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自動車産業

日産自動車が北京でハイテクフォーラム開催

 2日間の日程で北京で開かれていた日産ハイテクフォーラムが15日、閉幕した。
日産自動車はフォーラム開催中、同社の最新型ハイブリッド自動車を東風自動車
公司の研究開発部門に贈り、東風自動車との協力を拡大し、双方が発展するよう
にしたいと表明した。
 フォーラムに合わせて訪中していた日産の大久保副社長は、「中国市場は巨大
な潜在力をもつ重要な市場である。日産自動車は1980年代から中国市場に進出し
ており、90年代半ば、鄭州で自動車の合弁生産を始めた。風神自動車と協力して
生産しているブルーバードは、すでに市場に投入されている」と語った。
 フォーラムでは、日産自動車がこの数年の間に収めたハイテク研究の成果と将
来の青写真を、中国の自動車業界に紹介した。また環境保護、省エネ、安全面な
どの中国との協力について、中国の技術者と幅広い交流を行った。

上海VW、パサート6万台生産 

 上海大衆(フォルクスワーゲン)汽車有限公司は19日、乗用車パサートの6
万台目のラインオフ式典を行った。
 同公司によると、パサートB5は新たな製造レベルに達し、価格は中級車並み
だが、設計、性能は高級車に近い。
 上海大衆の第3工場で生産し、多くの先進技術を採用している。国内に2台し
かない全自動パンチングマシンの1台を装備し、またレーザー溶接技術を採用し、
1台の溶接個所が5892カ所に上り、普通の乗用車より1000-2000多く、安全性
を大きく高めている。組み立ての自動化水準が高く、検査が繰り返し行われてい
る。今年は7万5000台の生産を計画している。
 今年末、総面積150万平方メートルを超える走行テスト場が完成する。また今
年9月、最新型乗用車ポーロを欧州で発表し、12月に上海ハノーバー自動車展で
展示する。これは改造中の第1工場で生産する。年産能力は10万台。

中国初の電気自動車 東風公司が発表

 中国初の電気自動車がこのほど、東風自動車公司から発表され、国の関係機関
の検定に合格した。第9次5カ年計画の国家重点技術難関攻略計画の優秀技術成
果に選ばれている。
 この事業は東風自動車公司が請け負い、中国科学院電工研究所、清華大学、ハ
ルビン工業大学など7団体が開発に参加、今年2月確認検査が行われた。
 専門家は、国内の先進技術を1つに集め、中国の電気自動車技術の最高水準を
代表したコンセプト車とみている。構造がコンパクトで、デザインは将来の中国
市場を考慮し、しかも世界の流行にも合っている。とりわけ電気乗用車に必要な
一連の中核技術の問題を解決し、モーター、電子制御、全体的性能の整合とコン
トロール技術などで大きな前進を遂げている。
 検査の結果、諸性能指数が世界の90年代末期の先進水準に達しており、その中
核技術はハイブリッド車、燃料電池自動車の開発にも応用でき、中国が第10次5
カ年計画(2001-2005年)中に、引き続きクリーン・エネルギーの自動車を開発
するための基礎が築かれた。

