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電子マガジン・中国最新情報
中国国内各紙の報道をもとに編集部が独自のセンスで選んだ、中国経済全般、政策動 向、産業一般、社会などホットな中国情報満載。日本の報道では物足りない、今の中 国を日本語で読みたい方は必見!
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  電子マガジン《中国最新情報》  No.189 2002年11月19日
   発行: 《中国最新情報》編集部
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★今週の読者数合計:7568名(2002年11月19日現在)
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━【目次】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏【特集:中国経済発展の展望】
●2001~2002年度の外資企業売り上げ上位500位発表
●樊綱氏に聞く:中国経済発展の展望

┏【「中国電子情報産業」第2号目次】
■特報:3G戦争前の主導権を巡る戦い
■特集:「改革の星」楽華の墜落
■トップインタビュー SKテレコム中国社長にCDMA戦略を行く
■マーケットレポート
■中国企業研究
■業界動向
■法律と政策

┏【経済データ】
●外国為替(11月18日)

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◆◇  中国におけるデジタルコンシューマ・ビジネスに特化した  ◇◆
◇◆     市場開拓と競争優位のための電子情報誌       ◆◇
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    中┃国┃電┃子┃情┃報┃産┃業┃  11月4日創刊
    ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛  11月18日第2号発行中

 このたび、日中ナレッジセンターより電子情報誌「中国電子情報産業」を発刊
することになりました。最新情報をPDFファイルにて月2回直接配信いたします。
 本メールマガジンでは「中国電子情報産業」のインデックスを紹介します。

★━…中国のデジタル・コンシューマに特化…━★
 デジタル・コンシューマは、エレクトロニクス産業に最も成長性のある分野で
あり、中国には、世界一のデジタル・コンシューマ市場に成長するポテンシャル
があります。

★━…3つの切り口による最新情報提供…━★
 本誌は、特集を中心として、市場、競争、ビジネス環境の三つの視点からの最
新情報を体系的に提供します。

【戦略的な記事構成】
☆特集: 専門家による、最新の動向を掘り下げた分析
☆市場: 市場動態、データ・エクスプレス、マーケット・レポート
☆競争: 業界ウォッチ、中国企業研究、外資と外国企業、トップインタビュー
☆ビジネス環境: 法律と政策、地域動向

★ホームページでも情報を提供しております。http://www.jckc.com/

☆お問い合わせ:TEL:03-5298-6462 FAX:03-5298-6463 E-mail:info@jckc.com
☆発 行:日中ナレッジセンター

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……【特集:中国経済発展の展望】……………………………………………
●2001~2002年度の外資企業売り上げ上位500位発表
 先日、2001~2002年度における中国外資企業売り上げ上位500位が発表された。
 モトローラ(天津)電子有限公司が2年連続1位になり、上海上汽フォルクスワ
ーゲンが前年5位から2位に浮上し、上海フォルクスワーゲンが前年2位から3位に
転落した。1位のモトローラ(天津)電子有限公司は2001年の販売収入が410.7億
元に達し、去年より97.81億元増加した。
 売り上げの10位から4位までは、北京ノキア移動通信有限公司、一汽フォルクス
ワーゲン有限公司、一汽フォルクスワーゲン販売有限責任公司、聯想(北京)有
限公司、華能国際電力株式有限公司、上海シーメンス移動通信有限公司、南京愛
立信通信有限公司の順番だった。
 対外経済貿易部が明らかにしたところによると、外資系企業のランキングは非
常に厳格で、今回のランキングも外資企業の年一回の定期検査のデータを基にし
て査定しており、今回のランキング参加企業はすべて2002年の外資系企業の定期
検査を合格した企業である。具体的な統計とランキング作成は、対外経済貿易部
と「中国外資企業名簿」の編集委員会が中心に行った。〔中新社北京11月10日〕

●樊綱氏に聞く:中国経済発展の展望
――今後の中国経済発展の展望はどのようになるでしょうか? 

▼樊鋼氏 私個人としては比較的楽観視している。
 短期的には、2~3年はインフレやデフレがなく、8%程度の成長を維持し、比較
的安定して経済発展が持続するだろう。
 長期的には、私はとても大きな活力を感じている。体制改革を引き続き行い、
柔軟かつ有効的なマクロ政策を引き続き行えば、中国経済があと2~30年は成長し、
少なくとも20年間は7~8%の高成長を維持していくと確信している。
 わずか20年足らずの高成長であれば、中国は成功したとは言えない。韓国と台
湾は、小さな経済と少ない労働力で40年間高成長をし、経済は飛躍した。中国は、
1978年から起算すると、最低50年は高成長をしなければならない。
 中国大陸は韓国や台湾よりも多くの労働力を供給でき、大きな市場があるため、
うまくやれば、さらに長期間にわたる高成長が可能になるだろう。そうすれば、
農民の出稼ぎ問題、工業化促進の問題など、解決に長時間を要する、中国の持っ
ている問題を解決することができる。

 これらは現状でも確実に見込みがあるものである。
 中国は過去二十数年で比較的よい基盤をつくり、国際的にも比較的優位な地位
を占めるに至っている。グローバル化が進む中で、既にその利益を得ており、グ
ローバル化を恐れていない。
 新たな外資の大規模な参入により、世界における新しい製造業の中心地が中国
に形成され、長期にわたってこの流れが維持されれば、確実に長期的な成長の維
持が見込める。
 肝心な問題は、我々個人がどのように前述の改革の問題を急速に進め、中国の
内部、中国自体の問題を一歩ずつ解決していくかにある。体制改革により、中国
のコストを下げ、競争力を高めれば、中国の民族資本の投資環境を徐々に改善さ
せる。
 また、中国の貯蓄能力をさらに効率的に投資にシフトすることで、さらに多く
の事業を創出させ、経済の持続的な成長を維持できる。政府の体制、金融システ
ム、国有企業といった問題をなるべく早く解決することで、中国経済は長期的な
成長を維持できる。 

――あなたは中国の伝統産業部門を重視しているが、外国の工場の多くが中国進
出を行うと、伝統産業部門は競争力を持ち得るのでしょうか? 

