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電子マガジン・中国最新情報
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電子マガジン《中国最新情報》  No.571 2013年1月22日
発行:《中国最新情報》編集部 http://www.bizchina.jp/
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     謹賀新年 本年もよろしくお願いします。
                    中国最新情報編集部

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◎「ビジネス企業研修@中国」http://www.bizchina.jp/
★今週の読者数合計:5,699名(2013年1月21日現在)

━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集:人件費上昇時代が抱える不安に備える】
●都市住民の生活満足度は農村住民より低い
●国有企業が外資企業にかわり「手がたい職業」
●1000社の中小企業調査 回答企業の65%は賃上げ計画なし
●「中国新世代家庭育児教育状況」調査報告

┏【社会】
●国務院弁公庁 2013年祝祭日日程通知
●2013年白酒業成長率は10%前後まで下落か

┏【国内経済】
●2012年 中国の貿易黒字は2311億米ドルで48.1%拡大
●2012年 民営企業の輸出入19.6%増 国有企業は1.2%減
●大連の外資導入は4年連続副省級都市トップ
●フォーブス中国語版「中国潜在力企業ランキング」発表

┏【経済データ】
●外国為替(1月21日)

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……【特集:人件費上昇時代が抱える不安に備える】………………………………
●都市住民の生活満足度は農村住民より低い
 中国社会科学院が7日に北京で発表した「社会意識白書:2013年中国社会意識
研究報告」では、都市住民の平均の生活満足度は2回の調査のいずれでも農村住
民を下回った。

 白書は、2011年と2012年の全国31省市で実施した2回の大規模サンプリング調
査結果により、2012年は、半数近い人が生活の現状に満足を感じているものの、
生活満足度は2011年比べて下がっていると指摘した。

 階層別に生活満足度の違いを比較すると、全体として、女性の生活満足度は男
性より高かった。高齢者住民の生活満足度は最も高く、次が中年で、青年住民の
生活満足度は最も低かった。中等教育以下の教育を受けた住民の生活満足度は最
も高く、中等教育を受けた住民の満足度が最も低かった。
〔大洋網―広州日報2013年1月8日〕

●国有企業が外資企業にかわり「手がたい職業」
 90後の卒業生の目には、手がたい職業は外資企業から国有企業に回帰している。
 智聯招聘が先日発表した2012年大学生就業調査によると、36.9%の90後卒業生
が国有企業での仕事を希望しており、前年比13.3%増だった。そして9.9%が民営
企業に期待しており、前年比3.3%増だった。
 外資企業への就職あるいは進学を選択する90後は減少しており、2012年では、
90後の卒業生のうち外資企業は2%減の22%、修士、博士課程への進学は9%減の10.5%
だった。

 智聯招聘の専門家は、国有企業への回帰は、新しい世代の求職者の普遍的な心
配を反映しているとしている。
 就職が厳しい中、90後の求職者はよい仕事の基準決めを物質的成功から、職業
生活が幸せかどうかに徐々に移してきている。90後の家庭や成長プロセスの環境
は80後に比べてよりよくなっており、厳しさもそれほどでもなかったことから、
生活の質を追求するようになっている。
 国有企業は相対的に福利厚生も整っていることで、90後の求職者を集めている。
〔重慶商報2013年1月8日〕

●1000社の中小企業調査 回答企業の65%は賃上げ計画なし
 賃上げを期待する中小企業職員は失望するかもしれない。
 8日に北京で発表された、全国1000社の中小企業に実施した調査によると、賃
上げをするとしたのは回答企業のわずか35%で、65%は人件費抑制のため現在の給
料を現状維持するか削減すると回答した。
 中小企業はマインドを取り戻しているが、低い水準にとどまっている。

 この調査は、スタンダード・チャータード銀行が昨年第4四半期に中国北部、
東部、中西部、南部の4地域21都市の中小企業1000社に実施したもので、業界の
分布としては、化学原料製造業、運輸設備製造業、電子機械設備製造業、日用品
業等16業界を網羅している。調査対象のうち、中型企業は30%、小型企業は70%を
占めた。

