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世界的に広がる中国語学習

中国語は世界で約2500万人が学ぶ語学に

 中国の国際的地位は日増しに高まっており、それにしたがい、中国語の学習ブ
ームは海外で高まってきている。世界85カ国、2027校の大学で中国語の授業をし
ており、約2500万人が中国語の学習をしている。
 3日より開催されている、第1回インドネシアにおける中国語教育と中国文学国
際シンポジウムに中国国家対外中国語教育指導グループ事務室の張国慶副主任が
出席した。張国慶副主任は、国際交流が増加するにつれて世界中で中国語の学習
ブームが高まってきており、例えば、日本や韓国では、中国語は既に重要な外国
語になっている民族間の融和と友情のために重要な意義があると発表した。
 中国政府は対外中国語教育を重視しており、国家対外中国語教育指導グループ
を専門的に設置している。国内及び国外での第二外国語としての中国語の教育計
画、統括、管理、その他の包括的な問題の取り扱い、中国語教師の国外派遣、中
国語能力検定試験の組織運営、周辺国家への教師訓練や教材の作成の協力を行っ
ている。
 張国慶副主任は、ここ数年、インドネシアにおいて32年に及んで中断されてい
た中国語教育が復活し、大きな発展を遂げていると述べた。
 初歩的な調査によると、現在インドネシア各地には約300校の中国語学校があり、
個人形態の家庭教師は数千人になっている。インドネシア各地には少なくとも100
校の正規小中高や幼稚園で中国語教育が行われており、30校近い大学が中国語の
授業や補習を行い、その中の約十数カ所の大学は、中国語専攻科、応用中国語、
ビジネス中国語の授業を行っている。
 中国国家対外中国語教育指導グループは現在、関連する政策を制定することで、
より一層対外中国語教育の発展を促進させるとしている。〔中新社広州11月2日〕

中国で学ぶ外国人留学生は6万2000人

 2001年に中国で学んだ外国の学生は6万2000人に達した。
 光明日報の報道によると、ここ10年で中国は留学生と受け入れ大学数が大幅に
増加し、留学生の数は年々増加して、自費留学生の数も着実に増加している。
 教育部の責任者によると、1950年に東欧からの留学生を初めて受け入れてから、
52年間で中国の短大・大学は、170カ国、46万人の留学生を受け入れてきた。そ
の中で、中国政府の奨学金を受け取った留学生は9.3万人、自費留学生は36.7万
人である。
 1998年までに留学生の人数は毎年約5000人増加し、2001年には中国で学んだ留
学生は6万2000人に達した。留学生の多い上位5カ国は、韓国、日本、アメリカ、
インドネシア、ドイツの順になっている。
 また、中国における留学生事業の成果もめざましく、現在、省、市、自治区レ
ベルの同意と審査許可を得て、外国人留学生を受け入れる資格を持つ大学は400
校に上っている。
 先日の「中国留学――世界に向けた中国の高等教育」という国際シンポジウム
の席上で、招待に応じて中国に訪問した優秀な留学経験者は、多くの国外の青年
たちが中国留学を選択する動きが高まっているのは、中国の安定した政治と治安、
教育の質と信用性などが重要な要素になっているとした。〔中新網11月3日〕

アメリカの中国語ブームを背景に米中共同のオンライン授業を展開

 中国とアメリカは、言語のオンライン授業を共同で展開する。
 両国の専門家の協力を通じて、ネットワーク、マルチメディアとバーチャルリ
アルティ等の先進技術を活用し、国際レベルでの英語と中国語の学習と授業シス
テムを開発する。それによって、アメリカの学生が中国語を、中国の学生が英語
を勉強するための良質な学習材料を提供できる。
 科技日報の報道によると、中国語の学習はアメリカにおいて日に日に重要視さ
れており、中国語を学習しようとする学生はだんだん多くなってきている。
 現在、中国語の学習人口はアメリカの外国語学習の中で最も急速に増加してい
る。アメリカでは全大学の20%を占める約700校の大学で中国語の授業が開設され
ており、その中の約100校には中国語学部がある。約200の小中高にも中国語の授
業があり、また、週末の中国語学校も約800カ所存在し、全米では各種の教育方法
で10数万人の小中高の学生が中国語を学んでいる。
 この協力プロジェクトは良好な発展動向を見せており、このオンライン授業の
実施を通じて、さらに多くのアメリカの小中高学校が中国語の授業を開設しよう
としている。〔中新網10月24日〕