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発展続ける工業区

今年上海進出の全額外資企業、工業区に集中

 上海に進出した外資系企業は中国市場に対する投資を増やす計画で、WTO加
盟間近かの市場に対する自信を一段と深めている。今年第1四半期、中国の経済
センター・上海は382件の全額外資プロジェクトを認可した。これは同期に認可
した外資利用プロジェクト総数の70%にあたる。上海に進出した全額外資プロジ
ェクトは累計7171件、契約ベースの外資利用額は168億3000万ドルに上る。
 第1四半期に上海が導入した21億200万ドル(契約ベース)の外資のうち、4
億6700万ドルは既存外資系企業による追加投資である。昨年上海では、外資系企
業による追加投資が22億9700万ドルに達し、同市の外資利用額(契約ベース)
の35.5%を占めた。追加投資額が500万ドル以上の企業は101社を数えた。
 今年上海が認可した全額外資企業と追加投資プロジェクトは、浦東新区の張江、
外高橋、金橋、松江輸出加工区に集中している。技術水準が大幅に向上しており、
外資系企業は情報産業を最も有望視している。多国籍企業インテルとIBMが浦
東に設立したチップ・パッケージ・テスト企業は今年、6億ドルを追加投資する
計画で、これは浦東が導入を計画している外資(契約ベース)の約3分の1に相
当する。数年前に浦東に進出したフィリップス、ベル、ヒューレット・パッカー
ドなどの多国籍企業は投資・回収期から拡張期へと移行しており、今年の追加投
資額は7000万-1億ドルに達するとみられている。
 今年1-3月も上海の外資導入は好調で、契約ベースの外資利用額は21億20
0万ドルと前年同期の2.13倍に増えた。外資利用実績は8億9900万ドルと39.8%
増え、伸び率は全国でも上位にランクされている。

上海化学工業区、建設順調

 杭州湾岸にある上海化学工業区(計画面積29.4平方キロ)の第1段階の基盤施
設整備が予定を1カ月繰り上げて完了した。
 今後、石油化学の高度加工を重点的に発展させ、天然ガス製品、ホスゲン(塩
化カルボニル)派生製品を重点的に生産する予定で、2016年に全面完成すると、
ヒューストン、アントワープなど世界一流水準の石油化学生産基地と肩を並べる
ようになる。
 すでに完了した第1段階の基盤施設は投資総額12億元で、工業区を東西に横
切る主幹線道路と南北に貫く2本の大通り(総延長約9.4キロ)、冠水排出と輸送
の機能をもつ中央河1期と東河、南河の3本の河道(総延長14.7キロ)がある。
第1期インフラ整備で、上海市内から化学工業区までの距離は一気に10キロ短縮
された。
 基盤整備の第2段階の重点である「4本の道路と1本の橋」を建設する工事も
すでに始まっており、予定を繰り上げて今年7月に全面完成する見込み。その後、
工業区内に上海-杭州道路につながる縦2横2の道路システムと環状網の排水シ
ステムが形成される。
 関係方面の説明によると、基盤施設に続いて建設のピークを迎えるのは公共付
帯プロジェクト。2万5000トンの海運ふ頭、1日の処理量が7000トンの汚水処
理場、大型貨物ふ頭、熱電併給、工業ガス、消防署、倉庫を含む一部の公共付帯
施設も着工の準備が急ピッチで進められている。
 基本計画によると、化学工業区は2期に分けて建設される。2000年から2010
年までが第1期工事で、総工費1500億元。そのうちの第1段階は昨年から2005
年までに600億元を投じて、年産90万トンのエチレン、イソシアネート、ポリカ
ーボネートの3大主体プラントを完成させる。3大主体プラントは今年末に次々
に着工される。

蘇州工業パークの成功経験を全国に

 中国開発区協会主催の「蘇州工業パークの経験を普及させるための研修会」が
16日、1週間の日程で蘇州で始まった。全国に開設された37の開発区から100
人余りの代表が参加した。
 研修会では、シンガポールの専門家、蘇州工業パーク管理委員会とパークに投
資している外国企業の関係者がパネル報告を行い、計画の立案、企業誘致、顧客
サービス、基盤整備、環境整備、社会保障体系の整備、周辺地域との関係の処理
に関する経験を紹介する。
 蘇州工業パークは、1994年に開発が始まってから、80億元近い資金を投入して、
高水準の道路、電力設備、郵便通信、ケーブルテレビなどの基盤施設を完成させ、
シンガポールのジュロン工業パークの水準に迫る社会サービス体系を構築し、82
億元余りの資金を導入して、電子通信、精密機械、バイオ医薬品、新素材などを
中心とするハイテク産業群を育てた。パークに進出した企業の95%は国際的に知
られた多国籍企業で、この中には世界の大企業500社に入っている企業37社が含
まれており、投資額が1億ドルを超えるプロジェクトは20件余りに上る。中国開
発区協会は、蘇州工業パークは中国でも発展が最も速く、管理水準が最も高い開
発区の1つである、との考えを示した。
  

杭州輸出加工区が全面完成

 杭州輸出加工区が先ごろ全面的に完成した。国家税関総署の確認検査に合格し
た後、封鎖方式で供用される。
 杭州輸出加工区は、国務院が昨年4月、開設を認可した15の試験輸出加工区の
1つ。同加工区は国家開発区・杭州経済技術開発区内にあり、計画開発面積は2.92
平方キロ。
 輸出加工区は税関が監督・管理する特殊な封鎖区域で、「国内における外国」と
しての機能を備えており、国際慣例にかなっていて加工貿易企業の管理を規範化
することにも適した新しい監督・管理方式を探り、確立する。加工区内の輸出入
には、「1回の通関申告・審査・検査」で通関を許可する方式が導入される。また
外国割当管理を導入するが、輸出入自主割当・許可証管理は導入しない。

大連輸出加工区に光洋軸受有限公司が大規模全額出資

 日本からの全額出資企業、光洋軸受大連有限公司の工場建設がこのほど大連輸
出加工区で始まった。投資総額4000万ドルで、同区で最大規模の外資事業。
 大連輸出加工区は昨年4月、国務院の認可を受けて開設された。敷地総面積が
3平方キロ近くで、A、B2つの区域に分けて開発が進められている。これまで
にA区1.5平方キロのうち0.8平方キロで道路や水道、電気などのインフラが完
成し、また総延長6000メートル余りの税関管理隔離フェンスも完成している。
 この1年間にスタートした外資事業は12件に達している。
 現在、建設が進められている輸出加工事業は23件、投資総額1億3600万ドル
で、うち企業4社が完成、稼働している。
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