 調査結果によると、昨年第4四半期の中国の中小企業マインド指数は47.28で、
2四半期連続で下落の後の微増と依然として低い水準にある。指数のうちマクロ
マインド指数51.19、運営マインド指数47.44、投資マインド指数43.6、融資マイ
ンド指数47.2で、そのうち、運営マインド指数と投資マインド指数は前四半期よ
り若干上向いているが、融資マインド指数は前四半期より2ポイント下がった。
 マインド指数は0から100の間であり、指数が50を上回ると、中小企業の景気状
況と将来のマインドが強くなり、100に近づくほどより強くなる。指数が50を下
回ると、中小企業の景気状況や今後のマインドが弱くなり、0に近づくほどより
弱くなる。

 スタンダード・チャータード銀行の関係者は、中国国内経済は第3四半期から
落ちついてきており、政府がインフラ増大等固定資産投資を再度強化し、内需の
潜在力を喚起することを通じて経済の下落局面を下支えしたと分析している。
 第4四半期の国内の外需回復を受けて、中小企業のマインド水準も上昇してき
ており、これは国内経済の成長が第4四半期に回復に落ちついたことも反映して
いる。

 それでも、32%の小型企業と36%の中型企業は経済運営について依然として楽観
できないと回答しており、楽観している企業は全体の2割に満たず、そのうち中
型企業は小型企業よりも消極的であった。
 地域別に見ると、東部地域の企業は様子見の態度を見せており、各地域で中小
企業の3分の1は経済運営に対して楽観的な態度を見せていない。

 スタンダード・チャータード銀行の関係者は、多くの中小企業が輸送コストの
持続的な上昇を反映し、企業のコスト上昇圧力が引き続き存在していると語った。
 人件費については、長期的に見れば、中国国内の人件費が上昇し続けることは
今後もあり得ることで、国内の中小企業は生産性向上以外に持続的に上昇する人
件費への対処はない。短期的には、中国の中小企業は持続的に上昇する人件費を
価格転嫁する能力を持っておらず、したがって、給料水準の上昇の動きは弱まっ
ている。
 人件費を抑制するために、現在の給料を現状維持すると回答した企業が60.4%
で前四半期比6.4%増加した。現在の給料を削減すると回答した企業は4.6%で前四
半期比6%減少した。給料水準を上げると回答した企業はわずか35%だったが、昨
年第1四半期においては、同回答は70%だった。

 このほか、大いに注目される貸付環境について、悲観的な態度を持つ企業の数
が2四半期の減少の後、大幅増に転じ、3割の企業が第1四半期の貸付環境はさら
に厳しくなると見ていて、貸付環境に比較的余裕があると見ていた企業が連続し
て増加した後、減少に転じている。

 スタンダード・チャータード銀行中小企業マインド指数は、調査アンケートを
通じて、中国全国の範囲内で中小企業の主要な管理者の見方を収集し、科学的に
数値化することで中小企業の外部環境、生産状況、投資・融資需要を直接反映す
る総合指数を算出している。指数が上昇すると、中小企業の経営環境が改善し、
経営マインドが上昇する。指数が下落すると、中小企業の経営環境が悪化し、経
営マインドが下落する。〔東方早報2013年1月8日〕

●「中国新世代家庭育児教育状況」調査報告
 「90後(90年以降に生まれた中国国民)」の社会進出に従って、「80後」の主要
妊娠出産人口に占める「85後」親の比率が徐々に拡大している。
 「70後」及び「80初(80年代初頭)」の親世代(一人っ子政策第一世代)と
「85後」(一人っ子政策新世代(第二世代))の親世代には明らかなジェネレー
ションギャップが存在する。
 「85後」世代はソーシャルネットワークをより受け入れ、インターネットを活
用し、新しいものに熱中し、挑戦意欲もあり、進歩的かつ斬新さを持っている。
彼ら新世代人口が結婚し親となった後、家庭での育児や子供の教育は一体どのよ
うな状況となっているのだろうか。

