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消費の変化がつくる新しいサービスの飛躍

乳児用液体ミルク 消費元年

 消費レベル向上に伴い、中国も2018年に乳児用液体ミルク消費元年を迎えること
になった。
 聖元が10月上旬に、傘下初の乳児用液体ミルク発売を宣言した後、美賛臣も0―3
歳児の栄養需要を満たす液体ミルクを近く販売する。2商品の販売ルートはネット
通販。
 聖元優博が10月に発表したのは、100%フランス完成品輸入の優博Briffney乳児用
ミルクである。この商品は、「新鮮な栄養」と銘打ち、北緯48度のフランス・ブル
ターニュ地方の新鮮な生乳を原料に、優博が特別配合し、フランスから中国まで、
全工程を温度管理して運ばれ、新鮮な栄養を最大限保障する。
 今回、美賛臣が販売する粉ミルクはアメリカからの完成品輸入である。美賛臣は
科学的な配合を一貫して厳格にチェックするという理念を持っている。
 ここ数年、粉ミルク生産企業はもはや粉ミルク生産にこだわらなくなり、業務は
拡張を続けている。このような背景のもと、液体ミルクは粉ミルク生産企業が足を
踏み入れたい業務になっている。〔法制晩報2017年11月24日〕

中国の民泊既に20万軒

 中国の民泊・簡易宿所の全体量は急激に増加し、推計によると、20万軒前後に達
し、前期比300%増だった。民泊産業は経済成長を助け、地方の山村の振興の推進に
独特の役割を発揮している。
 11月22日、中国観光協会民泊・簡易宿所及び高級ホテル分会が発表した2017年民
泊産業発展研究報告において上記研究データと結論が発表された。報告によると、
広東省は民泊・簡易宿所が2万軒以上あり、省別民泊・簡易宿所数で1位だった。
 民泊数の激増とともに、報告によると、中国の民泊産業の発展方法に変化が起き
ており、ブランド化、大規模化、標準化が新たな発展のキーワードとなっている。
 希少人気、ネット有名人の民泊はストーリー性や話題性があり、以前は広範な関
心を集めたが、政策の変遷、資本導入や大手が参入するにつれ、民泊は徐々にネッ
ト人気という要素から、ブランド化へと発展し、チェーン展開されるようになった。
 報告ではさらに、単独のものから地域グループ経営への発展が民泊産業発展の一
つの特徴で、「民泊生態圏」の概念がますます業界から認知されるようになり、グ
ループ化はより高いエネルギー密度で地域の観光市場全体の開発を推進し、地域全
体や個々のグループメンバーの商業価値を高めていると指摘する。
 このほか、10月1日以降、国家観光局は中国初の民泊の観光業界標準「観光民泊
基本要求及び評価」を実施しているが、中でも、この標準で提示している民泊等級
は、今後の民泊業界発展のトレンドになりそうだ。
 途家の担当者によると、国家の所管部門は関連政策を打ち出しているが、民泊等
級に対する政策はトイレ、サービス等の一定のハードの基準である。
 業界関係者は、現在、民泊業界はまさに混乱の時代で、標準化、規範化へ邁進し
ている、この業界の発展は非常に有意義なことであると率直に述べる。しかし、条
件や運営主体はさまざまで、民泊等級の推進にはまだまだ時間がかかりそうだ。
〔北京商報2017年11月23日〕
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