CI Image
 
電子マガジン・中国最新情報
中国国内各紙の報道をもとに編集部が独自のセンスで選んだ、中国経済全般、政策動 向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中 国を日本語で読みたい方は必見!
登録  解除    メールアドレス  

特集内容一覧へ

三都市 インフラ整備と外資誘致の新動向

重慶市 都市建設に10年以内6000億元を投資

 5月6日の中央テレビ放送によると、重慶市は都市インフラ整備のため、これ
から十年以内に6000億元を投入すると決まった。主な投資プロジェクトは、都市
面積を600平方キロ拡大させ、市内人口を600万人増やしていく都市改造プロジェ
クトである。
 統計によると、重慶市の都市化比率は低く、3000万の重慶地区人口の中で市内
人口は三分の一に達せず、全国の平均比率37%より低いという。同市の十年発展
計画としては、都市面積を1万5000平方キロに増加し、市内人口を1600万人に増
やし、都市化の比率を50%までに引き上げることである。
同市の政府関係者の話によると、この計画の実行に伴い、年間2倍の成長率で
域内消費を拡大させることが期待できるという。

上海 浦東開発に次ぎ規模の大型建設プロジェクト始動

 上海市副市長楊暁渡氏の話によると、今年から建設開始した黄浦江沿岸地域の総
合開発プロジェクトは、開発面積が2260ヘクタール、沿岸20キロの範囲に及び、
投資総額は1000億元に達する。
 同氏によると、ここ十年間、上海の都市インフラ整備に投入した資金は3100億
元に達しており、年平均33%の増加率を保っている。
 インフラ整備の加速に伴い、世界各国からの投資も急増している。最近の調査に
よると、世界ベスト500社の内、146社は浦東区で合計800件のプロジェクトに投資
しているという。

広州、深せん 外資投資の分野を拡大へ

新たに拡大する外資投資の許可分野は銀行、保険、商業、旅行、運輸および電信
業である。これは先日、広州市対外経済貿易局副局長羅兆慈氏の話で明らかなった。
外資投資の奨励分野を拡大するため、広州進出の外資企業は設備投資についてより
多くの免税優遇策を享有できるようになる。製品が全品輸出される企業の場合は、
政府の奨励投資項目にあたる生産設備に対して、関税が免除される。外国企業が輸
出用の自動車、移動通信製品、鉄鋼などはすべて奨励項目にあたるという。
深セン市もサービス業の外資企業により一層優遇的な政策を与えることを検討し
ている。同市衛生局の官員によると、台湾のある有名の医療機構がいま市政府と商
談を重ね、同市内の台湾企業が集中している地域で投資総額5億人民元を上回る病
院の設立について交渉している。