 中国最大の総合育児ポータルサイト「揺籠網」と「悠易互通」による、新世代
家庭の育児教育状況の調査データによれば、「一人っ子政策新世代」の若い親は
育児、教育に対して少しもいいかげんなところがなく、相当に慎重であると言える。

〈意外なポイント1 「80後」妊娠出産人口は「学習型」の親が主流〉
 新世代人口は挑戦意欲も強く、進歩的であることから「人を当てにしない親」
であると考えられがちであるが、意外なことに、調査データによれば、新世代の
親は主に「学習型」であった。
 彼らの38%は書籍やインターネット、講座等を積極的に活用し、養育や教育に
関する知識を学んでおり、また46%以上がトラブルに遭遇した際はみずから学習
あるいは友人に相談し、また有用な教育知識に出くわせば、これに対し積極的に
関心を持つ。

 「学習型」の親の55%に上る人々が権威のある専門家の指導に信頼を寄せてお
り、インターネット中毒であるこの新世代親人口のほぼ67%が1―2つの総合育児
サイトを利用している。
 子育てサイトを閲覧することは大多数の新世代の親が育児知識を学習する上で
最も主要なツールとなっている。

〈意外なポイント2 伝統的な4大教育目標は新世代の親からも重視されている〉
 教育の関心の方向性から言えば、新世代の親は子供の知的発達を最も重視して
おり、その割合は全体の71%を占めた。このほか、生活習慣の育成、コミュニケ
ーション能力(言語表現・意思疎通)、EQ(総合的情動)教育も重視されている。
 このうち79%の親は、専門の教育診断ツールの利用によって、彼らの家庭の育
児生活を補助することを望んでおり、この診断が子供の発達状況を総合的かつ科
学的に把握するのに役立つと考えている。

 子供の教材及び講座の選択に関しては、口コミ評価及び価格水準が重要な参考
基準となっているほか、子供の教材に対する好き嫌いや、教師の資質や子供の態
度も重視されている。

 以上のデータから言えば、新世代の親の教育は伝統を踏襲する傾向にあり、常
軌を逸したレベルの低いものではない。科学的な育児という観点でいえば、専門
診断ツールの使用は、彼らが権威や新科学技術を高く評価していること、また彼
らがインターネット新技術の使用にたけていることを示している。

〈意外なポイント3 児童教材に対する支払い意欲と親の所得は比例する〉
 教育費は親の育児消費において重要な支出の一部である。揺籠網の新生児の親
を対象とした調査データによれば、一家庭の所得レベルと教材・講座に対する支
払い意欲はおおむね比例しており、「浪費」、「バブル消費」等「80後」のイメ
ージとは完全にかけ離れている。

 しかしながら、所得レベルによって支払い意欲に差が出ており、所得が多いほ
ど教材に対する支払い意欲は高く、逆もまた同様である。教材にかかる支出許容
額は1000―5000元との回答が最も多かった。講座に対する出費もまた同じ傾向に
あり、500―2000元が最も受け入れやすい支出額の範囲とされた。

 このアンケート調査から既に1月経過し、育児方法や子供の教育等のほか、家
庭消費分野に対する調査も行われた。正式な報告に関しては、調査を主催した揺
籠網のウエブサイトを参照されたい。〔和訊網2013年1月11日〕
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……【社会】………………………………………………………………………………
●国務院弁公庁 2013年祝祭日日程通知
 国務院を経て批准された、2013年元旦、春節、清明節、労働節、端午節、中秋
節、国慶節の祝祭日の休日期間の具体的な日程は以下のとおり。

