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新産業出現で広がる流行と文化

観光新業態 中国の若者は「アーバンスポーツ」に熱視線

 パルクール、サーフスケート、フリスビー、サイクリング、カヤック、フラッグ
フットボール……これらの刺激的でファッショナブルな新興スポーツは、中国の若
者の間で急速に普及し、観光の新業態を生み出している。
 同程旅行(LY.COM)が発表した「2022年「十月一日」休暇旅行トレンドレポー
ト」によると、フリスビー、フラッグフットボール、パドルボート、サイクリング、
カヤック等のライト感覚で楽しめる各種屋外スポーツは若い観光客が注目する人気
スポーツ体験となっている。
 携程が発表した「2022年国慶節予測報告」でも、最近の日帰り旅行商品の検索件
数は、フリスビー50%増、カヤック74%増、サイクリング80%増だった。
 林氏によると、多くの都市では、みずからの観光特色に合わせ、休暇期間にサイ
クリングコースを設けている。北京のサイクリングをする友人によると、今年の国
慶節には、現地の旅行会社は「胡同で北京グルメ探し」「京劇のルーツを探す旅」
をテーマにした旅行商品をネットで販売していたという。
 長江デルタ地域では、アーバンスポーツが人々の休暇レジャーの選択肢となって
いる。上海の奉賢、青浦などでの「水上奇趣」ツアーシリーズは、カヤック、ドラ
ゴンボートの団体レースが含まれ、ロバママ旅行網での売れ行きがよい。
 ロバママ旅行網の鄒慶齢CEOによると、はやりのスポーツが含まれる近隣旅行商
品は、頻繁に旅行する人たちから人気となっている。今年の国慶節には、人気のカ
ヤックやフリスビー等に関連する旅行商品の注文件数が前年同期比20%増だった。
 アーバンスポーツは、多様で、若い人向けで、趣味の新しい形として中国で都市
の新たなライフスタイルとなり、都市における新しいライフトレンドや消費の成長
点になっている。SNS上では、フリスビー、フラッグフットボール、パドルボート
等が流行語となり、さまざまな遊び方が紹介されている。
 専門家によると、アーバンスポーツの興隆は、より多くの人がスポーツのあるラ
イフスタイルを好むようになったことを意味し、それは、中国各地で住みやすい、
旅行しやすい、スポーツができる都市建設を推進することと密接不可分である。
 アーバンスポーツは、競技場サービス業、スポーツトレーニング業、スポーツ用
品製造業を発展させるほか、インターネットを介してスポーツ産業に属するコミュ
ニティ−を開拓し、民間の興行試合のIP化や競技の試合化を通じて、さらなる収益
化を実現させる。
〔中国新聞網2022年10月2日〕

初めてロボット犬と散歩した人と検索するわけ

 一緒に散歩し、宅配の荷物を持つのを手伝い、仕事帰りを待つ。
 報道によると、黄金周期間中、黒、銀、黄の四足ロボットが街角に出現し、SNS
ではロボット犬を散歩させる動画が多く投稿された。このロボット犬は中国製で、
ネット上では、ロボット犬を初めて散歩させる人という言葉がSNSの検索の人気ワ
ードになった。
 ロボット犬が街角にあらわれると多くの人が撮影し注目された。犬と同じ大きさ
で、手足があり、その場で回ったり、寝転がったり、お手をすることもできる。頭
部のカメラは障害物を認識するほか、飼い主を認識し、追従できる。最もおもしろ
いのは、ロボット犬と犬が街角で遭遇すると、犬が好奇心を持ったり、怖がったり
することである。
 これらのロボットの背後には人工知能(AI)がある。AIが高度化し、家庭用ロボ
ットは今後、より賢いロボット犬、ロボット彼女にさえ進化する可能性があり、感
情的なやりとりを交え、人間のプライベートな生活における重要な一部となること
は間違いない。
 前瞻産業研究院が発表した報告データによると、2020年、国内のロボット市場規
模は663.6億元、世界のロボット市場規模は1625億元に達した。2025年までに、国
内、世界のロボット市場規模はそれぞれ1463億元、2221億元に達すると予想される。
〔新京報2022年10月6日〕