10万元クラス乗用車の品質検査

 中国ではマイカーの購入が増え、新たな消費の中心になっていることから、乗
用車の品質がますます多くの消費者の関心を集めている。このため国家品質監督
検査検疫総局は価格10万元クラスの乗用車の抜き取り検査を行い、17日、結果
を発表した。検査した乗用車はすべて品質基準に合格していた。
 検査したのは8社8車種で、上海ゼネラル・モーターズ(GM)のビュイック
SGM7160SLX、重慶長安鈴木の長安SC7101、一汽大衆(第一自動車フォル
クスワーゲン)のジェッダFV7160GIX、奇瑞(チェリー)公司の奇瑞SQR
7160、神竜公司の神竜-富康DC7160AXC、上海大衆(フォルクスワーゲン)
のサンタナSVW7182CFI、天津夏利(シャレード)の夏利TJ7136U、中国
貴航公司の雲雀(レックス)GHK7071。この8社は昨年の乗用車生産台数が国
内全体の91%を占め、シェア(市場占有率)が90%を超えている。
 今回の検査は安全性、環境保全性、基本性能、運転信頼性などについて行われ、
全車種がすべて基準に合格した。
 排ガス、騒音、ブレーキなど環境保全性、安全性についてもすべて基準をクリ
アしている。排ガスについては多くが欧州連合(EU)の96年から2000年まで
の基準に達し、加速性能、騒音はすべてEUの89年の基準値をクリアしている。
うち神竜-富康、ジェッダ、シャレードはEUの96年基準値を、またブレーキシ
ステムの構造と性能はすべて国の基準をクリアしている。
 走行距離1万5000キロの運転信頼性テストで、8車種のサンプル車16台とも
致命的故障や重大な故障はなく、一般的故障が5回、軽微な故障が10回で、うち
ビュッイク、長安、シャレードはいかなる故障もなかった。最初の故障が起きる
走行距離のテストでは最長が1万5000キロ以上、最短が5900キロ、平均故障間
隔は最長が3万キロ、最短が6948キロだった。 また最高速度や加速、燃費、快
適性など基本性能指数が8車種ともすべて企業基準をクリアし、うち技術導入車
はすべてオリジナル車の設計指標に達している。 

1-5月の自動車販売台数、100万台近くに

 今年1-5月、中国では自動車の販売台数が99万8000台と前年同期より22%
増えた。うち乗用車の販売台数は28万台を上回り、32%増えた。
 中国機械工業連合会の張小虞副会長によると、改革・開放が始まってから、中
国の自動車産業は急速に発展しており、昨年の自動車生産台数は206万台に達し、
乗用車の生産台数は60万台以上に達した。全国の自動車生産の90%以上は14の
大企業に集中している。中国の自動車メーカーは近年、新しいモデルと先進技術
を絶えず導入し、消化と吸収を通じて自動車の国産化率を絶えず高めている。自
動車の購入形態も公費による集団の購入から個人による購入へと変わってきてお
り、個人消費は現在、自動車販売台数の半分以上を占めている。
 張副会長は「自動車の売れ行きは好調だが、自動車市場には無視できない問題
もある。古いモデルの自動車は相対的に過剰ぎみだが、人気商品は相対的に不足
しており、一部は入荷待ち状態だ。自動車の開発・更新速度も遅い。アフターサ
ービスの水準は低く、自動車ローン、リース、中古自動車市場など一連のアフタ
ーサービス体系は整備が遅れている」と説明した。

上海港の自動車輸入、新記録

 今年1-5月、上海港の1日当たり自動車輸入は前年同期の2.55倍の21台で、
過去最高を記録した。
 上海税関では、今年初めの一部車種の関税引き下げが自動車輸入の大幅増の主
な原因と分析、世界貿易機関(WTO)加盟後の自動車輸入の動向が一層注目さ
れるようになったとしている。
 今年初め、中国は輸入乗用車の税率を80-100%から70-80%に、自動車部品
の輸入税率を35-50%から30-40%に引き下げた。ミキサー車とポンプ車のシャ
ーシの輸入関税は30%から10%に引き下げられた。こうして輸入車の原価が下が
り、競争力が高まり、販売業者は次々と輸入を拡大した。
 中国経済の持続的成長と消費水準の向上も、輸入車増加の一因。上海港の輸入
車のブランドと車種は高級化し、BMW、ベンツなどの高級車の輸入が大幅に増
え、長い間雄を誇ってきた日本車の輸入台数に近づき始めた。世界の各大手メー
カーが発表した車種が、上海港ですぐに見られるという。
 今年1-5月に上海港から輸入された3286台の自動車のうち、乗用車は48.5%
を占めた。次がトラックで、684台だった。専門家は、西部大開発は工事用車の
数と質により高い要求を出しており、国内のトラックメーカーはどこも輸入シャ
ーシを採用し、国内で組み立てていると分析している。
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