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上海最新情報ルポ

上海のリニア線建設、シーメンスと設備契約

 23日、上海磁懸浮交通発展有限公司はドイツのシーメンス、ティッセン高速鉄
道、リニア・インターナショナル社との間で上海のリニア線建設の設備供給とサ
ービス契約を正式に結んだ。
 リニア線は上海の浦東国際空港と市街地を結ぶ高速交通ルート、最新のハイテ
ク成果を示すモデル線とする計画で、西の上海地下鉄2号線の竜陽路駅から東の
浦東国際空港まで全長33キロを8分間で結ぶ。設計最高速度は時速430キロ。
 上海磁懸浮交通発展有限公司は上海申通集団有限公司、申能(集団)有限公司、
上海国際集団有限公司、上海宝鋼集団有限公司、上海汽車自動車工業(集団)総
公司、上海電気(集団)総公司の6社が20億元を共同出資して設立した。
 リニアモーターカーは「地上の航空機」と呼ばれている。時速500 キロ以上に
まで走行可能。エネルギー消費は飛行機の3分の1、自動車の70%。また騒音が
少なく、安全、快適で、石油を燃やすことがなく、環境汚染が少ない。現在、世
界でドイツ、日本など少数の国しか設計・製造することができない。

上海の不動産販売価格は0.5%値下げ 

 昨年第4四半期、上海市の不動産市場は分譲建物の平均価格が1平方メートル
3320元で、不動産販売価格と土地譲渡価格の総水準は前年同期に比べ0.5%と
4.8%それぞれ下がり、不動産賃貸料の総水準は前年同期に比べ6.1%上昇した。
 市統計局都市農村調査チームの調査統計で明らかになったデータによると、昨
年第4四半期、分譲建物の1平方メートルの価格は経済実用住宅が2940元、一般
住宅が3260元、別荘が5500元、高級マンションが6600元だった。
 第4四半期の分譲住宅価格水準は前年同期と比べ0.9 %下がり(前四半期比で
は0.2 %上昇)、年間を通じ、低下率が最も小さかった。
 調査チームによると、昨年第4四半期、中古建物の取引価格水準は前年同期に
比べ2.9%上昇し、前四半期比では0.8%の上昇だった。地域別に見ると、市内西
部、東部および閔行区の中古建物の取引価格水準が全面的に上昇した。建物の種
類で見ると、高級住宅の中古取引価格水準は下落が続き、一般住宅は価格水準の
上昇傾向に変化が見られなかった。
 公有住宅の払い下げと国のマクロ調整政策の影響で、取引が増えたが、価格水
準に変化はなく、平均販売価格は1平方メートル1198元だった。
 不動産賃貸市場は昨年第4四半期、公有住宅の賃貸料が前年同期に比べ16.2%
上昇した。休日経済の影響を受け、同期のホテル客室利用率は70.3%に達し、料
金水準も前年同期に比べ6.3%上昇した。
 上海の不動産一次市場は土地譲渡価格水準が前年同期に比べ4.8%下がったが
(前四半期比では7.1%上昇)、低下率は鈍化し始めた。専門家は空き家が増え、
多額の不動産建設資金が動かない状態に陥り、住宅用地の譲渡価格水準はなお低
下傾向が続くとみている。

上海港、昨年の外資系企業の貿易が大幅増

 上海税関の最新通関が明らかになった統計によると、上海港では昨年の外資系
企業の輸出入総額が前年より50%近く増え、579億7000万ドルに達した。これが
同港の輸出入総額の53%を占める。うち輸入は54.7%増の301億6000万ドル、
輸出は43.6%増の278億1000万ドルに達した。輸入も輸出も上海港の平均伸び
率を5ポイント近く上回った。
 外資系企業の貿易は通常貿易の伸びが最も高く、輸入は75億7000万ドルと前
年より60%近く増えた。輸出は62億4000万ドルと74%増え、外資系企業の輸出
総額に占める割合は前年より4ポイント上昇した。
 加工貿易は上海港の外資系企業の最も主要な貿易方式で、昨年の輸出入総額は
358億8000万ドルと外資系企業の輸出入総額の60%以上を占めた。うち輸出は
213 億ドルと前年より36.6%増え、輸入は145億8000万ドルと46.5%増えた。
 昨年は上海港の外資系企業の貿易が全面的に増えた。全額外資企業は前年より
70%増え、合弁企業は46%増えた。
 外資系企業の各大市場への輸出は好調で、主要貿易相手国への輸出は大幅に増
えた。昨年の対アジア輸出は輸出総額の56.3%を占め、香港と韓国への輸出伸び
率は、いずれも50%を超えた。対ヨーロッパ輸出は前年より56.3%増え、北米へ
の輸出も33%を超えた。

上海のハイテク製品輸出は45.5%増

 上海税関の最新統計によると、昨年、ハイテク製品の輸出総額は前年比45.5%
増の48億ドルに達し、上海市の輸出総額の18.9%を占めた。
 同税関の責任者によると、昨年、ハイテク製品の輸出は通常貿易と加工貿易が
ほぼ同率で伸びた。加工貿易のハイテク製品輸出は前年比43.3%増の39億800
0万ドル、通常貿易は51.3%増の6億3000万ドルだった。
 外資系企業は上海のハイテク製品輸出の主力軍となっている。昨年、外資系企
業のハイテク製品輸出は前年比51.9%増の43億8000万ドルで、ハイテク製品輸
出全体の90%以上を占めた。
 コンピューター・通信、電子技術製品が上海のハイテク製品輸出の主役となっ
ている。コンピューター・通信技術製品の輸出は前年比60%増の22億5000万ド
ル、電子技術製品は40%増の20億5000万ドルに達した。うち集積回路(IC)、
マイクロエレクトロニクス部品、自動データ処理設備および部品、携帯電話、自
動車電話の輸出が大きく伸びた。
 上海からアジア、欧州、北米の3大市場へのハイテク製品の輸出が大幅に伸び
た。うちアジアが24億5000万ドル、欧州が9億7000万ドル、北米が13億ドル
で、大幅に伸びた。