ＩＴ最前線
国内初のソフト著作権登録代理機関、中関村に
中国初のソフト著作権登録代理機関、中関村科学技術パーク・ソフト著作権登
録代理事務所が先ごろ開業した。
ソフト産業の発展を目指す国の指針に沿って、国家版権局は中国版権保護セン
ターが中関村にソフト著作権登録代理機関を設立するのを認可した。著作権法や
コンピュータソフト保護条例などの法律・法規を宣伝し、コンピュータソフト著
作権登録の代理・コンサルティングを行い、ソフト著作権者にサービスを提供す
ることが代理事務所の主要な仕事。
中関村は中国でもソフト産業が集中しているところで、1000社以上のソフト企
業が進出し、生産額は全国のソフト産業全体の３分の１を占めている。科学技術
パークの昨年の技術・工業・貿易収入は1600億元、生産額は900億元に達し、ソ
フト産業をはじめとする情報産業に対する寄与度は60％以上に達した。
上海に中国工商銀行のデータ処理センター完成
中国工商銀行は31日、上海・外高橋保税区に同行の２大データ処理センターの
１つ、上海データセンターが基本的に完成し、上海、アモイ、海南などの７支店
とのデータ・オンライン化を実現したと発表した。
上海センターは長江以南の各支店に、より先進的、安全、高効率のデータサー
ビスと技術サポートを提供する。担当地域内の各支店のコンピュータシステムの
運転を保障し、各支店の金融商品開発に標準化プラットホームを提供し、各支店
の業務および管理データを共有し、顧客がより豊富な金融商品情報とより迅速な
金融サービスを受けることができるようにする。
上海データセンターは昨年11月に着工した。これまでに７支店および本店の手
形営業部のデータ交換オンライン化を実現した。現在、同センターが処理する口
座数は7000万余りに達し、5000余りの営業所、1800台近くのＡＴＭ（現金自動
預け払い機）をオンラインで結んでいる。
上海データセンターの倪水林総支配人によると、同センターは年内にアモイ、
海南など６支店との総合業務システムを稼働させ、来年末までにさらに深セン、
江蘇、浙江、広東、福建、湖北、湖南の７支店とのデータ・オンライン化を実現
する。これによって同センターは１日の業務量が2000万件を超え、オンラインで
結ばれる営業所は２万近くになる。
上海電信とＩＢＭ、データセンター業務で提携
上海電信公司とＩＢＭ中国有限公司は31日、上海でインターネット・データセ
ンター業務で提携する協力取り決めを結んだ。
業界関係者はこれによってインターネット業務に進出しやすくなり、企業のネ
ット接続、電子商取引の急速な発展が推進されるとみている。
電子商取引を発展させ、企業の競争の優位性を維持することは、企業の発展過
程で重要なものとなっているが、基盤整備の費用と人材投入コストがかなり高い
ため、企業にとって問題が多い。戦略的な外部ネットワーク・サービスがこの問
題を解決する有効な方途になるとみられ、このため企業のネット接続サービスを
専門にするデータセンター（ＩＤＣ）業務が生まれた。
上海電信とＩＢＭの協力はＩＢＭの先進技術を十分利用し、顧客により豊富な
ＩＤＣサービスを提供し、基本サービスから強化サービスまで、徐々に応用サー
ビス、パーソナル・サービスへと拡大することができる。双方ともＩＤＣ市場の
前途を有望視している。
上海電信は中国電信（チャイナ・テレコム）の３大国際局の１つで、世界に通
じる高速通信ネットワークを有し、これまでに上海の七宝、外高橋などにＩＤＣ
室を設け、また上海に国際先進水準の超大型インターネット・データセンター・
パークを建設中。現在、ＩＤＣ企業ユーザーは数百社に上っている。
中国電信、家庭オンライン化推進へ
中国電信集団（チャイナ・テレコム）は政府、企業のオンライン化に続き、家
庭オンライン化事業を重点的に推進し、ネットワークの考え方を普及させ、ネッ
トワーク化の条件を整え、オンライン化のコストを引き下げ、社会全体の情報化
を促進することを決めた。同集団が29日明らかにした。
家庭オンライン化の重点は都市コミュニティーの情報化で、各地に情報の収集、
整理、発信制度を構築し、家庭との関係が緊密なインターネットの生活情報を豊
富にし、ネットワーク化社会に向けて発展を図る。
昨年末現在、中国でネットワークに接続しているコンピュータは約892万台で、
ネット加入者が2250万に達している。中国電信が運営するブロードバンド・イン
ターネット加入者は昨年、1600万に達し、国内全体の76％を占めた。今月、中国
全体のブロードバンド・インターネットの加入者は2000万を突破した。中国電信
のＩＳＤＮ加入者は前年の10万から現在は80万余りに増加した。
インターネットの中国での応用、発展を図るため、中国電信は国家経済貿易委
経済情報センターなどと合同で、99年から政府、企業、家庭のオンライン化計画
をスタートさせた。
中国インターネット協会が発足
中国インターネット協会は25日、北京で発足大会を開いた。胡啓恒氏が理事長
に、蒋耀平氏が副理事長兼秘書長に選ばれた。
中国インターネット協会は、インターネット事業と関連産業に従事する企業・
事業体と個人および中国のインターネット事業の発展に関心を寄せる各界の企
業・事業体で構成される、全国的な非営利団体である。
中国インターネット協会は、業界と政府主管官庁の交流を強め、政府の政策・
法律・法規を宣伝貫徹し、インターネット技術の応用水準とサービスを向上させ、
国と利用者の利益を保障し、インターネット知識を普及させ、利用者の健全なイ
ンターネット利用を促していく。
全国人民代表大会（全人代）常務委員会副委員長でもある周光召中国科学技術
協会主席が発足大会に出席し、中国インターネット協会サイト（www.isc.org.cn）
の開設を祝う式典でテープカットを行った。国務院報道弁公室、情報産業省、民
政省、科学技術省、教育省、中国科学技術協会など関連部門の幹部が発足大会に
招かれ、ＩＴ業界の300 人以上の代表が大会に出席した。
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