1) 元旦
 休日は1月1日―3日まで計3日。1月5日(土)、1月6日(日)は出勤日。

2) 春節
 休日は2月9日―15日まで計7日。2月16日(土)、2月17日(日)は出勤日。

3) 清明節
 休日は4月4日―6日まで計3日。4月7日(日)は出勤日。

4) 労働節
 休日は4月29日―5月1日の計3日。4月27日(土)、4月28日(日)は出勤日。

5) 端午節
 休日は6月10日―12日の計3日。6月8日(土)、6月9日(日)は出勤日。

6) 中秋節
 休日は9月19日―21日の計3日。9月22日(日)は出勤日。

7) 国慶節
 休日は10月1日―7日の計7日。9月29日(日)、10月12日(土)は出勤日。
(国務院弁公庁[2012]33号文件より)
〔2012年12月8日〕

●2013年白酒業成長率は10%前後まで下落か
 「可塑剤」事件の影響は受けたものの、白酒業として名高い企業の五糧液は20
12年にも大きな収益を上げた。
 五糧液は10日晩、2012年の純利益は前年同期比54.28%―59.16%増の95億―98億
元との予想を発表した。
 業績成長の要因は主に2012年度の業績が順調に成長したことである。商品の販
売増加や価格引き上げの効果が本年度にあらわれ、コストを有効的にコントロー
ルしたことなどの要素が総合された。
 昨年1―3四半期、五糧液の利益は前年同期比で61.92%成長した。五糧液の10日
の株式市場の終わり値は28.54元で、0.31%の下落となった。

 五糧液の朱中玉副経理は先日、2012年に五糧液の主要売上は270億元を実現し
たと公表した。その前に行われた福州の糖酒会五糧液運営商大会では、五糧液の
劉中国董事長は「五糧液股フェン公司の今年の売上目標は270億元であり、290億
元を全力で目指す」と述べていた。
 そして、五糧液の2013年業績成長は大幅下落の可能性がある。「第一財経日
報」が単独で得ていた情報では、五糧液の2013年全体売上目標は350億元で前年
同期比30%増加、販売量20%増加である。

 ここ何年もの間存在していた、一部の大手販売代理店への多過ぎる納品が不正
流通に多く流れ、セールスマンがコントロールできなくなることに加えて、商品
回転が普通で販売代理店の在庫が多くなったことが原因で、五糧液の主力商品で
ある水晶瓶五糧液は、昨年、卸売価格と実際小売価格が大幅に下落し、販売代理
店は薄利となり、利益が出ないところもあった。
 しかし、昨年は五糧液の中等酒が大きな目玉となった。朱中玉副経理が主に取
り組んだ五糧醇は2012年50%以上の伸びを見せ、売上量は3万トンに達するかもし
れない。しかし、業界関係者は、販売代理店が何を選ぶかという制約を受けるこ
とにより、五糧醇以外の中等商品が今年大幅な成長を実現できるかどうかはわか
らないと指摘する。

 瀘州老窖の謝明董事長は先日、今年は中国の白酒業にとって最も困難な1年に
なると宣言した。
 瀘州老窖の昨年10月の業績予想では、2012年企業利益は前年同期比50%―60%増
の43.58億―46.48億元の間と発表していた。しかし、謝明董事長は最近、2013年
瀘州老窖の目標は20%成長を下回らないことだとした。

 酒業コンサルティング会社の盛初コンサルティングの王朝成董事長は、昨年の
秋季糖酒会期間中、2012年は中国白酒業の転換年であり、白酒業における過去10
年の高成長と高利潤は既に終わりを迎え、業界全体の成長率は20%減速すると述
べた。統計局データによると、昨年1―10月、白酒累計生産量は前年同期比で19.3%
の増加と、10.5%の減速となった。

 アナリストは、2013年、白酒企業は過去数年の高度成長を持続させたいと考え
ているが、難しさがあると予想している。
 海通証券食品飲料業の超勇研究員は、過去数年の白酒業界は「酒気及び運転厳
禁」、消費税の厳格徴収、「三公消費」制限、白酒可塑剤、軍隊禁酒令等、不利
な要素の影響を受け、2011年は高い成長率を記録したが、2012年には下向きにな
り、2013年はさらに10%前後下落すると考えている。〔第一財経日報2013年1月11日〕

