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大都市の変貌ぶり

100都市で銀行カードの共通使用が実現へ

 中国人民銀行の戴相竜総裁は26日、上海で全国統一の銀行カード情報交換ネ
ットワークを立ち上げ、運営を行う株式会社、中国銀聯の設立式に出席した。
席上、同氏は、今年、全国100都市で各銀行が発行するカードの共通使用を実現
し、40都市で銀行と都市の枠を越えて共通使用できる「銀聯」カードを普及さ
せ、2005年末までには各種銀行カードがどこでも、どの銀行でも使用できるよ
うにすることを目指すと述べた。
 昨年末現在、中国の各種銀行カードの発行量は3億8300万枚に達し、年間の
取引総額が8兆4300億元、銀行間の取引総額が920億元となっている。
 戴総裁は中国銀聯が各商業銀行と共に、オンライン共通使用の実現に努力す
るよう求めた。中国銀聯は全国銀行カード情報交換総合センターと18都市の銀
行カードセンターを統合し、中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建
設銀行、交通銀行などカードを発行している金融機関が共同で設立した。

上海東方芸術センター、浦東で着工

音楽公演を中心とする「上海東方芸術センター」の建設が26日、浦東新区で始
まった。
フランスの著名な建築デザイナー、ポール・アンドリュー氏が中心になって設
計したこのシンボル的な都市文化施設は、敷地面積が2万3000平方メートル、
座席数2000席の音楽ホール、1100席の中劇場、300席の小演奏ホールおよび芸術
交流や研修に使用できる場所を設ける。世界の一流音楽ホールの水準に達した
ものになる。
 2004年に完成予定で、総工費が7億8000万元。
 アンドリュー氏の設計は非常に大胆で、巨大なコチョウランを模している。
同氏は浦東国際空港や北京の中国国立劇場を設計しており、同空港は世界的作
品と認められている。

上海市、医療投融資改革を始動

政府の「病院経営」を「病院管理」に転換するため、このほど、上海市衛生
国有資産経営有限公司、申康投資有限公司が26日設立された。
 上海市衛生国有資産経営有限公司は市レベル医療衛生機関の国有資産すべて
の運用、管理を行う。同公司と上海国有資産経営有限公司が共同出資で設立し
た申康投資有限公司は政府の投資主体として、政府の病院経営で非営利固定資
産投資を担当し、銀行、企業など社会各界の出資を集める。
 関係部門の説明によると、申康投資有限公司は医療機関に対し、財産権の帰
属と投資収益の確認を行い、公立病院の改革深化を促し、病院のコーポレート
ガバンナンスの確立を模索し、病院グループを設立する計画を立てている。
 同公司は専門家諮問委員会を設置し、事業評価システムを確立し、医療業界
の優良資産を投資の方向とし、一般の人々に一層医療サービスを行い、外来者
の多い病院が資金を導入させようとする。

広東省、電子政府化を推進

同省は、省政府の各官庁と地区レベルの市政府は年末までに公開のサイトを
設け、政策、法規、行政指針など政府の情報を公開し、またネット上での行政
事務、審査・認可を徐々に実現する計画を立てている。
 26日開かれた省人民政府報道弁公室の説明会によると、今後5年間、珠江デ
ルタなどの地区では3年間で政府内部事務の自動化、公文書交換や管理・政策
決定のペーパーレス化を推進し、政府部門の全面的情報化を実現する。
 広東省は1996年に省政府の光ファイバーネットを完成させ、全国に先駆けて
郵便・通信、ラジオ・テレビ、情報、科学技術、教育のネット・プラットホー
ムを構築した。昨年、同省で開かれた第9回全国体育大会の情報ネットを全省
の主要地区・市と結び、電子政府化に向け、高速ブロードバンド・ネットの基
盤を整えた。同時に広州、東莞、江門、南海などの市の電子政府化実験も着実
に進んでいる。
 今年、広東省の電子政府づくりの重点は、各級政府機関の全面的ネットワー
ク化で、省と市、官庁の間の公文書ネット交換を実現し、政府専用ネット・プ
ラットホームに政府緊急指揮システムやテレビ会議システム、マルチメディア
応用システムを整えることである。

広州市民のメーデー海外旅行先 日本、韓国に人気

広州の大手旅行社がサッカーのワールドカップ応援ツアーの宣伝に力をいれ
ている中、メーデー海外旅行の売り込みも次第に熱を帯びてきた。業界関係者
は今年のメーデー大型連休で、日本、韓国が広州市民の海外旅行の人気国にな
る可能性が高いと指摘している。
 サッカー・ワールドカップの応援団の参加費用は1人当たり9000元から1万
6000元と、普段の3倍以上になる。多くの広州市民がワールドカップ前に韓国
と日本を旅行し、大会開催前の雰囲気を体験しようとしているという。同時に
ワールドカップの雰囲気を盛り上げるため、韓、日両国で大会前に関連のイベ
ントが数多く用意されていることも、旅行者を引きつける材料になっている。
 これまで連休にツアー料金が上昇していたのと違って、今年のメーデー前後
で、広州市の旅行社が企画している海外旅行の値上がりは大きくなく、うち値
上がりが最も大きいのはブルネイ、シンガポール、マレーシア6日間のコース
で、13%上昇した。タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナム、韓国など他
の東アジア・コースは約200元しか値上がりせず、オーストラリア、ニュージー
ランド、日本は普段の料金と変わらないという。