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好調保つIT産業

中国のIT産業、好調を維持

 世界的な経済不振の影響を受け、世界のIT産業は落ち込んでいるが、中国のI
T産業は好調を維持し、世界の情報産業の成長維持に積極的役割を果たしている。
 中国情報産業省の最新データによると、中国のIT関連製造業は上半期、売上高
が前年同期比28.3%増の3561億元で、中国第一の大産業となっている。インター
ネットユーザーは2600万人に達し、年25%を超える伸びをみせている。携帯電話
の加入者は7月末現在、1億2060万に達し、米国を抜いて世界一位となった。
 今年に入り、世界の有名IT企業が続々と苦境に陥り、大きな赤字を出している。
多くの有名通信企業が市場から撤退したり、再編や吸収合併を進めたりしている。
 専門家によると、アジア太平洋地域の産業基地は東京、ソウル、台湾などから天
津、北京、上海などに広がっている。北京・天津地区の携帯電話生産量は中国全体
の半分以上を占めている。
 米モトローラがアジア最大の携帯電話生産拠点を天津に建設し、急速な発展をみ
せてから、最近も日本の三洋、韓国の三星が天津に工場を設立しており、天津は世
界的に重要な携帯電話生産拠点となっている。今年上半期、天津の電子業界は売
上高が244億8000万元、利益が25億3000万元で、いずれも国内1位となった。
 フォーラムには中国本土、日本、韓国、台湾のIT業者、科学技術専門家100人
以上が出席している。

インテル、上海工場拡張で3億ドルを追加投資

 インテル(中国)有限公司は20日、新たに3億200万ドルを追加投資し、上海浦
東のICチップ・パッケージング・試験工場を拡張すると発表した。これで同工場
に対する投資額は5億ドルに達する。
 同工場は1998年に建てられたもので、インテルの中国における生産拠点第1号。
主にフラッシュメモリー・チップのパッケージングとテストを行っている。この3
年間、同工場の輸出量は上海の外資系企業の中でトップを続けている。拡張工事で、
工場の規模は4倍になる。生産現場の面積は現在の1万2000平方メートルから5
万6000平方メートルに拡大する。

IC設計企業、年間売上高1億元超が4社に

 中国の曲維枝情報産業次官は17日上海で、「集積回路(IC)設計企業4社の年
間売上高がすでに1億元を超えた。これは中国のIC設計がある程度の規模に達し
たことを示すものだ」と語った。
 曲次官は同日開かれた全国IC産業会議でこのように述べたもの。年間売上高が
1億元を超えたのは杭州士蘭微電子株式会社(股分有限公司)、大唐電信科技株式会
社微電子公司、無錫華晶けい素微電子有限公司と中国華大集積回路設計センター。
 現在、全国でIC設計に従事している会社と機関は100余りに上り、うちある
程度の規模をもつ会社は全国で20社を超え、2000年の総売上高は10億元を超えた。
また、チップ生産企業も次第に大規模化の方向に進み、すでに7つのチップ生産中
核企業、10数の重点パッキンキング工場、20数の主要設計会社、若干の中核材料、
専用設備、機器メーカーからなる産業グループを形成している。
 情報産業省では、IC設計会社は市場の需要量の多い製品および完成品に取り付
ける専用回路を軸にさらに開発を進め、製品により多くの技術を使い、1つの産業
としての規模を形成し、3-5年の努力を経て、年間売上高が5-10億元の設計企
業を育成すべきだとしている。