……【国内経済】…………………………………………………………………………
●2012年 中国の貿易黒字は2311億米ドルで48.1%拡大
 税関総署が1月10日に発表した統計データによると、2012年、中国の対外貿易
輸出入総額は3兆8667.6億米ドルで、前年比6.2%増だった。内訳は、輸出が2兆498.3
億米ドルで7.9%増、輸入が1兆8178.3億米ドルで4.3%増だった。貿易黒字は2311
億米ドルで48.1%拡大した。

 税関総署総合統計司の鄭躍声司長は記者会見で、2012年、世界経済の回復の動
きが減速したことで、国際市場の需要が低迷し、中国の国内経済も大きな下向き
圧力に直面していると述べた。
 2012年、中国の対外貿易は安定的に成長しており、同時に、品質向上、収益上
昇、構造合理化等でさらなる進展があったと指摘した。〔第一財経2013年1月10日〕

●2012年 民営企業の輸出入19.6%増 国有企業は1.2%減
 10日午前、税関総署の報道官で総合統計司の鄭躍声司長は、国務院新聞弁公室
で行った記者会見の席上、外商投資企業が占める割合は半分以下に下落し、民営
企業の輸出入の成長は目覚ましい一方、国有企業の輸出入は減少したと述べた。

 2012年、外商投資企業の輸出入は1兆8940億米ドルで1.8%増、中国の対外貿易
全体の49%を占め、前年比(2011年)2.1%減となった。内訳は、輸出は1兆227.5
億米ドルで2.8%増、中国の対外貿易輸出総額の49.9%を占めた。輸入は8712.5億
米ドルで0.8%増、中国の対外貿易輸入総額の47.9%を占めた。

 同時期における民営企業の輸出入は1兆2210.6億米トルで19.6%増、中国の対外
貿易全体の伸び率を13.4%上回り、中国の対外貿易全体の31.6%を占めた。内訳は、
輸出は7699.1億米ドルで21.1%増、輸入は4511.5億米ドルで17.2%増だった。
 国有企業の輸出入は7517.1億米ドルで1.2%減、中国の対外貿易総額全体の19.4%
を占めた。内訳は、輸出は2562.8億米ドルで4.1%減、輸入は4954.3億米ドルで0.3%
増だった。〔中国新聞網2013年1月10日〕

●大連の外資導入は4年連続副省級都市トップ
 2012年、大連市の実質外貨導入額は123.5億米ドルで前年比12.2%増で、4年連
続全国15副省級都市でトップだった。外資が促進する固定資産投資は1230億元。
1000万米ドル以上の新規投資案件は45件、投資額は42.3億米ドルに達した。
 沿海の各重点園区では大連市の案件が建設の主戦場となっている。2012年、19
の沿海経済帯重点園区の外資導入額は92.3億米ドルで、大連市全体の外資導入額
の75%を占めた。3000万米ドル以上の新規締結した外資案件は26件に達している。
〔商務部ポータルサイト2013年1月10日〕

●フォーブス中国語版「中国潜在力企業ランキング」発表
 フォーブス中国網の情報によると、2013年1月9日、「フォーブス」中国語版は
上海で今年最初のランキング「中国潜在力企業ランキング」を発表した。
 これは、「フォーブス」が9回目の中国中小企業に対して全面、独自調査を実
施したもので、中国の最も潜在力を有する上場企業と中国で最も潜在力を有する
非上場企業の2ランキングである。

 今年の「最も潜在力を有する上場企業」ランキングでは、主要業務がモバイル
端末、ウエブゲームの「掌趣科技」がトップとなり、2位が「朗瑪信息」、3位が
「三諾生物」だった。
 また、「最も潜在力を有する非上場企業」ランキングでは、都市公共交通シス
テム建設に従事する「添添隆信息」がトップで、「希力電子」「匯〓(*1)商務」
がその後に続いた。
 ランキング上の上場企業は主に創業板(新興企業向け株式市場)に集中し、昨
年の創業板の上場企業はランクイン企業の58%だったが、今年は79%に上昇している。

