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蘇州の投資環境と優位性

蘇州は台湾資本の投資最適地

 新華日報の記者が蘇州の関連部門に聞いたところによると、台湾電子機器工業
組合が10月中旬に発表した報告書で、台湾資本が推薦する投資最適都市の中で蘇
州が5年連続して首位に選ばれた。
 台湾電子機器工業組合は、毎年一回中国大陸の都市の投資環境を評価している。
今年のサンプリング範囲は去年より20%増加して88の都市で、4つの直轄市、22の
省と5つの自治区にわたった。
 報告書によると、今年の中国大陸における投資最適都市の上位10都市は、蘇州
昆山、蘇州市区、珠海、中山、揚州、杭州粛山、寧波奉化、蘇州呉江、上海郊外、
青島だった。
 蘇州市区は、蘇州工業区、蘇州ハイテクノロジー開発区、呉中区、相城区、太
湖リゾート区及び市街区の滄浪、平江、金ショウの3つの区に昆山と呉江の2つの
市を加えたものである。蘇州は台湾資本が好む地域が多い。
 蘇州市対台湾弁公室の謝鳴主任によると、現在蘇州における台湾資本の企業は
3500社、投資金額は約170億ドルに上り、台湾資本が最も集積した地区の一つにな
っている。台湾資本の勢いは引き続き良好であり、3つの傾向が見られる。
1)製造業に対する投資により成長を維持している。
2)サービス貿易が多元化しており、教育、旅行、銀行、商業、物流、会計事務な
どの領域にも台湾資本が浸透している。
3)農業にも合資のブームが来ており、この分野の開拓は増加傾向にある。
〔中新網蘇州10月27日〕
(「ショウ」はもんがまえに「昌」)

蘇州呉江経済界開発区は国家最大級のIT製造基地

 27日に、江蘇呉江県が県から市になって10周年を迎えたことを記念して開かれ
た経済貿易懇談会でキ金秋氏が明らかにしたところによると、呉江市の経済開発
区は江蘇省から電子情報基地と命名され、中国の国家級IT製造基地になった。
 「上に天国があり、下には蘇杭あり、蘇杭の間には呉江あり」――呉江経済開
発区は北に蘇州、西に太湖、東に上海、南に杭州がある。自然環境は卓越してお
り、開発区として優位な特徴があり、美しい太湖と1000年の歴史を持つ京杭大運
河が土地を肥沃にし、国内外の投資家の注目する土地となっている。
 記者は、既に建設されている20万平方キロメートルの呉江経済開発区まで車で
行き、そびえ立つ現代のIT城を見た。ここには華淵、美斉、全友、台達など世界
に知られたIT企業が約240社集積している。産業の集積度は高く、科学技術の割合
が高く、台湾資本の比例が高く、発展する潜在力は十分に備わっている。
 現在、呉江開発区内には中国で唯一の国家税関本部の認可した呉江加工貿易ネ
ットワーク管理区があり、入区企業は完全に国際レベルの税関と物流サービスを
受けることができる。
 呉江市政府の職員が明らかにしたところによると、呉江市は国際IT産業が長江
デルタに移動するチャンスをつかんで、IT産業を中心とした主体的な開発区建設
を進めている。初期の電子産業のための整備は既になされており、現在17億ドル
の外国資本を保有、年間輸出総額は50億ドルに達している。
 さらに、呉江開発区では5年後、年間500万台のパソコンと500万台の携帯電話、
1000万台の液晶チップを輸出し、国家級の電子情報発信基地になるとしている。
〔中新網蘇州10月27日〕
(「キ」は、「既」の下に「旦」)