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高齢社会到来によるシルバー経済の潜在力

中国のシルバー経済は発展の余地大きく 介護企業は23万社超

 11月29日、天眼調査と百度財経は共同で、「大健康時代の新しいチャンス:未来
生活の前置思考」報告を発表した。
 ここ5年における高齢者介護産業の融資額は60億、関連企業数は持続的に増加し、
計23万社を超えた。スマート高齢者介護企業数は5300社以上となり、成人の7割超
が、未来の生活でスマート介護機器の使用を前向きに考えている。
 シルバー族の増加はシルバー経済を加熱させ、高齢者向けネット通販、高齢者向
け旅行、保険及び金融、スマート健康管理、在宅介護、栄養と健康食品には巨大な
成長空間が潜んでいる。中でも高齢介護サービスと医療健康業界の発展空間が最も
大きく、各方面からの資本が続々と流入している。
 また、中国国内では既に在宅介護、社区介護、施設介護の基本的な3大柱がつく
られているが、成人の7割超は在宅介護モデルを好み、自分で動いて、衣食を豊か
にするべく貯めたお金で老後を過ごすことを希望している。
 また、施設介護を希望する割合は低く、老人ホーム企業の「経営異常」リスクは
74%に達している。施設介護のルール整備を促すには、市場の力だけでは不十分で
ある。施設で介護されることを望む場合、そのリスクを重視し、施設をしっかり調
べる必要がある。
〔中国新聞網2021年11月29日〕

ユニクロ 北京グローバル旗艦店の試み

 第4回中国国際輸入博覧会(CIIE)は11月5日、上海で予定どおり開幕し、そこで
登場したのは2度目の出展を行った世界的に有名な衣料品ブランドのユニクロである。
 ユニクロは今年も消費者向け製品展示エリアにおいて1ブランドとして最大のブ
ースを借り、昨年の「明日」というテーマを引き継いで、「Tomorrow Wonderland」
という1000平方メートルもの展示を特別に制作した。
 続く2日目(11月6日)には、ユニクロを中国初の、ユニクロの北京三里屯グロー
バル旗艦店がグランドオープンした。同店は、8年ぶりにユニクロが中国にオープ
ンした3番目のグローバル旗艦店であり、世界で15番目のグローバル旗艦店である。
三里屯太古里西区に位置し、面積は約2400平方メートルで、上下3階にまたがって
いる。
 1階にはサイエンス感あふれるHEATTECH「ThermalLaboratory」に加え、中国初の
「UNIQLO FLOWER」生花売り場が最大の注目を集めている。また、店頭に並んだ三
大市場初登場シリーズは、中国のアーティスト「新人文」UTシリーズ、先端技術ブ
ランドのフリース新色11種、及び秋と冬の高品質カシミアシリーズが含まれる。
 ユニクロの中国風「新人文」UTシリーズは、1階で目を引く展示だ。これはユニ
クロと「現代の豊子」である中国のアーティスト、老樹(本名:劉樹勇)のコラ
ボレーションである。
 作品は、真実、善、美をテーマに、それぞれ「真の情」、「慈善の愛」、「美し
きもの」を表現している。水墨画の田園に古代の詩を取り入れ、詩と絵画を組み合
わせて、ユニクロのブランドコンセプトである「LifeWear」を体現している。
 同店の形態の最大の特徴は、カテゴリーを超えたイノベーションとの統合を実現
していることだ。
 店内に中国初の「UNIQLO FLOWER」生花売場をオープンし、人々が店に入った際
に服と同時に生花を選ぶこともできる。みずからを美しく装うことで人生を照らし、
服と生花を合わせて人々が「生命の質」の生活美を追求する足がかりになるように
した。
 今現在、ユニクロの中国での出店数は既に850店舗以上に上り、都市部への進出
は180店舗以上、年間80―100のペースで急速に拡張している。
 同時に、中国国際輸入博覧会のような国家レベルの大規模なプラットフォームの
助けを借りて、ユニクロは独自のブランドプロファイルを示し、中国の消費者のイ
ノベーションと成長に合わせたものを出す力を見せている。
〔聯商網2021年11月12日〕
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