 ランクイン企業の地域分布では、上場企業と非上場企業には多くの共通性が見
られる。
 100強にランクインした上場企業のうち、半分近い企業は北京、広東、江蘇の3
省市に分布していた。非上場企業が最も多い省市は北京、広東、上海で、70%以
上のランクイン企業が集まった。中国の地域経済の発展現状と合わせると、広東、
北京からは3年連続で最も多いランクイン潜在力企業が生まれたことになる。

 業界別では、情報サービス業がぬきんでており、業界内企業ランクイン企業数
も5年連続で上昇し、28%の企業はこの業界に属している。機械及び設備、医薬バ
イオ業がその後に続き、合わせてランキングの半分を占めている。

 過去9年におけるランクイン企業の所属業界別に見てみると、産業の高度化や
構造調整に伴い、中国の情報サービス産業はここ9年来で目覚ましく発展している。
 これらの業界は、通信ネットワーク、物聯網(中国版ユビキタスネットワー
ク)、クラウドコンピューティング、通信・放送・インターネットのネットワー
クの融合、新型フラットパネルディスプレー、高性能集積回路、ハイエンドソフ
トウエア等である。

〈2013年フォーブス中国潜在力上場企業ランキング〉
順位 企業名(本社所在地)
1) 掌趣科技(北京市)
2) 朗瑪信息(貴州省貴陽市)
3) 三諾生物(湖南省長沙市)
4) 遠方光電(浙江省杭州市)
5) 科大智能(上海市)
6) 国瓷材料(山東省東営市)
7) 東方国信(北京市)
8) 雲意電子(江蘇省蘇州市)
9) 邦訊技術(北京市)
10) 舒泰神(北京市)
11) 漢鼎股フェン(浙江省杭州市)
12) 順網科技(浙江省杭州市)
13) 冠呉生物(広東省広州市)
14) 長方照明(広東省深セン市)
15) 仁皇薬業(黒龍江省ハルビン市)
16) 維爾利(江蘇省常州市)
17) 安信信托(上海市)
18) 中威電子(浙江省杭州市)
19) 天星生薬(陝西省西安市)
20) 潤和軟件(江蘇省南京市)
21) 新天科技(河南省鄭州市)
22) 三六五網(江蘇省南京市)
23) 聚龍股フェン(遼寧省鞍山市)
24) 爾康制薬(湖南省長沙市)
25) 捷成股フェン(北京市)
26) 吉艾科技(北京市)
27) 〓(*1)奴迪路(広東省広州市)
28) 栄科科技(遼寧省瀋陽市)
29) 梅安森(重慶市)
30) 朗姿股フェン(北京市)
31) 東軟載波(山東省青島市)
32) 鉄漢生態(広東省深セン市)
33) 新開普(河南省鄭州市)
34) 上海鋼聯(上海市)
35) 聚飛光電(広東省深セン市)
36) 湯臣倍健(広東省広州市)
37) 飛利信(北京市)
38) 華策影視(浙江省杭州市)
39) 美亜柏科(福建省アモイ市)
40) 青青〓(*2)酒(青海省海東地区)
41) 楽視網(北京市)
42) 藍盾股フェン(広東省広州市)
43) 博雅生物(江西省撫州市)
44) 依米康(四川省成都市)
45) 新研股フェン(新疆ウイグル自治区ウルムチ市)
46) 雅本化学(江蘇省太倉市)
47) 森遠股フェン(遼寧省鞍山市)
48) 三生制薬(遼寧省瀋陽市)
49) 鳳凰新媒体(北京市)
50) 藍英装備(遼寧省瀋陽市)
51) 東富龍(上海市)
52) 利徳曼(北京市)
53) 光線伝媒(北京市)
54) 納川股フェン(福建省泉州市)
55) 尤洛〓(*1)(山東省泰安市)
56) 同有科技(北京市)
57) 翰宇薬業(広東省深セン市)
58) 遠光軟件(広東省珠海市)
59) 長栄股フェン(天津市)
60) 芸龍(北京)
61) 和佳股フェン(広東省)
62) 迪安診断(浙江省杭州市)
63) 任子行(広東省深セン市)
64) 中国生物制品(北京市)
65) 通策医療(浙江省杭州市)
66) 鞍重股フェン(遼寧省鞍山市)
67) 探路者(北京市)
68) 安〓(*3)科技(江蘇省蘇州市)
69) 利亜徳(北京市)
70) 合康変頻(北京市)
71) 新聯電子(江蘇省南京市)
72) 開能環保(上海市)
73) 電科院(江蘇省蘇州市)
74) 新国都(広東省深セン市)
75) 豫金剛石(河南省鄭州市)
76) 恒順電気(山東省青島市)
77) 衛宇軟件(上海市)
78) 精鍛科技(江蘇省泰州市姜堰区)
79) 銀信科技(北京市)
80) 新海宜(江蘇省蘇州市)
81) 長盈精密(広東省深セン市)
82) 元力股フェン(福建省南平市)
83) 興源過濾(浙江省杭州市)
84) 凱美特気(湖南省岳陽市)
85) 潜能恒信(北京市)
86) 漢威電子(河南省鄭州市)
87) 戴維医療(浙江省寧波市)
88) 華力創通(北京市)
89) 星輝車膜(広東省スワトー市)
90) 銀河磁体(四川省成都市)
91) 長信科技(安徽省蕪湖市)
92) 中海達(広東省広州市)
93) 榕基軟件(福建省福州市)
94) 百圓〓(*4)業(山西省太原市)
95) 宋城股フェン(浙江省杭州市)
96) 西部資源(四川省成都市)
97) 千山薬機(湖南省長沙市)
98) 中化岩土(北京市)
99) 新宙邦(広東省深セン市)
100) 日科化学(山東省イ坊市)
〔2013年1月10日〕
注)〓(*1)は、「上」の下に「ト」、〓(*2)は、のぎへんに「果」、
〓(*3)は、さんずいに「吉」、〓(*4)は、ころもへんに「庫」

