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郷鎮・民営企業の急成長に注目せよ

上場郷鎮企業、50社近くに達する

 2月2日発中国新聞社の報道によると、中国農業省郷鎮企業局の劉増勝局長は
同日、「50近い郷鎮企業が上場されている」と言明した。
 同氏によると、郷村集団所有制企業内部の非集団資本は、すでに50%以上を占
めており、郷鎮企業の生産額(付加価値ベース)の60%は、個人企業と私営企業
がもたらしたものだという。
 1992年から99年の間に、郷鎮企業が銀行や信用組合から借り入れた資金が投資
総額に占める割合は40%から20%に下がった一方、自己調達資金の割合は30%か
ら50%に上昇したという。

中国の郷鎮企業 年間販売額が1000万元以上の企業は5万社

 これまで中国の郷鎮企業は「小型、分散、低水準」という印象を人々に与えて
いたが、規模が大きくて、科学技術水準が高く、競争力の強い一群の企業がすで
に誕生している。1999年末までに、年間販売収入が1000万元以上の企業は5万社
に達した。郷鎮企業の生産額(付加価値ベース)の40%前後は年間販売額が500
万元以上の企業がもたらしたものだ。
 これは、中国農業省郷鎮企業局の劉増勝局長は2日で公開したデータである。
彼の説明によると、多くの郷鎮企業が技術革新への資金投入を増やしており、郷
鎮企業が競争力を大幅に高めている重要な要素になっている。政府が4500余りの
郷鎮企業を対象に行った調査によると、このうちの1000社は研究と開発に投入し
ている資金が販売収入の4%以上を占めていた。
 現在、13万社に上る郷鎮企業が輸出商品の生産に従事し、このうちの2500社が
輸出入権を持っており、郷鎮企業の輸出商品総額は中国の輸出商品総額の約40%
を占めている。輸出商品はすでに郷鎮企業の売上高の10%を占めている。
 

上海の私営経済、GDPの6.1%を占める

 最新の集計によると、2000年の上海の私営経済の生産額(付加価値ベース)は
前年比38%増の279億元、納税は44%増の70億元、売上高は27%増の841億元
に上った。
 上海のGDPに占める私営経済の割合はすでに6.1%に上昇、1999年より1.1
ポイント高く、経済のけん引作用がいっそう顕著になっている。
 統計によると、昨年、上海の私営企業は4万社余り増え、総数14万社近くに達
し、就業者は170万人余りに拡大した。私営企業の規模も急速に膨らみ、1社当
たりの登記資本(資本金)は96万元に達し、うち40社余りの登記資本は1億元
を超えた。
 私営経済の産業レベルと技術水準も絶えず上がっている。私営の科学技術機関
は4000余りに、コンサルティング、仲介業などの私営企業は5000社余りに達し、
一定の技術水準をもつ都市型工業企業は3万社余りに増えている。