自動車産業の国内市場拡大
天津トヨタ 3000台の生産許可証を受領
毎日新報の報道によると、天津トヨタ生産の第一号車があと2カ月でラインオ
フする。
23日、国家貿易委員会の公告の中に天津トヨタの第一号車が掲載されたことは、
天津トヨタが中国における乗用車の生産許可証を受領したことを示唆している。
基本計画によると、天津トヨタは今年10月に1300ccと1500ccの2種類のエンジ
ン排気量の乗用車をラインオフする。1年余りの期間で、天津トヨタは既に40店
近い販売取次店を持ち、同時に新しいまとまった販売網を構築中である。今年の
生産量は3000台程度になる見込み。
天津トヨタが生産するT-1は、今年北京で行われた展覧会の後、業界と消費者
からの広範な反響を受けており、消費者の多くはこの車を予約すると表明してい
る。
日本トヨタの中国生産における第一号乗用車となるため、天津トヨタは報道に
対して非常に慎重になり、婉曲な言い回しをしているが、販売価格については価
値としては恐らく20万元を超えるものの、中国での市場調査によると20万元を超
えることにはならない。専門家は、17万元を下回れば天津トヨタが車市場に大き
な影響を与えることになると予想している。
ほかの消息筋は、天津トヨタの英文名はVIOSで、英語の発音を中国語の発音に
変換して中国名で市場に投入してくるとしている。これらはトヨタ本社の確認を
得なければならないので、彼らが名称と価格を明らかにするのは10月のラインア
ウト前までかかる見込み。〔8月24日中新網天津〕
私企業の社長が好む4つの車ブランド
私企業の社長に一番人気がある輸入車のブランドはBMW、ベンツ 、アウディ、
ホンダである。これは、新快報の報道によると、今年の6月の北京モーターショ
ー開催期間中に実施された新華信調研社の調査を集計結果である。
〈車購入の目的は自家用〉
私企業の社長は中国の車の販売市場における特別な購買層である。彼らは十分
な資金力があり、その上車を購入した経験を持ち、さらに半数の以上の人は既に
マイカーを所有している。人数としては北京モーターショー見学者のわずか12.7
%にすぎないが、車の購入者全体の23%にまで達している。つまり、私企業の社長
は今の自動車市場における最も車への購買意欲の高い層である。
私企業の社長は車について自己選択をしている。8割近くの私企業の社長は購
入した車を自家用にすることを希望しており、車は彼らにとって既に単なるステ
イタスシンボルでなく、ライフスタイルの要請となっている。
〈ブランドへのこだわり〉
調査の結果によれば、私企業の社長は自動車のブランドに対して独特のこだわ
りを見せており、ほかの購買層とは著しい相違がある。
ほかの購買層と同様にBMWとベンツ は私企業の社長が最も好きな自動車のブラ
ンドである。これはこの二つのブランド車が一貫して気高いイメージを持つこと
と密接な関係がある。しかし、3位から5位までのブランド車の中では、私企業の
社長の車の購入における着目点の違いがはっきりとあらわれている。
私企業の社長はアウディとホンダが好きで、ビュイックにはいささか冷ややか
である。特にアウディファンの中で私企業の社長が占める割合は20.4%であり、
平均の1.6倍である。また、私企業の社長のホンダに対するブランドの好感度は
平均の60%より高く、総合順位は第7位から第4位まで上がる。
〈3割は1年以内に新車購入検討〉
調査の結果によると、30.1%の私企業の社長が今後1年以内に新車購入を検討し
ており、その中の61%のケースが買いかえである。
私企業の社長の車を選ぶ着目点は、価格、外観、性能の三つの側面に集中して
いる。
車の購入時に最も関心のある要素は、「価格がちょうどよい/価格に見合う性
能がある」「流線形の外観」「流行の外観」「性能がよい」「車内が心地よい」
「座席が心地よい」「車内空間が広い」となっている。
〈私企業の社長が好むブランドの順位〉(括弧内は平均値)
好感度 順位 ( 好感度 順位 )
BMW 21.0% 1 ( 23.4% 1 )
ベンツ 16.1% 2 ( 16.5% 2 )
アウディ 13.3% 3 ( 7.9% 3 )
ホンダ 5.6% 4 ( 3.5% 7 )
ビュイック 3.5% 7 ( 6.3% 4 )
〈ニュース背景:私企業の社長はどのような購買層か〉
▽社会経験が豊か
40歳以下と既婚者がそれぞれ81.7%と69.7%を占めている。主に既婚者で、事
業をしている。
北京モーターショーの見学者の平均との比較:
1)私企業の社長の年齢はより高い。30歳の以上の人の割合は平均の1.4倍。
2)私企業の社長は既婚者の割合がより高く、未婚者の2倍余りを占める。平均
では、既婚者と未婚者が半々。
▽財産が多い
1)収入が多い。35.3%が世帯の月収8000元以上であり、平均の2倍。
2)マイカーの所有率が高い。52.3%がマイカーを所有しており、平均の2倍。
3)将来車を購入する需要が高い。マイカー所有率の高さは私企業の社長の購
買意欲に影響しない。調査結果によると、30.1%の私企業の社長は今後の1
年以内に新車購入を検討しており(平均は16.4%)、そのうち61%のケースは
買いかえである。
▽学歴が低い
私企業の社長のうち、大学と高校の教育を受けていない割合がそれぞれ51.6%
と11.8%を占めている。大学以上の学歴を持つ人は48.4%であり、平均は71%であ
る。
〔8月25日中新網北京〕
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