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
                          (中国人民銀行1月21日)
外貨名  100日本円  100米ドル  100香港ドル  100ユーロ
     6.9672   627.9    80.99  835.36
関連ページ:http://www.boc.cn/sourcedb/whpj/
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《編集者コラム――ことしもよろしくお願いします》
 今年最初のリリースになりました。最近は風邪という漠然とした症状よりもノ
ロウイルスやインフルエンザというような具体的な名称で体調の悪さを話すこと
が多いように思いますが、読者様はお元気にお過ごしでしょうか。
 ここ数年の年末年始は、都合が合えば中国か香港か台湾に行って過ごしていた
のですが、その航空券を取るか取らないかを考えていた昨年9月、10月ごろは御
存じのとおりそんな雰囲気でもなかった上に本業の都合もあり、年末年始は久し
ぶりに日本で過ごしていました。遠出しなかったため、結局寝正月で終わらせて
しまいました。
 ことしもやはり1発行で一つは読んでもいいかなと思えるような記事がつくれ
るようにしたいと思っています。気に入ってくださったら、引き続きよろしくお
願いします。(ま)
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●「ビジネス企業研修@中国」 http://www.bizchina.jp/
●バッグナンバーの入手
(83号以降 2000/9/25―) http://www.bizchina.jp/ja/nweek/
●《中国最新情報――編集者コラム》http://ameblo.jp/jckc-colum/
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編集長:李年古/副編集長:前野貴子 特別協力:劉莉生
翻 訳:竹内はる菜 荒木千春 澤田裕子 奥谷道弘 楊桃
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