年間新築住宅販売価格は1%減で、
そのうち、新築分譲住宅は1.2%減、中古住宅は0.9%減となった。一方、対前四半
期比の傾向から見ると、年間新築住宅販売価格は0.2%増、そのうち新築分譲住宅
は0.1%増、中古住宅は0.6%増だった。
 上海統計局は、住宅不動産価格全体は安定的な状態で推移していると見ている。

 2兆元のGDP規模は全国の4%前後を占め、これは上海が全国の0.07%の土地、1.7%
の投資、1.8%前後の人口で創造された。このようなデータは、上海経済の実力は
着実に新しい段階へ進むとともに、発展の質も上がっていることを説明している。
〔上海証券報2013年1月22日〕

●2012年 上海の飲食1回1人当たり消費90元で23都市中トップ
 先日、大衆点評が発表した「2012上海都市生活消費報告」によると、アップル、
新コンセプトの書店、アフタヌーンティー等のキーワードが、上海都市生活に新
しい印となっている。昨年の上海の飲食の1回1人当たり平均消費額は90元で、サ
ンプリング調査した23都市中トップだった。

〈上海1人当たり飲食消費トップ〉
 2012年全国23都市の飲食1回1人当たり平均消費額(軽食、ファストフードを除
く)は50元―90元で、上海(90元)、北京(87元)、深セン(81元)が全国飲食
1人当たり消費額の最も高い3都市だった。
 一方、全国23都市の軽食の1回1人当たり平均消費額は26元で、そのうち、上海
は27元、重慶、広州、アモイ等都市の平均は20元を下回った。

 ビュッフェが多くの都市の1人当たり消費額が最も高い料理で、上海が23都市
中トップだった。上海のビュッフェ1回1人当たり平均消費額は184元で、深セン
が174元、杭州が153元だった。
 一方、上海の人気グルメレストランランキング中では、日本料理店が最も多く
を占め、30%に達した。

〈共同購入で19億元節約〉
 実益志向は上海人の一貫した生活観念である。
 2012年、全国共同購入消費は持続的に成長し、共同購入クーポンは上海でも関
心が持続している。大衆点評の上海における共同購入クーポン発券総数は1400万
枚近くとなり、2011年同期比156%増となった。クーポン1枚当たり平均割引率は3
掛け―4掛けで、年間で上海消費者は19億元節約したことになる。

 共同購入を除き、同様の便利でお得な電子割引クーポンも上海の消費者の間で
はやっており、2012年の大衆点評電子割引クーポンの閲覧数は延べ9000万件近く
に上った。
 新梅聯合広場内の厚味香辣館の従業員によると、このレストランでは割引クー
ポンを発行しているが、来店する顧客の70%が携帯でダウンロードした割引クー
ポンを使っているという。

〈アップル実店舗が人気〉
 モバイルネットワークの時代に入り、ハイエンドユーザーの基本スペックとさ
れていたアップル製品は、iphone、ipadといったモバイル製品がよく売られるに
伴って、大衆化へと向かっている。アップル実店舗という新しい体験ができる販
売方式は、人々の心をくすぐっている。

〈24時間営業コンビニが人気〉
 ほかの都市に比べ、上海の特徴の一つは、街角の小さい道にまで大なり小なり
の24時間営業のコンビニがあることだ。コンビニは上海独特の都市の印とさえな
っていて、多くの人が上海を好きになる理由ともなっている。あるネットユーザ
ーは、「家のそばにはローソン、ファミリーマート、快客の3つのコンビニがあ
って、どれも24時間年中無休で、とても便利だ」と言う。
 24時間営業のコンビニの代表の1つでもあるファミリーマートは、上海人気最
高ショッピングスペーストップ10の6位になっている。

〈新しいレジャー娯楽方式があらわれる〉
 仕事、生活へのプレッシャーはレジャー娯楽で緩める必要がある。上海人が最
も好きなレジャー娯楽方式はカラオケで、大衆点評が収載する人気が最も高いレ
ジャー娯楽店舗のうち、カラオケ店の閲覧件数が最も高い。
 新しいレジャー娯楽方式として、密室脱出ゲーム、DIY手づくり店は出現後、
急速に人気を集めている。友達と一緒に密室に入って謎を解いたり、あるいは、
両手をパソコンのキーボード前から離れ、工房に行って手づくりの創作を行った
りなどは、仕事が終わった後、休暇中の最新のレジャー娯楽方式となっている。
〔東方網2013年1月22日〕

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
                          (中国人民銀行2月11日)
外貨名  100日本円  100米ドル  100香港ドル  100ユーロ
     6.7024  627.93    80.96  841.08
関連ページ:http://www.boc.cn/sourcedb/whpj/
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《編集者コラム――調整中》
 今週号は、先週の残りを配信しました。1カ月前の古いもので心苦しいですが、
最新のものをフォローするよりも、むしろ、今から見れば興味深く思うトピック
もあるものなのだと思います。
 さて、内閣府の青年国際交流事業「日本・中国青年親善交流事業」のOGなので、
毎年のこの時期は事業の参加青年募集の宣伝をさせていただいているのですが、
あいにく「日本・中国青年親善交流事業」は「現在調整中」ということでした。
 中国に関係するであろう読者様に、毎年行われていたこの交流事業の来年度募
集を紹介できないのは残念ですが、ほかの青年国際交流事業では募集が出ている
ので御案内します。30歳以下の皆さんはぜひ申し込んでみてください。
http://www8.cao.go.jp/youth/kouryu/bosyu.html
(ま)
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●「ビジネス企業研修@中国」 http://www.bizchina.jp/
●バッグナンバーの入手
(83号以降 2000/9/25―) http://www.bizchina.jp/ja/nweek/
●《中国最新情報――編集者コラム》http://ameblo.jp/jckc-colum/
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編集長:李年古/副編集長:前野貴子 特別協力:劉莉生
翻 訳:竹内はる菜 荒木千春 澤田裕子 奥谷道弘 楊桃
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