▼樊鋼氏 中国企業が外国の企業に及ばないのではということであれば、恐らく
困難に直面するだろう。しかし、はっきりさせるべき問題がある。
 第一に、外国企業の中国進出は、中国経済に組み込まれることであり、進出企
業の生産額は中国のGDPの中に算入される。中国は進出企業のハイテクでもうける
わけではなく、資本収益を得られるわけではないが、人件費、地代、税収は得ら
れるし、これは中国経済の一部分に組み込まれ、GDPに組み込まれることになる。
 第二に、中国の民族工業としての伝統産業部門にはもともと競争力はなく、ハ
イテク技術の競争力があるとも思えないのであれば、この部門には最低限の競争
力すらないわけで、あてにできるのは、ハイレベルな産業で競争をしてきている
人々のみではないかと考えているのではないか。
 この問題をどのように見るかが問題である。もともと中国の民族工業は競争力
がないのではなくて、企業体制が改革されれば、とても大きな競争力を持つ。同
時に、中国は現在機械化が人件費と競争しているような発展段階にある。
 競争もできず、まだ機械化のレベルは低いかもしれないが、中国には幾つかの
知的所有権があり、安い労働力もあり、まさに大きな競争力がある。機械化はそ
の次の事柄である。機械化はゼロから徐々に進めなければならないが、十年後に
は機械化は人件費との競争ができるかもしれない。
 私は非常に楽観視している。中国人は愚かではなく、世界的に金もうけの才能
があり、努力し苦労に耐える。今肝心なことは、高望みせず、着実に金をもうけ
ることができるかである。 

――中国の経済は危険性が高いと考える人もいます。海外における中国の現状に
対する評価はどのようなものでしょうか? 

▼樊鋼氏 中国経済に対する評価は各種さまざまであり、中国経済は崩壊すると
考える人は、中国経済は幾つかの問題の兆候があるとの認識を持っているし、経
済の崩壊はなく成長の潜在力があるという認識もあり、これは一種の認識の違い
である。
 また、中国経済の崩壊を希望する人もおり、こんなに多くの外国資本が中国に
集まることを望まない。多くの外資が中国に進出するのを見て、彼らは焦ってお
り、中国に行ってはいけない、行ってももうけることはできないと言っている。
 もちろんおかしいことではなく、ここ数年、4~5年おきに騒がれることだが、
これら崩壊論者は経済学者ではない。これらの人々は、中国の実際の経済問題に
ついてうまく理解していないし、中国が言っていることに対しても関心を持つこ
ともない。問題は、中国の事情をうまく熟知できるかどうかである。
 私がこのことで言いたいことは、中国には多くの問題があり、経済の中にも危
険がある。中国の問題はどのようにして問題を悪化させずに、一歩一歩問題を解
決していくかということであり、このことこそが重要である。
 中国自身の問題に対し、どのようにこれらの問題を解決するか、あらゆる英知
を結集していかなければならない。

……【「中国電子情報産業」第2号目次】……………………………………………
本電子情報誌の詳しい情報については、ホームページをごらんください。
★URLはこちら→ http://www.jckc.com/

■特報:3G戦争前の主導権を巡る戦い
 ITUの3G標準の一つであるTD-SCDMAは大唐電信によって開発された。現在、中国
が自前で知的所有権を持つ最初の国際標準である。WCDMAやCDMA2000の開発が進む
中、劣勢に立たされていたTD-SCDMAが巻き返しを図れたのはなぜか。中国政府の支
援とTD-SCDMAの将来性について追う。

■特集:「改革の星」楽華の墜落
 業界のルート変革の先駆的存在であった楽華が存亡の危機を迎えている。中心事
業であるカラーテレビに巨額の損失が生じているためだ。代理店制度導入は、旧来
の代理店主の利益を揺るがし、不正な費用捻出を促進させる温床をつくり、ひいて
は資金回収の減少を招いた。特集では、楽華の内部的な問題を探る。

■トップインタビュー SKテレコム中国社長にCDMA戦略を行く
 SKテレコムは、2002年2月に中国事務所を昇格させており、本格の中国進出を始め
ている。7月には聯通と合弁会社を設立しCDMAの付加価値サービス分野での協力を進
めていくことにしている。中国の市場の実情にあわせた事業展開を目指すSKテレコ
ムの経営方針について劉允社長にインタビューする。

■マーケットレポート
▽今年第3四半期の中国PC市場の分析

■中国企業研究
▽華為技術有限公司

■業界動向
▽特許料支払いで輸出DVDは100元値上がり
▽外資携帯メーカー、中国市場を狙って特許料を抑制
▽中関村がアメリカで40名をスカウト、最低年俸20万ドル

■法律と政策
▽「電信法」早ければ来年施行

……【経済データ】………………………………………………………………………
●中国の外国為替レート(仲値)
                         (中国人民銀行11月18日発表)
外貨名  100日本円   100米ドル   100香港ドル  100ユーロ
人民元  6.8500   827.73   106.08   830.82
関連ページ:http://www.bank-of-china.com/info/qpindex.shtml

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