ICの国際シェア、需要7%、販売1.5%

 昨年、中国の集積回路(IC)市場の需要は世界市場の7%を占めたが、製品売
上高の割合は1.5%にとどまった。専門家は、中国のICは需給格差が大きく、一
層の構造調整が必要であると分析している。
 この数年、中国のIC産業は高成長を維持、1996年から2000年にかけて、売
上高の年平均伸び率は47.8%に達し、国内総生産(GDP)の6倍だった。2000年
の売上高は200 億元で、生産量は58億8000万個に達した。
 しかし、IC需要も高速で伸びている。2000年の中国市場の総需要量は226億400
0万個、総需要額は975億3100万元で、1999年に比べてそれぞれ36.7%と78%伸
びた。2000年は国内需要に占める国産ICの割合が20%足らずだった。ほとんどが
中・低級製品で、基幹品種は輸入に頼らなければならなかった。2000年のIC輸入
量と輸入額は1999年よりそれぞれ41.8%と76.6%増えた。
 専門家はこう見ている。ICの研究開発に力を入れ、製品の構造調整を急ぐ必要
があり、そのために政策支援を強化すべだ。産業パーク建設などを通じ、チップ設
計を突破口に、設計業とチップ製造業を重点的に発展させ、国内のIC設計、生産、
供給能力を大幅に高める必要がある。
 情報産業省では、2005年までに、IC生産量を200 億個以上にし、売上高を800
億元以上にして、世界市場の3%前後を占め、国内需要の30%を満たすとの目標を
打ち出している。

深セン、中国最大の計算機製造拠点に

 深セン市の李徳成副市長は14日、長春で「深センは中国最大のコンピュータ、通
信設備製造拠点に成長した」と語った。
 李副市長は中国科学技術協会の年次総会に招かれて講演し、「深セン市の昨年の
マイクロコンピュータ生産台数は107万台と全国の生産台数の20%、プログラム制
御交換機の生産量は3500万回線と全国の53%を占めた。IT産業の生産額は800
億元を突破し、全国の15%を占めた」と語った。
 深センのハイテク産業は規模が大きいばかりでなく、主導産業と主導製品が多い。
特許製品の割合が高く、特許製品の生産額がハイテク製品のそれに占める割合は
50%に達している。プログラム制御交換機を生産する華為、中興通信、金長城電脳
など、一群のハイテク中核企業も誕生している。またIBM、コンパック、ルーセ
ント・テクノロジーなど、有名多国籍企業も中国で最も早く開設された、この経済
特区に進出している。
 李副市長は「ハイテク産業をさらに発展させるため、深セン市政府は最近、ハイ
テク産業帯を構築する戦略的決定を発表した」と言明した。このハイテク産業帯は
東西に延びる9つの地区からなり、完成すれば、交通が便利で、通信が発達し、す
べての機能がそろい、ハイテクの産業化、研究開発、大学教育が一体化した産業集
約地区になる。副市長の予想によると、2010年までに、この産業帯は4000億元の
工業生産額を深センにもたらすという。これは現在の深センの工業生産額に相当す
る。

ソフトの産業化を促進、第10次5カ年計画期に

 WTO加盟後のソフト産業の競争力を強化するため、科学技術省は火炬計画(ハ
イテク産業振興計画)の第10次5カ年計画期(2001-2005年)に、ソフト技術の
転化とソフト産業基地の建設を強化し、飛躍的な発展を実現させる。
 計画によると、中国が進めるソフト産業化の重点は以下の通り。(1)システムソ
フト、ソフト開発プラットホーム、データベース管理システム、中国語処理プラッ
トホーム、ネットワーク管理システムなどのサポートソフトの開発を支援する。
(2)ネットワークソフト、埋め込み式ソフト、情報システムセキュリティーなど
の産業化を加速する(3)国民経済と社会の促進に重要な役割を果たす各種の応用
ソフトとインテグレーションシステムを開発し、国家火炬計画ソフト産業基地の建
設を加速し、一定の規模を備えたソフト輸出体制を構築する。
 李鍵・科学技術省ハイテク局長は「火炬計画はソフト技術の産業化を支援する次
の段階の具体的な措置を確定した。(1)中国独自のオペレーティング・システム(O
S)、データベース管理システム(DBMS)、情報セキュリティーなどの分野にお
けるソフトの産業化を支援する(2)産業応用ソフト、電子行政、電子商取引など
のプロジェクトを支援し、内需を誘導するほか、ソフト輸出加工実験パーク、ソフ
ト輸出海外支援センター、ソフト輸出連盟の設立を積極的に進め、海外市場を開拓
する(3)国家火炬計画ソフト産業基地、科学技術省のソフト人材・技術資源を利
用して、多層的な人材育成システムを確立する(4)資金源を開拓し、基地の建設
を加速し、産業の規模化を実現する──ことが、ソフトの産業化を支援するための
次の段階の具体的な措置だ」と語った。
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